虫歯&銀歯の女の子   

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1名無しさん@ピンキー
こんな子に激しく萌えます
http://up.nm78.com/data/up047068.jpg
2名無しさん@ピンキー:04/07/19 16:29 ID:MUcQlJNt
僕は萌えません。
3名無しさん@ピンキー:04/07/19 16:32 ID:8MZmTy88
jaa kakikomanakute iiyo
4名無しさん@ピンキー:04/07/19 18:20 ID:C1PNKTTY
週刊新潮にハセキョーの銀歯画像がもろに・・・
5名無しさん@ピンキー:04/07/19 18:43 ID:Ydtv9dMn
最近遅いな?
蛆虫さんまだ?
6名無しさん@ピンキー:04/07/19 19:12 ID:9WIKx0Xa
>1 萌えます。特にこの画像、幼い娘の銀歯画像ですね。レアなものをありがとう!
7名無しさん@ピンキー:04/07/20 01:11 ID:YN5xJwkn
>>4
それって今週号?
8名無しさん@ピンキー:04/07/20 01:19 ID:Z8QMtvi2
>>1
見た瞬間勃起した!!
今まで銀歯とかに萌えるなんて思っても見なかったのに…
9名無しさん@ピンキー:04/07/20 01:28 ID:s50v99jx
>>7
yes
強烈だった
10名無しさん@ピンキー:04/07/20 02:47 ID:YN5xJwkn
>>8
これを機に、銀歯フェチに目覚めてください
>>9
ありがとうございます
見てみようかと思います
11名無しさん@ピンキー:04/07/20 04:20 ID:LmqhcOY3
虫歯の方が萌える。
12らん:04/07/20 09:15 ID:tF5vLzPG
あたし銀歯だらけで困ってます…16本銀歯好きな人がいて嬉しい。
13名無しさん@ピンキー:04/07/20 10:58 ID:k0L5eiq1
>>4
うp汁!!!
14名無しさん@ピンキー:04/07/20 16:10 ID:YN5xJwkn
週刊新潮みましたが凄いですね
銀歯よりも寧ろその奥の虫歯がシャレにならないような…
あれはすさまじい口臭漂いそうで萌えます
15名無しさん@ピンキー:04/07/21 00:52 ID:RoCoGvW8
http://v.isp.2ch.net/up/f320913ecfb4.jpg
話題のハセキョウですが、これは凄いですね
16名無しさん@ピンキー:04/07/21 00:57 ID:sG5ZRVzI
私も!虫歯ちゃんだらけ…(>_<)だからかなぁ虫歯の子みると萌える
17名無しさん@ピンキー:04/07/21 01:28 ID:8NmD8wBB
>>15
ひゃあ〜強烈だなw
ついでに差し歯。
18名無しさん@ピンキー:04/07/21 01:51 ID:lvpD49qU
この間乗った観光バスのガイドさんの歯が銀の詰め物だらけでした。
上の歯はわかりませんでしたが下の奥歯はすべて治療済みだったようでした。
19ミス:04/07/21 07:09 ID:MHcpr/W1
そこまでイクと汚いよね…
20名無しさん@ピンキー:04/07/21 17:04 ID:VZZcMq4K
>>15
確かに、>>14の言うとおり、銀歯よりその奥の歯が気になる。
女優なんだから、ちゃんと歯の治療を受けろよ。
21名無しさん@ピンキー:04/07/21 18:03 ID:j05gqP/b
ハセキョーの奥歯すごいねー。
芸能人でシルバーのクラウンに7番の虫歯!!
珍しい・・・。
22るみ:04/07/22 09:55 ID:aWUfFn1r
週間新潮見に行ったが新刊になってた… バックナンバーってどこで帰るの?
23名無しさん@ピンキー:04/07/22 10:15 ID:MvgXRbGQ
ハセキョーの左7番は被せがとれような虫歯だね?あと右の上下6番も銀歯です。
24通りすがり:04/07/22 10:22 ID:aWUfFn1r
ほしー!!!!! どこかで買えないのか?
25名無しさん@ピンキー:04/07/22 11:22 ID:MvgXRbGQ
常盤貴子も上下左右6番を中心に銀歯だらけ。藤崎奈々子も左上6番銀歯。
26名無しさん@ピンキー:04/07/22 11:57 ID:ryDgH5JR
再うpキボ
27名無し:04/07/22 20:27 ID:aWUfFn1r
えっw(゚д゚;)w 常盤貴子真っ白じゃない?
28名無しさん@ピンキー:04/07/22 21:27 ID:m19FjN5k
藤崎奈々子は事務所にセラミックにしろって言われたらしいが
本人が拒否したって聞いたな
29名無しさん@ピンキー:04/07/23 01:55 ID:XZpJ22DK
ハセキョーの息がたっぷり詰まったビニール袋を頭からかぶりたい!
30名無しさん@ピンキー:04/07/23 11:50 ID:v5a/AgrN
常盤貴子はここ2、3の間に真っ白にしたようです。だったら最初からそうすればいいのにね…日テレの西尾由佳里も左右下6番と左上6番が銀歯
31名無しさん@ピンキー:04/07/24 10:59 ID:6ydBcal0
あげ
32名無しさん@ピンキー:04/07/24 22:31 ID:yXXUCWPi
銀歯だったら宮前るい
あの奥歯の銀歯を見たら絶対勃起する
33名無しさん@ピンキー:04/07/25 02:42 ID:dWm4ayRv
八木亜希子アナとかプロレスの井上貴子とかも昔は銀歯たくさんあったよ。今は白くしてるけど。
34名無しさん@ピンキー:04/07/25 11:13 ID:PckA/fax
歯科衛生士って銀歯や差し歯の人多いよ
35名無しさん@ピンキー:04/07/26 22:30 ID:TRGaBOev
>>34
たしかに。
36名無しさん@ピンキー:04/07/27 19:13 ID:1ehQM0dl
20代の女性の平均の銀歯の本数って何本くらいなんやろ?
37名無しさん@ピンキー:04/07/28 02:17 ID:6y6RrX6v
美人かカワイイ有名人で銀歯or虫歯の多い人教えて!
38名無しさん@ピンキー:04/07/28 22:45 ID:xw06fwMz
>>37
>>32にも出てるが宮前るい
http://www.miyamae-rui.net/images/photo/20030601_01.jpg
見た瞬間勃った
39名無しさん@ピンキー:04/07/29 08:06 ID:R82wssHK
40名無しさん@ピンキー:04/07/29 17:31 ID:e8KY445e
こんな子いいなっ
http://up.nm78.com/data/up052206.jpg

41名無しさん@ピンキー:04/07/30 04:08 ID:ydXGbPF3
宮前るいタマラン(;´Д`)
42名無しさん@ピンキー:04/07/30 22:39 ID:/tbggvVd
age
43名無しさん@ピンキー:04/07/31 21:45 ID:isuaxQFd
44名無しさん@ピンキー:04/07/31 21:51 ID:YQ++CmnF
突然のメールごめんね!麻衣です♪
私は今年の10月で20歳になる学生です☆最近いい事なくて、仲良くなったら遊びに行った
りしたいな〜って!こうゆうメールのするの初めてだからなんだか緊張して何書いていい
か分からなくなっちゃった^^;もっと色々話をしてみたいです!どんな話もOKだよ!もち
ろんHな話もね☆いつでもいいのでメールくれれば返事120%だよ!仲良くなったら会って
みませんか?
[email protected]

45名無しさん@ピンキー:04/08/02 22:26 ID:JWxvs1m8
宮前るいの銀歯が思いっきり見える雑誌とか写真集とかあったら教えてください!
46名無しさん@ピンキー:04/08/03 00:36 ID:RgaA7Ayz
宮前るいが今TBSに出てるぞ
47名無しさん@ピンキー:04/08/03 04:32 ID:RgaA7Ayz
48名無しさん@ピンキー:04/08/03 13:48 ID:7NBhyTMn
49名無しさん@ピンキー:04/08/04 21:42 ID:lJiJ2ykr
あげ
50名無しさん@ピンキー:04/08/05 10:41 ID:7S5GyYsC
昨日nhkで銀歯が女性の銀歯が見れた
シーンがあったらしい。。
ガッテンで。。

51名無しさん@ピンキー:04/08/05 10:42 ID:7S5GyYsC
暑さで変な表現に。。
銀歯みたかったな。。

52名無しさん@ピンキー:04/08/05 12:21 ID:1XFSxzMA
青木さやかも銀歯だな
53名無しさん@ピンキー:04/08/06 19:05 ID:rhIVVWpH
それは萌えないw
54名無しさん@ピンキー:04/08/07 20:14 ID:52ZQRb+T
佐藤藍子も週刊新潮で虫歯を晒されたみたいね。
ハセキョーの前の号みたい。

新潮の連載で、アイドルやら女優やらの身体的な欠点(?)を接写する、って企画みたい。
55名無しさん@ピンキー:04/08/07 21:30 ID:C8e5sx4s
女子バレーの大山の上の歯もなかなか
56名無しさん@ピンキー:04/08/07 22:17 ID:xBCzhrrJ
57名無しさん@ピンキー:04/08/08 02:30 ID:NT2up8+1
>>55
マヂで?
でも彼女はほぼ一般人だしなぁ
でも萌えるなぁ
58名無しさん@ピンキー:04/08/08 21:43 ID:7vru2GC5
大山の上の歯ってどんな状態なの?
59名無しさん@ピンキー:04/08/08 23:21 ID:wMcO8YXc
小野真弓の下の歯の左右に銀歯が・・・
60名無しさん@ピンキー:04/08/09 11:07 ID:gTgaJ+CA
女子バレーの選手は銀歯多いよ。吉原、竹下、高橋、佐々木、大友、辻、そして栗原も…
61名無しさん@ピンキー:04/08/09 18:41 ID:VmlqwtuA
詳しくどんな状況なの?
62名無しさん@ピンキー:04/08/09 22:21 ID:8r1RaXOi
大山は歯並びが悪いから何となくわかるが、栗原は意外だ
63名無しさん@ピンキー:04/08/09 22:30 ID:kRQ0JjCl
過酷な運動をしてる選手は基本的に歯がボロボロ
マラソンなんか特に
64名無しさん@ピンキー:04/08/10 00:12 ID:Q9yOum/z
栗原は右上6番が銀歯です。
65名無しさん@ピンキー:04/08/10 05:28 ID:jMUPw6yg
>>59
あぁ〜、あったね。
思い切り銀歯見せてるフライデー持ってるけど
うp出来る環境に無いのが残念だ。
66名無しさん@ピンキー:04/08/10 10:25 ID:vL51vn4f
          ┏━┓        ┏┓        ┏┓
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67名無しさん@ピンキー:04/08/10 22:24 ID:sZqy4TT3
不謹慎だが、御手洗さんの娘も左上5だったか6がクラウン。
当時の週刊誌とか見てみな。
68名無しさん@ピンキー:04/08/10 22:57 ID:ViNbkQCs
>>67
禁句
69名無しさん@ピンキー:04/08/11 21:51 ID:IyJV0HRb
あげ
70名無しさん@ピンキー:04/08/11 23:54 ID:U8OaGtXU
age
71名無しさん@ピンキー:04/08/12 00:18 ID:GYQYtB0n
宮前るいって何本くらい銀歯あるの?
72名無しさん@ピンキー:04/08/12 00:23 ID:VKyr3wF5
銀歯より虫歯が好きってヤシ、少ないのかな。
虫歯萌え〜。でもハセキョウの7番みたいに崩壊したのじゃなく、
穴が空いてる状態がいい。
73名無しさん@ピンキー:04/08/12 10:33 ID:x0KKq3iA
>>71
見えるだけでも4〜5本あるから全部入れたら軽く10本は超えてると思われ
74名無しさん@ピンキー:04/08/12 11:20 ID:Cspf/oC7
どうでも良い話しなんですが、一見ただの出会い系なこのサイト
ここで知り合った女の子と毎日フェチプレイ(変態プレイ)
しまくってます!!かなり確率高いです!!
無料なんで騙されたと思って1度試してみて下さい。
携帯電話でしか見れないですが↓
ttp://yeah.kitty.st/kokoro/
75名無しさん@ピンキー:04/08/12 21:07 ID:egwIpiD1
宮前るいの口臭かぎまくりてぇぇぇぇぇ!
唾ものみまくりてぇぇぇぇ!
スレ違いっていうなよぉぉぉぉ!
76名無しさん@ピンキー:04/08/12 22:21 ID:nG+A7lf1
電車乗ってても大口であくびするこマジ萌!!
数々の銀歯確認
77名無しさん@ピンキー:04/08/12 23:44 ID:nDJLvnWF
ハセキョーの口臭入りビニール袋を頭からかぶりてえよ
78名無しさん@ピンキー:04/08/13 12:34 ID:BTRY/pxP
工藤静香、中森明菜、渡辺満里奈も昔は銀歯だらけだったみたいね。中澤裕子、矢口真理、上戸彩、松浦亜弥、杏さゆり、加藤ローザあたりの歯の状態知ってる人いる?
79名無しさん@ピンキー:04/08/14 05:51 ID:4a2LO5yr
72番さん、私も、虫歯萌えです。
このスレッドの画像も見たかったが全部同じサイトの同じ画面になっちまって見えなかったよ。
やっぱり穴が開いてるのがいいよなぁ。
80名無しさん@ピンキー:04/08/14 12:53 ID:ew1PkE5L
>>79
右クリック→コピー→アドレスに貼りつけするがよろし
81名無しさん@ピンキー:04/08/14 19:50 ID:quw8PGIK
ttp://www.implant.co.jp/esthe/gallery_fol/gallery07.html
地味だけど前歯(審美歯科系)
82名無しさん@ピンキー:04/08/15 23:16 ID:W1WRuFoY
あげ
83名無しさん@ピンキー:04/08/16 20:25 ID:FW1eDs/7
>>79
同士がいて嬉しい
穴、エロいよな〜。
痛いんだろ?恥ずかしいだろ?とか思って萌える。
84名無しさん@ピンキー:04/08/17 01:05 ID:eEszNUCN
宮前るい。
ttp://www.miyamae-rui.net/images/photo/20020416_01.jpg
ttp://www.miyamae-rui.net/images/photo/20020416_02.jpg

漏れはグラビアアイドルとか詳しくないんで、誰か教えてくれ。
この香具師は虫歯を見たことがある。とか…
どうでもいいが、オフィシャルサイトの一部のディレクトリは自動巡回を弾くらしいね。
苦労しますた。…あとは頼む。
85名無しさん@ピンキー:04/08/17 01:18 ID:eEszNUCN
既出だったらスマソ
ttp://www.miyamae-rui.net/images/photo/20020325_01.jpg

…この機会にDVD買っちゃおうかなぁ…




86名無しさん@ピンキー:04/08/17 23:31 ID:3mlBPQfx
既出以外の芸能人とか有名人の虫歯or銀歯の情報はありませんか?
87名無しさん@ピンキー:04/08/18 01:00 ID:hKMiStLo
>>79 88
私も虫歯萌えです!!!
特に歯が黒くなって穴が開いてる虫歯なんてとってもよいです
時々痛くなったり、食べかすがつまっちゃって・・・。
若い女の子なんて歯医者きらいな子多いし。
虫歯があるって恥ずかしいことだよー、歯磨きしなかったのねー
こっちも虫歯だよ、
なんていいながらお口のなかみていじめたい
88名無しさん@ピンキー:04/08/18 21:34 ID:WgsK4gT8
こないだ、ガムをクチャクチャ噛んでたら、
普段俺のことキモイとか言って避けてる女が寄ってきて
「私にもガムちょうだい」って言ってきやがった。かなりむかついたんで、
女の首根っこ掴んで口移しで自分の噛んでるガムをやるフリをしてやった。
殴られるか、悲鳴をあげられるか、どうでもいいが二度と近寄るなと思った。
ところが、驚いたことにその女は目を閉じて唇を少し開いたんだ。
俺の方がビビッて、あわててちょっと離れた。しばらくの間があった後、
その女は、「マジでするのかと思った」と小声で言って、ガムを奪って走り去った。
それから何日か後、その女がキャンディーを食ってたので今度は俺の方からひとつくれ
と言ってやった。そしたら俺をからかうように、なめてたやつを唇にはさんで口をとがらせた。
俺はその女の唇ごとキャンディーをほおばってやったよ。
今ではその女も俺の彼女。
その時なめてたキャンディーはもちろんヴェルタースオリジナル。
なぜなら彼女もまた、特別な存在だからです。
89名無しさん@ピンキー:04/08/19 21:18 ID:iXDyp+hl
だれか虫歯をネタにした話作って下さい
90名無しさん@ピンキー:04/08/19 23:22 ID:H5Ean8+S
>>89
お菓子食べすぎちゃって痛ーい。みたいな奴でつか?
猟奇系小説なんでお勧めはしないが、歯医者が女の子をガリガリ拷問する話なら知ってる。
痛い系、悲惨系が苦手な香具師にはお勧めしない。心臓や精神が弱い人もだめぽ。
気違○歯医者ってタイトルだった気がするが…くれぐれも自己責任でおながいします。
9172:04/08/20 01:02 ID:Ih3sQt+P
>>87
周りのエナメル質はしっかり残っている上で穴が空いている臼歯、いいよな。
ここ、酷い虫歯になってるね。とか言いながら突いてみたい。
>>89
漏れは苦手だから作れないが…身の回りの出来事。
職場はクーラーが弱いから、夏はいつもペットボトル常備。
加えて間食タイムがある。
4年間で虫歯だらけになった奴いるぜ。
最近口臭がするなと思っていたら、両方の下5番にC3ぽいクレーターハケーン!
銀歯も多いし、前歯も歯間がヤヴァイ。
入ってきたときは、目立たなかったのにな。
92名無しさん@ピンキー:04/08/20 10:50 ID:IukiWu53
ハセキョ−の口臭・・・
くさいだろうな
93れん:04/08/20 15:31 ID:e5+aOMWT
笑って銀歯みえると気になる…とくに上の4番とか『イー』の口した時見ちゃう
94名無しさん@ピンキー:04/08/20 15:52 ID:JarbL7ci
>>72
そうそう!!臼歯(奥歯)のかみ合わせのところにある虫歯
好きですねー。大人は余りみかけませんが、乳歯だと、
かなり大きくて真っ黒な穴が開いてるのを見られます。
歯と歯の間にできてる虫歯もなかなか好きです。
ちょっと穴が開きかけてたり、明らかに虫歯って言う感じで黒いのもいいです
95名無しさん@ピンキー:04/08/20 22:46 ID:IQF09T1a
90>もっと詳しく教えてください
96名無しさん@ピンキー:04/08/21 07:38 ID:GGu35O++
悪の歯医者に女の子が掴まって、奥歯削られて、中に超小型モーターを
埋め込まれて、モーターが動いてガンガンゴンゴン…(((( ;゚Д゚)))ブルブルガタガタ
ttp://fx.sakura.ne.jp/~sympow/doku/04guests/novel/thx03.html

気○い歯医者で検索すると見つけにくいようだ…
97名無しさん@ピンキー:04/08/21 13:33 ID:Ni33edjX
>>83、87、91さん
治してあるのはだめなんですか?
私インレーばりばりで二次虫歯も多いんです。
「いっぱい治してあるね」
とか、しみたときに「中がまた虫歯だよ〜何回目?」
とか言われたら恥ずかしくてどきどきします。
9883(=91):04/08/22 00:13 ID:pkdxeutd
>>94
前歯だと、大人のも結構見えるよな。
穴は小さくても奥行きが感じられるのが好みだw
原型がくずれちまう程の虫歯は、萌える以前に痛々しい。
>>97
漏れは、一度も歯医者の手が加えられていない虫歯が一番好きだが
インレーやクラウンが好きなヤシの方が多いんじゃないか?
自分の処置に触れられるの好きか?いいヤシだなw
それだと歯医者に行くのも楽しそうだなw
恥ずかしがっているのに萌える。
9997:04/08/22 01:36 ID:IO7UpWD3
>>98さん
うん、歯医者は結構好きですよ。
気になるところがあるとすぐ行きます。
だから未処置のまま我慢してる虫歯はないです。

腹痛とかの他の病気って、自分のせいじゃないけれど、
虫歯は自分のせいだから、
馬鹿にされたりネタにされたりして苛められても
言い返せないし恥ずかしくてもう…って感じです。
処置のことに触れられると負けっていうか。
100名無しさん@ピンキー:04/08/22 14:34 ID:iMpskUAM
口腔状況を教えてくれると嬉しいです、お願いします
10194:04/08/22 20:57 ID:h6TlLcjs
98さん
私も奥行のある虫歯好きです。二次虫歯じゃないのが好きなのも一緒です!崩壊寸前の虫歯はちょっと汚くてだめです。
ちなみに私は女ですが処置していない虫歯があります。C2〜C3の虫歯が奥歯にできちゃってます。言葉でおおきい虫歯ちゃんだね〜とかいじめられるの結構好きですね(>_<)
102名無しさん@ピンキー:04/08/22 21:53 ID:gZUdDHkQ
>>101
>崩壊寸前の虫歯はちょっと汚くてだめです。
形が崩れすぎて、何コレ?って言いたくなるやつ(写真)とかありますね。

>C2〜C3の虫歯が奥歯にできちゃってます
激しく萌えますた。
C3だと急に激痛が走ると聞きますが、大丈夫でつか?
10397:04/08/23 01:05 ID:zzM/ZdXL
>>100さん
インレー:上左4〜7、右5と7、下左6と7、右6と7
クラウン:上右6
レジン:たぶん上右4と下右5
です

>>101さん
一つ大きめの虫歯があっても、他の歯って結構無事なんですか?
それとも治してない虫歯って結構ありますか?

>言葉でおおきい虫歯ちゃんだね〜とかいじめられるの結構好きですね(>_<)
指で突かれるのはやっぱり駄目ですか^^痛そうですもんね…
10498:04/08/23 01:24 ID:tzCnzA+R
>>101
好みがかなり似ているな
自分の虫歯は(奥歯のC2〜3…好みだw)観察するか?
それとも、人のでないと萌えないのか?
>>103
必ずしも自分のせいとは思わないが、確かにたくさん治してある罠w
歯医者にはどのくらいの頻度で行く?

女性は女性の歯が好きなのか?それとも男性のがいいのか?
どちらでもいけるのか??
質問ばかりでスマソ
105名無しさん@ピンキー:04/08/23 02:53 ID:X9XumJ1v
>>103
失礼ですが何歳ですか?
30代の女性なら結構普通かと。20代だと少し多いかなって印象。
106名無しさん@ピンキー:04/08/23 03:11 ID:jQZoEomR
俺も虫歯&銀歯フェチで
口の中開けて見せてくれる彼女とかいたらいいなぁ〜
って思っちゃうなw

前の彼女とは歯医者さんごっことか
したことあるんだけど
全然虫歯ないからもうつまんなくて。

彼女が寝てるときにこっそり砂糖とか
口の中に入れときたくなっちゃったけど
さすがにかわいそうだったからやめといた(笑)
10797:04/08/23 03:48 ID:zzM/ZdXL
>>104 105さん
歯医者には2年に3回ペースかな。
痛かったりインレーが外れたり(当然中で虫歯に…)で行って、
レントゲンで他の虫歯も発見してもらって結構かかります。
3ヶ月とか。

歳は23です。
インレーの数自体は20位からほとんど変わってないです。
めちゃくちゃ多いと思う。
こないだ歯科衛生士さんに
「虫歯は普通に生活してたらそれほどかからない病気だから」
っていわれてめっちゃ反省しました。
歯磨き頑張ってます。

でもね、さっきセルフチェックしてたら前歯の裏がなんか黒かったんです〜
隣との境目のトコだし虫歯だよね…ショックだ〜(>_<)
差し歯にはしたくないなあ。

あ、どちらの歯も好きですよ。
男性ならぴかぴかで歯並びのいい、強そうな歯。
女性ならむしろ治してない虫歯が好きです。
私は自分の虫歯は治してなくても萌えないなあ…
108名無しさん@ピンキー:04/08/23 07:42 ID:Oclw9BeI
>>106
>彼女が寝てるときにこっそり砂糖とか
>口の中に入れときたくなっちゃったけど
通報しますた。

単に砂糖だけより、スナック菓子とかの方がいいらしい。
(口腔内で発酵する際に酸が発生するんだとか)
寝ている間にスナック菓子を入れるのは難しいので、
さりげなく薦めるのをお勧めしまつ。
109名無しさん@ピンキー:04/08/23 18:03 ID:Guu7Qsct
>1
再うpきぼん。
110名無しさん@ピンキー:04/08/23 18:38 ID:WI6Jpw9V
97さんに限らず、女性の口の中をひたすら見るオフってやりたいなぁw
もし歯科医さんが参加者にいたら治療も兼ねてとか。
さすがに風俗の女の子でもなかなか口の中は見せてくれないし。
(たまに歯科医と称して、見せてもらうことはあるが。育ちが悪い子が多いので総じて虫歯が多い)
111名無しさん@ピンキー:04/08/23 19:26 ID:bzH1gfcm
>>110
そうか?
五反田に歯医者さんゴッコできるホテル出張のフェチショップあるぞ。

あとは、すすきのに歯科衛生士のヘルス(北海道にはイメクラがないので・・・一応ヘルスになってる)があって、
ここの娘は、頼めば歯医者さんゴッコの患者役してくれる。
ただ、他サービスの時間が無くなるが・・・

詳しくは、某歯フェチホームページに出てる。
112名無しさん@ピンキー:04/08/23 20:33 ID:ExeIjLQt
虫歯をネタにした話か…

だめだ、すっかり迷ってしまった。
道は山道の割には広いが、整備されていない。
日はだんだん落ちてくる。
助手席の香緒里も、さっきからずっと無言だ。
「ごめん、遅くなっちゃうな。…怒ってる?」
「ん」
とだけ答えて、香緒里はほおづえを突いて外を見ている。
早くこの道を抜けないと、本格的に喧嘩になりそうだ。
俺はアクセルを少し強めに踏んだ。
タイヤが道のくぼみに取られて、車が少し弾む。
「…停めて」
113名無しさん@ピンキー:04/08/23 20:42 ID:ExeIjLQt
突然香緒里が、聞き逃しそうなほど小さい声で言った。
あわてて車を停める。
「どうした?」
「…」
「酔ったのか?」
車には強いはずなんだけど、と思いつつ聞く。
「……頭が、痛くて」
「え、大丈夫か?」
「うん…少し休ませて。」
そういって香緒里はシートを倒し、体を窓に向けた。
確かまだお茶が残っているはずだ。
山の上は寒いと思ったから持ってきた熱いお茶。
結局山も夏は暑くて、全然減っていない。
「これでも飲んで寝てなよ」
助手席のドアから香緒里に声をかけた。


114名無しさん@ピンキー:04/08/23 20:56 ID:ExeIjLQt
香緒里はそれには答えず、のそのそと起きあがり、
お茶を一口含んだ。
とたん、香緒里は「んっ」と呻き、お茶を取り落としてしまった。
スカートに染みが広がっていく。
「おい、大丈夫か?」
見ると、香緒里は左頬を強く押さえている。
もしかして、
「頭じゃなくて、歯が痛いんじゃないの?」
香緒里の動きが止まった。
みるみるうちに涙が溢れてくる。
「なんでそんなつまんない嘘つくのさ」
「……だって、嫌いなんだもん、歯医者」
言い切るとまた顔をしかめてシートに倒れ込む。


だめだ、限界です_| ̄|○ 
誰か続きを代わりに…

115名無しさん@ピンキー:04/08/23 23:34 ID:gK4nzRjf
age
116名無しさん@ピンキー:04/08/24 00:31 ID:khj23l9L
「…ちょっと見せてみろよ」
俺のその言葉に、香緒里は意外にも抵抗せず、
力無く顔をあげ、控えめに口を開けた。
車内ライトを付け、のぞき込む。
「何処?」
「こ、この辺…」
香緒里が指した歯の真ん中には、確かに穴が空いていた。
痛がっている割には小さいような気もする。
よく分からない。
ふと思いついて、魔法瓶のお茶を指先にとって、歯に一滴落としてみた。
117名無しさん@ピンキー:04/08/24 00:39 ID:khj23l9L
「あ、あああっ」
香緒里は一瞬身をよがり、荒い息をしながら、こちらを恨めしそうに見た。
「ごめんごめん」
香緒里に口を閉じさせ、左頬をさすってやる。
「見た目小さい虫歯だけど、きっと中で広がっちゃってるよ。
 ずいぶん放っておいたでしょ。」
何気なく言ったのだが、香緒里は真っ赤になってうつむいてしまった。
これは…可愛いかもしれない。
衝動的にキスをした。舌でさっきの虫歯を探す。


はい、次の人!
うまく収束させてくれ…orn
118名無しさん@ピンキー:04/08/24 00:43 ID:V/iqu34d
  ∧_∧   ∧_∧   ∧_∧   ∧_∧     ∧_∧
 ( ・∀・)   ( `ー´)  ( ´∀`)  ( ゚ ∀゚ )    ( ^∀^)
 (    つ┳∪━━∪━∪━━∪━∪━∪━┳⊂     つ
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 (__)_) ┻━━━━━━━━━━━━━━┻ (__)_)
11997:04/08/24 01:42 ID:khj23l9L
>>110さん
恥ずかしいから彼氏にしか見せませんよ〜^^
女の子なら歯科助手のバイトするって手がありますよね。
高校生でもできるし、おすすめ。
私はしたことないですけど…。
12097:04/08/24 01:45 ID:khj23l9L
上げちゃった…^^;
小説の続き書いてみたのもばれちゃったですね。
私なら痛い虫歯にお茶かけられたらビンタですけどね…
121名無しさん@ピンキー:04/08/24 01:59 ID:26T5w0b3
岸利徹って、歯フェチからも嫌われ者だね。
他の歯フェチ系からもリンク抹消されてるしw

まぁ、ヤツは管理人として適正な行動がとれなかったからな。
自分勝手もはなはだしい。
122立花:04/08/24 06:17 ID:KEIcORq4
虫歯とは無縁だったのに7年前に虫歯ができた…恥ずかしくて誰にも言わずに6年半放置していました…痛くて痛くて産まれて初めて歯医者に行きました。
123立花:04/08/24 06:21 ID:KEIcORq4
つづきA 先生もレントゲン撮るまで『小さい虫歯だからすぐ終わるよ』と言ってたのですがレントゲンを見たら神経が死んでるくらいの深い虫歯でした…
124立花:04/08/24 06:24 ID:KEIcORq4
つづきB あんなにすごい虫歯を放置してたのに他に虫歯は見つかりませんでした 先生は『1本だけこんなに虫食うのは珍しいね、綺麗に虫食ってるね』と。先生も歯フェチなのか??
125名無しさん@ピンキー:04/08/24 07:44 ID:8kDe96Bz
>>111
すすきのはこれかな? なんか普通の風俗っぽいがw
http://www.haisha-h.com/index1.html

別に店舗営業している店を隠すことはないと思うのだが
126名無しさん@ピンキー:04/08/24 10:36 ID:LyIO3rJA
>>121
なにかトラブルがあったのか?
127名無しさん@ピンキー:04/08/24 20:54 ID:nwypoKO1
>>125
当たり。

あと、もう5年くらい前の話ですが、名古屋に歯科ユニットが開いてあるイメクラがありまスた。

医療プレイのコースを選択するとで、普通の診察室・産科の内診台と歯科チェアーのある部屋が選択可能できまスた。

このお店には東北新幹線→東海道新幹線と新幹線2つ乗り継いで何度も行きましたし、
モチロン自分も逝きまスた。(w

数ヶ月前仕事で久しぶりに名古屋へ行ったので、記憶を頼りに行ってみたら、
このお店はもう無くなっていまスた。

>>126
同氏は、昔から会員を選考したり、何をそんなに優越感に浸りたいのか、それでいて、
会員に一切何も断りもなく突然ホームページを閉鎖したりと、結局
何をしたいのか理解できないと素直に思っているんですが・・・
128名無しさん@ピンキー:04/08/24 22:30 ID:IBd85WqS
>>127
どんなプレイができるの?
「は〜ぃ、お口開けてくださぃねぇ〜」
みたいな感じ?
129名無しさん@ピンキー:04/08/25 00:21 ID:mjx3Zq5+
130名無しさん@ピンキー:04/08/25 00:35 ID:mjx3Zq5+
この小説(?)オススメです。
http://www6.big.or.jp/~tarm/evasite/epistles/novelm/M4AMAE01.HTM
彼女を抱きながら治療なんてうらやましい!!!!!!
読んだ人は感想よろしく。
131名無しさん@ピンキー:04/08/25 01:16 ID:/tw1haCv
岸利徹=吟隠玲=あほ。

歯フェチ界からも追放されて、友達いない人です。
132名無しさん@ピンキー:04/08/25 03:03 ID:g+MQ+wPC
エ○ァってのがちょっとアレだがいい!
漏れは歯医者シーンより、
最初のアイス屋で膝の上で虫歯探しするシーンが萌えた。
133名無しさん@ピンキー:04/08/25 06:54 ID:l+BRwGum
エ○ァの小説なんて久しぶりに読んだよ。

漏れは注射(麻酔)関連のシーンが好き。けど、こんな行動的なシンジは嫌だ(w
134名無しさん@ピンキー:04/08/26 04:01 ID:o3BSDngL
age
135名無しさん@ピンキー:04/08/26 05:38 ID:5WQ6qWSO
136名無しさん@ピンキー:04/08/26 07:16 ID:Y5WLae/p
>>135
AVGでウィルス警告出たんだが…?
137名無しさん@ピンキー:04/08/26 07:23 ID:Y5WLae/p
F-Secure ウイルス情報 NAME: NoClose
ALIAS: JS.Trojan.NoClose, JS/NoClose.gen, Trojan.JS.NoClose.c
VARIANT:


NoCloseは、JavaScriptで記述されたトロイの木馬です。NoCloseは、閉じることが難しいか不可能なブラウザのウィンドーを多数開きます。

ttp://www.f-secure.co.jp/v-descs/v-descs3/noclose.htm
138名無しさん@ピンキー:04/08/26 17:04 ID:kxoaivpI
age
139名無しさん@ピンキー:04/08/26 17:39 ID:+OPLDtRQ
http://www.enjoy.ne.jp/~smile/orthodontic%20cogratulation%20.htm#Congratulation

若いオナゴの銀歯・クラウンがいっぱい見られてハァハァ
140名無しさん@ピンキー:04/08/27 00:57 ID:vzlYEJv+
歯フェチの人いませんか?
よかったらチャットでもしませんか??
141名無しさん@ピンキー:04/08/27 10:42 ID:hFcyrSzN
>>139
これもウイルスか?
142名無しさん@ピンキー:04/08/27 13:38 ID:Nz319HMr
>>141
矯正専門歯科の治療例のページですよ
143矯正歯科マニア:04/08/28 10:02 ID:8FgvD26Q
銀歯や虫歯もいいけど、俺的には矯正してる女の子を見ると最大勃起しちゃうね。
痛いのに我慢してそして何より目立つ矯正装置を我慢して装着している。
矯正している女の子フェチの人いませんか?
144名無しさん@ピンキー:04/08/29 01:39 ID:cGQmR6fz
>>143
漏れは矯正はイマイチ。
おそらくチラリズムじゃないからだと思われ。
まあ、可愛い子が口開けたらワイヤー、ってのは
一瞬どっきりするが。
145名無しさん@ピンキー:04/08/29 01:50 ID:fl0eWCww
私は矯正好きですよ。
同級生に何人かいて、笑う度にギラついてた。
しかも可愛い子ばっかりだった!!
『踊る大捜査線』のキョンキョンが矯正剥き出しで
ニヤーっと笑う姿は萌えました。
っつー私は15なんですけど
矯正フェチでいいんですかね・・・w
スレ違いスマソ
スレに沿って話をします。
先月行われた夏祭りで林檎飴食べてたら
右奥の銀歯が取れちゃいましたwあっけなく
放置して今に至るわけですが、やっぱり虫歯 拡大してるかなぁ・・・
146名無しさん@ピンキー:04/08/29 02:21 ID:cGQmR6fz
>>145

>キョンキョンが矯正剥き出しでニヤーっと笑う
それいいな(藁)

一月ぐらいなら大丈夫じゃないか?
でもそもそも銀歯が取れたってことは
中で虫歯になってた確率が高いが。
147145:04/08/29 02:33 ID:fl0eWCww
自分でも矯正したいのだえど
歯並びは良いんでなかなか・・

それより、虫歯再発って、え、そうなんですか!?
あ、でもだから飴ごときで取れちゃったのか
ただ単に飴がくっついて取れたものだとばかり思ってた。
前はキャラメルで同じ事があったから・・・
もうそろそろ歯医者行こうと思う
148145:04/08/29 02:38 ID:fl0eWCww
修正。「だえど」じゃなくて「だけど」
お恥ずかしい
149矯正歯科マニア:04/08/29 03:06 ID:tz05cbOz
>>145
可愛い女の子が矯正しているすがたって、なんか魅力ありますね。
そんな子に限って装置を気にせず大きい口開けて笑ってくれる。
色々想像しちゃいます。矯正歯科の診察台で口元にライト照らされて
治療を受けてる最中はどんな気持ちなんだろう?
ただでさえ美意識の強い女性が歯に目立つ装置を付ける決心...
その心理面が一番気になります。
150名無しさん@ピンキー:04/08/29 14:54 ID:QpWZuWwR
up
151101です:04/08/29 23:23 ID:uXoriUB9
私は自分の虫歯じゃ萌えません。他の人に観察されないと興奮しませんね。私のお口のなかを実況しながらじっくり観察してくれる人いないかなぁ…
矯正は私も好きです。リンクの矯正のホームページかなり萌でした。乳歯がクラウン状態で初診にきてたり。アンカーがかかってる歯がおっきいインレーだったりね。矯正中に虫歯にしちゃったのかな?とか思うとかなり萌!
15297:04/08/31 00:29 ID:Uxco6cDg
昨日歯医者で相談したら、
前歯の裏は、「再石灰化が期待できる」って!
とりあえずリカルデント買ってきました。
前歯の虫歯、結構好きだけど自分のは嫌だしね(^^;
153名無しさん@ピンキー:04/08/31 11:12 ID:Xm67QBjc
>>151
無理にとは言いませんが、もしよかったら観察させていただけませんか?
メールアドレスは [email protected] までお願い致します。
当方東京都在住の20代後半の男性です。場所等はそちらのご希望の場所で構いません。
154名無しさん@ピンキー:04/08/31 11:17 ID:Xm67QBjc
追伸。もしメールをくださるときはわかる範囲でアンケートをください。

1:年齢・性別
2:クラウン、インレー、レジン(樹脂)、虫歯、欠損歯の箇所
(中央から、左上右上左下右下で1〜8番です。中央前歯が1番、犬歯が3番、親知らずが8番にあたります)
3:親知らずの萌出本数(抜いていたらその本数)
4:歯並びについての特徴
155名無しさん@ピンキー:04/08/31 12:38 ID:PDEMR+sp
このスレ見てると、虫歯が痛む…痛いわ〜
156名無しさん@ピンキー:04/08/31 13:55 ID:3z6dbHuK
なんかヘルスみたいになってきたな
157名無しさん@ピンキー:04/08/31 21:06 ID:ib3FbS64
up
158名無しさん@ピンキー:04/09/01 00:36 ID:pjhNAttR
159名無しさん@ピンキー:04/09/01 01:07 ID:pFvfgtvl
売れっ子タレント→超多忙→睡眠不足→食事も不規則→体力回復のため、又は
CM等で菓子等の摂食が増える→多忙、疲れのため歯磨きが疎かに→虫歯が増える→多忙で
歯医者に行けない→手遅れになる→神経を取るか抜歯→金歯や差し歯が増える
・・・てなことか?
160名無しさん@ピンキー:04/09/01 16:37 ID:Fgo8NKt1
そういえば上の話の続きが読みたい
161名無しさん@ピンキー:04/09/01 17:35 ID:Fgo8NKt1
というわけで今さらながら続きを書いてみた

このあたりだったかな・・
舌先でつつく。
「んッッ」
とっさに顎を引こうとする香緒里。
「舌で触ったらけっこう大きいじゃない。いつから気付いてたの?」
目に涙をためて、伏し目がちに小さくイヤイヤをする姿がたまらなくて、もう一度キスをした。<BR>
今度は虫歯にさわらないようにしないと・・
慎重に舌を進めてあまり奥にいかないようにする。
ん?
「この前歯の裏も、引っかかるよ?」
162名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:32 ID:kxwIWzce
>>161
前歯6本は全部削って、裏側が真っ黒の差し歯になりました。
表からはきれいな歯並びで、初対面の人にうらやましがられることに。
163名無しさん@ピンキー:04/09/02 02:04 ID:Nd9KydGR
「ま、まさか、うそでしょ」
「嘘じゃないよ。いーってしてみて。」
控えめに前歯を見せた香緒里の唇を、指で押し上げて見てみる。
前からも境目が黒ずんでいるのがわかる。
犬歯の隣の歯だ。裏はかなり進んでいるに違いない。
「これも虫歯だと思うよ。前からも見える。」
香緒里はあわててポーチから鏡を取り出し、顔を近づけてのぞき込んだ。
「うそ、やだ、どうしよう…たいしたことないと思ってたのに」
やっぱり気づいてたのか。少し意地悪を言ってみたくなる。
「どうしよう、って、歯医者に行くしかないじゃん。
 先生に怒られるかもよ〜もっと早く来いってさ。
 それで削られるんだぜ、キュイ〜ンって。痛いかな〜。」
「やめて、やめて…」
「前歯に穴なんて、もう人前で笑えないよね〜」
「やめて、お願いやめて……行く、行くから」
前歯の虫歯は本人もかなりショックだったらしい。
「行くから、だからあの…、付いてきて、くれない?」
もちろんだ。
164パラレル化スマソ:04/09/02 10:56 ID:gtl+DybO
続きが書かれてるけど、
漏れは別のを家で書いてたんでせっかくなので披露
163より心理戦っぽいな

