こんなメイドさんはいやだけど萌える!!その4

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95冥土好き
仕事は完璧。高等教育を受けた才媛で、ハウスキーパーの地位にあり、
屋敷のメイド達を完璧に管理する。そして語学堪能。外国人の来客のおり
には通訳もこなす。さらに経済にも明るく、スチュワードの仕事も兼任し、
信任厚く家計の運営を任されている。かといって、高慢であるわけでもなく、
こちらが声をかける前に、「お疲れのご様子ですね。お茶をお持ちしましょ
うか?」という気配りをみせる。

容姿端麗 。凛とした美女でありながらも、どこかに幼さがうかがえる可愛い
顔だちで、その笑顔は全ての男女を和ませ虜にさせる魅力を持つ。彼女に
一目惚れした来客が、その翌日に花束を抱えて求婚しに押し掛けたことも、
一度や二度ではない。

夜のお勤めも非の打ち処が無く、昼間の彼女からは想像もできない乱れっ
ぷりを堪能できる。しかしながら本人は、そのコントラストにいつまでたって
も羞恥心を覚え、Sではない男であっても嗜虐心をくすぐられずにはいられ
ない。もし欠点を挙げるとすれば、彼女がいなくなってしまった場合に、代わ
りとなるメイドがいるはずもなく、主人を一生困らせてしまうことだけだろう。





ただ…





エプロンが これ。 ttp://www.babyssb.co.jp/order/ot/128999.html
96名無しさん@ピンキー:04/08/21 09:04 ID:t3yknF5j
>>95
禿萌
グルーミー化するならさらに萌!
97名無しさん@ピンキー:04/08/21 09:26 ID:1glEpcLM
「広いお屋敷なのに、綺麗に片づいていますな」国勢調査員を名乗る男は回答表を黒い鞄にしまうと、
銀縁の眼鏡ごしに細い目を光らせる。「…若い男性の一人暮らしにしては。なかなか出来るものじゃない」
「そうでもないですよ」天井すみのクモの巣を示し、窓枠に指をすべらせてみせると「ほら、ホコリがこんなに」
男はふむ、と鼻を鳴らし「古書のコレクションも立派なものだ…では失礼しますよ」と屋敷を出て行った。

男を返した後、本棚を操作し、隠し扉を開くと「御主人様…!」狭い小部屋の中でモップを握りしめていた彼女が
泣きじゃくりながら腕の中に飛びこんでくる。疑われないための方便とはいえ、わざと掃除の仕残しをするなど、
完璧主義の彼女には、どんな拷問より堪えがたい屈辱なのだろう。
「国際救済機関のエージェントと、なかなか連絡が取れないんだ…君を安全に国外に逃がせるまで、あと一歩なんだが」
「私のために、あまり危険な橋は渡らないでください…それに私、少しでもこうして御主人様にお仕えできた方が」
生地がほころび、色落ちしても手ずから繕ったボロボロのメイド服は、彼女の最後から二番目の誇りだ。
そして一着だけ残った最上等のメイド服は、特別な時にしか身につけない、彼女の最後の宝物。
「今夜はあれを着ますから」私が無理を言ってお部屋を掃除させていただいたばかりに御主人様にまで御迷惑を、
と彼女は涙のにじんだ目を伏せ、エプロンごしに柔らかい身体のふくらみを押しつけてくると
その掌を恥ずかしそうに、男性の敏感な部分に沿わせる。「たっぷりお仕置きしてください、御主人様」

仕事は完璧。
顔もかわいい。
容姿端麗。
たまの失敗もまたよろし。

ただ…時代が悪すぎた。

メイド雇用廃絶法・メイド就労禁止法・メイド強制収容法の三法案が施行されて三年。
声を殺して啜り哭く、この国で(たぶん)最後のメイドさん。本棚裏の隠し部屋も、そろそろ危ないかもしれない。