虫歯&銀歯の女の子   

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296名無しさん@ピンキー
ラブ小説風に続けさせてください


結局、その日はそのまま家に帰り、食事を取り、忘れずに仕上げ磨きをして寝た。
でも、香緒里は終始元気がなかった。

次の治療の日。
「そろそろ行こうか?」
香緒里に声をかけると、香緒里は首を横に振った。
「ほら、予約の時間に遅刻するぞ」
手を取ると、香緒里はその手を払った。
「・・ヤダ」
香緒里はそういうと、横になった。
「ヤダじゃないだろ、行かないと」
「・・もう痛いのヤダ」
子供のように、首を横に振る香緒里。
「でも、放っておくとまた痛くなるだろ。それはいやだろ?」
諭すようにいうと、こくんと頷く。
「じゃ、我慢して行かないと」
「・・なったことがないから分からないんだよっ!」
香緒里はそう叫ぶと、クッションを俺に投げつけた。