「嘘よ。痛くないし。」
顔が少しこわばっている。
舌の感触では、奥歯よりも大きい穴のようだったし、
気付いてないなんてありえない。
そういえば・・・
香緒里はこの夏、大好きなカキ氷をあまり食べなかった。
しみるのだろうか?
「見てみよう。もっかい見せて。」
ライトをつけて見てみるものの、暗くなってきていてよく見えない。
ダッシュボードからペンライトを取り出す。
165パラレル化スマソ:04/09/02 10:57 ID:gtl+DybO
光を当てた瞬間、歯の間から黒ずんでいるのが、透けて見えた。
ふだん見ているときは、きれいな白い歯だと思っていたが、
強い光が当たると、縁が白濁している。
「けっこう大きいよ。」
眉間に皺を寄せてみせる。
香緒里が悲しそうな顔をする。
「隣の歯も…。あぁ、反対側の歯の間も、黒い…かも」
香緒里は今にも泣き出しそうだった。
「他にもあるんじゃないの。口あけて、全部見せて。」
目を見開いて、唇を閉じそうになるのを、指で押さえて開かせる。
「意地悪じゃなくて、心配してるんだよ?」
香緒里は素直にこくり、と頷いて、おそるおそる口を開いた。
166パラレル化スマソ:04/09/02 11:49 ID:gtl+DybO
左手の親指でぐいっ、と開けて、右手のペンライトを当てながら覗き込む。
さっきよりも光が強い分、奥までよく見える。
笑ったとき、上の右の一番前の奥歯がキラっと光るのは知っていた。
こうしてみて見ると…
「けっこうたくさん、虫歯、あるんだね」
とっさに閉じようとするのを押さえつける。
痛いと言っていた歯は、前から2番目だったが、
その後ろは十字に銀が詰められていて、
そのまた後ろの歯は、、前半分が白く濁り、
前の歯との間に黒い穴が小さく開いていた。
「痛いのは、さっきの歯だけ…じゃないよね」
口を開けられたまま、首を振って抵抗する香緒里。
「またお茶で確かめてみる?」
「ヤっ」
言った瞬間、涙がぽろり、とこぼれる。
167パラレル化スマソ:04/09/02 12:29 ID:gtl+DybO
これはちょっと意地悪だったか。
でも…
見た感じでは、痛がっている左側だけじゃなく、
右側も似たようなものなのだ。
いや、もっとひどいかもしれない。
前から3番目の奥歯は、銀が左より少し大きく詰められているが、
その前の歯は、銀歯との境が茶色く、やや溶けたようになっているし、
一番奥の歯は、よく見えないが、向こう側がやはり、虫歯のようだった。
一番前の奥歯も、白い詰めものがしてあるようだが、その周りは黒っぽく縁取られ、
歯全体が黒ずんでいる。
「本当に、心配なんだよ。こんなに、虫歯だらけで。痛くないの?」
ぽろぽろと涙をこぼしながら、なぜか香緒里は赤くなったように見えた。
168パラレル化スマソ:04/09/02 12:46 ID:gtl+DybO
「痛いなら、言いなよ?」
優しく聞くと、香緒里の目に、すがるような表情が宿った。
「やっぱり痛いんだね。どこ?一番奥?右?」
香緒里は黙って、左の上の歯を指した。
「えっ、上…?」
見にくいので、シートをもっと倒し、下から覗くようにする。
すると…
指差した歯は、下の歯なんかとは比べ物にならない、大きな穴が、ぽっかりと開いていた。
「何だよこれ!」
驚いて、口を開いていた手を離す。
香緒里は、ひっく、ひっく、としゃくり上げながら、
「銀歯が…取れちゃって…でも、歯医者は嫌だから…」
と言う。
「痛くないの?痛いよな、これは」
「最初は痛くなかったの…でも…ここんとこ痛くて…」
「いつから?痛み止め、あったと思うけど、やろうか?」
「先週から…でも、もう痛み止め、効かないの…」
ひっく、ひっく。
169パラレル化スマソ:04/09/02 13:09 ID:gtl+DybO
可哀相に…
「なんで、こんなになるまで放っておいたのさ。」
「歯医者…嫌い…」
「いや、それはわかるんだけどさ、ひどいよ?あの虫歯。」
「うん…」
「他の歯だって、ほとんど虫歯みたいだし」
「でも…嫌なの。」
こっちが心配しているのに、
嫌としか言わない香緒里に、少し腹が立ってきた。
「子供じゃないんだからさ。」
「わかってるけど…」
「だいたいそんなに虫歯だらけになるなんて、」
また香緒里は赤くなった。
「ちゃんと歯磨いてんのか?」
ますます赤くなっていく。
もしかして…
170パラレル化スマソ:04/09/02 13:37 ID:gtl+DybO
「虫歯だらけ、が、恥ずかしいのか?」
さらに赤くなって、こくん、と頷く。
「その虫歯だらけの口を、歯医者にも見せたくないってこと?」
「もうっ、虫歯だらけ虫歯だらけって言わないでよ…」
「だって、そうだろ?見たところ、ほとんど全部虫歯だったし」
「…全部見てないくせに。」
少し恥かしそうに、なじる。
「見て欲しいのか?」
「ぅ、ん。」
「じゃあ、もう一回開けて。」
「あーん、って言って。」
不思議な気分だった。
たかが歯を見るのがこんなに、なんというか…
「…何言ってんだ。ま、いいか、じゃ、あーん。」
香緒里が、すんなり口を開ける。
171パラレル化スマソ:04/09/02 13:37 ID:gtl+DybO
「下は見たんだったな、えーと、でも、何かコメントした方がいいの?虫歯だらけだ、とか。」
香緒里が腹を小突く。
「ちゃんと綺麗にしてあるんだけど、どうして、虫歯がこんなに。」
またしても香緒里は真っ赤になってしまった。
これではまるでHではないか。
「数えてみよう。下は・・3本かな、治してあるの。」
こくり。香緒里が頷く。
「でも、治してないのが、いち、に、さん、3本と、虫歯っぽいのが1本」
やはり、現実を突きつけられると、恥かしいだけでなく、やや怖いようだ。
香緒里の顔が少し固くなった。
「あと、治してある歯も1本、やられてるっぽいな」
えっ、という顔をする。
「ああ、そうだ、確かめてみようか、」
香緒里がイヤイヤをするが、そこはしっかり押さえつける。
右の一番手前の歯を、こつこつ、と、爪で叩いてみる。
「あッ、イッッ」
172パラレル化スマソ:04/09/02 13:51 ID:gtl+DybO
「やっぱり虫歯になってるんじゃない?これで4本か。」
また、香緒里の顔が歪む。
その奥は…叩くのは難しいな、そうだ、境目に…
香緒里の口から手を離して、トポトポ、とお茶を注ぐ。
湯気が立ち上った。
「はい、もう一回、あーん。」
渋る香緒里に、
「ちゃんと開けないと、調べられないだろう?開けなさい。」
と強く言ってみる。
香緒里は、赤くなって、また素直に口を開けた。
「虫歯だらけなのはわかってるんだから、もうちょっと大きく開けて。」
さらに大きく開かせる。
銀歯と、手前の歯の間あたりに、熱いお茶を垂らしてみる。
「ああああっ」
ぎゅっ、と眉間に皺を寄せて、香緒里がびくん、と跳ねる。
さきほどのように睨むかと思ったが、不安そうな目でこっちを見ている。
「ごめん、痛かったか、でも、ここもけっこう大きい虫歯になってるわけだ。」
だんだん、本当に診察しているような気分になってきた。
「下の歯は、虫歯が5本。早く治さないとね。じゃ、上を見せて。」
173パラレル化スマソ:04/09/02 14:15 ID:gtl+DybO
少し顎を上げさせて、上の歯を覗き込んだ。左からだ。
やっぱり、ひどいな。
さっき見た、前から3番目の歯は、
大きく穴が開いている、というか、ほとんど歯が残っていない。
前から3番目の歯は、どこも銀歯なのかな?
ちら、と右に目をやると、やはり銀が入っている。
初めて生える大人の奥歯だから、しっかり磨きましょう、と習った気がする。
香緒里は、これを虫歯にしてしまったんだな、と思うとドキドキしてきた。
じっと黙っていたので、香緒里が、不安そうな顔で見ている。
「ああ、ごめん、この歯は、抜かないといけないんじゃないかな」
またも涙がにじんできた。
指で、ちょん、と触りたかったが、さすがに痛いだろう。やめておこう。
その前後の歯は、間の歯がないだけに、見やすかった。
奥の歯は、歯が接していたあたりに茶色く小さい穴が開き、中で穴が広がっているのが
うっすらと透けて黒っぽく見える。
手前の歯は、奥から、少し大きめの穴があいていた。
間の歯がひどいせいで、気にならないが、この2本も、けっこう大きい虫歯だろう。
「この痛い歯の両脇の2本も、ひどい虫歯になってるね。痛い?」
174名無しさん@ピンキー:04/09/02 14:20 ID:iqFAWdhO
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< というお話だったのさ
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/ 
175パラレル化スマソ:04/09/02 15:16 ID:gtl+DybO
香緒里は首を振るが、この様子では、どの歯が痛いかなんて、わからないかもしれない。
一番手前の歯は…なんとなく溝が茶色い気もするが、セーフかな。
「えーと、今のところ、上は4本中、3本虫歯。」
不安そうに、目で頷く香緒里。
「…ってことは、あわせて8本か。多いよね。」
この、恥かしさと、怯えの間で揺れ動く様子が、快感になってきた。
「じゃ、次行くよ、この歯、犬歯だっけ?前歯との間が虫歯だったよね。」
「はい、イーってして。」
犬歯と前歯の間に光を近づけると、黒いのが透けて見える。
「今度、あーん。」
裏から見てみると、隣の歯は、穴が開いているのだが、
犬歯の方は、やはり、黒く透けているだけだった。
が、虫歯なのは間違いないだろう。
「ちょっと我慢して。」
さっきやったように、爪で、こつこつこつ、と叩いてみる。
香緒里は、ちょっと目を細めたが、声は出さなかった。
「痛くはない?」と聞いてみると、
「そんなに。」と、少し元気に答える。
「でも、虫歯なのは間違いないね。9本だな。」
と、ダメ押しをしておく。
176パラレル化スマソ:04/09/02 15:17 ID:gtl+DybO
「続けるよ。はい、イー。」
控えめにしか開かない唇を、指でめくり上げる。
少し嫌がる様子を見せたが、
「こうしないとちゃんと見えないから」となだめ、
前歯を前からまとめて見て行く。
中央から2番目の歯は、両隣との境目から、かなり黒ずんているのがわかる。
両方から削って治すのだろうが…
「この歯、両側から虫歯になってるけど、どうやって治すんだろうね」
とつぶやく。
「け、削るんじゃないの?」
「でも、けっこう大きそうだから、歯がなくなっちゃうんじゃないかと思ってさ。」
香緒里は泣きそうな表情で、
「差し歯になるのは、ヤダっ…」と言った。
「差し歯?入れ歯とは違うの?」
「よ、よくわかんないけど…」
「まあ、早く治したほうがいいだろうね。前歯は痛いって言うよ。じゃ、次。イーっ。」
177パラレル化スマソ:04/09/02 15:18 ID:gtl+DybO
中央の2本の歯は、中が黒ずんでいるだけじゃなく、
上の方に、どちらも穴が開いているのがわかった。
普段、笑うときは、歯の先しか見えないので、気付かなかったんだろう。
「上の歯、ほとんど虫歯じゃない。」
ここまでくると、心配よりも、残酷な気分が勝っていた。
「前歯までこんなに虫歯にして。」
またも赤くなり、悲しそうな顔をする香緒里。
「そんな顔したって、こんなに虫歯にしたのは、香緒里なんだからね」
言い放って、そのまま隣の歯にうつる。
これはなんともなさそうだけど…
「はい、あーん」
口を開けさせて裏から見てみると、歯の付け根あたりに茶色い穴が開き、
そこから黒ずみが広がっていた。
「この歯もやられてるよ。」
ここまでで、虫歯は13本だった。もはや、香緒里はぐったりしていた。
「もう少しだから、全部見ようね。」
口を開かせた。
178パラレル化スマソ:04/09/02 15:18 ID:gtl+DybO
スマソ。漏れもぐったりしてきた。
続けるなり終わるなり・・・
179名無しさん@ピンキー:04/09/02 15:56 ID:b1NpzUxn
早く病院へ逝ったほうがいいよ。
こんな時間に、こんな文章を書いている奴って
近づきたくない。。
180名無しさん@ピンキー:04/09/02 17:46 ID:u8Pnrcd8
マジ早く医者逝け!〉岸利 徹

ついに誰にも相手にされず、ここに書いたか。
181名無しさん@ピンキー:04/09/02 17:53 ID:20uaV9jm
まあまあ、そう言いなさんな(´ー`)
前に創作したのをupしてくれたみたいだし…
こんな時間に萌えてしまった俺こそ逝ってよしかもな
182岸利 徹:04/09/02 18:21 ID:8KSdvKB3
なんでオレだと分かる?

管理人としての適正はかけらもないので、HPの作成維持は挫折しただけです。
自分勝手な行為や、無意味な言動は反省しています。

ひねくれ者だけど、これからもよろしく。
だれか私を相手にしてくださーい!
183岸利 徹:04/09/02 18:27 ID:8KSdvKB3
なんでオレだと分かる?

管理人としての適正はかけらもないので、HPの作成維持は挫折しただけです。
自分勝手な行為や、無意味な言動は反省しています。

ひねくれ者だけど、これからもよろしく。
だれか私を相手にしてくださーい!
184岸利 徹:04/09/02 18:28 ID:8KSdvKB3
なんでオレだと分かる?

管理人としての適正はかけらもないので、HPの作成維持は挫折しただけです。
自分勝手な行為や、無意味な言動は反省しています。

ひねくれ者だけど、これからもよろしく。
だれか私を相手にしてくださーい!
185岸利 徹:04/09/02 18:32 ID:8KSdvKB3
なんでオレだと分かる?

管理人としての適正はかけらもないので、HPの作成維持は挫折しただけです。
自分勝手な行為や、無意味な言動は反省しています。

ひねくれ者だけど、これからもよろしく。
だれか私を相手にしてくださーい!
186岸利 徹:04/09/02 18:34 ID:dBDqsxDP
なんでオレだと分かる?

管理人としての適正はかけらもないので、HPの作成維持は挫折しただけです。
自分勝手な行為や、無意味な言動は反省しています。

ひねくれ者だけど、これからもよろしく。
だれか私を相手にしてくださーい!
187岸利 徹:04/09/02 18:34 ID:dBDqsxDP
なんでオレだと分かる?

管理人としての適正はかけらもないので、HPの作成維持は挫折しただけです。
自分勝手な行為や、無意味な言動は反省しています。

ひねくれ者だけど、これからもよろしく。
だれか私を相手にしてくださーい!
188岸利 徹:04/09/02 18:35 ID:dBDqsxDP
なんでオレだと分かる?

管理人としての適正はかけらもないので、HPの作成維持は挫折しただけです。
自分勝手な行為や、無意味な言動は反省しています。

ひねくれ者だけど、これからもよろしく。
だれか私を相手にしてくださーい!
189岸利 徹:04/09/02 18:35 ID:dBDqsxDP
なんでオレだと分かる?

管理人としての適正はかけらもないので、HPの作成維持は挫折しただけです。
自分勝手な行為や、無意味な言動は反省しています。

ひねくれ者だけど、これからもよろしく。
だれか私を相手にしてくださーい!
190名無しさん@ピンキー:04/09/02 20:39 ID:B0hbXrMq
しつこいのはともかくとして、小説乙。
萌えてしまったよ。
191名無しさん@ピンキー:04/09/02 22:20 ID:vcEVXpjl
久々に銀歯画像見つけた。
ttp://www.queenslounge.com/bbs/img/5906.jpg
192名無しさん@ピンキー:04/09/02 22:33 ID:HU+ecZWn
>>191
光り具合がたまらないね。
下の歯がびしーっと揃ってるとこもいい!
193名無しさん@ピンキー:04/09/02 23:18 ID:ojopNNSg
>>191
向かって左の前歯は差し歯かな?
保険で対応したんだろうな。すぐわかる。いっぱい稼いでオールセラミックに差し替えてくれ。
194名無しさん@ピンキー:04/09/03 07:57 ID:JPI+dVTU
小説乙でつ。萌えるより先に、「こいつ、舌噛まれたりしたらどうするんだろ…」と考えてしまう漏れは負け組み。
195名無しさん@ピンキー:04/09/03 11:16 ID:F3QE1no6
萌えたがちょっと虫歯多すぎて可哀想になったよ〜
前歯全部はやりすぎだろ〜
詳しい描写には本気萌え。
196名無しさん@ピンキー:04/09/03 17:29 ID:N6TJLgC4
友達で、歯医者伸ばし伸ばしにしてたら14本も治療された!って子はいた
197名無しさん@ピンキー:04/09/03 17:33 ID:N6TJLgC4
でも確かに萌え〜、
1本ずつでも興奮する詳しさで、13本もまとめて来られると
あまりに盛りだくさんすぎて、
全部読んだ後で
勿体無かった・・と思った自分鬱。

dクス。趣味合いそうだ。
198名無しさん@ピンキー:04/09/03 17:35 ID:N6TJLgC4
ああ、岸利徹は視覚派っぽいから、小説は書かなそう
てか、書けなさそう

199名無しさん@ピンキー:04/09/03 22:04 ID:zzcDjNNE
14本が114本に見えて(((( ;゚Д゚)))ブルブルガタガタしますた。
眼鏡が汚れているといかんな。雲って見えたりぼやけて見えたりするし。
200名無しさん@ピンキー:04/09/04 04:37 ID:ge1Xvlp3
200 age
201名無しさん@ピンキー:04/09/04 14:24 ID:Az/3d0Fg
続きを。

右の犬歯は意外にも無事だった。
告げると、香緒里は少し喜んだ。
「他の歯ほとんど悪いんだから、こんなとこで喜んだってダメだよ」
釘をさし、次の歯に移る。
かみ合わせは綺麗だった。
だがよく見ると、奥の歯との間、内側が黒くなっている。
奥の歯も接しているところが黒い。
あまり大きくはなさそうだがこの2本も虫歯だろう。
「ほら、残念。2本続けて虫歯になってる。」
香緒里は短くため息をついた。
202名無しさん@ピンキー:04/09/04 14:31 ID:Az/3d0Fg
「次の歯は…いつ治したの?」
「小学4年のとき」
「それから歯医者には?」
「…行ってない」
じゃあ全部10年越しの虫歯か。
銀を詰めてあるが、縁がグレーになって、今にも取れてしまいそうだ。
「これもきっと中で広がってるよ。」
「たまにしみるの…」
「じゃあ間違いないね。はい、次最後だよ、あーん」
最後の歯も、やっぱり虫歯だった。
かみ合わせの溝が、色は変わらないが太く、深くなっていた。
「まだそんなに大きくないけど、放っておくと中が広がるよ。早く治そうね」
そう香緒里に言ったとき、ふと気づくことがあった。
「香緒里、親知らずは?」
「わからない」
203名無しさん@ピンキー:04/09/04 14:42 ID:Az/3d0Fg
じゃあまだ生えていないんだろう。
香緒里はあごが細いから、きっと抜くことになるだろう。
「じゃあ、まとめ。虫歯は17本。親知らずも合わせて、21本治さないとね。」
香緒里はしゃくり上げるようにして、また泣き出した。
「怖い?」
「違うの、磨いてるけどダメなの…信じて、汚い子だと思わないで、嫌いにならないで…」
「わかったよ」
正直、ちゃんと磨けてるとは思わなかったが、
普段気っ風のいい香緒里の弱点を見た気がして、可愛くて堪らなかった。


歯小説じゃなくなってしまったよ…orz
204名無しさん@ピンキー:04/09/04 14:49 ID:ezZsxbUU
キモイーーー
205名無しさん@ピンキー:04/09/04 21:14 ID:vj2p9QUZ
治療跡とか虫歯とか興奮する〜!
歯医者とか大好きだもん。
ライト当てられて口開かされてじっくり見られるなんて、
ある意味恥辱プレイだもん。表情も歪んじゃうし。ちょっと痛いし。
奥歯ガリガリやられたりするとクリトリスが疼いてきちゃうんだけど・・・
超接写主義みたいなサイトとか見るとほんと濡れてきちゃう。
歯を削ってる最中のどアップの画像とかあればいいのにー!
そういう事出来る歯医者さんていないかなぁ。
206はは:04/09/04 21:43 ID:pW+fkYli
かわいい女の子の奥歯で思いっきり噛まれたら、人間の指ってどうなっちゃうんでしょうか??
ちぎれはしないですよね??
207はは:04/09/04 21:45 ID:pW+fkYli
かわいい女の子の奥歯で思いっきりかまれたら、人間の指って
どうなっちゃうんでしょうか??ちぎれはしないですよね?
208岸利 徹:04/09/04 23:46 ID:ECKcMy64
>>206-207
かわいくても、ブサいくでも同じ。
てゆーかー、この質問書いてるのおまえだけだぞ。
以前にも見たこと有るが。
ふつうに考えれば分かることだろうが、ぼけ。
209名無しさん@ピンキー:04/09/04 23:57 ID:YyS9ZCYD
>>203
震えながら歯医者に行って治療するシーンたのむ
210名無しさん@ピンキー:04/09/05 00:31 ID:9nwAlaXl
一夜明けて、今日は香緒里の10年ぶりの歯医者の日だ。
あれほど痛がっておきながらなお尻込みする香緒里を、
半ば連行するような形で、ようやくドアの前まで引っ張ってきた。
香緒里を見ると、すっかり青ざめてしまっていて、
もはや抵抗する力もなくなって震えている。
恥ずかしいから行きたくないと言っていたが、
それ以上に怖がっているみたいだ。
「いいね、頑張ってちゃんと治そうね」
念を押す。
「…うん」
「ドアは自分で開けなよ」
俺が開けるのは香緒里のためにならないような気がする。
「……うん」
香緒里は意を決したように、勢いよく歯医者のドアを開けた。
211名無しさん@ピンキー:04/09/05 00:45 ID:9nwAlaXl
中に入ると、歯医者独特の臭いが漂ってきた。
歯医者が苦手ではない俺でも、少し身構えてしまう。
香緒里は気丈に振る舞っているが、緊張のあまり、動きがぎこちない。
緊急の初診だと受付に告げると、問診表が手渡された。
香緒里が順に記入しているのを、横目で眺める。
『ご来院の理由…痛む歯がある』
『治療の仕方について…気になる歯だけ治す』
「…こら、見てるぞ」
「あ」
「香緒里は、こっちの『悪い歯は全て治す』だろ」
「……」
「どうせ先生に見られたら、全部治すまで許してくれないよ」
昨日素人目に見ただけでも、痛そうな歯が10本近くあったのだ。
212名無しさん@ピンキー:04/09/05 00:53 ID:9nwAlaXl
「でも…」
「でもじゃない。口開けて、あーん。」
明るい室内なので香緒里の歯を一望できる。
昨日はペンライトで少しずつだったから実感が沸かなかったが、
こうしてみると、香緒里の奥歯はぼろぼろの一言だ。
「虫歯になってない奥歯、一本だけなんだよ。」
香緒里は真っ赤になって俯き、問診表を訂正した。
「大野香緒里さーん、2番にお入りください」
問診表を書き終わると、丁度中から呼ばれた。
さっと香緒里が青ざめるのが判った。
「一人で大丈夫?」
「……付いてきて欲しい」
許可を取って一緒に入る。

213名無しさん@ピンキー:04/09/05 00:55 ID:c3f0jtLp
206 207>>
かわいい女の子に銀の詰め物が施された奥歯で噛んでもらいたい気持ちは
わかります。
214名無しさん@ピンキー:04/09/05 01:03 ID:vZpz+9iI
>>206
この前深夜番組で、山川え○かがチュッパチャプスの早食い競争っていうのやってて、バキバキむりやり噛み砕いてた。
指も同じように噛まれたらひとたまりもないんじゃないかな?
215名無しさん@ピンキー:04/09/05 01:06 ID:9nwAlaXl
歯医者は40ぐらいの渋いおっさんだった。
「えーと、左の上が痛むの?」
香緒里が硬く頷く。
「じゃあ椅子倒しますね、はいお口開けて」
俺の握っている左手がきつく握られるのが判った。
香緒里が口を開けると、歯医者は中を覗き込み、「ほお…」と唸った。
「これは…ずいぶん放っておきましたね。他にもたくさん虫歯になっているようだし。
 あなたの歳でこれでは…ちょっと多すぎますね。
 とりあえずレントゲンを撮りましょう」
容赦なく言われて真っ赤になるかと思いきや、香緒里は見て判るぐらい震えている。
今にも泣き出しそうだ。
レントゲンのため一旦ブースの外に出て戻ると、
香緒里は目の端に涙をたたえていた。
「怖い、怖い、どうしよう」
「大丈夫だって、俺がここにいるよ」
レントゲンを見ながら歯医者が戻ってきた。

216パラレル化スマソ:04/09/05 01:16 ID:TOHcvRiX
おおおっ、小説が続いてる!!さらに治療に行っている。!!
しかも、精神的ダメージの表現が多くて、漏れの好きなタイプ。
楽しみすぎる・・
期待してるぜ
入れ歯は好みじゃないんで、そうならないことを祈ってるけど、
こればっかりは、好みだからしょうがないんだよな。
ちなみに自分の好みは、
未治療の虫歯(痛いとベター)と治療シーン、とそれに伴う精神的ダメージ
虫歯を怒られるとか、いじめられるとか、後悔や自責の念とか、
口を開けさせられるとか、唇をめくられるとか。
217名無しさん@ピンキー:04/09/05 01:29 ID:9nwAlaXl
左上の歯は、抜かずに残すことになった。香緒里も少しほっとした様子だ。
今日はその歯を治して、他の歯は順に治していくらしい。

今日の分の治療が始まった。
香緒里が泣いていたのを察してか、俺も出て行けとは言われずに済んだ。
神経がすでに死んでいるので麻酔はしないらしい。
おきまりのキュイーンという音とともに、香緒里の口の中にドリルが入れられた、
キュイーン、チィーン、シュイィン。
香緒里の歯が削られていく。
「あっ、ああ、うー」
香緒里は、口端からよだれを垂らしながら、眉間にしわを寄せ、呻いている。
手にも一層の力がこもり、腰から下がうずうずと動いている。
「痛くはないでしょう?がんばって」
小さく香緒里が肯くのを見て、歯医者は更にドリルを進めた。
「はい、今日はもう削らないよ」
見ると、香緒里の小さな歯にあった、大きな汚らしい虫歯はなくなっていて、
代わりに更に大きな綺麗な穴が空いていた。
218名無しさん@ピンキー:04/09/05 01:38 ID:9nwAlaXl
次は、神経を取ってしまうらしい。
ものすごく小さなねじのような物が、香緒里の歯に力任せに押し込まれていく。
ぐっと押されると、香緒里の足がびくん、と跳ねる。
「少し響きますか?でも、これは麻酔しても変わらないからね、頑張って」
先ほど押し込まれた小さなねじが、今度は力任せに引っ張られる。
「あっ」香緒里が小さく叫ぶ。
それにはお構いなしで、別の小さなねじがまた、
香緒里の、無惨にもぽっかり口を開けた歯に押し込まれては抜かれていく。
香緒里はすっかり怯えきったのか、
ねじを押し込まれるときたまに体に力を入れるだけで、あとはだらりとしている。
つないだ手は妙に熱い。
219名無しさん@ピンキー:04/09/05 01:43 ID:9nwAlaXl
そうこうしている間に根の治療も終わったらしい。
「薬を詰めましたからね、次見て綺麗だったら、金属をかぶせる準備をしましょう。」
「あ、あの…それって…」
終わったのに安心したのか、香緒里が自主的に聞く。
「いわゆる銀歯ですよ。周りを全部覆ってしまう。神経を抜いた歯は脆いからね」
香緒里は呆然とした表情だ。
歯医者がたたみかけて言う。
「あのね、大野さん。今日は歯磨きしてきた?」
「…はい」
「口を開けて」
香緒里の口の中に、細い棒が差し込まれる。
少しいじって取り出した棒の先には、薄黄色いもやもやした物が付いていた。
「歯垢ですよ、大野さん。たくさん残ってます。
 歯磨きをしたのとできたのは違うんですよ。」
香緒里はまた、今にも泣きそうな顔をしている。
220名無しさん@ピンキー:04/09/05 01:50 ID:9nwAlaXl
「それにね、前歯なんてそんなに虫歯になるところじゃない。
 特に若い女の子なら気をつけるからね。
 でもあなたは、下の歯は綺麗だが、上は全部虫歯だ。
 恥ずかしいことですよ。」
「……はい」
「全部治すまでにしばらくかかるからね。それまでちゃんと歯磨きして。
 これ以上広げないこと。
 ところでそちらは?」
「……彼氏です」
「仕上げ磨きをやって貰うといいよ。自分だと手加減するでしょう。」
「……」
221名無しさん@ピンキー:04/09/05 01:56 ID:9nwAlaXl
帰り際、恥ずかしいのか香緒里は、妙に早足になっていた。
「香緒里」
「…」
「怖かった? でももうそこまで痛くなくなっただろ?
 次からも頑張って通える?」
香緒里は返事をせずに、足を止めた。
「あのさ…仕上げ磨き、やってくれない?
 ちゃんと磨いてた、って昨日言ったけど、嘘なの。
 磨かないで寝ちゃったり、適当ですましたりしちゃうの。
 もう、自分が信用できないから…」
真っ赤だ。相当恥ずかしいのだろう、手が震えている。
「…わかった。その代わり、自分でもうまく磨けるように練習しろよ」
「うん」


治療編、こんな感じかな。
唇めくったり、残りの虫歯が痛くなったりする歯磨き編、誰かお願いします。
222名無しさん@ピンキー:04/09/05 02:10 ID:TuasS4Z8
リューターで削ってる画像無いかなぁ?
一度アップで見たいw
223禁断の名無しさん:04/09/05 02:13 ID:hBTYoAIx
http://hiyo47.chu.jp/get3/7/
ゲトゲトゲットォ〜
224名無しさん@ピンキー:04/09/05 03:05 ID:IMoUGeA+
〜221、アリガd。

225名無しさん@ピンキー:04/09/05 03:46 ID:IMoUGeA+
どうしても、治療に入る前の検診(C2、とかいうやつ)が欲しくて、書いちまった。
要望があればうpするぜ

とりあえず、歯磨き編。
226名無しさん@ピンキー:04/09/05 03:48 ID:IMoUGeA+
その日は、まだ少し痛む、と香緒里が言うので、食事はコンビニで買って、
香緒里の家で済ませることにした。
「さっきの聞いてたら、けっこう、しみる、っていうC2ばっかりだったけど」
「ん?」
「食事のときとか、どうしてたのさ。痛くなかったの?」
「ううん、そんなに。」
「今さら隠したってしょうがないぞ。今年、カキ氷ほとんど食べに行かなかったじゃないか」
「…」
香緒里は先にコンビニに入って行ってしまった。
コンビニで、香緒里はレトルトのおかゆ、俺はおにぎりと弁当とペットボトルの茶を買って帰った。
飲み物はいらないかと聞くと、
「…冷たいものは、ホント、駄目なの。飛び上がりそうになっちゃうから」
と、白状した。
227名無しさん@ピンキー:04/09/05 03:48 ID:IMoUGeA+
家に帰り、軽く食事をすませた。
食べ終わって、寝そうになったが、
「おっと、歯磨き。」
香緒里の歯磨きをしてやらないといけないんだった。
香緒里が歯ブラシを持ってくる。
向かい合わせに座る、など、いろいろ考えたが、結局、ひざの上に香緒里の頭を乗せることにした。
「なんか、変な感じだね」
香緒里が下から見上げる。
俺も妙な気分だ。
「はい、じゃ、あーん。」
人の歯なんて磨いたことがないから、よくわからない。
「とりあえず、下から行くよ。」
一番磨きやすそうだったので、下の左から、磨き始めた。
しゃこしゃこしゃこ。
よく見えないので、ほっぺたを引っ張りながら、歯の外側を磨いていく。
次に歯の裏側、かみ合わせ、と、磨いていく。
「前の歯は、虫歯になってないんだから、しっかり磨かないとな。」
そう言って、唇を押し下げて、丁寧に磨いていく。裏側も。
228名無しさん@ピンキー:04/09/05 03:49 ID:IMoUGeA+
調子がつかめてきた。
「あのー」
香緒里がなにか言いたそうなので、歯ブラシを抜く。
「つわがたまってきひゃった」
ああ、唾か。
「飲んでやろうか」
と言ってみたが、香緒里は、立って、吐き出してきたようだ。
戻ってきて、素直にまた、膝枕する。
右の奥歯も、丁寧に磨く。
慣れてきたので、そのまま右上の歯にうつる。
少々見にくいものの、なんとかできそうだ。
前歯も、唇をめくって、磨く。
「いたっ」
香緒里が顔をしかめる。そうだった。穴があいているところは、少し痛いかもしれない。
注意して磨き、奥歯に入った。
「一番ひどいんだけど、難しいな、痛かったら言えよ」
そう言って、恐る恐る磨いた。
229名無しさん@ピンキー:04/09/05 03:50 ID:IMoUGeA+
「あんまりそーっとだと、磨いたことにならないんじゃない」
また唾を出しに行った香緒里が、戻ってきて行った。
「もっかい磨いてよ。ちょっと舌でさわるとざらざらしてるの。特に一番奥の歯。」
「じゃ、思い切って磨くぞ」
歯ブラシを入れ、ほっぺたを引っ張って、外側も磨き、内側も磨いた。
「一番痛かったところは、削ってもらったから、平気だよ、がしがし磨いても」
香緒里がそう言うので、気合を入れてかみ合わせの面に入ったときだった。
「ああっ」
香緒里が叫んだ。
「痛かった?」
「あ、あ、あ」
香緒里は涙目になっている。
「どら」
覗き込んでみると、小さい穴が開いているだけだった、一番奥の歯の前面に、
大きな穴が広がっていた。
230名無しさん@ピンキー:04/09/05 03:51 ID:IMoUGeA+
「あっ」
中で虫歯が広がり、薄くなっていたところが欠けてしまったのだろう。
「ごめん、ホントごめん!」
「ん、いいよ、元はと言えば、私が虫歯にしたのが悪いんだから」
と香緒里は言ってくれたが、少し元気がない。
「痛む?」
「あ、だいじょうぶ」
そう言って、口をゆすぎに行った。

心配なので、香緒里の家に泊まることにした。
俺も忘れずに歯磨きをして、
手をつないで眠った。
どれくらい眠っただろうか。
しくしく、という香緒里の泣き声で目が覚めた。
「香緒里?」
「歯が、痛いの。」
「どこ?さっき、欠けたとこ?」
「うん。ヒック、ズキズキする・・我慢できないよぉ」
時計を見ると、3時半だ。
とりあえず、薬を飲んだり、アイスノンを当てたりはしてみたようだ。
俺が欠けさせてしまっただけに、気がとがめる。
たしか・・夜やってる救急歯科センターがあったはず・・
231名無しさん@ピンキー:04/09/05 03:53 ID:IMoUGeA+
どうしよ。
救急センターは行かなくてもいい気がしてきた・・
とりあえず、寝ます。
後頼む!
232名無しさん@ピンキー:04/09/05 04:33 ID:xrR0kOFR
>>キュイーン、チィーン、シュイィン。
香緒里の歯が削られていく。
「あっ、ああ、うー」
香緒里は、口端からよだれを垂らしながら、眉間にしわを寄せ、呻いている。

(・∀・)イイ!!
233名無しさん@ピンキー:04/09/05 11:07 ID:R1cHHe+P
わあ、歯磨き編最高!
夜中歯が痛くて泣いてるトコが特に萌え〜。
検診編も是非読みたいです。
うpよろ!
234名無しさん@ピンキー:04/09/05 13:54 ID:EDeaxLqT
>225
是非うpして下さい。お願いします
235名無しさん@ピンキー:04/09/05 17:49 ID:Lp1XhoDI
ちょうど215の後かな

治療台の横に、レントゲンをセットする。
大きなため息をつきながら、歯医者が椅子に座った。香緒里が固くなるのがわかる。
「えーと、大野さん、いくつ。…19か。」問診表を見ながら、歯医者が言う。
「まあ言わなくてもわかってると思うけど、ずいぶんひどいね。思ってるよりも虫歯は多いよ。」
そう言うと、レントゲンの電気のスイッチを入れた。
香緒里の口の中の様子が、ぱあっと照らされる。
歯がなくなっているところが、あの左上だろう、ということくらいしかわからない。
「はっきり言って、上の歯は、全部、虫歯だね。」
「全部・・・ですか。」
香緒里が、蚊の鳴くような声で言う。
昨日、大丈夫だと思った歯も、ダメだったか。
香緒里の手は細かく震えている。
「下の歯も、奥歯は、ほとんど全部やられてるね。ま、下の前歯しか無事じゃないってことだ。
悪い歯は全部治す、って書いてあるのは偉いけど、こりゃー大変だよ。がんばらないとな。」
236名無しさん@ピンキー:04/09/05 17:50 ID:Lp1XhoDI
歯医者はそう言うと、椅子を倒し始めた。
ふと気付くと、横に、カルテを持った助手の人が座っている。
「まず、全部の歯を見せてもらうよ。」
ライトを操作して、香緒里の口に当てる。
「はい、あー。」
香緒里は観念したように、目を閉じて、口を開けた。
歯医者はカチャカチャ、と硬い音をさせて、ミラーを取り、香緒里の口の中に入れた。
「はい、右上から。」
「7番、C2。6番、インレー、だけど・・・。」
歯医者は、ミラーを左手に持ち替え、ホースの伸びた器具を取って、香緒里の口に入れると、
「ちょっとしみるかなー」
と言いながら、しゅっ、しゅっ、と音をさせた。
「んああああっ」
香緒里が体を固くする。
風だか水を当てたらしい。
「かなり進んでるなあ。2次齲蝕だね。この、詰め物の下で虫歯が進んでるんだよ。治してからかなり経ってるでしょう」
香緒里はかすかに目を開けると、不安そうに頷いた。
237名無しさん@ピンキー:04/09/05 17:51 ID:Lp1XhoDI
「じゃ、続けます。」器械を戻して、歯医者は言った。
「5番、C2、4番・・・」今度は、針のようなものを手にとって、口の中をいじっている。
「あぅッ」香緒里の顔が歪む。
「4番、C2。3番、C1。2番、C2。1番は・・・C1、いや、ちょっと待った」
歯医者は、香緒里の唇をめくり、穴を、針でカリッ、とつついている。
「ぅぅぅ」
「1番、やっぱりC2。左に行って、1番、C2。2番、あー、こりゃひどいなあ、痛くない?」
香緒里は首を振る。歯医者は、疑わしそうな目で見て、
「でも、しみるでしょ?」とさらに聞いた。
香緒里は首を振りかけて、頷いた。さっきのをシュ、をやられると困ると思ったのだろう。
歯医者は、満足げに頷くと、作業に戻った。
238名無しさん@ピンキー:04/09/05 17:52 ID:Lp1XhoDI
「ま、いいや、2番はC3ね。3番、C2。4番、C1。5番…C2。6番、これが痛い歯だね、C4。
7番、C3。6番がこんなになってるから、痛いのはこの歯かもしれないけど。」
歯医者は、またも、ふう、とため息をついて、
「今聞いててわかったと思うけど、Cっていうのは虫歯。全部虫歯だよ。
それと、数字は、進行度。C1くらいで治療すれば、1、2回で済むんだよ。
まあ、普通、C2になると、しみることが多いから、そこで治療にくるもんだけど、
それを、C3になるまで放っておくなんて。若い女の子の口とは思えないよ。
将来が思いやられるね。」
と、言い放った。
香緒里は、目に涙をいっぱいにためている。
たしかに、C1というのはほとんどなくて、C2が多かった気がする。
ものを食べるときに痛くなかったんだろうか…
俺がもっと気をつけていれば、気付いただろうか…
239名無しさん@ピンキー:04/09/05 18:09 ID:NVu7uLIt
そう思っていると、歯医者の声がまた始まった。
「次。左下いきます。7番。」また、カリッカリッと、つついている。
「C2。6番、○。インレーです。5番、C2。4番…これは初めて、大丈夫だ。4から右3まで斜線。」
これまで、全部虫歯だったのか…
あらためて、香緒里の歯のボロボロぶりに驚く。
不思議と、不快感はなかった。むしろ、この診察で、また昨日のように少しドキドキしていた。
「右、4番、レジン、だけどこれも、2次齲蝕だなあ。5番、C2、6番、インレー、7番、C2、以上。」
カチャリ、と、歯医者はミラーと針を置いた。
240名無しさん@ピンキー:04/09/05 18:10 ID:NVu7uLIt
「どう。」と助手に尋ねる。
「多すぎて…ちょっと待って下さい」
美人だが、やや冷たい顔の助手は、カルテの文字を数える。
「要治療、19本です。C1が2本、C2が12本、C3が2本にC4が1本、2次齲蝕2本です。」
「年とおんなじだけ、虫歯があるなんて、多すぎるよ。小さい子供ならまだしも。」
歯医者は厳しい顔で言った。
「うーん、この分だと、全部治すのに、まあ半年は通ってもらうことになると思う。
とりあえず、痛いところから治していくつもりだけど、痛くなくなったからやめる、なんてことはしないように。
この分だと、どんどん痛む歯は増えるだろうしね。ちゃんと最後まで通えるね。」
念押しするように、香緒里の顔を見つめる。
ハイ、と、泣き出しそうな声で香緒里が答える。
241名無しさん@ピンキー:04/09/05 18:11 ID:NVu7uLIt
「一度に、何本か進めていかないと、終わらないから。一番痛むところと、
その奥をなんとかしようと思うけど、今日は時間ある?」
「いえ、今日は」
とっさに香緒里が首を振る。えっ、と思ったが、まあ、今日はショックもあるのだろう。
そう思い、黙っていた。このことが後で、香緒里の悲劇を生むことになろうとは…
「大野さん、あのね…」
歯医者は、呆れたような顔になり、なにか言いたそうだったが、
「ま、ここでお説教しても進まない。とりあえず、治療に入りましょう。」
香緒里の顔が、体が、また固くなった。
別の助手が、器具を並べ始め、歯医者は、レントゲンを見つめた。
242名無しさん@ピンキー:04/09/05 18:12 ID:NVu7uLIt
で、ここで217に続く。と。
我ながら、長・・・
243名無しさん@ピンキー:04/09/05 18:44 ID:m/mJwhBZ
GJ!!
244名無しさん@ピンキー:04/09/05 20:42 ID:lIahtgwm
細かい描写に激萌えです!
乙!
お礼に230の続きを少し…

