虫歯&銀歯の女の子   

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268名無しさん@ピンキー
香緒里は、その日は痛い痛いと泣いていたが、
2日たち、ちょうど歯医者に行く日になると、痛みはおさまったようだった。
「今日は一人で行かれるか?」と言うと、
「痛くなくなっちゃった・・・来週でもいいかなあ。」と、渋る香緒里。
「ダメ。今は、痛み止めのおかげだよ。これ以上、先延ばしはダメ。」
とさとし、いやがる香緒里を連れて、歯医者に向かった。
「萩原先生に治療していただく、大野です」
と、受付で名を告げると、雑誌を手に取る間もなく、
「大野香緒里さん」
呼ぶ声がした。美人助手だった。
「彼氏も一緒に来てもらって、と萩原先生がおっしゃってるわ」
許可を求める前に、呼ばれてしまった。
香緒里を後から押すようにして、診察室に入る。