「救急の歯医者、やってると思うけど行く?」
香緒里は首を振る。
肩を震わせしゃくり上げる香緒里の枕に、涙の大きな染みができている。
「…そこまで迷惑、かけられないよ。ヒック。私はいいから寝てて。」
そうは言っても、歯を欠けさせたのは俺だ。
心配で眠れるわけがない。
「薬はいつ飲んだの?」
「30分ぐらい前かな、でもわかんない。時間が経つのが遅くて…」
じゃあそろそろ効いてきても良い頃だ。
頭に血が昇ると痛いから、といって香緒里は上体を起こした。
抱きかかえて支えてやる。
245名無しさん@ピンキー:04/09/05 20:47 ID:lIahtgwm
歯も一応診ておいた方がいいだろう。
「あーんしてみて、無理ならいいよ。」
俺がそういうと、香緒里は涙に濡れた顔をしかめながら口を大きく開けた。
慌ててスタンドライトを付ける。
左上の一番奥の歯、歯磨きするまでは小さかった虫歯の穴が、大きく開いている。
香緒里に申し訳なくて、動悸がした。
「ん?」
よく見ると、穴の中に白い欠片が見える。
「香緒里、多分、歯の欠片が詰まったままだと思うんだけど、
 取れば楽になるんじゃないかな?」
どうやって取れば良いだろう。爪楊枝でほじくり出すか、でもかなり痛そうだ。
「…うがい、してみる」
しゃくり上げながら香緒里が言った。
「米粒とか、うがいで結構取れるから」
246名無しさん@ピンキー:04/09/05 20:59 ID:lIahtgwm
コップに水を汲み、思いついて洗面器も持ってきた。
「はい。ここにはき出せばいいからね」
洗面器を香緒里の太ももの上に置いた。
「……んっ!」
水を口に含むと、香緒里は目をぎゅっと瞑った。目尻から、涙がぽろぽろと落ちる。
しまった、少し冷た過ぎたか。香緒里の歯の半分はC2の虫歯に犯されている。
きっと頭に響くほどしみたのだろう。心の中で香緒里に手を合わせる。
「…どう?」
水をはき出し、香緒里はまた口を開ける。
「んー、だめだ。残ってる。」
やはり爪楊枝しかないようだ。戸棚から一本取ってくる。
247名無しさん@ピンキー:04/09/05 21:07 ID:p80Dyk50
す、すげえ・・
興奮しまくりだった。検診編、乙。

この香緒里の彼氏激裏山。
虫歯をつつくチャンスまで・・
248名無しさん@ピンキー:04/09/05 21:12 ID:g/c+IvN0
救急に行って美人女医に怒られる、
って展開を想像してたが、
C3のムシバぐりぐりは予想以上だ…萌え〜
249名無しさん@ピンキー:04/09/05 21:18 ID:lIahtgwm
「これで取ってみるよ。痛いかもしれないけど、ちょっとの間我慢できるね?」
「うん」
言って香緒里は口を開ける。
閉じてしまわないように、左手の指を口の中に入れ、親指で上の歯を押し上げた。
欠片は、穴の入り口付近にあった。
手前の歯が削られて平べったくなっているから、うまくすれば取れそうだ。
「いくよ」
声をかけると、香緒里は俺の服の端を握って、息を止めた。
爪楊枝を虫歯の穴に入れていく。
「あーっ、ふ、んあーーっ」
やはり相当痛いようだ。香緒里は服を引っ張る手に力をこめ、声を上げて泣き叫んだ。
「もう少し、我慢して…」
「あ、はあっ!!」
250名無しさん@ピンキー:04/09/05 21:26 ID:g/c+IvN0
か、噛まれる!?
251名無しさん@ピンキー:04/09/05 21:27 ID:lIahtgwm
香緒里ののどの奥から声にならない声が絞り出されたその時、
欠片は穴からころりと落ちた。
洗面器に欠片を吐き出すと、香緒里は俺の胸に顔を埋め、きつくしがみついてきた。
「痛い、痛いぃー!!」
「もう終わったよ。大丈夫、大丈夫」
慌ててアイスノンを当ててやる。
「ひっく、ひっく…。痛かったよぉー」
頭を抱え込み、撫でてやる。
俺のせいでこんな痛い思いをさせてしまったと思うと、
一昨日虫歯をからかったことさえ、後悔の念でのしかかってくる。
辛いのは香緒里なのに…
香緒里は、ひとしきり泣いたあと、薬が効いたのか強引な治療が効いたのか、
はたまた泣き疲れただけか、しゃくり上げながら寝付いてしまった。
252名無しさん@ピンキー:04/09/05 21:30 ID:g/c+IvN0
良スレになってきたと思うのはオレだけか・・?
253名無しさん@ピンキー:04/09/05 21:38 ID:g/c+IvN0
ぐりぐり編、乙。
主人公の悪意のなさ、思いやる気持ち、
それゆえに香緒里に苦行を強いているあたりが
たまらん。
こんなのと付き合いてぇぇぇぇぇ
254名無しさん@ピンキー:04/09/05 21:48 ID:lIahtgwm
俺はなんだか興奮して眠れなかった。
俺の前ではいつもしっかり者の香緒里が、
小さな歯に出来た虫歯一つで、あんなに弱くなってしまうなんて…。
動悸は一晩中おさまらなかった。

8時頃、香緒里が暗い顔をして起きてきた。
「やっぱり痛いの…ずいぶんましにはなったんだけど…」
「薬は?」
「今飲んだとこ。駄目ぇ、痛いよぅ…」
まだ次の予約までは日があったが、もう、少しも待てない。
痛い痛いと泣く香緒里をなぐさめつつ、昨日の歯医者に来た。
今日は香緒里も恐怖より痛みを取って欲しい気持ちが強いようで、
中の様子をうかがったりしている。
中には誰もいないようだ。
診療開始までまだ1時間近くある。どうしよう、他を当たるか…
255名無しさん@ピンキー:04/09/05 21:52 ID:lIahtgwm
「どうしました?」
突然、声をかけられた。振り向くと、香緒里の担当の先生だ。
「おや…大野さん」
若くて虫歯だらけの香緒里は先生にも印象的だったのだろうか。
先生は名前を覚えていた。
「どこか痛むのかい?」
「あい、おくらあ、いらくて」
香緒里は頬をアイスノンで押さえていて口が回っていない。
首をかしげる先生に、俺は叫んだ。
「昨日、歯磨きで虫歯が欠けちゃって、夜中からすごく痛がってるんです。
 薬もあまり効かないみたいで…」
「…入りなさい。とりあえず麻酔を打ってあげよう」
よかった…膝から力が抜けそうになる。


少しといいつつ長くなっちゃったよ〜
リアルタイムでコメント下さった方、ありがとう。
256名無しさん@ピンキー:04/09/05 22:20 ID:5BF5cM/n
続けちゃっていいですかね

鍵を開けて、中に入れてくれると、そのまま診察室に通された。
「着替えてくるから、ちょっと待ってて。」
奥の部屋に消えた歯医者は、白衣を着て出てきた。
「で、どうしたって?」
「昨日、俺が歯磨きして、一番奥の歯が、欠けちゃって大きい穴があいちゃったんです。」
必死に訴えた。
「ほう、じゃ、見せてごらん。」
椅子を倒し、ライトを当てる。
冷たく光るミラーが香緒里の口に入れられる。
「あー、こりゃいかんな」
すぅっと血の気が引いた。
「俺が!乱暴にやりすぎちゃって!」
叫ぶ俺を軽く制して、歯医者は顔を上げて言った。
「いや、君は悪くないよ。」
257名無しさん@ピンキー:04/09/05 22:28 ID:5BF5cM/n
「でも・・・」
「どうせ、あの部分は削るわけだし、欠けても特に問題はないんだよ。」
「そうなんですか。」
「この歯が痛み出すのは時間の問題だったんだ。もしかすると痛いのはこっちかもしれない、と
昨日も言っただろう。」
「そういえば・・」
「昨日、隣の歯を治療したので、神経が刺激されて、急に痛みが強くなったかもしれないね。
だから、昨日のうちに、まとめてやっておけばよかったんだが・・・」
香緒里が、しゅん、となった。
258名無しさん@ピンキー:04/09/05 22:43 ID:5BF5cM/n
「じゃあ、いかん、っていうのは・・」
「ああ、この歯は隣と違って、まだ神経が一応、生きてるんだ。だから、痛みを止めるのに、
麻酔を打つわけ。」
「はい。」
「ただ、今見たところ、神経がかなり充血してしまっているんだ。
こういうときは、麻酔がほとんど効かないんだよ。」
「えっ・・・」
香緒里も、しゃくり上げながら、青ざめている。
「じゃあ・・神経を取っちゃえばいいんじゃないですか?」
俺は必死に抵抗を試みた。
「たしかに、神経は取らないといけないけど、麻酔せずに神経に触るなんて、拷問だよ。」
そうか・・・香緒里を見ると、ほとんど真っ白になってしまっている。
259名無しさん@ピンキー:04/09/05 22:56 ID:5BF5cM/n
「他には?神経を殺すとか」
「君、鋭いね。神経を殺す薬を入れて、穴に蓋をして殺す、っていう方法もあるんだ。
ただね、それは、きちんと虫歯の部分を取って、きれいにしないとできないよ。
このまま蓋をしたら、歯や神経が腐って、ガスがたまるから、余計に痛むんだ」
「どうすれば・・・」
「とりあえず、できるだけのことはやってみよう。まず、麻酔を打って。強めの痛み止めと、
炎症をおさえる薬をあげるから、それを飲んで、おとなしくしてなさい」
「どのくらい、でおさまるんしょうか」
「2、3日といったところかな」
2、3日。数時間でも耐えがたかっただろうに、数日とは。
260名無しさん@ピンキー:04/09/05 23:10 ID:5BF5cM/n
「それで治療してもらえるんですか」
「できるようになるよ。ただ、私は明日から1週間ほど出張なんだ。
でも、もう一人の先生に頼んでおくから大丈夫。美人の女医さんだ。
ちょっときついところもあるけど、腕は確かだよ。」
そう言い残して、歯医者は席を立ち、注射器を手に戻ってきた。
「はい、大野さん、あーん」
「あぁ」
「ちくっとするよー、まあ、歯の痛みに比べたらどうってことない。我慢してねー」
注射器を口の中に入れる。
「あ」
香緒里の脚が、ぴん、と伸びる。
注射器を持つ親指が、ゆっくりと押し込まれていった。
261名無しさん@ピンキー:04/09/05 23:18 ID:EDeaxLqT
乙、すげー萌だよ!!
続きがかなり楽しみです。

ところでC4って抜かないといけない歯だったんじゃなかったっけ?
けどそうなるとブリッチになるけどその隣もC3って事は
ブリッチが不可能で入れ歯になっちゃうか、、、。
まっどうでもいいか。
262名無しさん@ピンキー:04/09/05 23:20 ID:5BF5cM/n
「んあああ」
ぎゅっと閉じた香緒里の目から、涙がこぼれる。
「はい、今度外から入れるね」
そういうと、左手で、香緒里の唇をぐいっ、と上方向に押し広げた。
香緒里はされるがままだ。
「もう一度ちくっとするよー」
さらに唇が広げられ、注射器が入っていく。
「あぅぅ」
喉の奥からかすれた声がもれる。
薬が押し込まれるのに合わせる様に、涙がはらはらと出る。
「はい、これでおしまい」
椅子を戻し、注射器にキャップをはめて、歯医者が言った。
香緒里は、かすかな声で、「ありがとうございました」
と言い、頭を下げた。
263名無しさん@ピンキー:04/09/05 23:26 ID:5BF5cM/n
受付で、薬の説明を受けていると、ドアが開いて、
昨日のカルテを書いていた助手と、もう一人、女の人が入ってきた。
「ああ、萩原先生。」
歯医者は、いいところに来た、とばかりに、女の人に話しかけた。
これが、さっき言っていた女医さんか。
たしかに美人だった。
「こちらの大野さん、明後日、治療に来られるから、お願いしますね。」
歯医者が言うと、
「お願いひまふ」
俺と香緒里も頭を下げた。香緒里は麻酔のせいで、口が回らない。
264名無しさん@ピンキー:04/09/05 23:27 ID:5BF5cM/n
「昨日の患者さんですよ」
助手が、萩原先生に告げた。
「ん?ああ、はい、お大事に。明後日ね。」
萩原先生は、微笑んでドアを開け、送り出してくれた。

帰り道。
「痛むか?」
まだ涙が止まらない香緒里に、尋ねる。
「やっふぁり、麻酔、効かないみたい・・ひっく、ひっく」
「早くおさまって、治療してもらえるといいな。あの先生、腕は確からしいし」
「でも、あの先生、怖そうだよぅ、ひっく」
気弱になっているんだろう。そんな香緒里の肩を抱きながら、ゆっくり歩いて帰った。

たしかに、少しのつもりが、書き出すと長くなるねー
後よろ〜
265名無しさん@ピンキー:04/09/05 23:49 ID:gvmfjkfx
266名無しさん@ピンキー:04/09/05 23:54 ID:gvmfjkfx
乙〜萌えますた。
>>261
漏れもそうオモタ。ブリッジしたいとこだけど、7番がつらいか?
7番にクラウンできるなら、できるかも。

萩原先生は、微笑んでドアを開け、送り出してくれた。
の後に、
きれいな白い前歯が、朝日にまぶしかった。
とか入れたい漏れは逝ってヨシ
萩原先生&助手コンビ、いじめキャラのヨカーン
267名無しさん@ピンキー:04/09/06 00:20 ID:Hpo0RBeU
萩原先生のきれいな白い歯の裏側は金属でギラギラだといっそう萌え。
268名無しさん@ピンキー:04/09/06 01:57 ID:MVaOPK2R
香緒里は、その日は痛い痛いと泣いていたが、
2日たち、ちょうど歯医者に行く日になると、痛みはおさまったようだった。
「今日は一人で行かれるか?」と言うと、
「痛くなくなっちゃった・・・来週でもいいかなあ。」と、渋る香緒里。
「ダメ。今は、痛み止めのおかげだよ。これ以上、先延ばしはダメ。」
とさとし、いやがる香緒里を連れて、歯医者に向かった。
「萩原先生に治療していただく、大野です」
と、受付で名を告げると、雑誌を手に取る間もなく、
「大野香緒里さん」
呼ぶ声がした。美人助手だった。
「彼氏も一緒に来てもらって、と萩原先生がおっしゃってるわ」
許可を求める前に、呼ばれてしまった。
香緒里を後から押すようにして、診察室に入る。

269名無しさん@ピンキー:04/09/06 02:01 ID:sCiNuTJv
美人コンビに期待高まります!
270名無しさん@ピンキー:04/09/06 02:22 ID:MVaOPK2R
「どう。痛みは軽くなった?」
診療椅子に座るなり、萩原先生が尋ねる。今日は、眼鏡をかけていて、少し厳しい感じがした。
「はい。」
「よかった。じゃあ、治療に入れるわね。」
「はい・・・よろしくおねがいしま、す」
「今日は、まず、この間痛かった、左上7番、一番奥の歯を削って、神経を抜いて様子を見るわね。」
「はい。」
「なるべくまとめて治療するように、院長先生に言われたんだけど、」
カルテを手にして、先生は難しい顔をした。
「んー、よりどりみどり、ってとこね。どこから行くか・・・
それにしても、ひどいわね。こんなの見たことないわ」
ちら、と香緒里を見る。
香緒里はうつむいてしまった。
271名無しさん@ピンキー:04/09/06 02:40 ID:MVaOPK2R
「えーと、左上の4番は、珍しく軽いから、さっさと終わらせちゃいましょう。
次に左下5番、を削って、神経抜かないといけないかどうか見て・・・」
「え。神経・・抜くかもしれないんですか」
「C2だと、場合によるわね。冷たいものがしみるくらいなら、大丈夫なことが多いけど、
熱いものとか、甘いものがしみるようになってると、けっこう進んでるの」
香緒里の顔が硬直する。左下の歯は、熱いお茶がしみたのだ。
「甘いものとか、しみるの?」
萩原先生は、香緒里の変化を見逃さなかったようだ。
「あ、いえ・・・」
「ま、いいわ。」軽くため息をつくと、レントゲンをかざして見た。「あとは・・」
「えっ、まだ」
香緒里が小さく声を出す。
272名無しさん@ピンキー:04/09/06 02:43 ID:sCiNuTJv
結構進んだC2って、削るとき痛いですよね。
しかも削りすぎるといけないから、って麻酔なし…
治療シーンが楽しみだ…
273名無しさん@ピンキー:04/09/06 02:47 ID:MVaOPK2R
すると、萩原先生が、急に、冷たい声になった。
「大野さん、あなた、何本虫歯があると思っているの?19本よ。しかも、どれも進行してるの。
そんなに放っておいたのに、簡単に治るわけないでしょう?治す気あるの?」
香緒里が悲しそうな顔になる。
「そんな顔したってダメ。虫歯は、なるもんじゃないの。作るものなのよ。
あなたが虫歯に「してしまった」のよ。自覚してるのかしら。」
香緒里の目に涙があふれてきた。
「前のとき、時間がないとか言って帰って、痛くなって駆け込んできたこと、忘れたの。」
えっ、と思って横を見ると、美人助手が頷いている。
香緒里は涙に声をふるわせながら、
「おねがいします・・・」と言った。
274名無しさん@ピンキー:04/09/06 03:05 ID:6XQUlHtG
ttp://www.ultra-closeup.com/
(・∀・)イイ!!
275名無しさん@ピンキー:04/09/06 03:09 ID:MVaOPK2R
「はい。じゃ、あとは左上の2番。一番ひどい前歯ね。これは痛み出すかもしれないから
早めにやってあげたいんだけど。ちょっと見せてくれる。」
香緒里の顔を自分の方に向けさせ、唇をめくりあげる。
「ずいぶん変色してるわね。これだったら気付いてたでしょう。うーん、これはちょっと厄介だから
もう少し後で集中してやりましょう。」
「あの・・・その歯、どうなるんでしょうか」
気になったので、思わず聞いてしまった。
「どうって?まあ、削って、神経を取ることになるだろうから、根がちゃんとしてれば、
土台を立てて、歯をかぶせることになると思うわ」
「それって、差し歯、ですか。」
香緒里が差し歯はイヤだと言っていたのを思い出した。
「そう、差し歯だけど?」
萩原先生が不思議そうに答える。
「差し歯・・・」
香緒里が青ざめていた。
「こんなにボロボロにしておいて、何言ってるの?ひょっとしたら、差し歯にもできないかもしれないわよ。
根っこまでやられてたら、抜くしかないから、両脇の歯を差し歯にして、くっつけて歯を入れるしかないわね。
これは、レントゲンを見た限りでは、どっちとも言えないんだけれど。」
276名無しさん@ピンキー:04/09/06 03:27 ID:MVaOPK2R
重苦しい雰囲気だった。
助手が、カチャリ、カチャリ、と、治療の準備を始める。
「ま、とにかく、始めましょう」
椅子がゆっくりと倒され、萩原先生の目がいっそう厳しくなった。
「一番奥からやるつもりだけど、麻酔が効くようになってるかどうか、見せてね。」
口調は優しくもどっている。
左手にミラー、右手に探針を手にして、香緒里の口の中を覗き込む。
「あぅ!」
香緒里が跳ねた。
「まだちょっと充血してるようね。今日は無理だわ。もう少し落ち着かせましょう。
じゃ、下の歯からにしましょうか。左下の5番ね。」
一瞬、ホッとした顔を浮かべた香緒里だったが、
「一応、C2だから、麻酔せずに削っていきます。」
と言われ、目を見開いて怯えているのがわかった。
277名無しさん@ピンキー:04/09/06 03:31 ID:MVaOPK2R
「我慢できなくなったら、ちゃんと麻酔するから大丈夫よ。」
横から、助手がなぐさめるように言った。
「はい、じゃ、あーん。」
ミラーでしばらく見た後、萩原先生は、先を選んで、器械にはめた。
不安そうに横目で見つめる香緒里。
「ちょっと見にくいから、ワイダーつけてくれる?」
「はい。」
助手は立って、プラスチックの道具を持ってきた。
なんだろう・・・
見ていると、助手は、それを香緒里の唇にはめた。
すると・・・可愛い香緒里の口が、無理やり大きく開かされていた。
目を離せずにいると、香緒里がそれに気付いて、泣き出しそうな顔をした。
「じゃ、削りますよー」
278名無しさん@ピンキー:04/09/06 03:49 ID:MVaOPK2R

助手が、J字型の器械を持って、香緒里の口に入れた。<BR>
ジュボボ・・と音がする。<BR>
「バキュームっていうの。唾液を吸い取るのよ」<BR>
と、助手が教えてくれた。<BR>
チュイーン、と音をさせながら、ドリルが歯に近付いていった。<BR>
「痛くなったら、左手上げてね」<BR>
香緒里が体を固くした。<BR>
キュゥーン、キュゥーン、<BR>
音を響かせながら、香緒里の歯をドリルがえぐっていく。<BR>
キュィーン、イィィィィィィィン、チュイン、チュイン、<BR>
ドリルの音は続く。<BR>
「あー、けっこう中で広がってる、頑張って」
279名無しさん@ピンキー:04/09/06 03:50 ID:MVaOPK2R
あ。やり直し。

助手が、J字型の器械を持って、香緒里の口に入れた。
ジュボボ・・と音がする。
「バキュームっていうの。唾液を吸い取るのよ」
と、助手が教えてくれた。
チュイーン、と音をさせながら、ドリルが歯に近付いていった。
「痛くなったら、左手上げてね」
香緒里が体を固くした。
キュゥーン、キュゥーン、
音を響かせながら、香緒里の歯をドリルがえぐっていく。
キュィーン、イィィィィィィィン、チュイン、チュイン、
ドリルの音は続く。
「あー、けっこう中で広がってる、頑張って」
280名無しさん@ピンキー:04/09/06 03:59 ID:MVaOPK2R

キュイーン、イーン、<BR>
どのくらい削ったころだろうか。<BR>
「あぅ!」<BR>
香緒里の悲鳴が上がり、左手が上がった。<BR>
「もうちょっとだからねー、ちょっと我慢して。」<BR>
香緒里の足先に、ぎゅっ、と力が入った。<BR>が、まだ終わる気配はない。<BR>
キュィーン、キュゥーン、<BR>
「あー、こっちも広がってる・・」<BR>
「あ、はああ、んぁ、ぁぁぁ」<BR>
香緒里が泣き出し、脚をばたばたさせ始めた。<BR>
「あと少しだから」
281名無しさん@ピンキー:04/09/06 04:00 ID:MVaOPK2R
ぐはー、まただ・・
キュイーン、イーン、
どのくらい削ったころだろうか。
「あぅ!」
香緒里の悲鳴が上がり、左手が上がった。
「もうちょっとだからねー、ちょっと我慢して。」
香緒里の足先に、ぎゅっ、と力が入った。
が、まだ終わる気配はない。
キュィーン、キュゥーン、
「あー、こっちも広がってる・・」
「あ、はああ、んぁ、ぁぁぁ」
香緒里が泣き出し、脚をばたばたさせ始めた。
「あと少しだから」
282名無しさん@ピンキー:04/09/06 04:01 ID:MVaOPK2R
キュゥゥゥゥゥゥン。
ドリルが口からようやく離れる。
ワイダーもはずされ、椅子が起こされる。
「口ゆすいでね」
くちゅくちゅ。すこしホッとした顔で、香緒里が口をゆすぐ。
「はい。もう一度倒しますよー」
ふたたびワイダーが付けられる。
助手がバキュームを手に取る。
えっ、終わりじゃなかったのか・・・・
「意外と大きく広がってたから、もう少し削らないと。」
香緒里が怯えた顔をしたが、口は強制的に開けられているので、
逃げることもできない。
キュィィィィン、
ドリルがふたたび、口に入っていった。

そろそろ限界だ。寝まふ。
どうも、美人ペアを活かしきれてないな・・
書き直しキボン。
283名無しさん@ピンキー:04/09/06 04:19 ID:sCiNuTJv
乙!めっちゃ萌えた〜。
続き少しだけ書くよ。

シュゥン、シュゥン。
少しずつ、本当にほんの少しずつ香緒里の歯は削られていく。
「あ、う、ぁあ…あっ、んぅっ」
そのたびに香緒里がのどの奥で呻く。
手はチェアをきつく掴み、足は絶えずうごめいている。
「神経に近いから少し痛いと思うけど、神経にはまだ触ってないからね。」
手を止めずに荻原先生は言った。
歯を削られている香緒里は、肯くことも出来ずに、涙を流すばかりだ。
口も強制的に開けられていて、香緒里の自由になるのは足ぐらいのものだ。
その足は椅子を蹴り続ける。
284名無しさん@ピンキー:04/09/06 04:33 ID:sCiNuTJv
チィッ、チィン、シュゥンン…
「はい、終わり」
無限にも思われた時間が終わり、香緒里の口から再度ワイダーが外された。
口をゆすぐ香緒里に荻原先生が声をかける。
「神経は取らずに済んだわ。神経を保護する薬を入れて、型を取って、
 今度金属の詰め物を入れますからね。じゃあお願いね。」
最後の一言は美人助手に向けた言葉だ。
美人助手はてきぱきと薬とセメントを練り合わせ、荻原先生に手渡した。
椅子を倒し、香緒里に口を開かせる。
ノズルの着いたチューブを香緒里の口に入れ、ボタンを押した。
シューッ、シューッ
どうやら歯を乾かしているらしい。
風もしみるのか、香緒里は声こそあげないものの、またもびくん、と跳ねた。
「動かないで、口も閉じないで下さいね」
助手が言ったが、すでに香緒里は口を半分閉じていた。
「……もう一回開けて、はい、あーん」
助手が軽くため息をつきながら言い、再度香緒里の歯を乾かした。
シューーーッ、シューッ
香緒里は目をぎゅっと閉じて、懸命に我慢している。


同じく寝まス。
285名無しさん@ピンキー:04/09/06 09:57 ID:JA0zS8b0
真っ昼間から続きやらせてください。

「じゃ、型取るわね」
荻原先生はそういって、香緒里の口にセメントの乗った金属のトレイを入れる。
「ちょっとかんで・・しばらくこのままで」
香緒里は、トレイをかんだまま変な顔をしている。
俺がその顔を見つめていると、香緒里はまた泣きそうな顔をしたので、ちょっと視線をはずす。
診察室を見ると、だいぶ近代的な雰囲気である。
小学校のころの歯医者はもっと怖いイメージがあったのだが、最近は少なくとも見かけはよくなった気がする。
・・まぁ、香緒里を見ていると、変わったのは見かけがけのようだが・・。
「トレイはずしますねー」
助手はそういうと、香緒里の口からトレイを抜いた。
ピンク色のゴムのようなものに、確かに歯の型が付いている。
助手はそれを持って、奥の方に引っ込んでいった。
286名無しさん@ピンキー:04/09/06 11:01 ID:JA0zS8b0
「じゃ、この歯は仮詰めしておくから。口あけて」
荻原先生がそういうと、香緒里は弱々しく口を開けた。
助手はまだ戻っていないので、先生が歯を乾かす。
シュッ、シューッ
ぎゅっと目を閉じて耐える香緒里。
「口閉じちゃダメよ」
先生はそういって、台の上の棒を火で温め、金属の棒で切って香緒里の口の中に持って行く。
「ちょっと我慢してねー」
そして、穴の開いているところにぎゅっと押しつける。
足がびくんと跳ね、目尻から涙がこぼれる。
「はい、今日はこの歯は終わり・・口ゆすいでいいわよ」
先生はそういうと、器具を台に起き一旦マスクをはずした。
香緒里は、ぼんやりとした目で先生を見て、そして口をゆすいだ。
287名無しさん@ピンキー:04/09/06 11:02 ID:JA0zS8b0
先生が、立ち上がって手洗い場の方に行く。
どうやら先生もだいぶ疲れたようだ。
「・・大丈夫?」
俺が香緒里に聞くと、香緒里は弱々しい声で
「・・ん、大丈夫」と答えた。
そんなことを話しているうちに、助手を連れて荻原先生が戻ってきた。
「さて、じゃ今度は、前神経取ったとこ見るわね。きれいだったら薬入れ替えるだけだから」
そういうと、マスクをつけて器具を手に取る。
香緒里は、何も言われなくとも口を開いた。

前治療した歯に詰めてある詰め物を、ピンセットで引っかけて取る。
「んー・・元々中で炎症起こしてたみたいね・・」
荻原先生はそういうと、この前の治療で使ったネジのようなものを手に取った。
それを見た香緒里の顔が、すこしこわばる。
「ちょーっと痛いかもしれないけど、麻酔しても変わらないから・・」
そういいながら、針を歯の穴にゆっくりと押し込んでいく。
「んぁっ・・」
288名無しさん@ピンキー:04/09/06 11:03 ID:JA0zS8b0
先生が、立ち上がって手洗い場の方に行く。
どうやら先生もだいぶ疲れたようだ。
「・・大丈夫?」
俺が香緒里に聞くと、香緒里は弱々しい声で
「・・ん、大丈夫」と答えた。
そんなことを話しているうちに、助手を連れて荻原先生が戻ってきた。
「さて、じゃ今度は、前神経取ったとこ見るわね。きれいだったら薬入れ替えるだけだから」
そういうと、マスクをつけて器具を手に取る。
香緒里は、何も言われなくとも口を開いた。

前治療した歯に詰めてある詰め物を、ピンセットで引っかけて取る。
「んー・・元々中で炎症起こしてたみたいね・・」
荻原先生はそういうと、この前の治療で使ったネジのようなものを手に取った。
それを見た香緒里の顔が、すこしこわばる。
「ちょーっと痛いかもしれないけど、麻酔しても変わらないから・・」
そういいながら、針を歯の穴にゆっくりと押し込んでいく。
「んぁっ・・」
289名無しさん@ピンキー:04/09/06 11:03 ID:JA0zS8b0
香緒里は痛そうに顔をしかめたが、荻原先生は黙って奥に針を進めていく。
目が真剣そのものだ。
そして、ゆっくりと針を抜く。
「あぁっ・・」香緒里が声を上げるが、お構いなしで次の針を選ぶ先生。
涙がまたこぼれ出すが、手はだらんと下がっている。その手をぎゅっと握る。
そして、また針を入れては抜いていく。先生の目が、険しさを増していく。
「んっ・・んあぁっ」香緒里の声が、静かな診察室に響いていた。

根の治療が一段落したらしく、荻原先生は器具を台においてゆっくりと息を吐いた。
香緒里は、もうぐったりとしている。
先生は、マスクをはずしてゆっくりと説明を始めた。
「えっとね・・この歯は、根の先で炎症起こしてるから、しばらくこの治療繰り返さないとダメだわ。
長期戦になりそうだけど、頑張ってね」
香緒里は、それを聞いて呆然とした顔をした。あの治療を繰り返すのはヤダ、と顔に書いてある。
「・・しばらくって、どのくらいかかるんですか?」
俺が代わりに先生に聞くと、先生は
「それは、香緒里さんの根の具合次第だから・・最低でも後3回ぐらいかかりそうね。
5回以上やってダメなら、歯を抜く方向で考えるけど・・」
といった。
290名無しさん@ピンキー:04/09/06 11:05 ID:7moe7J+I
盛況だ・・・
こんな時間から萌えてしまうのは危険なので
あとでまとめて読もう・・
た、楽しみ〜
291名無しさん@ピンキー:04/09/06 11:07 ID:V+X+ZcwC
歯を抜く、という言葉を聞いて、蒼白になる香緒里。
それを見た荻原先生は
「19才で歯を抜かなきゃいけないってのはつらいと思うけど、残せないものは仕方ないのよ」
と小さくため息をついた。
重い沈黙が、診察室を包んだ。

「んーと、後どうする?まだ頑張れる?」
荻原先生は、優しい声で香緒里に聞いた。
「・・・」
だが、香緒里は答えない。
「・・どうなんだよ、香緒里」
俺が香緒里に聞くと、香緒里は首を小さく横に振った。
先生は「そう、分かったわ」と優しく言って、助手に予約表を持ってこさせた。
「そうね、土曜日の・・朝でいいかしら?」
先生が言うと、香緒里はこくりと頷いた。
「分かったわ。ただ、仮詰めがとれたら予約の前でも来てね・・もっとも、痛いから言われないでも来てくれるだろうけど」
先生は冗談めかして言ったが、香緒里は小さく頷くだけだった。
292名無しさん@ピンキー:04/09/06 11:09 ID:V+X+ZcwC
>>287-288
2重ゴメン。

昼間っから何やってんだよ俺_| ̄|○
293名無しさん@ピンキー:04/09/06 11:35 ID:V+X+ZcwC
なんか荻原先生がひどい役になっちゃったので、フォロー


「まぁ、今日はゆっくり休んでね。疲れちゃっただろうから。でも、歯磨きは忘れないこと♪」
荻原先生はキャラに合ってない明るい声で言ったが、香緒里はこくんとうなずいただけでよろよろと立ち上がった。

歯医者の外に出ても、香緒里は魂が抜けたようになったままだ。
「香緒里、よく頑張ったね」
俺の方が恥ずかしくなってしまうような言葉をかけても
「・・・」
返事が返ってこない。
「なんか食べてく?」
いつもならすぐに食いついてくる俺のせりふも
「・・いや、いい」
と冷たく返されてしまった。


この後誰かよろしくw
294名無しさん@ピンキー:04/09/06 12:25 ID:7moe7J+I
乙〜
我慢できずに昼休みに読んでしまった・・
皆すごいなー、萌えたよ。

295名無しさん@ピンキー:04/09/06 16:03 ID:uKP0Qu3f
今までの、全部まとめてうpしますた。
壮絶な長文心して読め!。

ttp://www.geocities.co.jp/HeartLand/4796/feti1090221132.txt
296名無しさん@ピンキー:04/09/06 17:30 ID:/hARO1Ts
ラブ小説風に続けさせてください


結局、その日はそのまま家に帰り、食事を取り、忘れずに仕上げ磨きをして寝た。
でも、香緒里は終始元気がなかった。

次の治療の日。
「そろそろ行こうか?」
香緒里に声をかけると、香緒里は首を横に振った。
「ほら、予約の時間に遅刻するぞ」
手を取ると、香緒里はその手を払った。
「・・ヤダ」
香緒里はそういうと、横になった。
「ヤダじゃないだろ、行かないと」
「・・もう痛いのヤダ」
子供のように、首を横に振る香緒里。
「でも、放っておくとまた痛くなるだろ。それはいやだろ?」
諭すようにいうと、こくんと頷く。
「じゃ、我慢して行かないと」
「・・なったことがないから分からないんだよっ!」
香緒里はそう叫ぶと、クッションを俺に投げつけた。
297名無しさん@ピンキー:04/09/06 17:34 ID:qJgjbHTk
相変わらず気持ち悪い奴が棲み付いているなぁ
298名無しさん@ピンキー:04/09/06 17:56 ID:/hARO1Ts
ショックだった。
香緒里のためを思っていったつもりだったのに、そういわれるとは。
「・・理屈では行かなきゃいけないって分かるけど、でも、でも痛いんだもんっ」
「それは、つらいのは分かるけど・・」
「分かってないよっ!」
また、クッションが飛んでくる。もう、どうでも良くなった。

「・・ならいいよ。キャンセルの電話入れるよ」
受話器を取る。香緒里は、起きあがったがうつむいたままだ。
「・・いいんだな?」
念を押すと、香緒里は力なくうなずいた。
電話をかけると出たのはあのときの助手だった。
「あの、大野ですが、今日は具合が悪いんでキャンセルしたいんですが・・」
「・・少々お待ちください・・大野さん、はい・・あ、先生がお話したいそうですのでかわります」
その言葉のあと、荻原先生のゆっくりとした声が続いた。
「大野さん。痛み止めと炎症止め今日の朝の分までしか出してなかったわよね。あれ切れたら痛みが出ちゃうわ」
「・・先生」
先生の声は全て分かったような声だった。
299名無しさん@ピンキー:04/09/06 17:57 ID:/hARO1Ts
「あ、彼の方だったのね・・無理に治療はしないから、薬だけでも取りに来てって伝えて。
薬持って帰るだけでいいわ。本人にしか処方できない決まりだから・・ね」
「・・はい、伝えます・・すみません、ご迷惑かけて・・」
「いいわよ、そんなの。仕方ないわよ・・じゃ、待ってるわ」
先生はそういうと、電話を切った。

「・・香緒里。無理に治療はしないから、薬だけ取りにきてって。そのままじゃ痛くなるよ」
「・・ヤダ」
香緒里はうつむいたまま首を振った。
「薬取りに行くだけだって。治療しないって先生もいってくれたし」
「・・でもヤダ」
先生がせっかく言ってくれてるのに、香緒里はそれすらいやがった。
「痛くなっても知らないからな」
そう言って、俺は気晴らしのドライブをしに外へ出た。
300名無しさん@ピンキー:04/09/06 18:04 ID:0lj8bFNt
>>297
激しく胴囲!だれか296を医者(シャーマンでもいい)
に通報してくれ・・・。
301名無しさん@ピンキー:04/09/06 18:08 ID:0lj8bFNt
300は296・298・299に訂正。
302名無しさん@ピンキー:04/09/06 18:11 ID:/hARO1Ts
走り続けて、もう日がかげり始めていた。
なぜかまた、彼女の家まで戻ってきていた。
先生の言っていたことだと、もうそろそろ痛みが出ているだろう。
心配になって、電話をしてみた。
「・・香緒里?」
声をかけると
「・・ゴメン、ホントにゴメン」
香緒里の声が返ってきた。ちょっと涙声だ。
「・・俺も、出てってゴメン」
「・・寂しかった・・戻ってきてよ・・」
「今戻るよ」
そういうと、俺は香緒里の部屋のドアを開けた。
「ただいま」
俺がそういうと、香緒里は涙で濡れた目をこっちに向けた。
「・・歯、痛くなってない?」
俺が聞くと香緒里は力なく「・・痛い」と答えた。
「・・薬だけ、取りに行こうよ」
俺が言うと、彼女は力なく頷いた。
303名無しさん@ピンキー:04/09/06 18:15 ID:7moe7J+I
お、新展開
書いてくれた人も、まとめてくれた人も乙。
俺は続き楽しみにしてるぞー
304名無しさん@ピンキー:04/09/06 18:18 ID:7moe7J+I
IDがmoeなのがなんとも・・
実は「番外編・萩原先生」を作ったんだが、
気持ち悪いとか言われるからうpはやめとくかな
305295:04/09/06 18:40 ID:uKP0Qu3f
まとめ更新。
ついでにフレーム化した。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand/4796/feti/
306295:04/09/06 18:41 ID:uKP0Qu3f
307名無しさん@ピンキー:04/09/06 18:46 ID:/hARO1Ts
歯医者につくと、もう看板の明かりは消えていた。
「・・もう閉じちゃったのかな」
俺が言うと、香緒里は心配そうに手をぎゅっと握る。
とりあえずドアを押してみると、鍵はかかってなく、すっと開いた。
「あの・・」
俺と香緒里がおそるおそる中にはいると、
「待ってたわ、大野さん」
荻原先生の声がした。
「あ、あのっ」
「ごめんなさいっ」
俺が挨拶をしようとしたら、香緒里が深々と頭を下げた。
すると先生は笑って「いいのよ、別に」と言って、薬の袋を差し出した。
会計を済ませようとすると、もう助手もみんな帰ってしまったようで、先生が会計を打った。
・・香緒里のために待っていてくれたようだ。申し訳ない。

「ちょっと話があるんだけど、いい?」
会計を済ませて、もう一度謝ってから帰ろうとすると、先生がそう言った。
「あ、はい・・」
香緒里が先生の方に歩いていったので、俺も追いかける。
「じゃ、ここに座ってよ」先生が長いすに腰掛けて、そういう。
先生、香緒里、俺、と、待合室の長いすに座った。
308名無しさん@ピンキー:04/09/06 18:47 ID:/hARO1Ts
「・・私、分かるんだよね。香緒里ちゃんの気持ち」
先生は遠い目をして語り出した。
「私も、昔は香緒里ちゃんみたいなダメ患者で・・痛くなったら痛み止め、効かなくなったら歯医者。
で、痛みが止まったら通うのやめて、また痛くなるの」
香緒里は、驚いたような目で先生を見た。俺も、先生にそんな経験があるなんて信じられなかった。
「歯が丈夫な人はさ、放っておいてもつらくなるだけだから我慢して行けって言うんだけどね、分かってても行きたくなくて・・
だって、治療痛いもんね」
そういうと先生はふっと笑った。
「でもさー・・高校2年の時だったかな・・治療した先生がさ。私にこんこんと説教してくれてねー・・今香緒里ちゃんの担当してる先生だけどね」
「えっ・・」
俺は思わず声を上げた。あの先生が・・
「意外でしょ?・・ま、そのとき必死で通って、で、歯医者になろうって決めたんだけどね」
香緒里が先生を見ると、先生は
「そんなわけで、今あなたにこんな話をしてるのよ。つらいのは分かる・・でも、ここで何とかしようよ。私も精一杯やるし」
そういって、香緒里の肩をぽんぽんと叩いた。
「・・分かりました」
香緒里は、先生の方を向いてそう言った。
「それじゃ、次の予約月曜に入れておくから」
だが、先生がそういうと、香緒里は不安そうに目を泳がせた・・。
309名無しさん@ピンキー:04/09/06 18:49 ID:/hARO1Ts
・・なんか、いつの間にか青春ものみたいに・・。
誰か、続けづらいだろうけど続けて!w
310番外編・萩原先生:04/09/06 19:00 ID:7moe7J+I
あ、萩原先生の過去だ。
俺が作ったのとちと違う・・・
ここはちょっと目をつぶってもらって、勝手に萩原編をうp。

萩原佳奈子、29歳。
都内の歯科医院で働く、歯科医である。
卒業後、臨床一筋でやってきたので、キャリアは5年目ながら、
生来の手先の器用さもあって、今では院長にもその腕を認められていた。
ただ、佳奈子は、少々厳しいことでも有名だった。
「どうしてもっと早く来ないの。こんなになるまで放っておいて!」
「ちゃんと歯は磨いてるの。もっと大事にしないとダメ。」
患者に、つい、小言を言ってしまうのだった。
しかし、これには理由があった・・・
311番外編・萩原先生:04/09/06 19:07 ID:7moe7J+I
元々、佳奈子はあまり歯が丈夫なほうではない。
子供のころは、よく歯が痛くて泣いていたものだ。
小学校に上がり、引っ越した近所の歯科医院は、当時には珍しく、
予防歯科に熱心な医師で、乳歯が虫歯だらけの佳奈子を
根気強く指導し、おかげで、永久歯になった佳奈子の口の中は、
見違えるように綺麗になった。
惜しいのは、幼稚園のときに、生えてすぐに虫歯にしてしまった6歳臼歯だが、
この歯も、上の2本は、アマルガム充填から2次齲蝕を起こし、
銀のインレーが入れられているものの、
下2本は上手にレジンが詰められており、
歯科検診でも、ほぼ、健全歯と判定されるほどであった。
312番外編・萩原先生:04/09/06 19:11 ID:7moe7J+I
永久歯は、生えて数年は、虫歯にかかる危険が高いが、
それを乗り切れば、虫歯の危険はぐっと低くなる。
3ヶ月に1度通っていた予防歯科も、中学を卒業するころには、半年で1度の検診だけになった。
周囲の友人たちには、佳奈子は歯が綺麗、と褒められるようになっていた。
いつしか、佳奈子は、自分の歯が丈夫でないと言うことを忘れていた。
身についた丁寧な歯磨きだけは続いていたが、
部活や勉強が忙しく、つい、歯科からの検診のおしらせハガキを見逃してしまった。

高3の夏休みも終わろうとする頃。
朝、歯を磨いていた佳奈子は、左上の前歯の間が、少し白濁していることに気が付いた。
「やだ・・・虫歯?」
そういえば、奥歯は虫歯にならないように、と丁寧に磨いていたが、
前歯は虫歯になりにくいような気がして、少し手を抜いていたかもしれない・・・
ミラーで見ようかと思ったが、急がないと夏期講習に間に合わない。
佳奈子は医学部を目指していた。夏休みは重要なのだ。
そうして、前歯のことは、忙しい日々にまぎれていった。
313名無しさん@ピンキー:04/09/06 19:14 ID:/hARO1Ts
を、萩原先生のストーリーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
・・そういえば、萩原先生と荻原先生といるねw
今まで気がつかなかったw
314番外編・萩原先生:04/09/06 19:17 ID:7moe7J+I
時は経ち、大学入試を1週間後に控えた、冬の日のことだった。
家を出て、口から深呼吸をした、そのとき。
「前歯が、しみ・・る・・?」
気になって、何度も歯につめたい風を当ててみる。
最初、少し痛いような気がしたが、そのうち、気のせいか、と思えてきた。
夏休みに、白濁を見つけたことなど、忘れていた。
入試が近づいて、ナーバスになっているのだろう。なにより、歯医者に行くような暇はないのだ。
そうしてまた、前歯の虫歯は、ひっそりと佳奈子の意識下に潜ったのだった。
315番外編・萩原先生:04/09/06 19:19 ID:7moe7J+I
佳奈子は大学生になった。医学部は落ちてしまったが、歯学部には見事合格し、
歯医者を目指して勉強することになった。
念願の一人暮らしも始め、昼間は授業、バイト、夜は飲み会、と、充実した日々を送っていた。
しかし、歯にとっては過酷な日々だった。
栄養はどうしても偏りがちになるし、お昼をお菓子で済ませることもあった。
昔からは考えられないことだったが、夜、飲み会で酔ってしまい、家に帰って歯も磨かずに
寝てしまうこともあった。
そんな初夏のある日。いつものように、友人たちと飲みに出かけ、
「暑いときはこれに限る」とばかりに、冷たいビールに口をつけた瞬間だった。
316番外編・萩原先生:04/09/06 19:25 ID:7moe7J+I
「っ!!」
佳奈子の前歯に激痛が走った。思わずグラスを取り落とす。
「どうしたの?」
心配して見つめる友人たちに、
「あはは、手がすべっちゃった」
と笑ってごまかしてみせた。歯学部の友人に、歯が痛いとは、言えなかった。
その夜、早めに帰宅した佳奈子は、鏡の前で、おそるおそる口を開いた。
いーっ、とやってみる。
左上前歯、1番と2番の間に、かすかに茶色い点が見えた。
歯がぴっちりと綺麗に並んで生えている佳奈子の歯では、間の様子はそれ以上見えない。
そこから周囲に向かって、ややうっすら黒い?ような気がしたが、
洗面所のやや薄暗い光の下では、鏡から遠ざかってみると、きれいな歯に見えた。
317番外編・萩原先生:04/09/06 19:27 ID:7moe7J+I
少しホッとしながら、裏側もチェックしてみることにする。
予防歯科でもらったミラーは、実家に置いて来てしまった。
仕方なく、ポーチから手鏡を持ってきて、歯の裏に当ててみた。
歯の裏側を、鏡にうつしてみると・・・
歯の間が、真っ黒になっていた。黒ずみは、両方の歯の中心近くまで広がっている。
動悸が激しくなるのを感じた。
「そんな・・・」
前から見ると、ほとんどなんともないのだ。
もう一度、鏡にうつす。間違いであってほしいと願ったが、やはり、黒かった。
爪でこすってみても、取れない。そのうえ、爪に少し、ひっかかりを感じた。
顔を近づけ、目をこらすと、1番の方には、小さな穴も開いている。
間違いなく、虫歯だった。
318番外編・萩原先生:04/09/06 19:33 ID:7moe7J+I
「どうしよう・・」
母親の、差し歯が目に浮かぶ。歯はやけに白いが、歯ぐきがやや黒ずんでいて、
佳奈子はそれを見るたびに、「差し歯にだけはなりたくない」と思っていたのだった。
それなのに・・・
佳奈子の目から、涙がこぼれた。

前から見たら、なんともないのだから、案外大したことはないのかもしれない。
早く歯医者に行って、治してもらおう。
そう思うものの、もし、差し歯になってしまったら、と思うと、怖くて決心がつかなかった。
その夜、歯医者に行く夢を見た。
「差し歯にするしかないですね。」と言われたうえ、気が付くと、乳歯の頃のような、
虫歯だらけの口に戻っていた。予防歯科の歯医者が、悲しそうな顔で見ている。
目が覚めて、佳奈子は、泣いていた。
319番外編・萩原先生:04/09/06 19:37 ID:7moe7J+I
結局、歯医者には、行かなかった。怖かったのだ。
バイトや授業で忙しい、と言い訳をしながら。
飲み会は少し減らし、 今さら遅いとわかっていながら、歯磨きも念入りにやった。
相変わらず、冷たいものがあたると激痛が走ったが、
うまく、右側を通して流し込む術もおぼえ、夏が過ぎていった。
秋になるころ、佳奈子の2番目の前歯は、光の当たり方によっては、黒ずみが表からも見えるようになっていた。
鏡を見ては、ため息をつく日々だった。疲れてくると、たまに痛むような気もした。
320番外編・萩原先生:04/09/06 19:45 ID:7moe7J+I
ある日、前期の試験の打ち上げがあった。
クラスの面々だけでなく、授業で教授のアシスタントをしていた、紺野という若い歯科医も参加していた。
紺野は、しゃべり方も穏やかで、小児歯科を目指している、と言っていた。
クラスメイトの間では、やや物足りない、少し年上すぎる、という意見が多かったが、
佳奈子は、少し紺野を意識して、女のクラスメイトたちと、彼の近くに座った。
実際に飲み会で話してみると、紺野は意外とおもしろく、佳奈子はますます彼が気になっていた。
そのとき。向かいに座っていた由美子が、突然、
「佳奈子。いーってしてみて?」
と言い出した。
「前歯、黒くなってる気がして。虫歯じゃないの?前歯は早く治したほうがいいよ。」
佳奈子は思わずびくっとして、
「何よ。変なこと言わないでよ」
と言ってしまった。紺野の前でそんなことを言われたのが、たまらなかった。
「別に、そんなつもりじゃなかったんだけど。ごめんごめん」
由美子は屈託なく笑い、別の話題にさっさと移っていった。
動悸が激しくなっていた。
321番外編・萩原先生:04/09/06 19:53 ID:7moe7J+I
飲み会の帰り、気を利かせたクラスメイトたちは、佳奈子と紺野を残し、カラオケに行ってしまった。
「一緒に行きましょうか?暗いし。」
紺野は、佳奈子と一緒に歩き出した。
教授のうわさや、高校のことなど、当たり障りのない話をして、歩いていった。
「ところで。」
大学の門のそばの街灯の下で、紺野は立ち止まった。
「さっきのことだけど。」
佳奈子は、なに?という顔をしてみせた。
「前歯、早く治したほうがいいよ。けっこう進んでると思う。」
すうっと血の気が引いた。気付かれていた。よく考えると、紺野は歯科医だ。気付かないわけはなかった。
「見せてごらん」
逃げそうになる佳奈子の手首をつかむ。
「放っておくほど、虫歯は悪くなるんだから。」
諭されるように言われ、佳奈子は体の力を抜いた。おとなしく、少し上を向く。
322番外編・萩原先生:04/09/06 19:57 ID:7moe7J+I
紺野の指が、佳奈子の唇をめくった。
「あぁ。痛むんじゃない?これは。」
佳奈子が首を振る。「しみる、くらいです」
「・・・そう。もうちょっとちゃんと診たいんだけど、今、いいかな?
研究室のところに、ちゃんとユニットもある。僕はほとんど飲んでないし、診るだけだから大丈夫だよ」
予想外の展開に、佳奈子は体を固くした。
「歯医者が怖いかもしれないけど、僕も怖いかな。平気でしょ?」
紺野は優しく言って、微笑みかける。
さすが小児歯科を目指すだけあって、話の持って行き方がうまかった。これでは、頷かざるを得ない。
「じゃ、行こうか」
こんなふうに、二人きりになろうとは。
建物をカードキーで開けて入っていく紺野に着いて行きながら、紺野に歯を見られて恥かしい気持ちと、
ようやく治療ができるという安心感と、差し歯への恐怖感に、少し混乱していた。
323番外編・萩原先生:04/09/06 20:01 ID:7moe7J+I
「ここだよ。どうぞ。」
紺野に招き入れられた部屋の真ん中には、歯科医の椅子が置かれていた。
「口、ゆすいでいいですか」
さすがに、飲み会の後の口の中をそのまま見せるのはイヤだった。
「あぁ、そこに座って、ユニットのを使って。コップは・・はい、これ。」
使い捨てのコップを渡された。
佳奈子は靴を脱いで、ユニットに上がり、口を丁寧にゆすいだ。
「じゃ、いいかな?」
滅菌器から器具を取り出した紺野が、横に座る。
「はい。お願いします。」
佳奈子が答えると、紺野はちょっと微笑んで、椅子のスイッチを押した。
うぃーーーん。
椅子が倒されていく。
「じゃ、ちょっと見せてね。とりあえず、あーん」
ミラーを手にした紺野に促され、佳奈子は口を開く。
「うん、だいたい綺麗だね。小さい虫歯が1,2本あるけど、大丈夫。綺麗な歯だよ。」
ほめられて、佳奈子は少し力を抜いた。
324名無しさん@ピンキー:04/09/06 20:12 ID:Sb9IXeKW
やべー、本編に安易に萩原先生の過去入れるんじゃなかった。
すごい本格的だよー・・。
325番外編・萩原先生:04/09/06 20:14 ID:7moe7J+I
「じゃ、前歯見るよ。」
ミラーが前歯の内側に当てられた瞬間、紺野の顔が少し険しくなった。
「うーん。これは思ったより進んでるね。前から見るよりも、裏はかなりひどいよ。」
佳奈子の顔が歪む。
台の上の探針に手を伸ばしかけた紺野が、佳奈子の表情に気付いた。
「まだ、怖いのかな?」
佳奈子は、思い切って言ってみた。
「歯医者が怖いんじゃないんです。予防歯科に通ってて、慣れてるから。ただ・・」
「ああ、歯は綺麗だったものね。ただ、どうしたの?」
「差し歯・・差し歯になるのが怖くて」
佳奈子はすがるような目で、紺野を見た。
ふう、ため息をつき、紺野はミラーを置いた。
椅子も起こされ、佳奈子は紺野と向かい合う形になった。
326番外編・萩原先生:04/09/06 20:18 ID:7moe7J+I
「えっと・・萩原・・・佳奈子ちゃん、だっけ。」
「はい。」
「はっきり言うね。」
「ハイ。」
緊張した雰囲気に、佳奈子の声が震える。
「残念だけど、この前歯は、差し歯になるのは避けられないと思う。」
佳奈子は、頭を殴られたような気がした。
心のどこかで覚悟はしていたが、現実を突きつけられると、やはり、辛かった。
「あと2ヶ月早ければ、差し歯にせずに治せたかもしれないけど」
2ヶ月。やっぱり、あの、激痛が走ったときに歯医者に行っていればよかったのだ。
後悔で、涙がじわっとあふれてきた。
327番外編・萩原先生:04/09/06 20:22 ID:7moe7J+I
「ただね。差し歯って、たぶん、お母さんか何かのを想像してると思うんだけど、
あの、ふちが黒くなってて、変に白い、あれ。」
こくり、と佳奈子が頷く。
「最近のは、もっと見た目も自然なのがちゃんと作れるんだよ。
だから、そんなに怖がらなくてもいい。」
心をほぐすように、紺野が続ける。
「ほら、僕もここ、差し歯なんだけど」
右上1番を指差し、にっ、と笑う。
それは、周りの歯と見分けがつかなかった。
「えっ・・わからなかった・・虫歯ですか?」
「僕は、スキーでぶつかって折れちゃったんだけどね。かっこ悪いだろ?」
微笑む紺野に、佳奈子もつられて笑った。
「でも、虫歯も、根っこさえちゃんと残ってれば、
差し歯はかっこ悪くないのができるから。大丈夫。ね?」
佳奈子は頷いた。
差し歯になるのは、まだやっぱりショックだったが、あの差し歯にはならないのだ、
と思うと、少し気が楽になった。
328番外編・萩原先生:04/09/06 20:27 ID:7moe7J+I
「じゃあ、ちゃんと治療できるね?」
はい、と答えたものの、こちらでは、いい歯医者がどこかわからない。
「あの・・大学病院でも診てもらえるんですか?」
と聞いた。
「ああ、もちろん。学生はほとんど無料で治療できるよ。
教授には紹介が必要だけど、僕でかまわなければ、僕が診るよ。」
好意とは別に、さっきからの様子に、紺野に診てもらえれば、安心できる気がした。
「お願いします。」
佳奈子がそう言うと、
「じゃあ、さっそく、明日の朝、病院の方に来て。」
と、紺野が指示する。
しかし、明日は友達と遊びに行く約束だった。
「大学は休みでしょ?それに、1番の歯、そろそろ痛み出すと思うから、早いほうがいいよ。
前歯の痛みは辛いらしいし、痛みが出たら、根の状態も急に悪くなるしね。」
329番外編・萩原先生:04/09/06 20:31 ID:7moe7J+I
痛いくらいなら、ま、我慢すればいいわ。
差し歯への恐怖が薄れた佳奈子は、根の話は耳に入らなかった。
結局、地元から友達が出てくる、と言って、治療はその次の日に延ばしてもらった。
紺野は、心配だったのか、
「痛くなったら連絡して。」
と、携帯と、構内の内線電話の番号をくれた。

次の日。このところ、気にかかっていた前歯のこともやや進展し、試験も終わって、
佳奈子は、ひさしぶりに、晴れ晴れとした気分で遊んでいた。
夜、シャワーを浴びていると、トクン、トクン、と、脈にあわせて、
1番の前歯に、少し不快感が出てきた。
「ん・・・まあ、痛いわけじゃないし。」
と、そのまま眠りについた。
330番外編・萩原先生:04/09/06 20:38 ID:7moe7J+I
・・・ドクン、ドクン、ドクン、ズキン!ズキン!
佳奈子は、歯の痛みで目が覚めた。時計を見ると、5時だった。
叫び出したくなるような痛みではなかったが、頭が痛くなってくる。
「はあ。紺野先生、怒るかなあ」
早いほうがいい、と言っていた、紺野の顔を思い浮かべた。
「あ、そうだ、電話!」
さすがに早すぎると思い、6時まで待ってから、紺野に電話をかける。
「はい。」
「あの・・萩原ですけど。起こしちゃいましたか?」
「ああ、佳奈子ちゃんね。もう起きてるよ。どうしたの?痛み出した?」
「・・・はい。」ほらみろ、と言われるかと思ったが、
「大丈夫?我慢できる?治療は8時からだけど、7時半から開いているから、早めにおいで。」
優しく言われただけだった。
331番外編・萩原先生:04/09/06 20:48 ID:7moe7J+I
7時半に行ってみると、紺野はすでに待っていた。
マスク姿を見るのは初めてだ。少し怖い感じに思える。
言われるままに、レントゲンを撮りに行き、戻って、ユニットに座る。椅子が倒された。
「はい、見せてごらん」
おとなしく口を開ける。
「あー、これは痛いね。でも、ちょっと我慢してくれる。」
と言うと、指で、1番をとんとん、と叩いた。
「っうぅぅ」
歯だけでなく、目の奥まで痛みが走り抜けた。
「もっかい」
次に、2番を叩いた。
今度は、歯の中がぼわん、と痛んだだけだった。
「どうかな。」
佳奈子が痛みかたを伝えると、今野は、難しい顔になった。
「うーん。とりあえず、こっちの1番からやろう。削って、ちょっと根の状態を確認するね。」
目で頷く。
332番外編・萩原先生:04/09/06 21:14 ID:7moe7J+I
根の状態?佳奈子は、なにか大事なことだったような気がして、
一生懸命考えていた。
先日の夜とは違って、今日は、衛生士や助手もたくさんいる。
助手が、麻酔のシリンジを、紺野に手渡した。
「はい。ちくっとするけど、我慢して。」
しばらくして、麻酔が効くのを待って、治療が始まった。
「見にくいから、視野確保して。リトラクター。」
「はい。」
佳奈子の唇に、プラスチックの器具がはめられた。口が大きく開けられ、歯茎がむき出しになる。
「!」
恥かしい、と思って、紺野の顔をとっさに見たが、
紺野は、真剣な顔で、タービンにチップを装着し、佳奈子の目を見て、大丈夫だよ、というふうに微笑むと、
チュイーン
と音をさせて、佳奈子の歯を削りにかかった。
333番外編・萩原先生:04/09/06 21:22 ID:7moe7J+I
キュイーン、キュィーン。
まずは、1番と2番の間から。次に、裏側へ。進むにつれ、紺野の顔が険しくなる。
「んー、思ったよりも中に進んじゃってるなあ。痛いけど、我慢してね・・」
佳奈子の脚がもぞもぞしているのに気付いてか、紺野は釘をさすように言った。
「ああぁぁぁん、あああぁ、あぁぁ!」
佳奈子が泣き出した。
「ん、もうやめるから」
すぐに、タービンの音が消えた。
「よく頑張ったね。」
紺野はなぐさめながら、泣きじゃくっている佳奈子の口から、リトラクターをはずした。
透明な唾液が、つーっ、と糸を引く。
「とりあえず、口ゆすいで。」
椅子を起こす。
334番外編・萩原先生:04/09/06 21:29 ID:7moe7J+I

思ったよりも、削る時間は短かったな・・・<BR>
舌で確かめてみると、意外と穴も小さいようだ。佳奈子はホッとした。<BR>
口をゆすいで、姿勢を戻すと、紺野が、マスクを顎にはずし、佳奈子の方を見ていた。<BR>
「1番の、治療なんだけどね。」<BR>
少し、厳しい顔で話し始める。<BR>
「思っていたより、深くまで進んでるんだよ。2番の方が、前も黒くなっていて気になっただろうけど、<BR>
1番は、虫歯が中に向かって進んでいたんだね。こっちの方が、ひどい虫歯だよ。」<BR>
どうやら、深刻な話だ。佳奈子は体を固くして、頷く。<BR>
「で、今、ちょっと削ってみたんだけれど、中が大きくやられてる。おそらく、根っこまで。」<BR>
根っこ。佳奈子は突然思い出した。<BR>
“根っこさえちゃんと残ってれば、差し歯にできる。”と、紺野が言っていたのだった。<BR>
じゃあ、根っこがない場合は・・?
335番外編・萩原先生:04/09/06 21:31 ID:7moe7J+I
ん?昨日のにもこんなのあったけど、何だコリャ

思ったよりも、削る時間は短かったな・・・
舌で確かめてみると、意外と穴も小さいようだ。佳奈子はホッとした。
口をゆすいで、姿勢を戻すと、紺野が、マスクを顎にはずし、佳奈子の方を見ていた。
「1番の、治療なんだけどね。」
少し、厳しい顔で話し始める。
「思っていたより、深くまで進んでるんだよ。2番の方が、前も黒くなっていて気になっただろうけど、
1番は、虫歯が中に向かって進んでいたんだね。こっちの方が、ひどい虫歯だよ。」
どうやら、深刻な話だ。佳奈子は体を固くして、頷く。
「で、今、ちょっと削ってみたんだけれど、中が大きくやられてる。おそらく、根っこまで。」
根っこ。佳奈子は突然思い出した。
“根っこさえちゃんと残ってれば、差し歯にできる。”と、紺野が言っていたのだった。
じゃあ、根っこがない場合は・・?
336番外編・萩原先生:04/09/06 21:36 ID:7moe7J+I
お、大丈夫だ
ワードから貼り付けてんだけど・・ま、いいや、続き

「だから、1番は抜かなきゃならないよ。」
歯を抜かないといけない。しかも、前歯を。自分が虫歯にしてしまったせいで。
歯医者に行かずに、放っておいたせいで。
頭がくらくらした。
「あの・・じゃあ、差し歯は・・」
「そう。差し歯にはできないんだ。」
「入れ歯・・・?」佳奈子は、涙声になっていた。
「大丈夫。入れ歯にはならないよ。ブリッジって言って、両端の歯にかぶせ物をして、
その歯で支えるように、つないで歯を入れる。」
父親の奥歯にあった、3連の銀歯を思い出した。
「見た目は・・?」
「それは、普通の差し歯とおんなじだよ。心配いらない。」
佳奈子は、黙ってしまった。
337名無しさん@ピンキー:04/09/06 21:43 ID:siUjlSVV
今後は、こっちでどうぞ。

えっちねたロビー
http://sakura01.bbspink.com/hneta/
338名無しさん@ピンキー:04/09/06 21:50 ID:Sb9IXeKW
>>337
行為はしてないだろ。フェチ板でいいはずだ。
339番外編・萩原先生:04/09/06 21:56 ID:7moe7J+I
「まだ18歳だし、歯を抜かないといけないのは、つらいだろうけど・・・」
紺野が静かに言う。
「抜かなきゃいけなくなったのは、しょうがないんだ。きっちり治すから。佳奈子ちゃんも頑張ろう。」
佳奈子は、こくり、と頷いた。
「何か、聞きたいことはない?」
「抜いた後・・歯抜けにはならないですよね?」
「ああ、そりゃ、気になるよね。」紺野は笑った。
「大丈夫、仮の歯を作ってはめるから。案外、よくできてるよ。ぱっと見わからないくらい。」
「両端の歯って、右の1番と、左の2番ですか。右の1番は、なんともないんですけど・・」
紺野の顔から、微笑が消えた。
「うん、それはしょうがないんだ。なんともない歯を削るのは悲しいだろうけど、
ブリッジの端の歯には、真ん中の歯の分も力がかかるから、負担がかかる。
右の1番はしっかりしてるから、その点、大丈夫。」
一瞬、佳奈子の顔に浮かんだ不安をさえぎるように、紺野が続ける。
340番外編・萩原先生:04/09/06 21:56 ID:7moe7J+I
「問題は、左の2番なんだけどね。
差し歯になるはずだったから、削ってかぶせるのに抵抗が少ないだろうけど、
もともと、2番もかなり虫歯が進行してるからね。自分だけならいいけれど、
たぶん、隣の歯を支えるのは、負担が大きいと思う。」
「だけど、根はあるんですよね」
佳奈子は、自分の頭に浮かんだ考えが、間違っていますように、と祈った。
「うん、ある。でも、隣の歯を支えるほどの力はないんだよ。」
「・・・」
「2番はブリッジの端にはなれない。だから、ブリッジの支えは、右の1番と、左の3番にしようと思ってる。」
「それじゃあ、2番は・・・」
どくん、どくん、どくん、どくん、
佳奈子の心臓は、激しく打っていた。
341番外編・萩原先生:04/09/06 21:57 ID:7moe7J+I
「・・・残念だけど、抜くことになるね。」
鼓動は強く感じられるのに、頭からは血の気が引いていく感じだった。
歯を2本も抜くなんて。
さらに、そのために、虫歯じゃない歯を2本も削らないといけない。
どうしてすぐに、歯医者に行かなかったんだろう。
「大丈夫?」
紺野がハンカチを差し出し、顔を覗き込む。
佳奈子の頬には、涙が流れていた。
「落ち着いたら、歯を抜くよ。・・もちろん、次回でもいいけれど。」
呆然としたまま、佳奈子が頷く。
「その後は、仮の歯を入れて、しばらく抜いたところを落ち着かせる。で、口の中の型を取って、
両端の歯を削って、そこの型を取って、ブリッジを作って、終わり。ただ、前歯だから、
最終的にはめる前に、一度、色あわせとかしようね。大丈夫。ちゃんと、綺麗になるから。」
紺野が、ゆっくりと説明する。
佳奈子は、黙って頷いていたが、目をつぶって深呼吸すると、ぱちっと目を開け、
「よろしくお願いします。」
と頭を下げた。
342番外編・萩原先生:04/09/06 22:02 ID:7moe7J+I
その後、佳奈子の左上1番2番は抜歯され、右上1番から左上3番の、4連ブリッジとなった。
紺野が言ったように、前からの見た目は、他の歯とほとんど見分けがつかないくらいだったが、
歯の裏は・・・
佳奈子は、大学時代、舌が裏側の金属に当たるたびに、あのときの後悔を、思い出していた。

最近、どうも、右下の6番が、痛いような気がする・・・
「肩こりかな。そろそろ、30だし」
佳奈子は、なぜか、あのときの後悔を忘れ始めていた・・・

以上です。長々とすみませんでした。
ホントは、萩原先生虫歯が痛くて美人助手にいじめられる、っていうストーリーを考えてたんだが、
前振りのつもりの前歯編で、つい、力が入って・・・
差し歯好きなんだよ〜
343名無しさん@ピンキー:04/09/06 22:21 ID:l7+itXRe
お疲れ&激しくGJ!

今後来る人のために。
・本編      >>308より続けてください
・萩原先生編 >>310-342
344名無しさん@ピンキー:04/09/06 22:26 ID:l7+itXRe
>>343
ついでに、萩原先生続編期待っ!
345名無しさん@ピンキー:04/09/06 22:45 ID:2f3HGROd
本編続き。

「じゃあ、この間予定より進まなかったし、今日はきっちり治していきますからね」
月曜日。
治療ブースに通された香緒里に、荻原先生はびしっと言い放った。
この間香緒里に優しく話しかけていた時の面影は微塵もない。
虫歯を治す、という使命感に溢れているからだろうか。
俺はなんだか納得してしまったが、香緒里はあからさまに怯えている。


ごめん、用事落ち。帰ってきて続きなかったらまた書きます。
346名無しさん@ピンキー:04/09/06 22:46 ID:7moe7J+I
>>343&間でちょくちょくコメントくれた人、ありがとう。

本編も、香緒里の治療がいい感じだから、続くといいな〜
萩原先生編、上に書いたように、歯が痛くなる、にしたいんだけど、
前振りでぐったりしちゃって・・ちと待ってて。
もち、他の人が書いてくれてもいいよー
347名無しさん@ピンキー:04/09/06 22:47 ID:7moe7J+I
あ、本編続いた。

とりあえず、帰ろうっと
348名無しさん@ピンキー:04/09/06 23:03 ID:5iT/Nd9U
香緒里どうなっちゃうの?ゾクゾク。
349名無しさん@ピンキー:04/09/06 23:48 ID:x46YAe9L
申し訳ないが作り話じゃ悶えない。いったいいつまで続くの??
350名無しさん@ピンキー:04/09/07 00:03 ID:qxeQdq3A
続けてほしいです!!!!!!!!
351345:04/09/07 00:35 ID:nhGqUepV
帰ってきたんで続き。

「まず左上を見せてね、はい、あーん。
 …うん、充血も引いてるわ。 今日神経抜いてしまいましょう。」
香緒里の口を覗き込みながら萩原先生が言った。
「あと、上の6番の掃除して、前回削った5番は金属が入るからね。
 どうする?途中で嫌になってもいいように酷い歯からやろうか?」
「…はい」
酷い歯、と聞いて一瞬青ざめた香緒里だが、覚悟を決めたのか自分から口を開けた。
「じゃあ6番ね」
ゴムのような覆いが外され、細く裂いた脱脂綿が香緒里の歯の中から引き抜かれる。
荻原先生が綿をライトにかざした。先の部分が緑ががったクリーム色に染まっている。
「やっぱりまだ膿んでいるみたいねぇ。もう一度掃除するわね。」
例の針が香緒里の歯にねじ込まれていく。
「んんぅ、…はぁ、ああ……」
やはり相当響くのだろう。香緒里の目端からすっと涙が流れる。
「……ちょっと徹底的に洗うわね」
そういうと荻原先生は、今までねじを回すように入れていた針を、
力を込めて激しく出し入れし始めた。
「あ、ああっ! いあぁ!!」
香緒里が叫ぶ。
荻原先生はそれにはかまわず、額に汗をにじませ、針を取り替えながら同じことを繰り返している。
ざっ、がすっ、がりっ。
かすかにそんな音も聞こえてくる。見ている俺も膝が笑ってくるような治療だ。
「……ふう」
荻原先生は、ため息をつくと、額の汗を拭いた。
「もういいわよ。これで上向きになってくれれば良いんだけれど。」
香緒里は肩で息をしている。涙を拭く気力もなくなっている。
助手が気づいて、ハンカチで香緒里の目の横をそっとぬぐってくれた。
352345:04/09/07 00:47 ID:nhGqUepV
香緒里の歯に手際よく薬と脱脂綿を詰め、蓋をすると、
荻原先生は一瞬伸びをして、香緒里に向き直り、微笑んで言った。
「じゃあ一番奥の歯を治療します。良く我慢できたわね。もう大丈夫よ」
香緒里の目がまたじわっと滲む。
優しい言葉をかけられて、痛みに苦しんだことを思い出したのだろう。
「麻酔の注射をしますからね。」
荻原先生は、注射器を2本持ってきた。
香緒里の口を開かせる。
「はい、最初ちくっとします。その後は押される感じがしますよ。」
香緒里の一番奥の歯のすぐ隣に針は差し込まれた。
少し薬液を入れては針をほとんど抜けそうなところまで引っ張り、
方向を変えてまた奥深く差し込む。
香緒里は目をぎゅっと瞑って頑張っている。
353345:04/09/07 01:06 ID:nhGqUepV
一本目の薬液がすっかりなくなったのを確認して、荻原先生は注射器を抜いた。
「はい、いーってして、あ、少しだけ開けてみて」
指示に従った香緒里の唇の左端を、助手が左上に引っ張りあげる。
「ちょっと痛いかもしれませんよ」
言うと同時に2本目の注射器が、香緒里の歯茎に射し入れられた。
「ひ、いぁ、んぅう」
薬液を押し込まれるたびに香緒里は息を漏らした。
「はい、終わり。効くまで少しかかるから、下の金属、入れてしまうわね」
荻原先生は、助手が持ってきた金属の詰め物を香緒里の歯に当てて具合を確かめると、
満足そうに肯き、さっとセメントをつけて詰めてしまった。
さらに指でその歯を、顎ごとぎゅうっと押さえる。
香緒里はびっくりして目を白黒させている。
1,2分たっただろうか。
「よし。そろそろ麻酔もきいたでしょう」
荻原先生はそう言うと、いそいそと歯を削る準備をし始めた。
354名無しさん@ピンキー:04/09/07 01:13 ID:6A+kEgPi
チムポが元気になってしまった。
治療する美人先生が説教をしているときに、
先生の差し歯の裏側が見えてドキドキ・・・。
355345:04/09/07 01:21 ID:nhGqUepV
キュウゥゥゥウン、キュィイ、キュイーィン。
麻酔が良く効いているのだろう。
香緒里は最初こそ緊張で固くなっていたが、
今はこの痛そうな音の中、すっかりリラックスしている。
「ああ、手前がやっぱり酷いわねぇ…」
削りながら荻原先生がつぶやいた。
この歯は元々、手前の崩壊した虫歯と昔接していたであろう部分から出来、
小さな穴が空いて中で広がった虫歯だった。
俺が欠けさせてからは、前半分が大きく口を開けていて、中の黒茶色いのが良く見えた。
見たところ後ろ半分は何もなさそうだったが、
神経を取るというのだから全部削ってしまうのだろう。
そんなことを考えているうちに、すっかり神経の処置まで済んだらしい。
「この歯は次回、土台を入れていけそうね」
見ると、香緒里の歯は手前が歯茎ぎりぎりまで削られ、
後ろに向かって傾斜がつけられていた。
真ん中は神経を取って一層へこんでいるので、斜めに切った竹のようだ。
356345:04/09/07 01:28 ID:nhGqUepV
薬を詰める準備をしながら、荻原先生は香緒里に話しかけている。
「今日、後一本ぐらい治しておこうと思うんだけど、いいかしら。
 ほら、前も言っていた上の4番、一番小さい奥歯ね。一回で治るから。」
「あのぉ・・」
「ん?」
「悪い歯から治して欲しいんです。 もうあんな痛いのやだし…」
「ってことはこの前歯かしら…うーん、院長に相談してからの方が…」
「いえ、そこじゃなくて…」
香緒里の言葉に、荻原先生も俺も首を傾げた。
確か香緒里の歯はC4が1本、C3が2本。
C3で残っているのは前歯だけのはずだが…。
俺が悩んでいる間に、荻原先生が先にひらめいたようだ。
「香緒里ちゃん、もしかして、他にも痛い歯があるの?」
「……はい」
357345:04/09/07 01:34 ID:nhGqUepV
またも香緒里は真っ赤だ。
「今更恥ずかしいことじゃないわ、どこ?」
「…右の上の…」
「そう。ちょっと待ってね。」
そう言うと荻原先生は、左上の奥歯の処置を仕上げると、レントゲンを手にした。
「ああ、このインレーが入っている歯ね。うっかりしてたわ。これは痛いかもね。」
俺もようやく思い至った。
10年前に詰めた銀の周りが汚らしく変色し、香緒里も「しみるの」と言っていた歯。
実際はしみるどころか、すでに痛みだしていたわけか。
『また嘘吐いたな』、という目で軽く香緒里をにらんでやる。
香緒里は慌てて、
「あの、でも、ズキズキするんじゃなくて、なんかジーンと重い感じなんです。」
と言い足す。
358名無しさん@ピンキー:04/09/07 01:41 ID:Xchclbcy
すごい充実ぶり。みんなありがとう

作り話じゃ萌えないって、
ネカマが、歯医者さんに行ってキュイーンされちゃいました、
皆さんは虫歯のない女の子が好きなんですよね
とか書いてるやつのほうがいいって言うんだろうか?
こっちのスレほうが、よっぽど完成度も高いし、萌えるが。俺は。

ま、とにかく、期待してる。
359345:04/09/07 01:48 ID:nhGqUepV
「うーん、早く治療してあげたいなあ…でもねぇ」
「でも?」俺と香緒里が同時に聞く。
「左と右、両方治療中だと食べられるものも限られてくるし、
 違和感が強かったりするからお勧めできないのよね…」
「無理なんですか?」
香緒里が勢い込んで聞くと、荻原先生は苦笑した。
隣では美人助手も苦笑している。
「そこまで言うってことは実は結構痛いんでしょう?嘘は駄目よ」
「……は、い…」
俺はちょっと呆れた。まあ、自分から治して欲しいと言ったから、許してやろう。
「じゃあこっちも麻酔するわね。神経に届いてるから。」
さっと麻酔をすませると荻原先生は、ドリルの先を取り替える。
「じゃあインレーを外すわね」
ブウゥゥン…
回転数も違うのか、スイッチを入れると、歯を削るときとは違う音がした。
360345:04/09/07 02:20 ID:nhGqUepV
ドリルが香緒里の口の中に入れられる。
ウィイン!
一度大きな音がしたと思ったら、荻原先生はすぐにドリルを抜いてしまった。
「……取れたわ…触っただけなのに…これは酷いわ」
助手に言って、手鏡を取ってこさせる。
手鏡を香緒里に渡し、探針を口の中に入れる。
「見える?インレーの下、全部虫歯だわ。
 セメントが全然効いてなかったもの。ほら、触っただけで崩れるでしょう?」
香緒里は泣き出しそうになっている。
俺も中を見せて貰った。
大きめのインレーが入っていたところ一面、茶色くなっていて、
針で触ると簡単に、ぐずぐずと崩壊していく。
「さあ、さっさと治してしまいましょう。香緒里ちゃん、泣いてたら削れないわ。
 麻酔は効いているでしょう?」
ひっく、ひっく。
香緒里がしゃくり上げている。
「うぇっく、はずかしいよぉ、こんな、きたない歯ぁ、ひいっく」


ううー、限界。
心理戦得意な人に、是非続きお願いしたい。
361名無しさん@ピンキー:04/09/07 03:41 ID:16alfnjM
「大丈夫よ。それにしても、ずいぶん痛かったでしょう。」
萩原先生が、やさしくなぐさめる。
すると・・
突然、美人助手が立って、診療室の窓を開けた。
「けほっ、すごい臭いだわ。」
そう言うと、マスクを取ってきて、つけた。
「はい。いくら彼女の歯だって、辛いでしょ」
と、俺にもマスクを渡してくれた。
そういえば・・・
何かが腐ったような、歯を磨かなかった翌朝の口臭のような、臭いがする。
これが、あの歯から出てるのか・・?
362名無しさん@ピンキー:04/09/07 04:26 ID:16alfnjM
香緒里は、ますます激しく泣き出した。
「金子さん。あなた。」
萩原先生は、助手を軽くにらみ、
「こうなってしまったのは、前の治療が原因なの。だから、香緒里ちゃんが泣くことないのよ。」
と、香緒里をなぐさめた。
「だから、治していきましょう。ね。」
香緒里がひっく、ひっく、としゃくりあげながら、ハイ、と返事をした。
「じゃ、続けるわよ。はい、あーん。」
まずは、水で洗いながら、バキュームで吸い取り、それから、ドリルで削りに入った。
「ん、あああああああ」
「麻酔効いてるでしょ。だいじょうぶよ。もうちょっと。我慢して。」
香緒里は、泣きながらも治療に耐えている。
363名無しさん@ピンキー:04/09/07 04:27 ID:16alfnjM
3分ほど削っていただろうか。
ドリルの音がやみ、バキュームの、ズズズ、ジュポーっ、という音がして、椅子が起こされた。
「まず、うがいしてくれる。」
先生に言われて、うがいをした香緒里は、青い顔で言った。
「歯が・・歯がない!」
萩原先生は、ちょっと頷くと、口を開いた。
「虫歯に侵されてる部分を全部取ったら、ほとんど残らなかったわ。あとは、さっきの臭いでもわか

るとおり、」
香緒里は、赤くなってうつむく。
「神経のところは、腐ってたわ。一応、よく洗って、これから根の処理をするけど」
また!香緒里が硬くなる。
「ジーンと痛かったってことは、炎症が慢性化してるってことなの。だから、かなり長くかかるわね

。覚悟してかからないと。」
香緒里は、もう、どうでもいいといった顔で、ぐったりとしてしまった。

こんなとこか。もう寝るぜ。続き頼みます。
364295:04/09/07 05:49 ID:mgAdD4/b
小説書いてくれたみんな、乙!

いちおー、363まで纏めた。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/4796/feti/index.htm
365名無しさん@ピンキー:04/09/07 08:49 ID:9sBRJ5M2
むはー、いい感じになってきたー。
続きかこ♪

「残った神経を取りますね」
萩原先生はそう言うと、ユニットを倒し、例の針を手に取った。
おびえた目で先生を見る香緒里。
先生はにっこりと微笑んで、香緒里に口を開けさせた。
「そんなに痛くないと思うから、大丈夫よ」
そう言って針を歯に入れたとたん、
「あぁっう」
香緒里がびくんと動いた。
萩原先生は針を抜いて
「ゴメン、まだ麻酔が足りなかったみたいね・・もう2本打つわ」
といい、台の上の注射器を手に取った。
「さっきの麻酔が効いてるから、大丈夫よ」
萩原先生はそう言いながら、香緒里の歯茎に針を入れた。
針をぎゅっと押し込まれると香緒里はちょっと顔をしかめたが、それほど痛くないようだ。
「OK、後1本ね」
同じように注射をするが、香緒里は眉間にしわを寄せただけだった。
「痛くなかったでしょ?」
先生がにっこり笑って言うと、香緒里はこくんと頷いた。
366名無しさん@ピンキー:04/09/07 08:49 ID:9sBRJ5M2
むはー、いい感じになってきたー。
続きかこ♪

「残った神経を取りますね」
萩原先生はそう言うと、ユニットを倒し、例の針を手に取った。
おびえた目で先生を見る香緒里。
先生はにっこりと微笑んで、香緒里に口を開けさせた。
「そんなに痛くないと思うから、大丈夫よ」
そう言って針を歯に入れたとたん、
「あぁっう」
香緒里がびくんと動いた。
萩原先生は針を抜いて
「ゴメン、まだ麻酔が足りなかったみたいね・・もう2本打つわ」
といい、台の上の注射器を手に取った。
「さっきの麻酔が効いてるから、大丈夫よ」
萩原先生はそう言いながら、香緒里の歯茎に針を入れた。
針をぎゅっと押し込まれると香緒里はちょっと顔をしかめたが、それほど痛くないようだ。
「OK、後1本ね」
同じように注射をするが、香緒里は眉間にしわを寄せただけだった。
「痛くなかったでしょ?」
先生がにっこり笑って言うと、香緒里はこくんと頷いた。
367名無しさん@ピンキー:04/09/07 08:50 ID:9sBRJ5M2
数分経った後。
「麻酔が効いたか確かめるから」
先生はそう言うと、香緒里の歯の中に針を入れた。
「んぁあっ」
やはりびくんと動く香緒里。困ったような顔をする先生。
「・・金子さん、あれ持ってきて」
そう言われた助手は、となりの部屋に入って、A4ぐらいの紙を持ってきた。
そこには、歯の断面図のようなものが書かれていた。
「あのね、歯ってのは元々こんな感じなのね。この赤いのが神経ね」
香緒里がこくんとうなずく。
「この神経が根の先から歯茎の方につながって、痛みを感じるようになってる。麻酔も、根の先から神経に入るのよ」
香緒里は、もう一度こくんとうなずく。
「で」
先生は、根のところ以外の神経をボールペンで塗りつぶした。
「さっきの歯は、ここまで神経が死んじゃってるの。でも、根のところは生きてるわ」
「あ、だから痛かったんですね?」
香緒里が合いの手を入れる。
ところが、先生は「ええ」と言いながら困ったような顔をした。
368名無しさん@ピンキー:04/09/07 08:51 ID:9sBRJ5M2
数分経った後。
「麻酔が効いたか確かめるから」
先生はそう言うと、香緒里の歯の中に針を入れた。
「んぁあっ」
やはりびくんと動く香緒里。困ったような顔をする先生。
「・・金子さん、あれ持ってきて」
そう言われた助手は、となりの部屋に入って、A4ぐらいの紙を持ってきた。
そこには、歯の断面図のようなものが書かれていた。
「あのね、歯ってのは元々こんな感じなのね。この赤いのが神経ね」
香緒里がこくんとうなずく。
「この神経が根の先から歯茎の方につながって、痛みを感じるようになってる。麻酔も、根の先から神経に入るのよ」
香緒里は、もう一度こくんとうなずく。
「で」
先生は、根のところ以外の神経をボールペンで塗りつぶした。
「さっきの歯は、ここまで神経が死んじゃってるの。でも、根のところは生きてるわ」
「あ、だから痛かったんですね?」
香緒里が合いの手を入れる。
ところが、先生は「ええ」と言いながら困ったような顔をした。
369名無しさん@ピンキー:04/09/07 09:03 ID:MUCDOB+X
根の掃除が始まった。
荻原先生がごりごりと針を操作する。
「神経は全部死んでしまっているから、痛くないでしょう。
 今まで痛かったのは、神経が腐ってでたガスの、行き場がなかったからなの」
ひぃっく。荻原先生の声に香緒里が嗚咽で応える。荻原先生は更に、
「この歯とこの、」
と言って左の奥から2番目の歯を指し、
「歯の根の治療に、あと半月ぐらいかかると思うわ。週2回ぐらい来て貰うわね」
と言う。
「あと、院長先生が帰って来次第、前歯も何とかしましょうね。
 他の歯は、しばらく手を出さないでおくわね。
 奥歯が両方治療中だから、あまり固い物は食べないでね。
 はい、終わり。」
ひっく、ひぃっく。
嗚咽を漏らしながら香緒里はうがいをした。何度も、何度も。
両方に麻酔をされて、うまくうがいできず、ごぼごぼと口から溢れだしている。
370名無しさん@ピンキー:04/09/07 09:05 ID:MUCDOB+X
うわ、ごめんなさい、かぶった。
369は忘れて下さい。
371名無しさん@ピンキー:04/09/07 09:17 ID:9sBRJ5M2
ぬを、かぶっちゃったか・・
続きUP行きます。ゴメン。

「さっきの歯は、歯の根のところが細くなってて・・死んだ神経があると細くなるんだけどね。
で、麻酔がうまく入っていかないのよ」
しばらく考えていた香緒里の顔が、さっと曇る。
「・・ど、どうするんですか」
「一番楽なのは、生きている神経のところに直接麻酔の注射をする」
なんか、聞いただけで歯が痛くなってきそうな治療である。
「・・他には、ないんですか」
すこし蒼くなった香緒里が、先生に食い下がる。
「神経を殺す薬を詰めてしばらく置く、ってのもあるけど、次の治療までずっとじんじんするし、効かないかもしれないわ」
香緒里が、まだ何か言おうとしたが、言う言葉もなくなったらしくうなだれる。
「注射さえ終われば、楽になるから・・がんばろ。ね」
萩原先生がぽんぽんと肩を叩くと、香緒里は力なく頷いた。
「じゃあ、準備するから」
先生はそう言うと、となりの部屋に入っていった。
372名無しさん@ピンキー:04/09/07 09:17 ID:9sBRJ5M2
先生が、助手を3人ほど連れて出てきた。
無言で、ユニットを倒す。香緒里はおびえた目をしているが、先生は器具のチェックに余念がない。
「えっと・・動くと危ないから、頭押さえさせてね」
先生がそう言うと、助手の一人が香緒里の頭を押さえた。もう一人が、足のところを軽く押さえる。
香緒里の目には、もうすでに涙が浮かんでいる。
「じゃ、やるからね・・痛いけど、動かないでね」
先生はそう言って、香緒里の口を開けさせ、歯の中に注射器を進めた。
「あぁあっ!」
香緒里が悲鳴を上げてびくんと動くが、助手二人がさっと押さえつける。
「危ないから動かないで!」
先生が叫ぶように言う。
「う・・うぁあっ・・」
香緒里は痛そうに声を上げる。先生は、ゆっくりと液を入れていく。
香緒里の目から涙がこぼれ、額には脂汗が浮かんだ。もう一人の助手が、さっとそれを拭く。
「そう、動かないで・・」
「あぁぁっ・・ふぅん・・」
諭すように言いながら、ゆっくりと液を入れていく先生。香緒里の目尻から、また涙の筋がたれる。
373名無しさん@ピンキー:04/09/07 09:30 ID:9sBRJ5M2
「もうちょっと、もうちょっとだから・・最初の方の麻酔が効き始めるから楽になるわ」
「んぁあっ・・」
萩原先生はそう言いながら、なおもゆっくりと薬を入れていく。
香緒里の方も、すこしは楽になったようだ。
「・・これで、終わり」
先生はそう言うと、注射器を台において、汗をぬぐった。
「お疲れ様、香緒里ちゃん」
助手の人たちもそう言いながら、自分の汗をぬぐっている。
香緒里は、ひっくひっくとしゃくり上げながら涙をぬぐった。
「これで麻酔が効いたから、そんなに痛くないと思うから。お口開けて・・」
先生はそう言うと、例の針を手に取った。
香緒里は、まだ泣き続けていたが、ゆっくりと口を開いた。
針を歯の中に入れられると、またぴくんと動く。
「ん、ちょっと我慢してね」
そう言いながら、先生は根の治療を続けた。
374名無しさん@ピンキー:04/09/07 09:31 ID:9sBRJ5M2
「・・はい、今日はここまで・・お疲れ様」
先生はそう言うと、大きくふぅと息を吐いた。
お疲れ様、と言っているが、自分もだいぶ疲れたのだろう。
「この歯も、しばらくは根の治療しないとダメだけど・・こっちは、もう一本の方よりは早く治るはずよ」
先生がそう言うと、香緒里は力なく微笑んだ。
「次の予約、明後日の夜でいい?」
「はい、よろしくお願いします」
香緒里がそう言うと、先生はにっこり笑って香緒里の頭をなでて
「もう一息、頑張りましょ。今日はよく頑張ったわ」
と言った。

ふぅ、やっと治療完了・・やー、治療長いなぁ。
さて、1000までに香緒里の虫歯は完治するのでしょうか?w
375名無しさん@ピンキー:04/09/07 09:33 ID:9sBRJ5M2
今チェックしたら>>367>>368二重になっちゃった。
>>368はとばしてください。
376名無しさん@ピンキー:04/09/07 09:52 ID:ApxuxKX2
オツカレ!
押さえつけられて麻酔…萌えだ〜
あとは、クラウンと前歯と、治療終了後の銀でぎらぎらした口が
萌えポイントかな〜。楽しみ。
377番外編・萩原先生:04/09/07 11:26 ID:fOljZbC6
乙〜
本編に刺激されて、萩原先生編も書き始めたんだけど、出なきゃ
途中までうpするね
全然いいところにまだ到達してなくて申し訳ない

「歯医者さんは、虫歯がないんですか?」と聞かれることがある。
もちろん、人よりも気をつけてはいるが、
歯医者だって、虫歯には、なるのだ。

あれから10年。佳奈子は、歯科医として、充実した日々を送っていた。
佳奈子自身は、左上の前歯を酷い虫歯にして失ってから、
きっちり歯を磨き、半年に1度、前歯を治療してくれた紺野にチェックしてもらい、予防に努めてきた。
もともと、歯が丈夫でない性質なのだが、努力の甲斐あって、
この10年では、2本の治療で済んでいた。

378番外編・萩原先生:04/09/07 11:27 ID:fOljZbC6
他の歯の状況は、こうだ。
幼稚園の時に、生えるなり虫歯にしてしまった、6番4本。
下の2本にレジン充填、上の2本は、もともとアマルガムだったのが、
2次齲蝕を起こして、小学生の時に、銀のインレーに変わっている。
あとは、前歯の治療の時に、上の7番の奥に、C1の虫歯が2本見つかり、レジンで充填されている。
5年前、親知らずを抜いたとき、下の7番の奥にも、やはりC1の虫歯が2本見つかったので、同様に治療してもらった。
もともとの歯が弱い佳奈子は、歯ブラシの届きにくいところがあると、すぐ、虫歯になってしまうのだ。
379番外編・萩原先生:04/09/07 11:29 ID:fOljZbC6
ある日。佳奈子は、勤務中に、右下のあたりに、違和感を感じた。少し、重いような・・・
「肩でも凝ってるのかな。もう年だし」
そう考えて、肩を揉んでいると、
「萩原先生。今日、すごい患者さん来たんですよ」
と、衛生士の金子夏美が話し掛けてきた。
夏美は、佳奈子と同じ時にこの医院に新卒で来たのだが、
衛生士なので、佳奈子より年は下である。
「どうすごいのよ。」
「虫歯が19本もあるんですよ。おじさんじゃないですよ。19歳の女の子。
彼氏に連れられてきたけど、男にぼーっとなってるから、あんなに虫歯になるんだわ。」
これだけ聞くと、彼氏ができない女の僻みのようだが、夏美は、佳奈子から見ても美人であった。
「ちょっとちょっと。19本はすごいけど、あなた、言いすぎよ。」
380番外編・萩原先生:04/09/07 11:31 ID:fOljZbC6
夏美は、歯が丈夫なようで、今まで、一度も虫歯になったことがない、と自慢していた。
そのせいか、虫歯を作る人間に対して、かなり手厳しい。
佳奈子が、患者に対して厳しいのは、自分の苦い経験からだが、
夏美の場合は、虫歯にしてしまう、ということ自体を軽蔑しているようだった。

たとえば・・
佳奈子は、患者を治療するとき、椅子を倒している間は、絶対にマスクをはずさない。
理由はもちろん、前歯の裏である。
佳奈子のブリッジは、紺野が気合を入れて、一番腕がいいという技工士に頼み、
2度も色あわせや修正をしてくれたおかげで、前から見ると、自前でないとは気付かない。
しかし、強度から言って、絶対に裏は金属でないとダメだ、と紺野が譲らず、
裏は、金属がギラギラ光っているのだった。
下から見れば、絶対にわかってしまう。
381番外編・萩原先生:04/09/07 11:49 ID:fOljZbC6
最初の頃は、声がこもって聞こえにくいからと、あまりマスクをしていなかったが、
歯医者になった年の秋。医院内で、衛生士や助手の歯科検診をしたときのこと。
夏美の担当になり、綺麗な歯に少し嫉妬をおぼえつつ、検診を終えたとき、
下から、夏美が言ったのだ。
「萩原先生、銀歯、見えてますよ。前歯の裏も。欠損してるみたいですけど、
まさか、虫歯じゃないですよね。」
佳奈子は真っ赤になった。
その反応を見て、夏美は、信じられない、という表情をし、さらにこう続けたのだ。
「前歯も虫歯にする人がいるなんて、いないと思ってた。」
衛生士である以上、そんなはずはないのだが。
その後、紺野に、裏が白いものに変えて欲しいと頼んだのだが、
あまりいじるのはよくない、と、許可されなかった。
院長にも頼んでみたのだが、
「せっかく綺麗に入ってるし、もったいないぞ」
と、これも取り合ってもらえなかった。
それ以来、佳奈子は、マスクをすることに決めた。

すまん、ここで中断
382名無しさん@ピンキー:04/09/07 17:13 ID:kX0IdWf4
昼夜なく小説を書き続けるスレになってますな。
書いてくれてる人ありがと。

夏美助手のブラッシング指導がよみたいなぁ・・キビシイ奴。
誰かお願いします。
383名無しさん@ピンキー:04/09/07 21:30 ID:8uVWc8NJ
>>1-382
今日昼に起きて家に誰も居ないと思って
上半身裸パンツ一丁でオナニー途中の
ギンギンなチンコを社会の窓から出して上下に振りながら
「ほんとにほんとにほんとにほんとにライオンだー」
と唄いながら廊下を行進していたところを
妹に見られた俺よりましだろ?
すげぇリズミカルにチンコ振っていたんだよねorz
384名無しさん@ピンキー:04/09/07 21:33 ID:yX1Gpaap
誤爆?
385名無しさん@ピンキー:04/09/07 21:38 ID:8saWqHd+
>>384
誤爆の割にはレス番合ってる・・
386名無しさん@ピンキー:04/09/07 21:49 ID:mgAdD4/b
ちょっと話の腰折ってスマンが、
「レッド」ってレーベルで、「おっぱい大図鑑100人」とかのビデオあるじゃない。
htp://www.r-e-d.jp/sakuhin/aka081/bottom.html

で、このメーカーのホームページで、「企画募集」ってのがあって、フォームから、「こういうの見たい!」ってのが送れるんだわ。
ttp://www.r-e-d.jp/kikaku.html

そこで、「口腔大図鑑100人」とかいうタイトルで、素人娘の口内を見たい!って書いて送らない?
ここの結束力があれば、恐らく商品化も不可能ではないと思ってきたんだけど・・・
387名無しさん@ピンキー:04/09/07 22:02 ID:8saWqHd+
>>386
んー、「歯医者の女」も続編でてないしなぁ・・
厳しいんじゃないかなぁ。
このスレも、盛り上がってはいるが人数的にどうかといえば・・。
388名無しさん@ピンキー:04/09/07 22:04 ID:0piRx4o2
 いやーこのスレは萌え萌えですよ〜。
 書いてくれてる人&まとめてくれた人、ありがとう〜
 治療終了まで続くことキボーン
 できれば治療後の外観で恥ずかしがるところもキボーン
389名無しさん@ピンキー:04/09/07 23:22 ID:xnVIL5MU
>>381さん

美人先生の差し歯編、つづき楽しみ。オナニーしても良いでしょうか?
390名無しさん@ピンキー:04/09/07 23:49 ID:kQZkM0/t
萌えー、作者の皆さんありがとう

個人的には、先生の学生時代好きなんだが、
もしかして、これ書いてるの女の人じゃね?

そして、続きキボンヌ
でも、本編も楽しみ。
391名無しさん@ピンキー:04/09/08 00:22 ID:c38rXOsZ
>>388
外観で恥ずかしがるのは必須だよな!
個人的には、4番あたりの大きなインレーが、
大口開けて笑ったりしなくても普通の生活でちらちら光るのが萌え〜
>>390
書いてるの女の人なら、実体験混じりってこと?
もしホントなら萌え死ぬよ〜(´∀`)
392番外編・萩原先生:04/09/08 03:21 ID:d8zEJrLq
すまぬ、続き。381の後ね。

その後、二人は、歯科医と衛生士というよりは同期として、比較的仲良くすごしていた。
夏美は、検査でカリエスリスクが高いことがわかった佳奈子が、
その割には歯を健康に保っていることに感心し、
PMTCを定期的に行って、予防に協力的したりもしていた。
が、ときどき、佳奈子は、夏美が歯のことで自分を馬鹿にしているのではないかと、
たまらない気持ちになることがあるのだった。

さて、佳奈子の、肩こりが原因だと思われた右下の違和感は、
徐々に、奥のほうに収束していった。
しかし、自分で鏡の前で念入りにチェックしても、特に異常はみられなかった。
これで明らかな痛みでもあれば、レントゲンで調べるところだが、
半年に一度、検診を受けていることもあり、佳奈子は安心してしまっていたのだった。
393番外編・萩原先生:04/09/08 03:22 ID:d8zEJrLq
その頃、佳奈子は、件の19本の虫歯の患者、香緒里の治療を担当していた。
彼女の歯は虫歯が進行しているため、神経や根の治療が多い。
歯科治療は、重労働だが、特に、根の処置には集中力が必要だ。
その日も、香緒里の2本の奥歯の根を治療することになっていた。
「んあ!あぅ!」
「我慢してー、もうちょっとだから、動かないで・・」
「あぁぁ」
「はい、よく頑張ったわ。ちょっと休憩しましょ」
1本目の処置を終え、佳奈子も少しホッとして、手を洗いに立った時だった。
ズキーン。
佳奈子の右下6番に、痛みが走った。とっさに、顔をしかめ、右頬を手で押さえる。
「えっ・・虫歯?」
ドキリとしたが、一度深呼吸をすると、痛みはほとんど消えた。
394番外編・萩原先生:04/09/08 03:23 ID:d8zEJrLq
「何だったんだろう・・」
首をかしげながら、香緒里の治療に戻った。
「じゃあ、次はこの歯をやるわね。」
ピンセットで、仮の封をはずし・・・
ズキ。
「ぁ」思わず声が出た。また、痛みが走ったのだ。
不思議そうに見つめる香緒里に微笑みかけて、ピンセットで詰めてある綿を取り出し、
深呼吸してみる。
しかし、今度は、痛みは消えなかった。
ズン、ズン、ズン、ズン・・
痛い・・・。
根の治療など、とてもできる状態ではなかった。
急に黙り込んだ佳奈子を、夏美が厳しい目で見ていた。
佳奈子はその視線に気付くと、ふぅ、と短くため息をつき、
「ちょっと炎症が残ってるわね。薬を入れて、もう少し置きましょう。」
と、香緒里に告げた。
「じゃあ、今日は・・」
少しホッとして、しかし、不安げに香緒里が尋ねる。
「そうね、薬を入れて閉じたら終わり。あ、心配することはないわ。大丈夫よ。」
そう言うと、佳奈子は手早く薬液に漬けた綿をつめ、封をして、治療を終えた。
395番外編・萩原先生:04/09/08 03:31 ID:d8zEJrLq
香緒里を送り出し、医院内の片づけをはじめる。
今日の最後の患者は香緒里で、他のスタッフは、すでに帰ってしまっていた。
「先生」
夏美が、器具を洗浄器に入れながら、隣の佳奈子に言う。
「ひょっとして、歯・・痛むんじゃないですか?」
「え?」
内心の動揺を悟られないよう、笑顔で返した。
「右の歯でしょう。」
思わず、ぴくっとする。夏美は、さらに続けた。
「どうして隠すんですか。そんなの、歯科医として失格でしょう?」
その強い口調に、少しカチンと来て、佳奈子は言い返した。
「ちょっと頭痛がしただけよ。歯はなんともないわ。ほら。」
自分でチェックして確かめた後なので、堂々と口を開けてみせる。
396番外編・萩原先生:04/09/08 03:33 ID:d8zEJrLq
すると・・・
「たしかに、見たところ大丈夫そう、ですね、でも」
夏美は、顔をしかめながら言った。
「先生、口臭がしますよ」
佳奈子は、とっさに口をつぐんだ。思わず、手で口を押さえた。
「その臭いは、絶対に虫歯になってますよ。ちゃんと調べました?」
夏美に言われ、口から下ろした佳奈子の手が、かすかに震える。
「そんな」
臭いでわかるわけないでしょう、と、思わず詰め寄ると、
「うっ」
夏美が顔を背けた。
佳奈子の顔が蒼白になる。
「すみません、今の、わざとじゃないんです。でも、きっと虫歯あると思います」
夏美があわててフォローした。
佳奈子は黙ったままだ。
重い沈黙が流れる。
397番外編・萩原先生:04/09/08 03:34 ID:d8zEJrLq
「そうだ、明日から、紺野先生がお見えになるそうです。」
夏美が思い出したように言った。
佳奈子の歯を治療してくれた紺野は、目標どおり、小児歯科専門医になったが、
今は大学で、主に研究をしていた。
大きなマンションが近いこの歯科医院には、夏休み、治療勧告をもらった
子供たちが、大勢やってくる。
そこで、院長は、夏休みの間、後輩である紺野にヘルプを頼んでいるのであった。
「で、今日、小児用の器具のチェックに来られるって言ってました。
ちょっと遅くなるそうですけど・・待って、診てもらったらいかがですか」
と、夏美が提案した。
398番外編・萩原先生:04/09/08 03:52 ID:d8zEJrLq
佳奈子は考えた。たしかに、あの痛みは、なんともないわけがない。
でも、見た目はなんともないのに・・・
突然佳奈子は、痛む歯、6番はレジンで治療済みなことを思い出した。
・・2次齲蝕?
先日治療した、香緒里の歯が、中でボロボロになっていたのが目に浮かぶ。
「そうね、そうするわ」
佳奈子は、軽くため息をついて、治療椅子に横に座った。
夏美は、棚から佳奈子のカルテを探し出し、治療台に置くと、
「私も、待ってます」と言い、そばの椅子に座った。

1時間後。紺野がやってきた。
「ひさしぶり。でも、こんな時間までどうしたの、二人とも」
399番外編・萩原先生:04/09/08 04:11 ID:d8zEJrLq
時計は8時を回っていた。
「実は・・歯がちょっと痛くて」
右頬を押さえながら、佳奈子が言った。実は、待っている間に、我慢できなくなり、
ボルタレンを1錠飲んでいたが、なんとなく痛みは消えなかった。
「ああ、それはいけないね。ちょっと見せて」
佳奈子が口を開ける。
「半年前にはなんともなかったけどね。どこ?」
「ひたの、6番です」
口を開けたまま答えると、紺野がかすかに眉をひそめた。
「佳奈子ちゃん、ちょっと、はー、ってしてみてくれる?」
佳奈子の顔が硬直する。
400番外編・萩原先生:04/09/08 04:16 ID:d8zEJrLq
「診察だから。ほら。」
紺野に促され、佳奈子は、しぶしぶ、
なるべく、息が出ないように、控えめに口を開けた。
「はー」
「いや、もっとちゃんと。」
強い口調で言われ、佳奈子は、思い切って、
「はーっ」
と息を吐いた。
「んっ」
紺野が思わず声を出す。
佳奈子は、泣きそうな顔になって、
「クサイ・・ですか」と、小さな声で尋ねた。
伏目がちに、ふっ、と肩でため息をつくと、紺野は佳奈子の顔を見た。
401番外編・萩原先生:04/09/08 04:24 ID:d8zEJrLq
「ちょっと、口臭がひどいね。おそらく、進行した虫歯があるのだと思う」
淡々と、事務的に言われたが、佳奈子は真っ赤になった。
「大丈夫。虫歯を治せば、ちゃんと消えるから。」
紺野になぐさめられ、かえって、恥ずかしかった。
カルテを手にとって、紺野は続けた。
「おそらく、この6番の下で齲蝕が進んでいるね。ひょっとすると、上かもしれないけど」
そう言いながら、椅子を倒した。
歯の痛みでは、上下を混同してしまうことが、しばしばあるのだ。
「はい。口開けて。」
ミラーで下の6番を念入りにチェックした後、
上の6番も、唇を指で押し広げながら、丹念に観察する。
佳奈子の口は、やや小さいので、少し見にくいらしかった。
そのため、紺野は、いつも佳奈子にリトラクターをはめて診察・治療するのだが、
佳奈子は、はずす時に、自分の唾液が糸を引くのが、とても恥ずかしかった。
402番外編・萩原先生:04/09/08 04:25 ID:d8zEJrLq
「ちょっと我慢して。」
そう言うと、上の6番に、シュッ、とエアーをかける。
「んぁあ!」
佳奈子が顔をしかめる。
「次は下いくね。」
シュ、シュッ。
「ぁあー」
ふたたび、顔をゆがめる。
「どうやら、両方ともやられてるみたいだ。上のほうがひどそうだけど、
レントゲン撮ってみよう。金子さん、お願い。右側だけでいい。」
夏美に伴われ、レントゲンを撮って、椅子に戻った。
しばらくたって、レントゲンができてきた。
やはり、上下とも、中で虫歯が進行しているらしい。
そればかりか、上の歯は、7番の中も、黒っぽく抜けて写っている。
「やられたね・・」
紺野は、半年前の検診の時、時間がなくてレントゲン撮影をしなかったことを、
少し後悔していた。
「ま、治すしかないね。」
佳奈子が頷く。
「じゃ、リトラクター。あと、麻酔お願い。」
深夜の、治療が始まった。
403番外編・萩原先生:04/09/08 04:30 ID:d8zEJrLq
後お願い。
助手が先生をいじめる、つもりだったが、思いがけない方向になってしまった。
ま、いいか。

寝まーす
404名無しさん@ピンキー:04/09/08 04:35 ID:+IYo7GzZ
>>403
405295:04/09/08 06:10 ID:JEfZlIyq
小説書いてくれたみんな、乙!

今朝は、
本 編・・・>>374 04/09/07 09:31 まで
番外編・・・>>402 04/09/08 04:25 まで纏めてUpした。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand/4796/feti/index.htm

全編終了した時点で、Zipで落とせるようにしようと思う。
406名無しさん@ピンキー:04/09/08 09:39 ID:8ZUig6sR
まとめてくれてありがとう〜、
407名無しさん@ピンキー:04/09/08 10:43 ID:8ZUig6sR
まとめて読むと、本編と番外編のつながりで、また萌え〜

萩原先生の、
「19歳で歯を抜くのはつらいだろうけど、残せないものは仕方ない」
とか、
「根がダメになってたら差し歯にもできない」
とかいうせりふに、実感がこもってるんだなあと・・

香緒里の次回の治療が夜だから、萩原先生の歯が痛み出すのは次回?
それとも、もう済んじゃってるのかなあ。

今後は、これだけ強気の夏美衛生士に歯のトラブルを期待。(そんなことしたら終わらんって)
408名無しさん@ピンキー:04/09/08 11:00 ID:7WRpoNmm
すげー、萩原先生の方も本格的だ。
ちょっと書かせてもらいます。

「じゃ、麻酔するね。最初ちくっとして・・って、言わないでも分かってるか」
紺野は笑いながらそう言うと、注射器を手に取り、佳奈子の歯茎に刺した。
「んっ・・」
手に力が入る。麻酔の注射って、こんなに痛かったっけ。
「もう一本ね」
眉間にしわが寄る。痛い。
「麻酔が効いてくるまで、ちょっと一服してくるね・・ちょっと眠くてね」
紺野はそう言って、注射器を台におき、診察室の外に出て行った。
「ふぅ・・」
佳奈子がため息をつくと、夏美が冷たい声で
「そうやって前歯ダメにしたんですか?」と言った。
佳奈子の肩が、ぴくっと震えた。
409名無しさん@ピンキー:04/09/08 11:01 ID:7WRpoNmm
「患者には『こんなになるまで放っておいて』って言うのに、自分は痛くなるまで我慢ですか」
はっ、と嘲るように笑う夏美。佳奈子は唇をかんでうつむいた。
「で?私が言わなかったら痛くなっても放っておく気だったんですか?」
「ち、ちがぅ・・」
目に涙が浮かんできた。力なく首を横に振ると、目尻から涙がこぼれる。
「じゃあ、なんで隠したんですか」
何も言い返せず、うつむく。悔しさと恥ずかしさで、涙がどんどんあふれてくる。
「そんな気持ちでやってるなら、歯医者やめた方が良いんじゃないですか」
「言い過ぎだ。金子君」
紺野の声が、診察室に響いた。びくっとして後ろを振り向くと、紺野がドアのところに立っていた。
いつから聞いていたんだろう。たまらなく恥ずかしい。
「でも・・」
夏美が言い返そうとすると、紺野はきっぱりと
「萩原君は良い歯科医だ。指導してきた僕が保証する」
と言った。夏美は、何か言いたげな顔をしていたが
「すいませんでした」といって黙り込んだ。
410名無しさん@ピンキー:04/09/08 11:02 ID:7WRpoNmm
紺野が、佳奈子の正面にたった。泣いてる顔を見られまいと、涙を拭く。
「萩原」「っ、はいっ・・」
紺野にそう呼ばれ、どきっとした。学生時代、紺野がこう呼ぶ時は必ず学生をしかる時だった。
「君にも、もう少し早く来てくれたらもっと良い状態で歯を残せたのに、って悔しくなる時があるだろう」
今まで聞いたこともない、厳しい口調だった。
佳奈子は、すこし怯えながら「・・はい」と言った。
「特に気にかけてる患者にそれをやられると、空しくなるだろう」
申し訳なくなって、うつむきながら「・・はい」と答える。
「君は聡明だから、今の僕の気持ちが想像つくだろう。僕は今怒る気力すらない」
紺野はそう言うと、佳奈子に背を向けエアタービンをいじり始めた。

紺野に、これほど厳しくしかられたことはなかった。
佳奈子の目から、また涙がこぼれ始めた。「くっ・・んくっ・・ひっく・・」嗚咽がこみ上げる。
夏美が、哀れむような目でこちらを見ている。
「ご・・ごめんなさい・・」
紺野の背中にそう言ったが、紺野は何も返さなかった。
411名無しさん@ピンキー:04/09/08 11:14 ID:8ZUig6sR
おおおお、いじめ入りました!
そして、紺野もただの優男かと思ってたら!

昼間から息詰まる展開・・期待してます
412名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:01 ID:yf4ofMfn
「泣いてないで。治療始めるよ」
もう一度こちらを向いた時、紺野の口調はいつもの優しい口調に戻っていた。
「は、はいっ・・」
涙を白衣の袖で拭き、佳奈子は口を開けた。
紺野が素早くリトラクターをセットする。
「まず、入ってる詰め物はずしていくから」
ピンセットを手に取り、紺野が言う。
口の中でかちゃかちゃという音が響き、引っ張られたと思うとスポっと詰め物がとれた。
はずした詰め物を台に起き、そのまま下の歯のレジンも抜き取る。
「全然くっついてなかったね。触ったらくずれていくな」
紺野がピンセットを台に置くと、金子がけほっとむせた。
そう、自分の口の中とは思えない臭いが、診察室に漂っていた。
「見るかい?」
紺野が手鏡を差し出したが、首を横に振った。
涙で曇って、周りがよく見えない。
「んっく・・」
しゃくり上げると、余計にその臭いが感じられて、悲しくなってくる。
「うっく・・ひっく、ひっく・・」
紺野にこんな姿を見せるのは、いやだった。
413名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:01 ID:yf4ofMfn
「ほら、泣かない泣かない。なっちゃったもんはしょうがないから、早く治そう」
紺野は、優しい声でそう言うと、佳奈子の肩をぽんぽんと叩いた。
夏美が、佳奈子の涙をさっと拭く。
「続けるよ?」
紺野がそう念を押したので、佳奈子はもう一度涙を拭き、こくんとうなずいた。
紺野は微笑むと、タービンを手に取った。
ひゅいーん、といういやな音とともに、上の歯を削られる感じがする。
そう思った直後、痛みが走った。
「ん、んぁっ・・」
声を上げるが、紺野は
「ん、大丈夫。ちょっと我慢してな」
といいながら削り続ける。
ごぼごぼ、とバキュームの音が響く。
「あ、んぁぁあっ」
もう無理、と思った時、タービンが止まった。
「すごい広がってる・・出来るだけ歯質を残したいけど、厳しいなぁ・・」
紺野はそう言うと、タービンのヘッドを付け替え、もう一度佳奈子の歯を削り始めた。
414名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:02 ID:yf4ofMfn
「んぁ・・あ・・」
どのぐらい続いただろう。上の六番は、もうほとんど原形を残していなかった。
タービンの音が止まった。
「ふぅ・・うがいして」
リトラクターをはずして、そう告げる紺野。佳奈子はほっとしてうがいをした。
「これで、神経を抜いていって・・後、下も同時にやろうか。レントゲンでは、下は神経まで行ってないはずだし。麻酔なしでさっと行こうか」
紺野はそう言うと、佳奈子の方に目を向け同意を求めた。
「え・・あ・・はい。お願いします・・」
佳奈子がそう言うと、紺野はにこりと笑って、リーマーを手に取った。

「じゃ、行くから」
そう言うと、紺野は佳奈子の歯に針を入れた。
「んっ・・ぁあ・・」
ぐりぐりとねじり、抜く。
いつもは、佳奈子が患者にしている事なのに、自分がされる側になるとやはり痛かった。
415名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:06 ID:yf4ofMfn
本編と番外編、微妙につながってるんですよね。
・・となると、本編のほうも同じぐらいの進度で進める必要が・・?
そんな難しいこと考えないでいいかw

ってことで、
本編   >>374
番外編 >>414
です。あとどなたかよろしくー。
416名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:28 ID:8ZUig6sR
おお、サンクス。混乱してきたので、治療途中経過を整理。

大野香緒里・19歳女
右上
7 C2
6 2次齲蝕・歯冠部全除去・根を治療中
5 C2
4 C2
3 C1
2 C2
1 C2
左上
1 C2
2 C3 院長待ち
3 C2
4 C1 
5 C2
6 C4 根を治療中・抜く可能性あり?
7 C3 感染歯質除去・神経処置済み(次回土台立て)
右下
7 C2
6 インレー(OK)
5 C2
4 レジン・2次齲蝕
左下
5 C2 インレー治療完了!
6 インレー(OK)
7 C2
417名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:32 ID:8ZUig6sR
萩原先生はそれほどでもないし、この程度で。
右上6を2次齲蝕の治療中、根を処理中
右下6を2次齲蝕の治療予定、神経はOK?
あと、レントゲンで右上7も中がやばいんだよね?
418名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:38 ID:KfJUBicN
本格的だなー・・
しかし、改めて一覧となるとすごい歯だなぁ>香緒里
萩原先生は、状況その通りかと。
後2回ぐらいで治療完了かな・・?

このスレに常駐してるドクター、治療よろしくw
419名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:53 ID:8ZUig6sR
どっから手をつけていいかわからないわ・・
(萩原先生の気分で。)
終わるかねえ。
頑張れ、香緒里。通うのやめるなよ。
ま、ダレてきて続けられん!ってなったら、来なくなったことにすればいいのか(w
萩原先生は、終わりそうだね。
毎日主治医と怖い衛生士に囲まれて逃げられんし。
420名無しさん@ピンキー:04/09/08 13:20 ID:KfJUBicN
番外編の情報によると、今度の香緒里の治療は根の再治療だけ・・?
んー、長期戦だなぁ。
香緒里ちゃんが最後まで治療続けられるよう応援♪

萩原先生不遇だなぁ。毎日こんな同僚と仕事するのか・・。
421名無しさん@ピンキー:04/09/08 13:33 ID:8ZUig6sR
そういえば、本編は「俺」視点なんだよね
きっと、彼が最後まで続けさせるだろう。

俺的には、萩原先生萌え〜
紺野との関係が気になる。付き合ってるわけじゃなさそうだが・・
422名無しさん@ピンキー:04/09/08 13:35 ID:rYH9j2Ky
「ん…んぅっ」
痛みよりやるせなさと自責の念、申し訳なさと悔しさが渦巻いていた。
目を閉じればその思いの濁流に飲まれてしまいそうで、佳奈子は目を開けた。
しかし、紺野の顔はとても直視できない。
横目で夏美を見ると、馬鹿にしたような目つきだ。
仕方なく天井の模様を数えて、痛みと感情に耐えた。
「はい、終わり。大丈夫、根の先までは行ってなかったからね」
そういって手早く薬を入れ蓋をすると、佳奈子ににうがいをするように促す。
「前回レントゲンを撮らなかった僕も悪かった。
 でも、佳奈子ちゃんはカリエスリスクがかなり高いから、
 次から違和感があったらすぐ連絡して欲しい。いいね?」
佳奈子が返事をしようと水を吐き出している間に、夏美がたたみかけた。
「そうですよ。先生には自覚がなさ過ぎます。大体、上下とも二次齲蝕だなんて」
何も言えないでいると、紺野が言った。
「…そうだね。左は大丈夫そうだし…歯磨きが雑になってるんじゃないかな。
 右利きの人は右が磨きにくいからね。」
「私、指導しましょうか?」
「嫌よ!あ、あなたにだけは、指導されたくないわ」
423名無しさん@ピンキー:04/09/08 13:52 ID:rYH9j2Ky
佳奈子は叫んだ。
「私だって私なりに気をつけているわ…あなたが休憩中につまんでいるお菓子、
 一度でも私が口にしたことがあった? 
 午後の診療に出る前に歯磨きをしなかったことが一度でもあった?
 それでも、虫歯にはなるのよ!
 あなたに虫歯がないのは私より技術や心意気が優れているからではないわ。
 たまたまあなたがラッキーな人だったからよ!
 そんな人に、そんな、虫歯を作ってしまった人の気持ちを理解しようともしないで、
 優越感に浸るために衛生士になった人に、
 侮蔑の目で見られながら指導されるなんて、死んでも嫌だわ!」
最後は嗚咽と混じって、自分でも嫌になるほど醜い声だった。
「そんな…侮蔑だなんて…」
「見てるわよ! 自覚がないなんて更にタチが悪いわ!」
夏美の顔が青ざめたのが判ったが、もう止まらない。
424名無しさん@ピンキー:04/09/08 14:06 ID:rYH9j2Ky
止めたのは紺野の声だった。
「はいはい、終了終了。
 佳奈子ちゃん、言い過ぎ。さっきの金子君と差し引きゼロだ。
 金子君、僕は君が衛生士になった理由は知らないが、
 さっきの言い方では確かに、誤解されても仕方ないよ。
 佳奈子ちゃんなら今までの交友もある。謝れば許してくれるだろう。
 でも患者さんは一期一会だ。フォローは効かないよ。気をつけた方が良い。」
乗った僕も同罪だけどね、といいながら、紺野はハハ、と軽く笑った。
夏美は、済みませんでした、と言ってきたが、佳奈子は気が立って許すどころではない。
ぷい、と夏美から顔を背ける。
「ふぅん、じゃあ今日のところは僕が指導しよう。」
その様子を見た紺野がそう言ったので、佳奈子は驚いてしまった。
「小児歯科医だよ。こう見えても指導も評判いいんだ。
 はい、下もやるから倒すよ。」
佳奈子の返事を待たずに、紺野の指導が決定してしまったらしい。
さっきとは別の恥ずかしさが頭を支配して、他のことは考えられなくなってしまった。
「佳奈子ちゃん、佳奈子ちゃん? 終わったよ。」
紺野に肩を叩かれて、ようやく正気に戻る。


続きお願いします。
あ、書き忘れてた。>>414の続きでした。
425名無しさん@ピンキー:04/09/08 14:47 ID:KfJUBicN
ぬを、ついに佳奈子のコンプレックスに火をつけちゃった夏美・・
すげぇ。ドラマ化期待したくなるw

>>421
紺野は「憧れ」ってスタンスで良いのではないでしょうか。
だから恥ずかしい、と。


ただいま本編は>>374
番外編は>>424まで続いております。
どちらも続き募集。
426名無しさん@ピンキー:04/09/08 14:49 ID:KfJUBicN
追加

香緒里、佳奈子の歯の状況は>>416-417参照
427名無しさん@ピンキー:04/09/08 18:35 ID:jH7H7q9q
現実の話もしたいがネタがないよな。
超接写主義の更新待ち状態が続く…
428名無しさん@ピンキー:04/09/08 19:17 ID:8ZUig6sR
本編ちょこっと行きます

「萩原先生、最初怖いと思ったけど、いい先生だわ。」
家に帰ると、香緒里がぽつりといった。
「そうだな。怒るけど、親身になってくれてる感じするもんな」
美人だし、というのはやめておいた。
しかし。
「香緒里。あーん。」
「あーん」
素直に口を開けてみせる。ずいぶんと治療した気がするのだが、
まだ、終わったのは左下の1本きりだ。
そういえば、この歯がきっかけだった。
あのときは、こんなに大変なことになるとは思ってもみなかった。
口の中には、まだたくさんの虫歯が残っている。
歯がなくなってしまっているところも2本もあった。
可哀想に・・・
429名無しさん@ピンキー:04/09/08 19:27 ID:8ZUig6sR
よく頑張ったな、とキスをしようとする。
香緒里も、目を閉じた。
が、さっき見た、銀歯の下のぐずぐずに腐った歯が、目に焼きついていた。
実はあの時、汚らしいな・・・と、俺は一瞬だが思ったのだった。
臭いもかいでしまったのが、いけなかった。
一瞬唇に触れたが、軽いキスだけで、離れてしまった。
同時に、萩原先生の白い歯が浮かぶ。
きっと、あの先生は虫歯なんかないんだろうな。
香緒里が、少し悲しそうに、こちらを見ていた。

次の予約の日。

430名無しさん@ピンキー:04/09/08 19:32 ID:8oRhysvm
本編キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
香緒里頑張れ!
431超接与主義:04/09/08 19:42 ID:JEfZlIyq
>>427
撮影はしてますが、仕事が忙しく編集作業が進めません。
いま暫くお待ちください。
432名無しさん@ピンキー:04/09/08 19:53 ID:8ZUig6sR
今日は、いつもより遅い時間だった。
「今日はきちんと来てくれたわね。」
助手がにっこり笑う。
「今日も、よ。」萩原先生が訂正してくれた。
「さて、今日は。まず、前回削った一番奥の歯に土台を入れるわね。
で、そのあとで、根の治療を2本やるから。頑張りましょ。」
夜のせいか、先生はいつもよりも元気がないように見えた。
「じゃ、土台を入れるわね。神経は取ってあるけど、ちょっと響くかもしれないわ。頑張って。」
そう言って、治療台の歯の模型に立ててあった、金属の柱のようなものを手に取った。
横で、助手がセメントを練って渡す。
「あーん」
金属の端にセメントをつけ、香緒里の口の中に入れる。けっこう、ぐいぐい押し込んでいるようだ。
「あが!んんっ!」
香緒里がうめく。
「あぁぁ」
涙がつつ、っとこぼれた。
「がんばって。もう少し。」
433名無しさん@ピンキー:04/09/08 20:10 ID:8ZUig6sR
さらにもう一度、ぐぐっと押して、
「はい。終わり。セメントが固まったら、型取るわね」
はい、と香緒里が頷く。
「だいぶ頑張れるようになったじゃない。偉い、偉い。今日はあともう二頑張りだけどね。」
萩原先生は、そう言って笑うと、左手で右肩を揉みながら立ち上がり、
助手に、「金子さん、型取りお願いね」と言って、伸びをした。
他の治療台で治療を受けていた人は、もう終わったらしく、すでに、診察室には
俺と香緒里、萩原先生と助手だけになっていた。
助手が、ピンクのゴムが乗ったプレートを、香緒里の歯に押し付けている。
「んぐ」
「はい、噛んで。このまま動いちゃダメよ?」
こくこく、と香緒里が頷き、俺の方を見ると、情けなさそうな顔をした。
434名無しさん@ピンキー:04/09/08 20:22 ID:8ZUig6sR
しばらくして、型がはずされると、萩原先生が戻ってきた。
「さーて。準備はいい?」
香緒里が少し緊張するのがわかる。
「まず、このあいだやった、右上から行くわね。もう大分神経は取ったから、
痛くないとは思うんだけど・・・どうしてもダメだったら、麻酔しましょう。」
先生はそう言って、椅子を倒し、例の針を手に取った。
「ちょっと細めのだから。大丈夫よ」
ミラーと針を、香緒里の口に入れる。と・・・
「ん、んぁああっ」
香緒里がびくん、と跳ねた。
「金子さん、押さえて。」
助手が押さえに入るが、
「あぁぁ、ああん」
脚をバタバタさせて、香緒里が泣き叫ぶ。
435名無しさん@ピンキー:04/09/08 20:50 ID:8ZUig6sR
「動くと危ないわ、彼氏も手伝ってくれる?」
助手に言われ、下から、手と腿のあたりを押さえる。
「あああああ」
下から見ると、壮絶な図だ。
ふぅ、と息を吐いて、先生が離れる。
香緒里の顔は、涙でグシャグシャだ。
先生も、うっすらと汗をかき、別の針を選んでいる。
集中して邪魔になったのか、マスクを外した。
助手が、あら、という顔をする。
「今度は少し入れるだけだから。大丈夫よ。麻酔なしで行きましょう。」
香緒里はもう、目をつぶってぐったりしている。
「はい、あーん。」
そう言ったとき、先生の口の中に、キラッと光るものがあった気がした。
俺は目が釘付けになった。
436名無しさん@ピンキー:04/09/08 20:51 ID:8ZUig6sR
「んんん。」
香緒里がうめく。
萩原先生は、ミラーに写る歯の内部を少し顎を上げて覗き、下唇を軽く噛みながら、
「頑張って・・もうちょっとだから」
と言って作業を進めていく。
前歯の裏だ!一瞬見えた萩原先生の前歯の裏は、ギラギラと光っていた。
前歯が・・銀歯?動悸がはげしくなる。
すると、横の助手にひじをつつかれた。
思わず、手を離してしまっていたらしい。治療は続いていた。
「んあ!あぅ!」
「我慢してー、もうちょっとだから、動かないで・・」
「あぁぁ」
「はい、よく頑張ったわ。ちょっと休憩しましょ」
ようやく終わったようだ。
437名無しさん@ピンキー:04/09/08 21:00 ID:U5qoB8VE
308のあたり書いたんだけど・・
やべー、本編と番外編が激しくリンクしてる・・
本編に過去告白の部分入れちゃってホントゴメン。
過去告白(>>308)のところ、誰が適当に差し替えてくれるとありがたい。
香緒里を何とか適当に改心させてw
萩原先生は番外編の過去の方が萌えるし。
438名無しさん@ピンキー:04/09/08 21:33 ID:8ZUig6sR
先生が席を立ち、助手も後をついていった。
「香緒里、ごめんな、押さえつけたりして」
香緒里は、ひっく、ひっく、としゃくりあげている。
「ううん、いいの。協力してくれて、ホントありがとう。」
気弱になっているのか、やけにおとなしい。
「ねえ、どうしよう、次の歯。大丈夫かな」
「何が」
「抜くかもしれないって・・・」
「この間、ちょっと強くやられたから、大丈夫じゃないのか。」
「怖いよぉ」
そんな会話をしていると、先生たちが戻ってきた。
439名無しさん@ピンキー:04/09/08 21:50 ID:8ZUig6sR
先生は、またマスクをしている。
俺はちょっとがっかりした。
「じゃあ、次はこの歯をやるわね。」
椅子を倒し、ピンセットを手に、先生が左上を覗き込む。
ゴムの封を外す。
「あ」
先生が小さく叫んだ。
香緒里の顔が、さっと緊張する。
ひどいのだろうか・・・
先生は、穴から綿をつまみ出すと、しばらくそれをじっと眺めている。
ため息をついているようだ。
抜くのか・・!?香緒里の緊張が伝染したように、俺も息苦しくなってきた。
440名無しさん@ピンキー:04/09/08 21:53 ID:8ZUig6sR
すると、先生は、
「ちょっと炎症が残ってるわね。薬を入れて、もう少し置きましょう。」
とだけ、香緒里に告げた。
「じゃあ、今日は・・」
あの痛い治療がないということに少しホッとしつつ、
しかし、抜くことになるのではないか、という不安混じりに香緒里が尋ねる。
「そうね、薬を入れて閉じたら終わり。あ、心配することはないわ。大丈夫よ。」
助手も、横で「ちょっと置いておく時間が短かったからよ。大丈夫。」
と、フォローしてくれる。
良かった・・・
先生は、手早く、綿を薬に漬けて、香緒里の歯に押し込む。
「んんん」
少しまだ、しみるようだ。
その後、また封をして、今日の治療は、あっさり終わった。
「じゃあ次は・・・また、明後日、金曜日に来てくれる?」
助手が、次の予約を入れてくれた。

「先生、なんだか疲れてるみたいだったな」
香緒里が言う。
「私の治療がひどすぎるせいかな。」
「そんなことはないと思うけど、一生懸命やってくれてるよな。香緒里も頑張らないと。」
香緒里は、しっかりと頷いた。

いじょ。後頼んだよ〜
番外編とリンクさせてみたんだが、やりすぎたかな・・
441名無しさん@ピンキー:04/09/08 21:56 ID:8ZUig6sR
香緒里の歯の現況
しかし、ここしか変化なし
7 C3 感染歯質除去・神経処置済み・土台立て済み

終わるのかなあ
そろそろ院長帰ってくるか??
442名無しさん@ピンキー:04/09/08 21:57 ID:U5qoB8VE
>>440
おつかれー。
番外編とのリンクはすごく(・∀・)イイと思うなぁ。

香緒里も、萩原先生も、彼も、金子助手も、おつかれさまw
443名無しさん@ピンキー:04/09/08 21:59 ID:U5qoB8VE
要望としては

院長が帰ってきても萩原先生に治療して欲しい・・。
ついでに、金子助手による香緒里のブラッシング指導も・・

贅沢言ってゴメンw
444名無しさん@ピンキー:04/09/08 22:19 ID:8ZUig6sR
>>437
そんなに気にすることないよー
でも、ご要望にこたえて、308をマイナーチェンジしてみました
患者の前なので、ちょっと子供の頃の虫歯の話で隠してるとこがミソ

「・・私もね、子供の頃、虫歯だらけで、いっつも痛い痛いって泣いてたの」
先生は遠い目をして語り出した。
「でもね、熱心な歯医者さんに、まあ、なんていうか、救われたんだ」
香緒里は、驚いたような目で先生を見た。俺も、先生にそんな経験があるなんて信じられなかった。
「歯が丈夫な人はさ、歯とか治療の痛さ、知らないのに、治せ治せって、言うでしょ。この彼氏とか。」
そういうと先生は俺を見て、ふっと笑った。香緒里も、つられて笑って、頷く。
「でもね、こんなふうに、親身になって心配してくれる人がそばにいるなんて、幸せなことよ。」
先生は、今度は香緒里に、微笑みかけた。
「ま、この彼氏は心配してくれても、歯は治せないからね。役立たずなんだけど。
そこは私が何とか協力するから。ね。がんばって、治していこう。」
そういって、香緒里の肩をぽんぽんと叩いた。
「・・分かりました」
香緒里は、先生の方を向いてそう言った。
「それじゃ、次の予約月曜に入れておくから」
だが、先生がそういうと、香緒里は不安そうに目を泳がせた・・。
445名無しさん@ピンキー:04/09/08 22:38 ID:3L9KsN2v
皆さん乙!

現段階で
本編  >>440
番外編 >>424

歯の状況は>>416-417>>441参照。

308氏により、>>308差し替え要望、>>444に差し替え。
446名無しさん@ピンキー:04/09/08 23:00 ID:8ZUig6sR
「えっ・・?何が?」
横で、紺野も夏美も苦笑している。
「下の歯の治療だよ。まあ、神経まで行ってなかったし、痛みはなかったんだろうけど、
ホントに気付かなかったの?」
「あの、考え事してて」
「まあ、疲れてるんだろう。もう10時だし、明日もあることだし、今日のところは終わろうか。
歯磨きは、また今度ね。じっくりと。」
紺野にいたずらっぽく笑われ、最後は顔を近づけて言われたので、
頭に血が上って、赤くなってしまった。
夏美が、やれやれ、という顔をする。
佳奈子は、さっきのことを思い出し、夏美を睨んだ。
「ほら。二人とも。明日は患者さんの前で仕事があるんだから、そんな顔しない。
怖いおばさん達だと思われるよ。」
紺野の言葉に、二人は同時に、紺野を睨み、
「ま、子供から見れば、おばさんかもしれないわね」
「でも、おじさんに言われたくないですよねー」
と、笑った。
「ま、いいから。帰ろう。そうだ、佳奈子ちゃん、治療の続き。上の根の治療と、上の7番。
僕は明日から毎日来るから、都合のいいときに進めていこうね。これ以上広げるんじゃないよ。」
最後は主治医の顔に戻り、佳奈子に釘をさすと、
紺野は帰って行った。佳奈子と夏美もそれぞれ、帰途についた。
447名無しさん@ピンキー:04/09/08 23:01 ID:coxCpHFT
知り合いからこのスレの話を聞いて見に来た歯科医師です。
大変興味深く面白かったです。
皆さん結構詳しいみたいですが、この業界の方はどのくらいいるのでしょうか?
ストーリーを読むと、実際の診療と符合しない部分もあるので、
みんながみんな業界関係者ではないみたいですね。
あ、ちなみに私は歯フェチではなく興味があってのぞきに来た通りすがりです。
実際に職業にしていると、とてもフェチになんかなれません...
448名無しさん@ピンキー:04/09/08 23:01 ID:8ZUig6sR
おっと、>>424の続きです。
こっちも後よろしくー
449名無しさん@ピンキー:04/09/08 23:34 ID:TIMG5ATT
そろそろ院長に帰ってきてもらって、前歯の話も進めたいんだが、
いかんせん専門にしてないのでどう治療して良いかわからん。
447氏あたりに助言して欲しいw

>>444
GJ! 
患者医師関係が一挙に好転するいい台詞だ。彼氏をダシにするとことか最高!

ちなみに漏れは201を書いたんだが、166の、
『上の右の一番前の奥歯がキラっと光るのは知っていた』
の一文をすっかり忘れてた、スマソ。
というわけで、5〜6行目を、
『手前寄り、かみ合わせの半分ぐらいに銀が入っている。
 これが、笑ったときにキラッと光って見えていたんだ、と思うと興奮した。
 縁の部分は綺麗だ。
 だがよく見ると、銀とは離れた、奥の歯との境目が黒くなっている。』
に差し替えしてください。
450名無しさん@ピンキー:04/09/09 01:59 ID:sFaVk7a8
>>447
ま、細かいところよりは、楽しめればいいかな、というところじゃないでしょうか。
よく、ポルノに「女子校にそんな校則はないって;」というような校則が存在するようなものですね。

私もちょっと書きました。たぶん、間違ってない・・はず・・
実は歯科医のタマゴなんですが、夫の留学にくっついて、仕事やめてアメリカに来たら
暇で暇で^^;
仕事やめて、といっても、1ヶ月しか働いてませんので、まあ、タマゴです。
フェチではないですが、私は、自分が虫歯になって、先輩に(同期は信用できないからいや)
治療してもらったりするときは、ひそかに興奮してました。
恥ずかしいですよ、やっぱり。
451名無しさん@ピンキー:04/09/09 02:39 ID:sFaVk7a8
校正段階に入ってるね
完成度も高まる・・
452名無しさん@ピンキー:04/09/09 03:11 ID:sFaVk7a8
番外編書こうかな
453名無しさん@ピンキー:04/09/09 03:21 ID:3B2v/zY3
これからの展開が楽しみ?
もぅ寝ます??
454名無しさん@ピンキー:04/09/09 03:53 ID:sFaVk7a8
佳奈子は、家に帰ると、鏡の前で、右下の歯を写して見た。
今までと同じように、レジンが綺麗に詰められている。
上の歯を見ると、仮封とはいえ、これも丁寧に蓋がしてあった。
もちろんこれは、紺野の腕であって、特に自分のために丁寧にやってくれたわけではないのだが。
突然佳奈子は、自分の口の中に、紺野が神経をそそいだ結果がある、ということに喜びを感じた。
なぜ、今まで気付かなかったのだろう。もっと、治してもらおうかな・・・
ふと、そんなことを考えたが、そこに、夏美の馬鹿にしたような目つきが浮かんできた。
・・・また、あの目で見られるなんて御免だわ。
佳奈子は、一生懸命に、歯磨きを始めた。
455名無しさん@ピンキー:04/09/09 03:55 ID:sFaVk7a8
雑になっていると言われた右側も、頑張って磨く。と。手に少し抵抗を感じ、次の瞬間、
ぽろり。と、流しに何かが落ちた。
「あっ。」
とっさに、右上を舌で探る。やはり、6番の仮封がなくなっていた。
口の中に、薬の味が広がっていく・・・
時計を見ると、12時近かった。
紺野に、連絡しようかどうしようか迷った。
・・待っていても、明日の朝になれば、治してもらえるのだ。
そう思ったとき、歯が、シクシクと痛み始めた。紺野に叱られ、背中を向けられたときの辛さも思い出す。
治療は明日の朝やってもらうにしても、一応、連絡しておこう。
佳奈子は、痛む頬をさすりながら、紺野に電話を掛けた・・・
456名無しさん@ピンキー:04/09/09 04:24 ID:sFaVk7a8
「もしもし」
「佳奈子ちゃん?どうした。」
「あの・・歯磨きしてたら・・」
「取れちゃった?」
「はい。」
「で、杜撰な治療の文句言いに電話した、と。」
「いえ!そうじゃないんです!」あわてて否定する。
「あはは、わかってるよ。」紺野は笑っていた。「ちゃんと連絡してきて、偉かったね。」
こんなことで誉められて、子ども扱いされているようだ。
「すみませんでした、夜遅くに。」
「いや、いいよ。で、どうするの?」
「明日の朝、少し早めに、診ていただけたらと思って」
「それでいいの?痛むなら、今何とかしたほうがいい。明日は仕事なんだから、痛み止め飲むわけにいかないだろう。」
そうだった。「ちょっと、痛いです。」
「OK。じゃあ、今からなんとかしよう。遅いから、迎えに行くよ。」
「すみません。ありがとうございます」
長い1日だわ・・さっきよりも痛みが強くなった気のする頬を押さえながら、佳奈子は、紺野を待った。

誰か後おねがい。
457295:04/09/09 06:14 ID:XW2S0c00
おはようございます。
今朝のお目覚めはいかがでしょうか?

さて、今朝は・・・
本編・・・>>440 04/09/08 21:53 まで
番外編・・・>>456 04/09/09 04:24 まで

纏めてUpしてあります。

作家の皆様に、改めて感謝いたします。


ttp://www.geocities.co.jp/HeartLand/4796/feti/index.htm
458308:04/09/09 06:25 ID:xdUh2t7b
>>>444
を、わがままを聞いてくれてありがとうございます♪
これで本編と先生編が完全リンクと。

>>457
差し替えありがとう♪
459308:04/09/09 06:30 ID:xdUh2t7b
>>447
本職キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
恥ずかしいな、プロに見られると(汗

ちなみに。俺はずぶの素人です。
実は治療もあまり受けたことがない・・
460名無しさん@ピンキー:04/09/09 11:06 ID:q23OkQ3X
まとめありがとう。
差し替えも乙です。
しかし!一つだけ。
右上6かな、そこのところ、出だしがたしか、かぶっちゃってるんで
短いの書いたほうの人(>>369-370)が引っ込めてなかったっけ。
でも、最後の、萩原先生のせりふと、うがいで水が口から出ちゃうとこは
くっつけて残して欲しいなー
と、勝手なこと言ってスマヌ
461名無しさん@ピンキー:04/09/09 11:50 ID:q23OkQ3X
で、番外編書いてみる
俺も、神経とか取られたことないんだよなあああ
12時ごろ、携帯が鳴った。紺野からだ。
「家の前に着いたんだけど、降りてこられる?」
「はい、すぐ行きます」
降りていくと、紺野が車で待っていた。
「乗って」
乗り込むなり、佳奈子は、紺野に謝った。
「すみません。こんな時間に」
「ホントだよ。寝ようと思ってたから、正露丸でも詰めとけ、って言おうかと思ったよ」
「本当にすみません、明日にしようかとも思ったんですけど」
佳奈子が恐縮する。
「いや、嘘だよ。ビール開けるとこだったんだ。飲む前でよかった。
その歯はかなり削ってあるからね。詰め物がないとすぐに欠けるし、割れると厄介だ」
そこまで言うと、紺野は佳奈子に向き直り、真剣な顔で言った。
「明日の朝、それを見せられたら、立ち直れないとこだったよ。昨日叱ったのに、通じてないのか、ってね。」
462名無しさん@ピンキー:04/09/09 12:26 ID:q23OkQ3X
「紺野先生が、ですか」
ん、と軽く答えると、紺野は車を発進させた。
「大学でもよかったんだけど、最近はセキュリティが厳しくてね。」
と、医院へ向かう。
「金子君とのことだけど・・まあ、彼女はたしかに言い過ぎる。僕がこんなことを言っちゃいけないけど、
一度くらい虫歯になったほうがいいかもしれない。」
前を見たまま、紺野は笑った。佳奈子もつられて、笑う。
「でもね、佳奈子ちゃんも、ちょっと気にしすぎだよ。もちろん、前歯がちょっと酷かったからね、
自分があんなにしちゃったんだ、っていう気持ちが強いのはわかるけど」
佳奈子はうつむいた。歯を折った以外、歯の悩みのない紺野に、わかるわけない。
そんな佳奈子を横目でちらっと見て、紺野が続ける。
「他は、大して酷くないよ。冷静に考えて、奥歯が8本、それも全部処置済みだ。抜髄も今回のが初めてだし、
半分は目立たないだろう。30前の女性としては上出来だと思うけど。」
463名無しさん@ピンキー:04/09/09 15:31 ID:RfIIPyYu
夏美が虫歯になって、佳奈子先生がザマーミロ的な感じで、わざと痛く治療する小説を
うpキボンヌ。
464名無しさん@ピンキー:04/09/09 15:32 ID:q23OkQ3X
たしかに、医院に来る同い年くらいの女性は、6番は2次齲蝕でクラウンか、ブリッジになっていることもある。
でも!虫歯のない人も、かなりいるのだ。たまに、歯科検診に借り出されることがあるが、
いつも、虫歯のまったくない女性に、嫉妬を覚え、落ち込んで帰ってくるのだった。
「そりゃ、金子君みたいな歯の人もいる。でも、虫歯をなくすってのは無理な話だし。それにね、あんまり気にされると、
僕の立場がない。主治医として、けっこうきちんと治してるつもりなのに。ま、これは僕の勝手な言い分だけれど。」
佳奈子はハッとして、紺野の横顔を見つめた。
「ごめんなさい・・自分のことで頭がいっぱいで・・・失礼なこと言ってたんですね」
紺野は、何も答えず、軽く笑っただけだった。
465名無しさん@ピンキー:04/09/09 15:33 ID:q23OkQ3X
しばらくして、医院に着いた。
「もう遅いし、さっさとやっちゃおう」
早速、ユニットにすわり、診てもらう。
「うん、よかった、歯は大丈夫だ。でも、薬も抜けちゃってるな・・。痛みはどう?」
「ん、シクシク痛い感じです」
「取れたときだけ?まだ痛い?」
「それが・・だんだん、強くなってくる気がするんですけど・・」
紺野は、ちょっと考えるような顔になり、もう一度、佳奈子に口を開けさせた。
「んー、ちょっと、炎症起こしかけてるね。ちょっと乱暴に磨いたんじゃないかな?」
そう言うと、紺野は立って、器具を取ってきた。
佳奈子の口に、リトラクターがはめられる。何度やられても、どうしても恥かしい。紺野は、そんな佳奈子にはかまわず、
「感染おこすとイヤだから、もう一回、綺麗にしてから詰めよう。はい、行くよ。」
リーマを歯の中に入れていった。
「ちょっと痛いかもしれないな・・」
そう言いながら進めていく。
「あっ!」
佳奈子が叫ぶ。さっきよりも、ずいぶん痛みは強かった。
「ん、我慢して・・」ぐりぐり。
「ん・・・んんんん」
佳奈子の目から涙があふれる。
左腕で佳奈子の顔を抱え込むようにして押さえつけ、紺野はさらに進めた。
466名無しさん@ピンキー:04/09/09 15:36 ID:q23OkQ3X
「んぁあ!ああっ」
かかとで、治療台を蹴る。
「動いたら危ないよ!もうちょっとだから」
「あぁぁぁぁ」
「はい、終わり。蓋しちゃうからね。」
そう言って、薬を詰めて、歯に封をした。
ようやく解放され、佳奈子は、肩で息をしている。しゃくりあげながら、ハンカチで涙を拭う。
「子供みたいに泣くなあ。」
紺野は、その様子を見て苦笑して、肩をポンポン、と叩きながら、うがいをするように言った。
佳奈子がうがいをする間に、紺野は、予約表を見にいった。
「佳奈子ちゃん、明日の午前中は担当の患者さんがいないようだから、休んだほうがいいな。」
佳奈子がえっ、と言う顔をする。
「もう夜中だし、たぶん今晩痛みが出ると思うから、痛み止め飲んで、ちゃんと寝たほうがいい。
疲れると、腫れたりするからね。明日は院長も戻ってくるし、僕もいるから。さ、片付けたら帰ろうか。」
佳奈子はおとなしく従うことにし、痛み止めを持って、紺野の車で家まで送ってもらった。
「歯磨きは、やさしくすること。」
という台詞を残し、紺野は帰って行った。

続きよろ〜
>>463
それ、夏美が虫歯になるきっかけ、思いついたんだけど、
書いてみるかなあ。
467名無しさん@ピンキー:04/09/09 17:29 ID:q23OkQ3X
しかし、あれだね。
自分で書いといてなんだけど、
金子助手がいないと、萩原先生治療ものはつまらんね
相手が紺野だけだと、妙な雰囲気になるだけで。
紺野相手なら相手で、佳奈子の心理的なダメージがないと・・・
もっと恥かしがらせりゃよかったか
468名無しさん@ピンキー:04/09/09 17:55 ID:X1y7hCYc
>>467
んー、痛がるだけだとどうも、ってのはあるかも・・
でも十分萌える(;´Д`)ハァハァ

紺野の心情ってのが難しいですね・・。
469名無しさん@ピンキー:04/09/09 18:20 ID:rWKEuJeK
>>463
荻原先生は報復とかしないよ!と言ってみるテスト。

…いや、でもマジでわざと痛くとかしないと思うなあ。
むしろ、今までの手前、荻原先生とか同僚にはどうしても言えずにこっそり治すんだけど、
変な治療されて違和感あるのを荻原先生に気づかれて完っ璧に治してもらって、
「誰にも言わないわよ」とか言われるってのが萌える。荻原先生に(笑)

>>466
どんなきっかけか気になる〜。
本編か番外、どっちか落ち着いたら書いて欲しい。
短いなら今すぐにでも書いて欲しい。
470名無しさん@ピンキー:04/09/09 18:46 ID:q23OkQ3X
>>463,469
こんなかんじ。まずはきっかけ編。導入の癖にやや長い

5月だと言うのに、真夏のような日差しが照りつけていた。
「もう。何で休みの日に、こんなとこに行かなきゃならないのよ」
オフィス街を歩きながら、金子夏美は腹を立てていた。
夏美は衛生士である。
今日は、医院は休みなのだが、院長が歯科検診に行くので、夏美はその付き添いだった。
夏美は、3人いる衛生士の中でも、一番の美人である。
院長が、夏美を指名したくなるのも無理はない。
しかし、夏美にとってはいい迷惑であった。
だいたい、歯科検診そのものには、衛生士の仕事などないのだ。
やることといえば、希望者への歯磨き指導と、歯についての相談受付。
しかし、社会人にもなって、歯磨き指導を希望する人などいないし、
相談も、歯槽膿漏のオヤジが、夏美としゃべりたくて来るくらいなものだ。
471夏美編:04/09/09 18:47 ID:q23OkQ3X
「はあ。やっぱり暇だってば。」
相談受付に座って、夏美はため息をついた。すでに3時間ほど座っていたが、
子供の虫歯が気になるという男性と、差し歯の変色を直したいと言う女性が来たくらいだ。
こんなことなら、萩原先生と遊ぶ用事でも作って、断るんだった。
そんなことを考えていると、
「あの、歯科相談って、ここでしょうか。」という声がした。
えっ、と顔を上げると、意外にも、若い男性が立っていた。しかも、顔は夏美の好みだ。
「歯医者の先生に、相談して来るように言われたんです。ちょっと、虫歯が多くて・・・」
男性は、そう言って、歯科診断表を差し出した。夏美は嬉しくなったが、カルテを見てガックリした。
処置歯3本。インレーの脱離放置2本。未処置の虫歯7本。
なんなの、この口腔状態は。意識が低すぎるわ。顔がいくら良くても、こういうのは・・
しかし、仕事だ。夏美は、質問を始めた。
「最後に歯科を受診したのは?」「間食は?」「歯磨きは?」
聞けば聞くほど、ため息が出るような答えばかりだった。
夏美は、軽蔑を表に出さないように努力して、歯医者にきちんと通うように、と指導した。
472夏美編:04/09/09 18:48 ID:q23OkQ3X
その夜、夏美は吉村という男のことを考えていた。顔はよかったなあ。性格も、悪くなさそうだ。ただ、歯がね・・・
そう思いながら、夏美は、ハッとした。何を考えているのだ、私は。
夏美は、ぷるぷる、と首を振って、あの男を頭から追い払うと、眠りに付いた。
しばらくたったある土曜日。
夏美の医院に、あの男、吉村はやってきた。
治療のあと、夏美が歯磨き指導をすることになった。
「金子さん、お仕事は何時までですか?食事でも行きませんか」
と、誘ってきた。その日は断ったが、
その後、通ってくるたびに、吉村はしつこく夏美を誘った。
ちゃんと歯医者に通ってきているし・・歯以外は好みなのよね・・
そう自分に言い訳しながら、結局、夏美は、吉村と付き合うことになったのだった。

ここまでが前振り。
まじで、うつるらしいよ。虫歯。
473夏美編・仮:04/09/09 18:51 ID:q23OkQ3X
この先、とりあえず漏れはこんなの考えてみた
こっそり治すってのも萌えだな、しかし

夏が過ぎ、秋も終わりに近づくころ。
夏美は、左下の親知らずが生えてきているのに気付いた。
もともと、顎もしっかりしているので、他の3本は、しっかりと生えていたが、
左下の1本だけが、出てくるのが遅かったのだ。
少し、痛いような気がする。
念のため、歯科医の萩原佳奈子に見てもらうことにした。
佳奈子とは、夏に喧嘩をしたのだが、紺野のとりなしもあり、まあ、元の関係に戻っているといえた。
「先生。ちょっと診て欲しいんですけど。親知らずが生えてきたみたいで・・」
「痛むの?」
「んー、ちょっと。」
「なるほど、気になったらすぐ診てもらうってわけね。」
「ええ。」
少し誇らしげに、夏美が答える。
「もう・・・ま、いいわ。じゃ、レントゲン先に撮って、そこに座っててちょうだい。」
椅子に座って待っていると、佳奈子が、レントゲンを手にやってきた。
少し、首をかしげている。
「左下よね。曲がったりはしてないみたいよ。」
そう言って、佳奈子は術者用の椅子に座った。
「でも、気になることがあるの。ちょっといろいろ見せてね。」
夏美が口を開けると、佳奈子は、ミラーを手に、親知らずを観察した後、
口の中全体を、ざっとチェックした。
「はい、いいわ。ところで金子さん、何か、生活で変わったことでもあった?」
椅子を起こし、佳奈子が尋ねる。
「いえ、別に・・・何か?」
不思議そうに、夏美が聞き返すと、佳奈子は、抑えた声で冷たく言い放った。
「親不知もなんだけどね・・・けっこうあちこち、虫歯になってるわよ。」
えっ・・・夏美は、耳を疑った。
474名無しさん@ピンキー:04/09/09 20:27 ID:rWKEuJeK
>>470
うわ!すごくいい! そっちでお願いしたい。
473の展開も良い感じ。夏美初めての挫折。
虫歯ってうつるよね。高校の時パートナーにうつした(ゴメン)。
荻原先生はもともと医学部目指してたって設定だし、
「あなた、まさか吐くダイエットなんてしてないわよね」とか言って
超真剣に心配したりして欲しい〜。
過食症は胃酸で子供みたいな虫歯になるらしい。
あと、病気で唾液の分泌が悪くなると、急に虫歯って増えるんだって。
475名無しさん@ピンキー:04/09/09 20:35 ID:X1y7hCYc
3編同時進行かぁ。すごいなぁ・・。
萩原先生はリベンジしないね。ホントに親身になって心配しちゃうタチだね。
夏美助手、自分の歯磨きはいい加減っぽい予感。
476名無しさん@ピンキー:04/09/09 20:56 ID:q23OkQ3X
おお、ありがとう・・
じゃ、展開は473で、続きお願いします!

吉村はダメ男で、夏美を落とした後は通わなくなって、
それでまた虫歯放置で夏美にうつしたっていうイメージ
あとで、萩原先生に説教されるんじゃないか

うーむ、萩原先生みたいな歯医者に診てもらいたいものだ
そして頑張れ萩原先生(自分の治療)
紺野はどうなってるんだ、ホントに佳奈子が心配なのか、単なる自己満足なのか・・
こっちも誰かはっきりさせて欲しいです
477447の歯医者:04/09/09 21:06 ID:rbYYGv3C
>>450,459
もちろん、些細な箇所をいちいち指摘するほど不粋ではありません(笑)。
それよりも、歯科関係者でない方々がこれほどまでにディテールに凝った
ストーリーを書き上げたことに驚嘆しております。
私もお手伝いしたいのですが、いかんせん想像力&創造力が不足しているので...
現実的なことに対処するのは比較的得意なのですが。
478名無しさん@ピンキー:04/09/09 21:11 ID:q23OkQ3X
>>447の先生
前歯の治療ってどんななのか教えていただけると・・
特に香緒里の注目の前歯(両側からやられててC3のとこ)あたり。
そしたらまた誰かが痛そうな治療シーンに仕上げるので。
479447の歯医者:04/09/09 21:20 ID:rbYYGv3C
>>449
文章のみでしか状況を把握していないので、想像のみでお答えしますが、
前歯のC2は通常は光重合レジンで充填します。
光重合レジンは歯の色に近いペースト状の樹脂で、青い光を当てるとカチカチに固まります。
見た目のこともありますので、比較的広範囲にわたる歯質の欠損でも、
歯髄(神経)に虫歯が到達していなければなんとか光重合レジンで治そうと試みます。
あまりにも歯質の欠損の範囲が大きく、光重合レジンで治せないときには
やむを得ず生きた歯のまま(神経を取らないで)歯の形を円錐形に整え、その上からかぶせます。
480447の歯医者:04/09/09 21:26 ID:rbYYGv3C
>>478
これもあくまで文章のみで把握した内容からの想像での回答となりますが、
C3でしたら、根の治療(リーマーを用いた治療)を行います。
その辺は、このスレッドのストーリーに詳細が記述されているので詳細は省きますが、
根の治療が終了した後は健康保険のみで治療するか、自己負担で見た目の良いものを装着するか
によって用いる材料が変わってきます。
481名無しさん@ピンキー:04/09/09 21:28 ID:X1y7hCYc
>>479
ここの住人次第では、その歯の治療に行く前に虫歯が進行してしまうこととかもあるかも・・w
正直なんでもありですからねw
482447の歯医者:04/09/09 21:36 ID:rbYYGv3C
根の治療が終了した後
1)健康保険を用いる場合
1日目
金属の土台(杭のようなもの)を装着しやすいように歯の形を整えて型を取ります。
前歯はそのままではかわいそうなので仮の歯をかぶせてあげます。
2日目(1週間後)
金属の土台をセメントで装着します。金属の土台を含めてさらに歯の形をきめ細かく整えます。
歯肉の形と調和がとれるようなかぶせものを装着したい場合は
仮の歯を装着して日を改めて(歯肉の状態が落ち着くのを待って)型を取りますが、
この日に型を取ることもできます。きれいなものをかぶせたいのなら前者がオススメ。
483447の歯医者:04/09/09 21:44 ID:rbYYGv3C
3日目
型を取ります。対合歯(かみ合っている歯)の型と咬み合わせの記録を取るのも忘れずに。
また、シェードテーキングといって、歯の色の確認をします。歯の色も個人差があるので
それぞれの色に近いかぶせものを作ってあげる必要があるからです。
色はA3とかB4といったアルファベット+数字で表現されます。
日本人ならA3を選ぶのが無難でしょう。若い人で歯の着色がまだ進行していない場合はA2とか。
484447の歯医者:04/09/09 21:52 ID:rbYYGv3C
4日目(1週間後)
かぶせものが出来上がってきますので装着します。たいていの場合咬み合わせなどの調整が必要です。
かぶせものは、銀色の金属の表面に歯の色に近い硬い樹脂をコーティングしたものです。
最近は材料も進歩しましたが、どうしても色調の不自然さがでやすいのがこの材料の欠点です。
また、喫煙やコーヒー、お茶類など嗜好によっては早期に黄色く着色してしまいます。

香緒里さんの前歯にこれをかぶせて、不自然な色をした前歯に萌える、なんていうのも
このスレッド的にはありなのでしょうか。
485萩原先生編:04/09/09 21:56 ID:X1y7hCYc
これからは、何編かを名前欄に明記しませんか?
そうでないとまとめサイトの人が大変そう。

佳奈子が家に帰って寝ようとすると、紺野の予告通りずきずきとした痛みが襲ってきた。
「っ・・」
顔をしかめながら、痛み止めを飲む。
脳裏に、ふっと香緒里の顔が浮かんだ。
「・・あの子も、こんな事やってたのかな」
そう思うと、最初に診た時にかけた厳しい言葉が空しくなってくる。
「・・自分に言え、って話よね」
そうつぶやくと、またずきずきと痛みが襲う。
しばらくは寝れそうにないが、とりあえず横になることにした。

起きると、時計は10時を回ったところだった。
「・・ふぅ」
痛みはとりあえず治まってはいる。昨日のように、患者さんの前で失態をさらけ出すことはないだろう。
そう自分に言い聞かせ、朝とも昼とも言えない食事を取り、家を出た。
486萩原先生編:04/09/09 21:56 ID:X1y7hCYc
午後から治療にはいると、季節柄、小中学生が多い。
小学生はともかく、中学生ともなると結構すごい状態になってから来る輩もいる。
「これだけひどい虫歯なら、前の検診の時も言われたんじゃない?」
「え、えへへ・・」
「笑ってごまかさないの。どうしてもっと早く来ないの。こんなになるまでほおっておいたらダメじゃないの!」
そう言って、ふととなりのユニットを見ると、となりのユニットで院長の助手をしている夏美がにやっと笑った(気がした)。
怒りと恥ずかしさで、顔が真っ赤になりそうになる。
「とにかく、もっと歯を大事にしないとダメよ。治療するわね」
恥ずかしさを隠すようにそう言い、治療を始めた。

治療が終わり、手洗い場で手を洗っていると、後ろから紺野がぽんぽんと肩を叩いた。
「ちょっと、話があるから来てくれないか」
すこしどきっとして、「は、はい」と答えながら、手を拭いて振り返った。
紺野はさっさと歩いていくと、廊下の端で立ち止まった。
「な、なんでしょう」
微妙な期待を押し殺すように、佳奈子は言った。
487萩原先生編:04/09/09 21:57 ID:X1y7hCYc
「萩原君は、患者さんに厳しすぎる気がするよ」
はっとなって、紺野を見る。そうだ、同じ診察室で治療していたのだ。
紺野にさっきの声が聞こえていないわけがない。夏美のにやっとした顔がまた浮かぶ。
「確かに、君の悔しい気持ちは分かる。でも、患者さんがユニットに座るのは大変なことだ。それは君がよく知っていることだろう」
昨日のことを言われているような気になり、佳奈子はまた恥ずかしくなる。
「は、はい・・」
「我々は、知人のところで治療が受けられる。それでも、出来れば治療は受けたくないだろう」
顔を真っ赤にしながら、申し訳ない気持ちでこくんと頷く。
「君は優秀な技術を持っている。患者の気持ちも分かるはずだ」
「・・はい」
「君がユニットに座った時、一番かけて欲しい言葉。それを患者さんにもかけてあげようよ」
「はい、分かりました」
佳奈子が言うと、紺野は満足そうにうなずいて戻っていった。

かけて欲しい言葉・・。佳奈子はそれを考えながら、ユニットについた。患者もユニットに座る。
一通り診察をして、レントゲンを見る。・・うん、これだ。
「つらかったでしょう。もう大丈夫よ」
佳奈子がそう言うと、となりのユニットで院長がぷっと吹き出した。
・・二度と言うまい、と心に決めた佳奈子だった。
488名無しさん@ピンキー:04/09/09 22:01 ID:X1y7hCYc
萩原先生の治療が進むのかと思った人ゴメン、単なるツナギでしたw
検診の結果受診した方々もこの物語にはいるのか?・・となると無限に長くなりそうですねw
3スレぐらい消費しても終わらなさそうw

>>479-484
治療の詳細ありがとうございます♪
・・なかなか大変なんだなぁ、歯の治療・・
489447の歯医者:04/09/09 22:01 ID:rbYYGv3C
2)自己負担で治療する場合
治療の進行は健康保険の場合と大きくは変わりませんが、用いる材料のバリエーションが多いです。
土台に用いる金属も金や白金を多く含有するものを用いたり、
土台に金属を使わずに白い材料で作ったりなど。
土台を白い材料で作れば歯肉が黒くなるのを少し防げます。
歯肉が黒くなるのを完全に防ぐにはかぶせものも金属を使わずに白い材料のみで作ります。
この場合の白い材料とは陶材(瀬戸物)を指しますが、
強度が劣るので金属の表面に陶材を焼き付けたものをかぶせるのが一般的です。
490夏美編:04/09/09 22:51 ID:ltpYvdLi
>>487
不覚にもウケたw

夏美編の続きを少し。

なぜ…夏美はショックで回らない頭で理由を考えた。
もともと、少々無茶をしても虫歯にはならない体質だ。
甘い物も好きだし、実は歯磨きにだってそんなに時間をかける方ではない。
でもそれで今までは大丈夫だったのに…
佳奈子が続けて言う。
「変だわ、今まで虫歯になったことはないんでしょう? こんなにたくさん…
 …あなた、まさか、」
そう言われた瞬間、今度は異様なほど頭が回った。
佳奈子の口から次に発せられるであろう言葉が耳鳴りのように頭の中に響く。
『だらだらと間食してるんでしょう』
『お酒を飲んだらついそのまま寝てしまうんでしょう』
『そもそも一日に歯は何回磨くの? 寝る前にさっと磨いて終わりかしら?』
全部やっていることである。指摘されたらどうすればいい…?
だが、実際に佳奈子が言った言葉は、思いがけないものだった。
「…まさか、吐くダイエットなんてしてないでしょうね」
そう言う顔は真剣そのものだ。というより、半分泣きそうになっている。友達の顔だ。
「してない、してないです」
慌てて否定しながら、夏美は思い出していた。
夏の終わり、ついこの間、虫歯の佳奈子に自分が何を言ったか。
佳奈子がどんな顔をしていたか。
あのときの自分を殴ってやりたくなった。

…どんどん青春小説になっていくんですが(゚∀゚)
491名無しさん@ピンキー:04/09/09 22:58 ID:ltpYvdLi
ちなみに自分は、根の治療も光重合レジンも二次齲蝕も経験済み。
そのときの記憶で書いてますw

本編だけど、レジンなら1,2回で終わるはずだから、
前歯(C3以外)は一気にレジンで治療して、
奥歯のC2はインレーだろうけど、治療の話は書かずにとばせば、
一気にインレー入りまくりの治療終了後の話に持って行けそうだね。
492名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:12 ID:gKB2V7DL
話が中途半端で終わるのも嫌だけど、
早く終わってネタが無くなるのも嫌だなw

493名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:31 ID:mQpjEfi5
おい、岸利!
おまえ、うざいよ。出てくるな!
歯フェチの仲間内では、オマエのことは軽蔑のまなざし。

http://www.ultra-closeup.com/bbs/joyful/joyful-r.cgi
Re: 入れ歯モドキ? 岸利 徹 - 2004/09/09(Thu) 20:25 No.1773


>>TYWさま

ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1090221132/L50
で凄いことになってますゼ

494名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:32 ID:mQpjEfi5
おい、岸利!
おまえ、うざいよ。出てくるな!
歯フェチの仲間内では、オマエのことは軽蔑のまなざし。

http://www.ultra-closeup.com/bbs/joyful/joyful-r.cgi
Re: 入れ歯モドキ? 岸利 徹 - 2004/09/09(Thu) 20:25 No.1773


>>TYWさま

ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1090221132/L50
で凄いことになってますゼ

495名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:32 ID:mQpjEfi5
おい、岸利!
おまえ、うざいよ。出てくるな!
歯フェチの仲間内では、オマエのことは軽蔑のまなざし。

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Re: 入れ歯モドキ? 岸利 徹 - 2004/09/09(Thu) 20:25 No.1773


>>TYWさま

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で凄いことになってますゼ

496名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:35 ID:xPUjUI9F
おい、岸利!
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>>TYWさま

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で凄いことになってますゼ

497名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:36 ID:xPUjUI9F
おい、岸利!
おまえ、うざいよ。出てくるな!
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Re: 入れ歯モドキ? 岸利 徹 - 2004/09/09(Thu) 20:25 No.1773


>>TYWさま

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498名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:36 ID:xPUjUI9F
おい、岸利!
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>>TYWさま

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で凄いことになってますゼ

499名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:37 ID:xPUjUI9F
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500名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:38 ID:hwFO3OXN
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501名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:38 ID:hwFO3OXN
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502名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:39 ID:hwFO3OXN
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503名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:40 ID:WWMRazyd
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504名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:40 ID:WWMRazyd
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505名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:41 ID:WWMRazyd
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506岸利徹:04/09/09 23:59 ID:WWMRazyd
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507岸利徹:04/09/09 23:59 ID:WWMRazyd
岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹
岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹
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岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹
508岸利徹:04/09/10 00:00 ID:GLO3eQKX
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岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹岸利徹
509岸利徹:04/09/10 00:07 ID:GLO3eQKX
岸利徹
510岸利徹:04/09/10 00:07 ID:GLO3eQKX
岸利徹
511岸利徹:04/09/10 00:08 ID:GLO3eQKX
岸利徹
512岸利徹:04/09/10 00:26 ID:GLO3eQKX
岸利徹
513岸利徹:04/09/10 00:27 ID:GLO3eQKX
岸利徹
514名無しさん@ピンキー:04/09/10 00:57 ID:aTWVm/TO
>>485-&490
でも、書き始めると、なんだか乗っちゃって、こんな風になっちゃったりするんだよね
みんな、萩原先生に思い入れ強すぎ・・

>>492
うーむ、それは辛い・・

とりあえず今晩のオカズになんか書こうっと
515夏美編:04/09/10 03:51 ID:dPR3aBQk
>>490の続きです。

「ならいいけど・・」
佳奈子は、心配そうだ。
「何か強いストレスがかかってるとか・・ドライマウスではない?」
「いえ、大丈夫です。」
「最近飲んでる薬、ある?」
「ないです・・・」
「じゃあ、どうしたのかしら・・」
たぶん、自分の不摂生だ、と、夏美は思っていた。
これまで、歯が丈夫だと自信を持って、いいかげんにしてきたツケが回ってきたのだ。
虫歯になるのが、こんなにショックだとは。
しばらく、夏美は、治療ユニットの上で、呆然としていた。
「・・大丈夫?」
黙り込んでいる夏美の顔を、佳奈子がのぞきこんだ。
「他のスタッフも帰ったし、ちゃんとチェックしたいんだけれど、いい?」
夏美が、歯を自慢にしていることは、医院内でも有名であった。
その夏美が虫歯になってしまったことを、他のスタッフに知られるのは嫌だろう、という佳奈子の配慮だった。
「すみません、・・・お願いします」
虫歯の状況を知るのは怖かったが、覚悟を決めた。
「じゃ、椅子倒すわね。」
うぃーーーん。
516夏美編:04/09/10 03:52 ID:dPR3aBQk
この椅子が倒れていく音でさえ、患者には怖いかもしれない、ということを知った。
「はい、お口開けて・・」
ライトが当てられる。自分の口の中が暴かれると思うと、たまらなくなって、目を閉じた。
「もっと楽にして。じゃ、見せてね。」
右上から、佳奈子が丹念に見ていく。時折、カルテにメモをしたり、
探針でカリカリ、と引っかいているのがわかる。恐る恐る目を開けてみると、
佳奈子が眉根を寄せ、厳しい顔をしていた。
「はい、いいわ。」佳奈子が体を起こし、椅子も起こしてくれた。
ずいぶんと長い時間に感じられた。緊張で、口の中がカラカラだった。
コップの水でうがいをしてみる。冷たい感じのするコップだ・・・よく考えると、初めての経験なのだった。
「えっとね・・」話し出す佳奈子の顔を、じっと見た。
「治さなきゃいけない虫歯が、9本あるの。でも、ほとんどC1だから、大丈夫よ。すぐ終わるわ。」
「9本も・・ですか」
「ふふ、私は10本あるのよ。ま、私と比べてほしくない、か。」
佳奈子は笑ってみせた。緊張をほぐそうとしてくれているのはわかったが、何も言えなかった。
「で、どうする?今日、もう治しちゃう?痛いってことはないけど。」
頭の中がグルグルして、考えられなかった。
「そうか、初めてだもんね。じゃ、1本だけ治そう。ちょっと安心できると思うわ。」
こくり、と頷いた。
「じゃあ、前歯の裏からいくわね。右の1番の裏。」
前歯まで虫歯にしてしまったんだ・・夏美の目に、涙が盛り上がった。
517夏美編:04/09/10 03:53 ID:dPR3aBQk
治療が始まった。エプロンをつけられ、椅子が倒される。
佳奈子が、タービンの先にチップをつけている。
その様子を心配そうに見つめる夏美に気付くと、佳奈子は微笑んだ。
「痛くはないわ。歯はね。」
そう、痛いのは心だ。普段の、自分の無神経さを反省した。
「はい、あーん。痛くないはずだけど、痛かったら、左手上げてねー」
ヒュイーン、という音をさせながら、タービンが近付いてきた。ぎゅ、っと目をつぶって耐えた。
ブゥン、ガガガガ、ブゥン、という振動が、歯から伝わってきた。
自分の歯が、なくなっているのだ、という気持ちに、涙が溢れ出た。
「はい、いいわ。口ゆすいで。」
くちゅくちゅ、とやって吐き出すと、歯のかけらのようなものが、流れていった。歯が・・
舌で触ると、予想以上に大きい穴が開いている。
またも涙が出てくる。
「ほら、泣かない。舌で触ると、大きく感じるのよ。実際はたいしたことないから。ほら。」
なぜわかったのか、佳奈子が、手鏡を差し出してくれる。ミラーで映してみると、たしかに、それほどの穴でもない。
「じゃ、詰めていくから。」
手早く、薬をつけられ、風を当てられ、別の薬、風、レジン・・・最後に、光を当てられて、
もう一度タービンで磨かれて、治療は終わった。
518夏美編:04/09/10 04:20 ID:dPR3aBQk
「舌に引っかかるとか、気になることはない?」
舌と鏡で確認して、こくり、と頷く。どこが治されているのか、全くわからなかった。
「こんな感じで治していくんだけど、平気?」
「はい。もう大丈夫です。ありがとう・・ございました。先生に診てもらって、よかったです」
夏美が言うと、佳奈子は、少し照れた。

「あ、そうだ、親知らずなんだけど」
「はい。」
「見たところ、一番虫歯が酷いから、抜いたほうがいいかな、と思うんだけれど」
「・・はい。」
「実は私、抜歯って得意じゃないの。特に、虫歯になってるとね。で、紺野先生に頼んでもいいかしら」
嫌だとは言えなかった・・が、夏に、佳奈子にきついことを言って、紺野にたしなめられた事を思い出すと、
この口の中を見られるのは、耐えられなかった。
「大丈夫よ。紺野先生、患者さんにはやさしいから」
・・・夏の、佳奈子を叱った様子では、そうは見えなかったが。
「じゃあ、明後日の夜にお願いしておくわ。次の治療は明後日にしましょ」
「どうもありがとうございました。」
「はい、お疲れ様。」
夏美の、初めての治療が終わった・・
519夏美編:04/09/10 04:21 ID:dPR3aBQk
次の治療の日。紺野がやってきた。
佳奈子に、「虫歯の親知らずを抜いてほしい」とだけ頼まれてきた紺野は、
治療台に、夏美が座っているのを見て驚いた。
「ん?患者さんって、金子君?」
紺野の顔をまともに見られず、うつむいたまま頷く夏美。
紺野が、傍らの佳奈子の顔を見つめる。
「そうなの。で、口の中見ても、何も言わないで。」
と、佳奈子が答える。
「なんだそれは・・ま、いいや、じゃ、見せて。」
紺野に促され、夏美が口を開ける。
「えっ・・」
今見たものが信じられない、といったふうにまばたきをして、ふたたび覗き込む紺野。
「これはまた・・どうかしたの?」
と、佳奈子に尋ねる。
「それが、わからないのよ。体は大丈夫そうなんだけど」
それを聞いた紺野は、何かひらめいたようだった。
夏美に向き直ると、
「ま、治すしかないな。それに、こんな虫歯だらけだと、彼氏に、虫歯をうつしてしまうよ。」
と言った。
それを聞いて、夏美が、あっ!という顔をした。
「虫歯って・・大人でも、うつるんですか??」
「うん、特に、付き合ってるなら、ちゃんと気をつけないと、うつると言われてるね。」
考え込む夏美。
「思い当たる節があったかな。」
「はい。彼氏が・・虫歯の多い人で。」
「うん、たぶん、それだろうね。さすがに、虫歯の彼氏がいるだろう、とも聞けなくて、
ああ言ったんだけど。」
紺野が笑う横で、佳奈子が少し暗い顔になっていた。
「私は、好きな人に・・虫歯をうつしてしまったりするのね・・」

「ま、とにかく、始めよう。萩原君、使って悪いんだけど、シンマと麻酔、用意して。」
そう言うと、紺野は、夏美のレントゲンと歯を見比べ、抜き方を考えていた・・
520夏美編:04/09/10 04:21 ID:dPR3aBQk
続きよろしく〜
521名無しさん@ピンキー:04/09/10 04:31 ID:0nsJmpzi
夏美が痛くされて泣いてるのが読みたい。
522岸利徹:04/09/10 05:43 ID:GLO3eQKX
523名無しさん@ピンキー:04/09/10 07:38 ID:bYykrTd2
青春ですねぇ♪仕立てがドラマチックになってきた。

>>492
そのときは、検診の結果受診した女子中学生でも。
萩原先生視点で。

萩原先生はホントみんなに愛されてますねw
524香緒里編:04/09/10 12:18 ID:MVHjtKQX
超ひさしぶりの気がする。香緒里編。

次の日。香緒里は、元気な顔をしていた。
もっとも、それは痛み止めの薬のおかげなのだが、一時、痛み止めすら効かなくなっていたことを考えると、
大進歩だ。
「せっかくだから、映画でもいこうよ。観たがってたよね。」
香緒里が言うので、夕方、前から観たかった、宇宙戦争ものを観に行くことにした。
戦闘シーンが大迫力らしいのだ。
「男の人って、こういうの好きよね・・子供っぽい。」
と、バカにされながら、久しぶりに香緒里の調子が戻ってきたことが嬉しかった。
映画は、満員だったが、やはり、最後の戦闘シーンはすごかった。
ドカーン。ドォオーン!
やはり、映画は迫力だな、と思って観ていると、隣の香緒里が、ぎゅっ、と手を握ってきた。
こんなのが、怖いのかな。可愛いな・・と思っているうちに、映画が終わった。
それでも、香緒里の手は離れない。
明るくなって香緒里の顔を見ると、涙を流している。・・そんな感動するとこ、あったっけ??
525香緒里編:04/09/10 12:24 ID:MVHjtKQX
しかし、感動しているにしては様子がおかしい。
「香緒里、どうした?」
「・・・痛いの。」
「え?」
「さっきの音が、歯に響いて・・・前歯がズキズキするの。痛いよぅ・・・」
そう言って、シクシクと泣き出した。
周りの視線が、痛い。
どうしよう・・・もう8時半だ、歯医者は閉まっているだろう。
「痛み止めは?飲んだ?」
「うん、さっき、我慢できなくて、夜の分、飲んだんだけど・・・。」
「効かないか?」
「ちょっとはまし・・かも・・・」
とりあえず、家に帰るが、痛くて泣いているうちに、神経が興奮したのか、
夜中には、しばらくおさまっていた、左上の奥歯まで痛み出したようだ。
「あぁぁっぁぁああん。痛いぃぃ。痛いよぉぉぉ。」
早めに飲んだと言う、夜の分の痛み止めが、今回の最後の薬だったので、
薬もない。冷やしてもみたが、かえってしみる、というので、
隣で肩を抱いててやること以外、どうすることもできなかった。
泣きつかれたのか、ときどき、うとうと、とするものの、
しばらく経つと、また
「痛いよぉ」
と泣き出す。何度繰り返したころだろうか。ようやく、朝になった。
526香緒里編:04/09/10 13:49 ID:MVHjtKQX
「香緒里、歯医者さん行こう」
「・・・イヤ」
「何でだよ。痛いんだろう」
「うん。」しゃくり上げながら、答える。
「じゃあ、早くなんとかしてもらおうよ」
「だって・・・差し歯・・・あと、奥歯・・・抜かれちゃう・・・怖いよ・・・」
「・・・そんな」
そんなことないよ、と言おうと思ったが、この痛がりようでは、それもあるかもしれない。
「・・痛いよぅ」
渋っていたものの、やはり、痛みには耐えられなかったのだろう、
11時ごろ、ようやく、香緒里も決心がついたらしい。二人で歯医者に向かった。
行ってみると、さすがに夏休みのせいか、子供が多かった。
待合室についても、シクシクと泣いている香緒里。
「お母さん、あのおねえちゃん、泣いてるよ」
「あのおねえちゃんはね、歯が痛いの。健太も、ちゃんと治さないと、おねえちゃんみたいになるわよ」
という親子の会話が聞こえてくる。
真っ赤になって、立ち上がる香緒里。
母親をにらみつけて、あわてて後を追う。
527香緒里編:04/09/10 13:58 ID:MVHjtKQX
「あら、香緒里ちゃん」
ちょうど、診察室から患者を送り出してきた萩原先生が、香緒里を見つけた。
「ちょっと、どうしたの?痛むの?」
香緒里が、涙を拭きながら、頷く。
「とにかくいらっしゃい。受付で言ってくれればよかったのに。」
そう言って、診察室に入れてくれた。
「金子さん。大野さん先に診るけど、あと平気よね?」
「はい、次の方は初診なので、紺野先生にまわします。午前はそれでOKです」
話はついたらしい。
「で・・・どこが痛むかしら?」
香緒里が、黙って前歯を指差す。
「あぁ、痛み出しちゃったか・・今日は院長先生がいるから、ちょっと聞いてみるわ」
立ち上がりかける萩原先生に、香緒里が
「萩原先生が・・いいです・・・」
と言う。萩原先生は、ちょっと微笑むと、
「大丈夫よ。相談するだけだから。治療は私がやるわ、責任持って。」
と言ってくれた。香緒里がホッ、とため息をつく。
528香緒里編:04/09/10 15:20:56 ID:MVHjtKQX
萩原先生は、隣の椅子のところの院長先生と、二言、三言しゃべると、戻ってきた。
「じゃ、始めましょ。ちょっと見せてくれる。」
香緒里の唇をめくったり、口を開けさせたりして、診察すると、
「たぶん、虫歯が進んで、中で膿がたまってるせいで痛むのね。だから、とりあえず、
削って、膿を抜きましょ。それで楽になると思うわ。大丈夫?」
香緒里はおとなしく頷いた。
「じゃあ・・麻酔するわね。前歯の麻酔は痛いけど、歯の痛みよりはましよ。我慢してね」
アングルワイダーをはめられ、歯茎がむき出しになっているところに、
麻酔の針が刺さる。
「んんっ」
香緒里が顔をゆがめる。
「ん、大丈夫よ、頑張って」「楽にしてー」
先生と、助手がかわるがわる励ます。
「はい、じゃ、もう1本。今度は裏からいくわね」
口を開けられ、また麻酔が打たれる。
「んあああー」
「すぐ終わるからねー、はい。いいわ。麻酔が効くまでしばらく待ってね。」
そう言って、萩原先生は、ドリルの先を点検した。
治療台に、たくさんのガーゼと、小さい金属製のお皿のようなものがセットされた。
529香緒里編:04/09/10 15:21:31 ID:MVHjtKQX
「もういいかしら」
先生が言い、治療が始まった。
削り始めてすぐ、
キュイーン、キュイーン、というドリルの音に、香緒里の泣き声が混じる。
「あああぁあぁぁん。う、ぅあああああ。」
「ちょっとだから。我慢して。」
隣の椅子の子供も、不安そうな様子でこちらを見ている。
「あ、やぁぁぁぁん」
香緒里がひときわ大きい声で泣き叫んだとき、ドリルの音がやんだ。
「ちょっと痛いと思うけど、すぐ楽になるから。」
ガーゼとお皿を香緒里の口の中に入れ、萩原先生が、歯茎のあたりを押す。
「んあ!」
すると、白っぽい液体が、たらー、と出てきた。
香緒里は、目を白黒させている。
しばらくたって、ガーゼとお皿を取り出す。
「どう?」
「だいぶ楽になりました。」
「じゃ、また、ここも根の治療していくから。ちょっと休憩ね。」
はい、と香緒里が静かに返事をする。
530香緒里編:04/09/10 15:22:19 ID:MVHjtKQX
気がつくと、周囲は昼休みに入っているようだ。
治療されていた子供たちはいなくなり、他のスタッフも片づけをして、ほとんど奥に入ってしまった。
「萩原先生、あのう・・」香緒里が、おそるおそる話し出す。
「どうしたの?」
「この、前歯は・・・どうなるんでしょうか」
「そうね、一応、根は大丈夫そうだから、前にも言ったけど、差し歯にできると思うわ」
「そう・・ですか。」
香緒里がうつむく。
「えーと、香緒里ちゃん。差し歯が気になるのはわかるけど、最近は、見た目も綺麗なのができるわ。」
萩原先生が、優しく言う。
「でも・・でも・・」
「でも、他にないし、歯抜けっていうわけにもいかないでしょう?」
「先生みたいな・・綺麗な歯の人には分からないですっ!」
香緒里は泣き出してしまったが、萩原先生も、思いつめたような顔をしていた。
そのとき、端の治療台の上をいじっていた男の人が、こちらへ歩いてきた。今日、初めて見る人だ。
さっきの、コンノ先生とかいう人だろうか。
その人は、通りすがりに、萩原先生の肩をポン、と叩いて、受付の方へ行ってしまった。
萩原先生は、ハッ、とした顔で、その男性の後姿を見ていたが、
「・・・香緒里ちゃん。」
しばらくの沈黙の後、決心したように、静かに口を開いた。
「私の前歯も、虫歯でダメになっちゃったの。だから、香緒里ちゃんの気持ち、わかるつもりよ。」
俺は、驚いて萩原先生の口を見た。そうだ、裏が銀色だったのは・・・
香緒里は、もっと驚いているようだ。
「だから、がんばって、治しましょ?ね?」
「はい。わがまま言って、すみませんでした・・」
受付の方を見ると、さっきの先生が、萩原先生をじっと見つめていた・・・
531香緒里編:04/09/10 15:23:11 ID:MVHjtKQX
またもわき道にそれちゃった。
誰か、続きお願い。
6番の痛いのは、どうなっちゃうんだろ・・
532名無しさん@ピンキー:04/09/10 21:04:11 ID:dF453jr9
をー、萩原先生告白♪
やっぱり香緒里が萩原先生に治療される、ってのが一番だなぁ。
黄金の組み合わせ。
・・金子助手歯ブラシ指導期待∩(゚∀゚∩)age
533紺野のウワサ:04/09/11 00:10:36 ID:YfKIbNYU
どれか採用されるかな

紺野バツイチ説
吉村は紺野の差し金説
佳奈子のブリッジは紺野の策略説

<番外>「俺」は実は50歳説
534期待エピソード:04/09/11 00:18:05 ID:YfKIbNYU
期待度高い順
・たいしたことがなさそうだった夏美の虫歯、親知らずの後ろが酷くて超痛い治療に
・秋、夏美の虫歯を診た萩原先生が「俺」の歯を心配、
検診の結果虫歯がたくさん見つかり、香緒里が超落ち込む
・見えるところはセラミックにして欲しいと無理を通す香緒里、
しかし硬いものを噛んで割れてしまい、再治療(根も割れて抜歯とか)
535名無しさん@ピンキー:04/09/11 01:29:31 ID:yt8sgmus
>>447
治療されてみたいw
536名無しさん@ピンキー:04/09/11 02:24:07 ID:nR5mlLmz
香緒里の奥歯はさんざん痛い治療をされてそれでも
残せないと言われて抜く事になる展開がいい。
537名無しさん@ピンキー:04/09/11 02:31:46 ID:YfKIbNYU
>>536
それ賛成
さらにそれが、萩原先生に不審の目が向くんじゃなくて
香緒里が自責の念にかられるようなのがいい
538岸利徹:04/09/11 07:10:38 ID:k/JGKG73
歯フェチの皆さん、たいへんお待たせしました。ホームページ近日再開します。
閉鎖前に会員だった方はそのまま引き継ぐように調整します。
私が勝手に閉鎖したので、迷惑を最小限におさえるよう努めます。

http://www.itefah.net/
● LAST MODIFIED
09/09/2004 20:12:54
539名無しさん@ピンキー:04/09/11 08:23:19 ID:0VeWmAMB
>>534
「俺」は良い歯のままが良いなぁ・・。
個人的願望として。

>>536
そうだよね、やっぱり抜いて、落ち込むのを彼氏が慰めるのが(・∀・)イイ!
540名無しさん@ピンキー:04/09/11 08:43:09 ID:0VeWmAMB
今のところ

香緒里編 >>530
萩原先生編 >>487
夏美編 >>519

ですね。
541本編 香緒里編:04/09/11 14:00:52 ID:er/7PfSu
要望を取り入れるところは取り入れつつ…

「じゃあ、神経の治療、していくわね。」
もう何度目かになる根の治療が始まった。
昨日ほとんど寝ていないのと、麻酔が効いたのだろう、
香緒里は今度は泣かずにおとなしく治療されている。
「うん、これで良し。」
荻原先生は満足げにそう言った。
「じゃあ、今日は左奥の土台を入れて、その前の掃除と、右の掃除かな。
 掃除からやっちゃうわね。」
再び香緒里の口を開かせる。
「右は…良いわ。綺麗。次土台に入れるわね。思ったより回復が早いわね。」
香緒里が「よかった」とつぶやく。
「問題の左ね…」
左の歯の仮詰めが外される。綿を引き抜いた荻原先生が途端に眉根をひそめた。
542本編 香緒里編:04/09/11 14:06:19 ID:er/7PfSu
「これは…痛くなかった?」
香緒里に聞く。
「あ、…昨日の夜中からまた急に痛くなって…でも、前歯のせいだと思うんです」
香緒里が怯えながら答える。
この歯は抜くと抜かないの境界線上にある。
何かあれば抜かれるかも…といつも気にしていた。
「香緒里ちゃん、落ち着いて聞いて欲しいんだけど、」
荻原先生がそう切り出す。香緒里の目に、さっき枯れたはずの涙がまた滲んでくる。
「この歯はもう、抜いた方が良いと思うの」
「やあぁぁぁっ!」
香緒里は耳をふさいで泣き出した。
「あぁぁぁあぁんん! 嫌ぁ、抜くのは嫌あぁっ!!」
「香緒里ちゃん…」
子供のように激しくしゃくり上げる香緒里を、荻原先生が抱くようになだめる。
ひとしきり泣くと、少し落ち着いてきたようだ。
543本編 香緒里編:04/09/11 14:17:29 ID:er/7PfSu
「ひいっく、うえぇぇん、嫌、嫌ですぅ」
泣きながら訴える。
「わかったわ。院長に相談してみるから。ちょっと待ってて。
 私が帰ってくるまでに泣きやんでてね。泣かれると手を出せなくなっちゃう。」
荻原先生はそう言い、最後は香緒里の頭をぽんぽんと軽くなで、ブースを出て行った。
院長は二つ隣のブースで入れ歯のお婆さんの治療中だった。
荻原先生がカルテを見せている。
何を話しているのかは判らないが、あまり芳しくない雰囲気だ。
入れ歯の患者さんが興味深げに二人の会話を聞いている。
荻原先生が院長にさっと一礼して、院長のブースをでた。
どうなるのだろう、と思っていると、院長のブースからお婆さんの声がした。
「んなもん、さっさと抜いて、入れ歯にすりゃ楽になんべ」
訛り混じりの大きな声は、香緒里にも聞こえたようだ。
せっかく泣きやみかけていたのに、また肩を震わせ、しゃくり上げだした。




544本編 香緒里編:04/09/11 14:32:42 ID:er/7PfSu
「あら、泣きやんでないじゃない」
荻原先生が戻ってきた。笑顔だ。
「泣きやまないなら抜いちゃおっかな〜」
「やっ!」
「嘘よ」
この先生、来るたびにお茶目になるなあ…と俺は場違いなことを考えた。
「あのね、この歯にも前歯と同じように膿が溜まってるの。
 でね、抜くと簡単に治るんだけど、抜いた痕はそのままにしておけないでしょう?
 前歯なら言うまでもないけど、奥歯も抜けたままにしておくと、どんどん歯が動いて、
 物が噛めなくなっちゃうから。」
「…はい」
荻原先生の笑顔と冗談のおかげか、香緒里は落ち着いて聞いている。
「そういうときはね、ブリッジっていうんだけど、前後の歯を削って、
 橋を架けるように3本続きの人工の歯を入れるの。」
545本編 香緒里編:04/09/11 14:46:23 ID:er/7PfSu
荻原先生は、治療台の横にあったイラストを使って説明してくれた。
「インプラントって言って、抜けた歯だけ入れ直す方法もあるんだけれど、保険が効かないの。
 香緒里ちゃん、大学生でしょ? ちょっと払うのは大変かな、と思ったの。」
香緒里と俺は同時に肯く。二人とも苦学生ではないが金持ちでもない、典型的な現代の学生だ。
「そうよね。だから、治すときはブリッジにすると思うんだけど、
 で、今香緒里ちゃんのこの歯の奥の歯がちょうどかぶせる治療をするから、
 ついでに治せば一石二鳥かな、って思ったの。
 でもそれは歯医者の都合よね。ごめんなさい。
 香緒里ちゃんがまだ抜きたくない、っていうなら、
 もうちょっと頑張ってみても良いかもしれないわ。」
「じゃあ…」
「まだ抜かなくていいわ。」
香緒里の顔がぱっと明るくなる。
「そのかわり、このまま治せるって決まったわけでもないし、
 もしどうしても残せない、ってことになったら、力づくでも抜くからね。」
546本編 香緒里編:04/09/11 15:03:41 ID:er/7PfSu
そう言って、荻原先生は治療台を寝かせた。
香緒里が反射的に緊張したのがわかった。
「はい、あーん」
荻原先生の手には、すでにリーマーが握られている。
ぐりぐり、ぐいぐい。
「ああっ! うあぁぁあ、んんぁ!」
体を跳ねさせるようにして香緒里が呻く。
「がんばって。ちゃんとやらないと治らないのよ。
 歯を残せるように、私も頑張るから、香緒里ちゃんにも協力して欲しい。」
荻原先生が手を止めてそう言った。
香緒里はうなずき、治療台の端を手で掴んで、じっと体を硬くした。
それでもやはり痛い物は痛いのだろう。
「ん、くぅう、んんっ」
時折、何とも言えない声がのどの奥から漏れだしている。
547本編 香緒里編:04/09/11 15:22:30 ID:er/7PfSu
根の掃除が終わり、薬を浸した綿、そして蓋が詰められた。
「もしかしてまた膿がでても良いように、蓋に小さな穴を開けてあるの。
 少しぐらいの膿なら大丈夫。
 でももしたくさん膿が出たら、とても痛いし、痛み止めも効かないと思うわ。
 そう言うときは、この蓋、外したら楽になるから自分で外してね。
 そして、ここにすぐに来ること。いいわね。」
香緒里がうなずくのを見て荻原先生はうなずき返した。
「じゃあ、土台を入れて、クラウンの型取りね」
前の詰め物の時も異様に手際が良かったが、今回も早かった。
高さを調節し、歯の周りを削っていく。例の助手に型を取ってもらい、
仮のかぶせ物をして、治療は終わった。
548本編 香緒里編:04/09/11 15:40:28 ID:er/7PfSu
「ありがとうございました」
そう言って治療台を降りようとする香緒里を、荻原先生が押しとどめる。
「ちょっと待って。ごめん。もう一度前歯、診せてね。」
そう言って治療台を再び寝かせる。
さっきの前歯を診るのかと思ったが、唇をつまんでまくり上げ、他の歯を診ている。
香緒里は真っ赤になっている。
歯の先は白く綺麗で、笑っても歯茎が出ないので判らないが、
真ん中の二本は根元に穴があいて茶色くなっている。
さっきの歯の隣の犬歯も、境目のところが黒くなっている。
さっきの歯は、まだ両側が黒く、大きな虫歯が残っているのがわかる。
549本編 香緒里編:04/09/11 15:46:07 ID:er/7PfSu
「あれ、その歯、削ったんじゃないんですか?」
俺がそう聞くと、荻原先生が振り向いて言った。
「さっきは神経に届くように削っただけなの。かぶせるのは最後だから、
 今全部削っちゃうと、半月ぐらい歯抜けになっちゃって可哀想でしょ?
 まあ、最終的には削るから、どうしても一週間弱は歯抜けにはなるんだけど、
 それぐらいの期間なら仮の歯を入れてあげられるからね。」
確かにそうだ。香緒里は歯抜けと聞いて更に赤くなっている。
荻原先生は香緒里の方に向き直って言った。
「ところで、前歯、鏡で見て気になるでしょう。」
「…はい」
「女の子だもんね。他の歯が落ち着いたら、一気になおしましょうね。
 白いので治すから、一日で済むし、見違えるように綺麗になるわよ。
 はい、今度こそ終わり。お疲れ様」
「ありがとうございました。」
「あ、左で固い物とか食べないでね。
 一番奥は全部仮詰めだし、その前の歯は安静にしたいからね。」
550本編 香緒里編:04/09/11 15:53:58 ID:er/7PfSu
もう一度お礼をいい、医院を後にした。
「よかったな。とりあえず抜かずに済んで」 「うん」
「早く前歯、治してもらえるといいな」 「うん」
「とりあえず昼ご飯食べてさ、早く帰って昼寝しようよ。俺もう眠くて」
あくびをしながら言ったら、香緒里にこづかれた。
「それって何か嫌味…」
「嫌味じゃないよ、ただ、その、欲の中で睡眠欲が一番強いっていうじゃん…」
あわててごまかす。香緒里はふっと笑うと言った。
「まあいいわ。私も眠いし。」
二人で揃ってあくびした。
551本編 香緒里編:04/09/11 15:58:26 ID:er/7PfSu
とりあえずここまで。
>>533
<番外>「俺」は実は50歳説 は採用できず(笑)

痛み出した奥歯、今回は抜かずに頑張ったので、
誰か、さんざん痛い治療をしたあげくに抜いてあげて下さいw
切開排膿とかかなあ。
で、結局ブリッジにするためにせっかく治した後ろをまた削ったり、
それか恐怖のインプラント治療でもいいや。
お金の問題があるけど…。
552名無しさん@ピンキー:04/09/11 16:03:18 ID:Du4CCWbL
インプラントまで行くとグロいな。
ブリッジで銀歯ギラギラの方がいいんじゃない?
学校で友達に指摘されて、白い歯に変えてもらうとか…
553岸利 徹 ◆a6xQiseJz2 :04/09/11 18:31:24 ID:LS56LxGc
>>538 の岸利さま
告知ありがとうございます。

実は書かなかったけど閉鎖してた理由に、「某ホスティング業者がアホやから更新でけへん。」というのも理由でした。
FTPは3回に1回しか繋がらないし、繋がっても時々落ちるし、POP3&SMTPが死んで繋がらないのに、
「サーバーの電源が入っていますので問題ありません。」の繰り返しだし・・・
昨日の午後やっと、サーバーをRAQ500に移してくれて今のところ問題がないので、
明日午前中辺りにトップページだけでもなんとか作らさせていただきます。

その後は、アラジンさんにお詫び入れて、秘宝館からなんとか再建させていただければ良いかなぁ〜と
思っています。

>>538の岸利さまが、itefah.netのFTPのアカウント知ってたら、僕の代わりにヤッてくれれば有り難いですが。

554萩原先生編:04/09/11 20:21:07 ID:H3jFpl6J
それから二日後。
佳奈子の右下6のインレーが出来たので、通常の診察が終わった後紺野にセットしてもらうことになった。
「んー、ここの技工士さんはホント上手だよねぇ」
紺野はそう言いながら、歯形にセットされた大きな銀のインレーをしげしげと眺めた。
これが私の口に入るんだ、と思うと、佳奈子は急に恥ずかしくなった。
「じゃあ、口開けて・・しばらく閉じないでね」
紺野はそう言うと、仮詰めしてあったゴムをスポッと取った。
「分かってるだろうけど、軽く洗浄するね」
そう言いながら、しゅっと水を当てる。
「んっ・・」
すこししみるが、大したことはない。
そして、空気を当て乾かす。と同時に、夏美が練ったセメントを台の上に置く。
「ん、ありがと。じゃ、セットするから」
紺野はそう言うと、インレーを佳奈子の歯にセットし、ぎゅっと押し込む。
「OK・・じゃ、今度は上の・・7から行く?6から行く?」
ぺらぺらとカルテを振りながら、紺野は言う。
「・・6からで」
微妙に悩んでそう言うと、紺野は「分かった」と笑った。
555萩原先生編:04/09/11 20:21:38 ID:H3jFpl6J
仮蓋をとって、中から綿を抜き出す。
「ん・・びみょ。土台は立てず、もっぺん根治やるわ」
紺野はそう言い、リーマーを手に取る。
佳奈子の体が、反射的に硬くなる。
「ゆっくり行くから・・」
こり、こりと入っていき、そしてびくっと痛くなる。
「んぁぁっ・・」涙があふれてくるが、紺野は
「ちょっと我慢な・・・」といい、治療を続ける。
「あぁんっ」痛みが強くなる。
「んー、もうちょっと・・」
「はぁんっ・・んんっ・・」
もう無理、と思ったところで紺野は針を抜いた。
「まぁ、次ぐらいに何とかなるかな・・」
紺野はそう言うと、もう一度薬を入れて蓋を閉じた。

「次、7やっちゃう?」
紺野がそう言ったが、人間いやなことは先送りしたい物だ。
佳奈子は「・・いや、次の時に」と答えた。
紺野は笑いながら「分かったよ」と言った。
556名無しさん@ピンキー:04/09/11 20:23:42 ID:H3jFpl6J
ネタふっときましたー。7は誰か適当にカタつけてください。
香緒里は・・大変そう・・。
557名無しさん@ピンキー:04/09/11 23:57:38 ID:LnW7ceHU
急に紺野が軽くなってる・・
佳奈子にももうちっと恥じらいが欲しい
558名無しさん@ピンキー:04/09/12 00:06:38 ID:qilb9376
>>557
言えてる。「びみょ」はかなりびみょやった。
でもこの後歯磨き指導だよね。
楽しみ〜
559名無しさん@ピンキー:04/09/12 00:10:21 ID:aESxEEL1
>>551,556
乙でしたー

しかし、>>557 の言うことも分かる気がするな、たしかに
560名無しさん@ピンキー:04/09/12 00:53:53 ID:MtiD8JIK
関係ないけど昔から麻酔無しで虫歯を削られて苛められて神経抜かれるのに
すごく憧れているんだよね。最近の歯医者さんは痛くしてくれないし
誰かSの歯医者さんで拷問みたいに痛くしてくれる人に出会いたいよーっ。
561名無しさん@ピンキー:04/09/12 03:14:17 ID:Qu1928kx
>>560
どっかの日記サイトに、麻酔がきらいだからっていって、
頼んで麻酔なしで治療してもらった、っていう日記があった。
「気絶しないでね」って言われたらしい。
マジで気絶しそうになったらしい。(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
562萩原先生編:04/09/12 06:10:27 ID:p81g9f66
昨日会議中こっそり書いてたんだが・・・
つながらなくてアップできなかったら、すでに最初がうpされてるな
ま、勿体無いので&どこからにしていいかわからないので、全部うpさせてもらいます
つまり、555じゃなくて487の後ね

さて、その日の夜。
夜、たいてい最後に残るスタッフは、院長、佳奈子、そして衛生士チーフの夏美である。
助手や他の衛生士は、自分の仕事が終わると、それぞれに帰って行くのであった。
スタッフがだいたい帰ったのを見計らって、紺野が言った。
「佳奈子ちゃん、今日、どうする?」
一瞬、食事のことかと思って振り向いてみたが、紺野は、人差し指で、右ほほを叩いていた。
院長が、それを目ざとく見つけた。
「ん?何の合図だ?まあ、若いんだし、おじさんは何も言わないが」
院長は、紺野と佳奈子をくっつけたがっているらしい。
もはや、慣れっこになっている紺野は、
「はは、見逃してください」
と適当にあしらっている。
佳奈子は、できれば院長に虫歯のことを知られたくなかったのだが、夏美が
「萩原先生、虫歯を作っちゃったので紺野先生に治療してもらってるんですよ」
と、あっさりバラしてしまった。
佳奈子は、赤くなってうつむいたが、院長は、
「なんだ、そうか。ま、紺野君は上手いし、優しいしな。萩原君みたいにきついことも言わないだろう」
と、特に虫歯を作ってしまったことについては気にしていないようだった。
「じゃ、あまり遅くならないように。戸締り頼んだよ。金子君、雨が降りそうだから駅まで乗せていこう」
と、夏美を無理やりに連れ、院長は帰って行った。
563萩原先生編:04/09/12 06:11:09 ID:p81g9f66
「さて・・と。本当に、どうしようか。あのあと、痛みはどうだった?」
「先生に言われたとおり、痛み出して、薬飲んで寝ました。」
「じゃあ、明日があるから、6番は休みの前の日にやるとして、今日のところは、
薬だけ取り替えておこうか。あとは7番だけだけど、どうする?」
「・・・どっちがいいんですか?」
「うーん、先延ばしにするな、と言いたいところだけど、神経ギリギリまでいってたら、しばらく痛むからね。
やっぱり、休みの前にやろう。」
ということで、佳奈子は少し、ホッとした。
「じゃ、口開けて。」
歯の仮封を外し、綿を取り出す。
新しい綿に、薬をつけて、詰める。
「んんっ」
「ん、しみるか?」
一瞬、正直に言っていいかどうか迷う佳奈子に、紺野が苦笑する。
「懲りないな、君は。」
そういいながら、再び封をした。
「じゃあ、くれぐれも歯磨きはやさしく。何かあったら、すぐに言うこと。いいね?」
最後まで、歯科医としての態度を崩さない紺野に、少し寂しさをおぼえつつ、その晩は別れた。
564萩原先生編:04/09/12 06:11:39 ID:p81g9f66
2日たった土曜日。土曜日は、診療時間が少し短い。
「じゃ、佳奈子ちゃん、やろうか。」
紺野は、仕事中は佳奈子を「萩原君」と呼ぶが、終わったとたん、呼び方を「佳奈子ちゃん」に変える。
どうやら無意識らしいが、佳奈子は、少し嬉しさを感じていた。
とはいえ、治療が始まるときは別だ。
白衣を脱ぎ、しぶしぶ治療椅子に座る。
「お願いします・・」
「じゃ、まず、6番からやっていこう。」
そう言って、封を取り、少し観察する。
「大分きれいになってきたよ、今日で終わるといいけどね」
リーマを選び、口を開かせる。
「もうそれほど痛くないと思うけど」
と言いながら、ゆっくりと進めていく。たしかに、痛くな・・
「あぁっ!」
やっぱり痛かった。前回のように、脚をばたつかせるほどではないものの、涙は出てきた。
「んんんー、ん、んぁ!」
「もうちょっと・・ちょっとだからね・・・」
そう言いながら、紺野の手はなかなか止まらなかった。
「んんっ」
「はい、おしまい」
手早く、薬を入れて蓋をする。
「ちょっと休憩したら、7番始めよう。」
そう言うと、紺野は、帰り支度をはじめている夏美を呼び止めた。
565萩原先生編:04/09/12 06:12:18 ID:p81g9f66
「金子さん、今日は用事あるの?」
「いえ、特に何も・・」
「じゃ、補助入ってもらえるかな?」
夏美は、笑顔を浮かべながら戻ってきた。
「もちろん、いいですよ」
佳奈子は憂鬱になった。が、たしかに、治療のとき、衛生士がいたほうが格段にやりやすい。
特に、夏美のような補助が上手い衛生士ならなおさらだ。技術はいいのよ、技術は・・・
それがわかるだけに、紺野に異議を唱えることもできないのだった。
夏美が、手を洗って戻ってくると、治療が始まった。
「痛くなったら言って。」
紺野は佳奈子に微笑みかけると、タービンを手にした。
ヒュイーーーーン
普段聞きなれている音だが、自分の口の中で聞くのは大違いだ。
ヴィ、ヴィン、ヴィン、と、頭蓋骨に振動が伝わってくる。
「ん、ん、んぁ!」
やがて、痛みが襲ってきた。
「ぁあああああ」
「んー、意外と広がってるなあ、もうちょっと頑張って」
「あ、あっ」佳奈子の顔がゆがむ。
無意識に口を閉じかけていたらしい。
夏美が、バキュームを持ちながら、ぐいっ、と佳奈子の顎をおさえる。
うっすらと目を開けて、夏美を見ると、今日は、佳奈子の顔ではなく、
口腔内の作業に集中していた。
なんとなくホッとしたが、痛みは続いていた。
566萩原先生編:04/09/12 06:26:29 ID:n8sgeWHr
「んぁあ、んぁあっ」
「もう少しだからねー、我慢して。」
ずいぶん長いもう少し、の後、ようやくタービンの音がやんだ。
「えっとね、神経までは行ってないけど、かなり際まで行っていたよ。
なので、神経は取らずにおくけど・・わかってるよね?」
「しばらく痛むから、ですか」
「いや、それよりは、後で痛みがひどくなるようだったら、ちゃんと言って、と言いたかったんだけど」
歯の型を取ったあと、薬を詰めて、仮の歯をかぶせた。
さあ、終わったわ、と思い、佳奈子が
「ありがとうございました」
と、椅子を降りようとすると、紺野が止めた。
「ちょっと待った。何か忘れてない?」
微笑みながら聞いてくる。
まさか・・・「歯、歯磨きですか」
「なんだ、覚えてるじゃないか」
「紺野先生に・・・ですか」
「金子君にやってもらうのは嫌なんだろう」
「・・・どっちか選ばないと、ダメですか」
楽しそうに、片づけを終えた夏美も傍へやってきた。
「わかりました。金子さんに頼みます」
先日の怒りはおさまっていたし、何より、紺野に歯垢を染めたりされるのは、嫌だった。
「ほう」
紺野は、意外そうな顔をした。
「金子君、いいかな」
「やりますよ」
夏美は、ニヤッと笑った。
567萩原先生編:04/09/12 06:28:43 ID:n8sgeWHr
「じゃ、歯ブラシ選んでください。差し上げますから。」
夏美が歯ブラシを持ってきた。
「じゃあ・・キリンさんで。」
こうなったら、ヤケだ。なぜか大人用なのに絵が描かれた黄色い歯ブラシを選ぶ。
傍では、紺野がおもしろそうに見守っている。
「まず、いつもどおりに磨いて下さい。」
夏美が指示する。
シャコシャコシャコ、と磨くが、二人のプロに見られていると、緊張する。
「右上、取れても治せるようにスタンバイしてるから、好きにやっていいぞ」
紺野も楽しそうに茶々を入れる。
「そんなに見ないで下さい」
少し赤くなりながらも、磨き終えた。
「じゃ、残っている歯垢のチェックをしますね。」
夏美が、口の中に歯垢染め出し液を塗る。
「軽くゆすいでください。軽くですよ!」
二人の目がしっかりとこちらを見ているので、軽くゆすぐだけにした。
「じゃ、見せて下さい。」
夏美が、佳奈子の口にリトラクターをはめる。
紺野も面白そうにやってきた。
やめて・・と思ったが、リトラクターのせいで、何も言えない。
「はい、んー、さすがですね、だいたい磨けてます・・・でも、やっぱり、右側が甘いですよ。
青いのも残ってるし。青は、数日前からの汚れですよ。赤は新しい歯垢です。
歯医者さんなんですから、歯磨きくらいきちんとしてもらわないと。
歯が弱くても、汚れが残っていなければ、虫歯になんかならないんですからね。」
568萩原先生編:04/09/12 06:29:21 ID:n8sgeWHr
紺野にも、じっくり覗き込まれ、佳奈子は顔が赤くなるのを感じた。
さらに、手鏡を手に持たされ、自分でもチェックさせられる。
たしかに、奥歯の外側や一番奥など、右側の方が磨き残しが多かった。
昔、予防歯科で徹底的に教えられたから、歯磨きには自信があったのに・・・
ややショックを受けていると、
「これじゃあ、またやっちゃいますよ」
夏美の声が降って来た。ニヤニヤしている。
やっぱり、やめておけばよかった・・・佳奈子は後悔したが、もはや、やめられなかった。
「じゃ、歯ブラシ、こう持ってください。で、上の歯は・・・」
佳奈子は指示通りに磨くが、
「そんなんじゃダメです。来年には残りの歯も虫歯ですよ」
と、即座にダメ出しされる。そんなことまで言わなくていいのに・・・
佳奈子は落ち込んできた。
助けを求めるように紺野を見たが、やさしく微笑んで首を振っただけだった。
「はい、萩原先生、よそ見しないで下さい。また虫歯になりたいんですか?」
本当に、いちいち気に障ることを言う。
そんなことを思いつつも、右側の磨き残しもなくなり、無事に終了、と思ったとき、
「ダメです、萩原先生には、まだ特別レッスンがあります」
と、夏美は許してくれなかった。
569萩原先生編:04/09/12 06:31:09 ID:n8sgeWHr
「萩原先生、歯間ブラシは使われますか?」
「使わないわ、フロスは使っているけれど」
「それじゃダメです、萩原先生、ブリッジあるでしょう」
「・・・ええ。」
「ブリッジは、かぶせてあるところから虫歯になりやすいし、それでどんどんダメな歯が外に広がっていって、
入れ歯になったりするんです。ご存知ですよね」
「・・・・ええ。」
「だから、ブリッジのところは念入りに磨かないと。特に、欠損しているところの下なんかは
歯間ブラシも使わないとダメなんです。じゃ、やりましょう」
ブリッジのところは、綺麗にしておかないと臭う気がして、歯ブラシでは細かく磨いていたが・・・
佳奈子は、夏美のプロぶりに、やや感心した。
紺野も、ほぅ、という顔をしている。
さきほどのようにイヤイヤでなく、真剣に、歯間ブラシの指導を受けた。
「はい、今度こそ、終わりです。お疲れ様でした。」
「いえいえ、どうもありがとう、ためになったわ」
夏美がにこっと笑う。
「それはよかったです。さすがに萩原先生が入れ歯になったら、可哀想で見ていられないですから」
「・・・・・」
「でも、金子君にやってもらってよかったじゃないか。僕じゃ、歯間ブラシはなかったな。
子供向けの指導にそれは入ってないから」
紺野が笑いながらフォローを入れる。
「さすがにお腹空いたよ。もし佳奈子ちゃんの歯が大丈夫なら、帰りに何か食べに行こう。」
紺野が提案し、3人で外へ出た。

後よろ〜
歯磨きレッスンしてしまったよ、でも実は歯磨き指導って何やるの?
こんなもんかと思ったんだけど・・・
詳しい人訂正あればよろ。
570554:04/09/12 06:47:01 ID:Vl1P63KB
飲みながら適当に書いたもんで、起きて読み直すとダメだ。
>>554-555はカットしてください。

>>562-569の方が(・∀・)イイ!
571554:04/09/12 07:17:50 ID:Vl1P63KB
不覚にも、キリンさんに(;´Д`)ハァハァですw
香緒里編にもブラッシング指導入れて欲しいっ!
572名無しさん@ピンキー:04/09/12 23:53:27 ID:fg6+awCk
漏れ、文章鑑定学みたいなのやってるんだけど、
ここんとこ書いてるの、一人じゃね?って気がする
皆書いてやれよ

でも、うまいんだよなあ、いろいろと。ツボ押さえてるし
これからもよろ。
573名無しさん@ピンキー:04/09/13 00:07:57 ID:BmSUzb8c
>>572
漏れは541からの本編書いたんだけど、562からの佳奈子編は書いてないよ。
今までの読みながら書くと似てくるんかなあ?
574名無しさん@ピンキー:04/09/13 00:29:50 ID:Y4VcRFqO
>>573
うん、そこは違うかも というのもなんだけど、
内容とかトーンもだけど、けっこう調子とか言い回しの方があらわれるね
えーと、予想
香緒里をほとんど全部虫歯にしたのと
萩原先生編を始めたのと夏美編を始めたのは同じ人物(たぶん20代後半の女性)
佳奈子編の続編の始めと、562からの佳奈子編と、524からの本編もたぶんこの人
「345」は別だな
575名無しさん@ピンキー:04/09/13 01:02:27 ID:HuTHo6yj
香緒里口腔内情報、しかしあまり変化ないね
右上
7 C2
6 2次齲蝕・歯冠部全除去・根を治療中(次回土台?)
5 C2
4 C2
3 C1
2 C2
1 C2
左上
1 C2
2 C3 急性化して排膿・根の治療中
3 C2
4 C1 
5 C2
6 C4 根を治療中・排膿中(しかし抜く方向で)
7 C3 感染歯質除去・神経処置済み・土台立て済み・次回クラウン
右下
7 C2
6 インレー(OK)
5 C2
4 レジン・2次齲蝕
左下
5 C2 インレー治療完了!
6 インレー(OK)
7 C2
576夏美編:04/09/13 01:41:22 ID:HuTHo6yj
といっても全然続いてないけど

「ところで、金子君、この親しらずは痛みがあるの?」
「よくわかんないんです。歯茎の腫れのせいでうずうずしてるのかな、って気もするし
歯が痛いような気もするし・・・」
「そうか・・いや、あと3本の親しらずはきちんと生えてるから。
この左下を抜いたら、あとのも抜かなきゃならないし、勿体無いなと思ってね」
「・・・そうです、よね」
「レントゲン見ると、けっこう辛そうなんだけど、なにせ全部萌出してないから
判断しにくいところがあってね。虫歯になってるのは間違いないんだけど。
もうちょっと生えるのを待って、できそうなら治療する、っていう選択はない?主治医の萩原先生。」
すると、横に立っていた佳奈子が答える。
「もちろん、他の3本のこともあるから残したほうがいいかな、て思ったんですけど、
その8番はけっこうやられてそうだったから、痛む前に抜いてしまいたかったんです。
8番のせいで、その手前の7番の治療もやりにくいですし。」
夏美は、二人の歯科医を不安そうに見比べている。
紺野の意見に従うと、歯をぬかなくても(少なくともとりあえずは)いいが、痛くなるかもしれないらしい。
佳奈子の意見に従うと、早めに治してもらえるが、痛くない歯も抜かなければならない・・・
「どうする、決めるのは金子さんよ。どっちが正解ってこともないわ」
佳奈子に答えをせまられ、夏美は、ふと目の合った、紺野の意見に従うことにした。
こうして、夏美の、限りなくC3に近いC2の8番は、しばらく様子見という大義を与えられ、
放って置かれることとなったのである・・

振りかいな。後よろしく。
577名無しさん@ピンキー:04/09/13 12:59:11 ID:oALnCs1B
>>576
わくわく、いい展開・・
しかし、これはひょっとして、紺野の夏美いじめですか??
後で苦しむのを見ようっていう・・
そこまで悪人じゃないか、紺野。彼はよくわからないんだよね。
佳奈子がいじめられてたんで仕返しとかっていうのは器が小さすぎだよね、
ってか別にそれほど佳奈子を思ってはいないかもしれないし。

関係ないが、昨日電車で見た20過ぎの女の子と両親の3人連れ
母は超歯が丈夫そうで、50超えてるだろうに綺麗な天然歯
しかし父は部分入れ歯のバネとかも見えてて、いかにも歯が悪いという様子
そして娘は、上1番両方とも抜髄っぽい変色、2番とかもやられてる雰囲気で 期待できそうだった。
しかもよく笑う、イイ子だった。4番は白いクラウンだな、ありゃ。
子供の頃、「お父さんみたいに虫歯だらけになるよ」とか母に怒られてそうなイメージ
578名無しさん@ピンキー:04/09/13 16:41:40 ID:T8rdi56n
>>577
その分だと奥歯は全滅だね!
リアル香緒里って感じ。
いい物見ましたね。羨ましい。
579本編:04/09/14 00:02:47 ID:/aZ/pPAZ
9月も中旬になり、大学の長い夏休みが終わる日が近づいてきた。
香緒里の歯の治療も、香緒里がなれてきたこともあるのか、
少しずつだが着実に進み、右上の奥から2番目と、左上の一番奥は、
クラウンが入り、完治していた。
前歯の根も綺麗になり、差し歯の土台立てまで済んでいる。
次回の治療で完全に治るらしい。
だが、他の歯が着々と治っていく一方、例の左上の奥歯の治りは悪かった。
何度根を掃除してもらっても、次に行ったときには中が膿んでいる。
「中がうずく」と言っては薬で抑える日が続いていた。
「香緒里さ…その歯、そろそろ限界じゃないか?」
「…」
「薬が切れたときの痛みも前より酷そうだし」
「…そんなことないよ。第一、抜かなきゃならないなら、荻原先生がそう言うはずよ」
「それはそうなんだけど…」
580本編:04/09/14 00:25:10 ID:/aZ/pPAZ
なんだか釈然としなかったが、我慢しているのも歯を抜くのも香緒里だから、
俺は強く出られなかった。

次の日の夜は台風だった。
風が酷くならないうちに香緒里の家に向かう。
ドアを開けた香緒里の顔を見て、驚いた。
「それ……。左、凄い腫れてない? どうしたの?」
「さっき急に痛くなって…でも薬飲んだから大丈夫だよ」
そう香緒里は言って俺を部屋に入れたが、どう考えても大丈夫な腫れ方ではない。
案の定、しばらくすると、
「駄目…痛い、痛い、助けてぇ」
と泣き出した。
581本編:04/09/14 00:29:46 ID:/aZ/pPAZ
確かこういうときは仮の詰め物をはずせ、って言われてたっけ。
「外そうか?」
「でも…薬が抜けちゃう……痛っ!ああぁん…!」
「そんな、薬なんて言ってる場合じゃないだろ!もう、外すよ!」
俺が強く出ると、香緒里は反論しなかった。
荻原先生に言われたように、爪楊枝で引っかけると、蓋は簡単に取れた。
蓋に絡まってきた綿も一緒に引っこ抜く。
「ひぁっ!」
その瞬間、香緒里が悲鳴を上げる。
歯の奥から、膿がとろ〜っと流れ出てきた。
でも、それは少しだけで、左頬の腫れは全くひかない。
「痛ぁい、うぅっ、ひっく」
「全然良くならないの?」
「う…ん、歯は…わかんない…頭がいたいよぉ」
582579:04/09/14 00:31:19 ID:/aZ/pPAZ
ここまで。
クラウンとか飛ばしてスマソ。
中途半端スマソ。
583本編・少しずつ進行編:04/09/14 03:40:54 ID:nmVexB9H
おお、なんかオオゴトになってそうだ、大丈夫かな、香緒里。
ぜひ続きをお願いしたい!早く抜きたいもんねぇ。

でも、じりじり進行編も・・クラウンとか気になる。

次の日、香緒里は、高校時代の友達と遊びに行ってしまった。
俺は、一人で買い物にでも出かけることにした。
デパートに入り、ふらふらしていると、新しい香水のキャンペーンをやっていた。
「どうぞー。当店で先行発売です。お試しください」
紙に染み込ませた見本をもらった。ふんわりとした、いい匂いだった。
香緒里に似合いそうだ。ボトルもなかなかかわいい。
最近、香緒里も歯の治療を頑張ってるし、ふとプレゼントしてみようかな、と思い立った。
「あの・・これ、プレゼントに・・」
「ありがとうございます。お包みしますので少々お待ちください」
にっこり笑って応対してくれた売り場のお姉さん。上の前歯が1本、やけに白く目立った。
このところ、歯医者通い(自分の治療じゃないが)をしているせいか、人の歯がちょっと気になるのだ。
差し歯かな・・
そう思っていると、別の係りのお姉さんが、
「彼女にですか?喜びますよー」
と言ってくれた。この人は、前歯が4本とも、少し不自然な気がする。ちらりと見えた奥歯は、1本まるごと、銀色に光っていた。
これがクラウンだろうか。案外セクシーだな・・
周りを見回すと、けっこう前歯が差し歯っぽい人が多かった。
香緒里に、大丈夫だって言ってやろう、と思いながら、家に帰った。
584本編・少しずつ進行編:04/09/14 03:43:24 ID:nmVexB9H
家に帰ってしばらくすると、香緒里から電話だ。晩御飯でも食べにいこう、という。
メニューは迷った挙句、パスタなら食べられそうだ、というので、イタリアンに行った。
席につくと、香緒里は、今日会った友達は4人だが、2人が差し歯を入れていた、という話を始めた。
その中の、前歯を全部差し歯にしたという一人が、香緒里の前歯の虫歯を目ざとく見つけ、こう言ったらしい。
「香緒里もさっさと歯医者に行って、差し歯にしてもらいなよ。綺麗になるよ。」
香緒里が、歯医者には通っていること、奥歯の根の治療があるので、
前歯は治療待ちだが、差し歯にするのは1本だと説明すると、
「ええっ、穴開いてるのに、大丈夫なの?その歯医者。
私の前歯は、アイスがしみるだけだったけど、念のため神経取りましょうって言われて、
神経とると歯の色が変わっちゃうからって、差し歯にしてくれたよ。
奥歯もしみるところは、ほとんど神経抜いてもらったけど、
そんなに何回も根の治療なんかせずに、すぐかぶせてくれたし。紹介しようか?」
と言われたそうだ。
香緒里は、少し心配になってしまったらしい。
585本編・少しずつ進行編:04/09/14 03:44:17 ID:nmVexB9H
「じゃあ香緒里、前歯も全部差し歯にしたいわけ?」
「それは嫌・・」
「じゃあ、いいんじゃないの。」
「奥歯も、萩原先生、神経は残せたわ、って言ってくれたけど、取らなくてよかったのかなあ。根の治療もほとんど終わってないし」
「そりゃ、神経は残せるなら残したほうがいいと思うよ。根も、たしかに、時間かかってるけど、丁寧にやってくれてるんじゃないのかな。気になるなら、今度聞いてみなよ」
「うん、そうする」
香緒里は少し安心したようで、ぱくぱくとパスタを平らげた。
そんなにばくばく食べて大丈夫か、と思っていると、案の定、
「ぁ、つっ!」
香緒里は左頬を押さえて、顔をしかめている。
思わず、左で噛んでしまったらしい。
「大丈夫か、左ではあんまり噛むなって言われてただろ」
そう言うと、香緒里は、もごもご、と舌で左上を探り、
「うん、詰め物は取れてないみたい。よかったー」
と、にっこりした。食べ終わると、明日の歯医者の時間にまた香緒里を迎えに行く約束をして、別れた。

これは579からよりも前です。少しずつ進行、と書いたが、実際、全然進行してないな。
気が向いたらこっちも続きよろしう。
586本編 少しずつ進行編:04/09/14 11:36:52 ID:CFbxOkdP
>>585の後、>>579の前でよろしく。

次の日。
「じゃあ、今日はどこから始めようか・・」
荻原先生が言いかけたところに、香緒里が
「あの、ちょっと聞きたいことがあるんですけど・・」といった。
「ん、なあに?」
「えっと・・この前歯、差し歯にするのは一本だけで大丈夫なんですか?」
香緒里が聞くと、萩原先生はちょっと顔を曇らせた。
「んー・・削ってみないと分からない、としか言えないわ・・」
先生はそう言うと、カルテを台においた。
「虫歯がね、浅くて小さかったら、削ってプラスチックを入れるだけで治療できるの。
これでも、きちんと詰めたら、普通に見たら分からない程度に出来るわ。
ただ、変色するから何年かに一回詰め替えないといけないけど」
先生にそう言われ、香緒里がこくんとうなずく。
「浅くても広かったら、プラスチックを詰める方法じゃ強さが足りなくなるわ。
だから、神経は残すけど、歯を細く削って、かぶせ物をかぶせることになる」
すこし不安げに香緒里がうなずく。
「で、もし神経にまでいってたら、神経を抜いて、根っこだけ残して歯を全部削って、
そこに金属の土台を差し込んでかぶせ物をかぶせる。これが差し歯ね」
説明を聞いているだけなのに、香緒里は泣きそうな顔をしていた。
587本編 少しずつ進行編:04/09/14 11:37:24 ID:CFbxOkdP
「1本は、詰めるだけでいけるわ。後は・・やってみないと分からないわね。
ただ、いずれにせよ、見た目はなかなかきれいに治るわ。心配しないで」
萩原先生がそう言って肩を叩くと、香緒里は不安そうにうなずいた。
「じゃあ、今日は根の治療のあと前歯の治療をしましょうか」
「はい」
香緒里がそう言うと、先生はにっこり微笑み、ユニットを倒した。

「まず土台を入れるわ。はい、あーん・・」
先生が、歯にぎゅっと土台を押し込む。
香緒里はハンカチをぎゅっと握りしめて目尻から涙を流したが、声は出さなかった。
「あれ、香緒里ちゃん、我慢強くなったわね」
萩原先生がほほえみかけると、香緒里もにこっと笑い返した。
「じゃあ、次は・・例の歯の根の治療ね」
先生がそう言うと、香緒里は一瞬びくっとしたが、おとなしく口を開けた。
先生は、蓋を取って、難しい顔をする。
「ん・・今日は、薬を詰め替えるだけにしようか」
先生はそう言うと、綿を歯から抜く。
綿は、しっとりと膿でしめっていた。
「新しいの入れるわね」
先生はそうとだけいって新しい綿を押し込むと、蓋をした。
588名無しさん@ピンキー:04/09/14 11:39:02 ID:CFbxOkdP
・・ふぅ、息切れ。
どなたか前歯の治療をしてあげてください・・。

C2でも、削ってみたら露髄しちゃったってのが欲しいなぁw
589本編 少しずつ進行編:04/09/14 16:55:51 ID:V1gcG3gP
ちょびっと続けさせてもらいます

「ぅ、くう」
「痛む?」
香緒里は、ちょっと迷ってから、首を振った。
「香緒里ちゃん。」
先生は、静かに言った。
「香緒里ちゃんの歯が痛いかどうかは、香緒里ちゃんにしかわからないの。
で、神経のところを治療しているときは、特に、痛いかどうかって重要な情報なのね。
もし、痛いのに、それを気付かずに詰めてしまったりしたら、あとで大変なことになるのよ。」
香緒里は真剣な顔で頷いている。
「だから、痛いかどうか聞いたときは、嘘はつかないで欲しいの。
抜くのがイヤだっていうのは分かってるから、そうなったらちゃんと相談するから。いい?」
ハイ、と小さく香緒里が答える。
すると、背後から、ぷっ、と吹き出す声がした。
振り向いてみると、隣の椅子で、子供の治療を終えたばかりの男の先生が、笑っていた。
この間の先生だ。
それを見た萩原先生は、赤くなって笑いながら、
「なーんて言ってもね、つい、痛くないって言っちゃうものだけどね、ダメよ。」
と、香緒里に念を押した。
590本編 少しずつ進行編:04/09/14 18:44:08 ID:V1gcG3gP
「じゃ、次、前歯治しましょうか。」
「ハイ、お願いします」
「ただ、さすがに5本いっぺんにはできないわ。今日は左側をやりましょ。」
そう言って、先生は、香緒里に手鏡を持たせて、唇をめくった。香緒里がちょっと赤くなる。
「まず、この、ちょっと黒くなってる犬歯、ここね、ちょっと口開けてくれるかな、裏も黒くなってるけど。ほら。」
ミラーで、歯の裏側を見せられ、香緒里が泣きそうな顔になった。
裏側は、歯の4分の1くらいまで、かなりクッキリと黒ずんでいた。
「あと、この歯ね。」
次に、前歯の真ん中を指差す。根元に穴があいてしまっている。
やはり裏側を見せられるが、裏は穴の周りが黒くなっていた。
「大丈夫よ、こんなになってても、ちゃんと治るから。じゃ、治すわね。」
先生が、微笑みながら、椅子を倒した。
「ちょっと響くと思うけど、痛いってことはないと思うわ。でも、痛かったら手、上げてね。」
今日は、口を開ける器具は使わないらしい、と思っていると、助手がガーゼを唇の下にぐい、っと挟み込み、
左側の唇だけを大きく開かせた。
ヒュイーン、と音をさせながら、ドリルが香緒里の口の中に入る。
どうやら、裏側から削るらしい。
ウイン、イン、チュイィィィィン、
香緒里は、目をギュッとつぶったまま、おとなしく削られている。
ずいぶんと長く削っていたが、香緒里は、最後に一度呻いただけだった。
591本編 少しずつ進行編:04/09/14 18:49:35 ID:V1gcG3gP
「うん、大丈夫だったわね。口ゆすいでいいわ」
先生が満足そうに言い、ガーゼを抜いて、椅子を起こした。
口をゆすいだ香緒里に、
「イーってしてみて」と言ってみる。イヤイヤながら口を開ける香緒里。
が、予想に反して、特に前から見て、穴は開いていなかった。
「黒く見えてたのは、後ろの虫歯が透けていただけなの。だから、前は残ってるわ」
先生が横から説明してくれた。
「じゃ、埋めていくわね。最初の薬だけちょっと熱くなる感じがするかもしれないけど。」
そう言って、助手が治療台に用意した薬を付けたり、風を当てたり、ペーストを埋めたりして、
最後に青い光を当てて、手際よく処置してくれた。
「はい、こっちの歯は終わったわ。」
そう言って、香緒里に手鏡を渡し、椅子を起こす。
香緒里は、おそるおそる口を開いて、鏡を見たが、その顔がパッと明るくなった。
「綺麗に治ったでしょう。」
ミラーで裏も見せてくれたが、そこには、さっきの黒ずみは見当たらなかった。
香緒里は嬉しそうだ。
「さて。次はちょっと痛いかもしれないけど・・・頑張れるわよね」
先生が香緒里を励ますように言う。
香緒里は、大きく頷いた。

終わり。後よろしく。綺麗に治るので喜んだ香緒里、ってとこで止めてみました。
>>588
たしかに、露髄も欲しいですね。やっぱり1番と、右の2番あたりが怪しいかな。
とりあえず痛くなってないので、覆髄試して、1本くらいうまく行くかも。
紺野が出てきて、佳奈子に3Mixでも使わせるっていうのもアリだと思うけど・・

9月の香緒里の続きもゼヒお願いします
592名無しさん@ピンキー:04/09/14 19:07:25 ID:50J+ZJxn
おー、1本は無事治ったんだー。良かった♪

3Mixまで出てきたw
聞いたことあるけど使い方しらないやw
593本編 少しずつ進行編:04/09/14 20:16:21 ID:50J+ZJxn
治療がちょびちょび進む・・

「じゃあ、削っていくから。ちょっと我慢してね」
先生がそう言うと、助手がさっきと同じようにガーゼを押し込んだ。
香緒里の顔が、ちょっとこわばる。
チュイィィィィン、と同じように裏から削っていくと、香緒里の眉間にしわが寄っていく。
「ふぁ、あぁあっ・・」
痛そうな声を上げるが、先生は全く気にしていない。
「ふぅぅん・・ぁあっ・・」
ハンカチをぎゅっと握りしめ涙を流す香緒里。
「んぁああっ!」
香緒里がひときわ大きな声を上げると、先生はドリルを止めた。
「・・香緒里ちゃん。虫歯を削っていたら、神経がでちゃったわ」
先生がそう言うと、香緒里はさっと青ざめた。
「じゃ、じゃあ・・」
「神経を抜いて、差し歯にした方が良いわ。神経を抜いた歯は折れやすいし、変色もするし」
香緒里は、がっくりとうなだれた。
594本編 少しずつ進行編:04/09/14 20:16:47 ID:50J+ZJxn
「・・いいかしら」
先生が念押しに聞くと、香緒里は力なくこくんとうなずいた
助手が麻酔を持ってきた。
「じゃあ、麻酔するからね」
先生はそう言うと、香緒里の歯茎にすっと針を差し入れる。
「ひぁ・・んんっ・・」
「ん、もう一本打つわね」
「あぁっ・・ん・・」
見慣れてしまった麻酔の光景である。
しばらく経つと、先生はまたドリルで香緒里の歯を削っていく。
香緒里はぎゅっと目を閉じて、痛みに耐えている。
「じゃ、神経取るから」
先生はそう言うと、例の針を手に取った。
香緒里が、びくっと身構えた。


ってことで、どなたか前歯2本の根の処置してください(汗
595名無しさん@ピンキー:04/09/14 20:23:07 ID:50J+ZJxn
現段階で
本編 少しずつ進行 >>594
本編 9月期 >>581
萩原先生編 >>569
夏美編 >>576

たくさんありますので、作る方お間違えのないようw
596579:04/09/14 20:45:07 ID:Be7P6buZ
治療を少しずつ進行させるネタが思いつかなかったんで、すっ飛ばして書いたんだが、
今読んだら、少しずつ編がかなり本格的で良い感じ。
この段階でパラレルにするとしんどそうなので、
9月期編は無かったことにしてくれていいです。
でももし良ければ、左上6番が痛くなるエピソードなんか、
使えそうなところだけタイミング合わせてコピペしてくれると嬉しい。
ちなみに、あわててレントゲンを撮ったらでっかい膿瘍ができてて、
それを見た荻原先生が真っ青になる予定でした。
597名無しさん@ピンキー:04/09/14 20:48:47 ID:V1gcG3gP
いえいえ、9月編、すごくいいです。
香緒里の意地っ張りぶりとか。
598名無しさん@ピンキー:04/09/14 20:51:33 ID:V1gcG3gP
お、香緒里の前歯、神経が!
紺野、今だ、助けてやれ。
自分の中では、紺野は10年前佳奈子の歯を抜いちゃったのを悔やんでるイメージ。
今なら治せたのに、みたいな。
599名無しさん@ピンキー:04/09/14 22:50:00 ID:A4n95TbR
>>598
それじゃ青春小説だよ、歯フェチ小説だよこれは
と思いつつも、その設定悪くないのでちょっと書いてみる
少々お待ちを
もち、期待もたせてがっくり、ってなるのも入れよう
600本編 少しずつ進行編:04/09/14 23:48:55 ID:qbVZNHdi
「ちょ、ちょっと待って下さい」
俺は、声を上げた。
先生と助手が、怪訝そうにこっちを見ていた。
「痛い歯なら、神経取るの、わかるんですけど・・特に痛くなかったのに・・」
うまく言えなかった。無駄な抵抗だというのはわかっていた。
香緒里は、だまってうつむいたままだ。
「そうね、ちょっと説明が足りなかったかしら」
先生は、針を置いて、説明してくれた。
「前歯はね、奥歯よりも固い部分が薄いの。だから、神経にすぐに虫歯が達してしまうのね」
「・・なんとなく、わかります」
「で、削るのは、虫歯になっている部分なんだけど、そこを取っていたら、神経が出てしまったのよ」
「でも、痛くなったりとかそういうのが先じゃないんですか」
「痛くなくても、神経が虫歯と接してた、ってことだから、神経に菌が入っている可能性が高いわね」
「可能性ですよね」
と言ったとき、視界に、さっきの男の先生が入った。助けてくれそうな気がして、目で訴えた。
601本編 少しずつ進行編:04/09/15 01:41:26 ID:mdapgif7
「どうかしましたか」
その人がやってきた。
「ああ、紺野先生」
やはり、紺野先生というらしい。
「上左1番のC2の齲蝕を除去していたら、露髄してしまったんです」
そう言って、萩原先生は、香緒里の歯を見せた。
穴とまわりの黒い部分は削られてなくなっていたが、かわりにそこに大きな穴が開き、
痛々しかった。
「なので、抜髄して、治療するつもりです」
萩原先生が淡々と説明する。
「ん、わかった、で、それは嫌だというのかな?」
「患者さん、香緒里ちゃんは了解してくれたんですが、この、彼氏が嫌だって」
「なるほどね。気持ちはわかる。」
紺野先生は、俺を見て、ちょっと笑ってから、萩原先生に言った。
「炎症がなければ、覆髄してみたら。」
602本編 少しずつ進行編:04/09/15 03:19:52 ID:mdapgif7
「でも・・」萩原先生が何か言いかけるのを、
「もし、これが萩原君の歯だったら、僕はとりあえず覆髄してみると思う。自分の歯だったらどう?」
と、さえぎった。
「・・・」
「それに、この彼氏がついてるなら、大丈夫じゃないかな。」
「わかりました。やってみます。」

きょとんとしている俺と香緒里に、紺野先生が説明をしてくれた。萩原先生は、
なにやら忙しく薬を準備しているようだ。
「神経に菌が入ってるかもしれない場合、普通、神経を取ってしまうんだ。安全のためにね」
「はい」香緒里も、真剣だ。
「でも、もちろん神経は取らずに残したほうがいいから、神経がきれいで、感染が少なそうな時は、
菌を殺す薬を塗って、そのまましっかり蓋をする、っていう方法がある」
「そのほうが絶対よさそうなのに、何故、そうしないんですか」
さっき、萩原先生が、一度神経を取る、といったのがギモンだったのだ。
「いくつか理由があるんだけどね、まず、神経を取らない上に薬を塗るから、しばらく、痛むんだ、長いと1週間くらい」
「はい」
「だから、我慢できなさそうなら、やらない。あと、やってみて、やっぱりダメだった、ということもある」
「えっ・・」
「特に、しっかり蓋をしてあるから、けっこう痛くなるらしい。で、あの歯医者はダメだ、って、
患者さんが勝手によそに行って、神経を抜かれたりする。残念だけどね」
「はい・・」
「そういうわけなんだ。しばらく痛むけど、我慢できるかな?えーと、香緒里ちゃん。」
「はい、頑張ります。」
「よし。萩原君は、ちょっと怖い以外はいい歯医者だから。安心して。」
紺野先生は、香緒里の肩をポンポン、とたたくと、にっこり笑って、奥へ行ってしまった。
603本編 少しずつ進行編:04/09/15 03:20:26 ID:mdapgif7
「この様子だと、けっこうジンジン痛いかも知れないわ。頑張れる?」
気が付くと、萩原先生がスタンバイしていた。香緒里がこくっと頷く。
「じゃ、始めましょうか」
椅子が倒される。香緒里が静かに口を開けた・・・
「ちょっとしみるわよ・・」
ガーゼを当てて、水をかける。
「ん!んんん!」
香緒里が眉根にぎゅっとしわを寄せ、うめく。
さらに、風を当てる。
「んあぁぁっぁぁん」
助手が頭を押さえたので、香緒里は足をもぞもぞさせている。痛そうだ・・
「じゃ、薬塗るからね」
小さいヘラのようなもので、薬を取って香緒里の歯に塗る。
香緒里が、びくん!と大きくはねた。
「いひゃああああい」目からは涙が流れている。
「これでよし。じゃ、蓋しちゃうわね」
先生はそう言って、さっきの歯を治した時のように、手際よく、治療を終えた。
「今は、仮の封だから、ちょっと色が白いけど。2週間経ってなんともなかったら、
こっちみたいに、自然な色でやり直すわね。」
たしかに、ちょっと白っぽいが、さっきまでの、穴の開いた歯よりはずっと綺麗だ。
喜んでいるだろうな、と、手鏡を渡された香緒里の顔をのぞきこんでみると、
やや顔をしかめている。
604本編 少しずつ進行編:04/09/15 03:21:20 ID:mdapgif7
「香緒里、痛いのか?」
「・・うん。」
先生の顔を見ると、
「さっき紺野先生に聞いたと思うけど、2,3日から、1週間くらいは痛むと思うわ。
もし、急にズキズキ痛くなってきたら、言ってね。」
と、説明してくれた。
「じゃ、今日はこれでおしまい。また、明後日来てくれる?残りの前歯と、根の掃除するわ。」
弱々しく、ありがとうございました、と言って、香緒里が椅子を立つ。
診察室をでようとしたところで、紺野先生が出てきた。
「ホント、ありがとうございました。」
頭を下げると、
「うん、それより、彼女のこと。けっこう痛むと思うから、しっかり付いててあげて。」
と言って、送り出してくれた。

帰り道。香緒里は、しくしく泣いている。相当痛いらしい。これがしばらく続くのか・・
可哀想になって、香緒里の肩を抱き寄せた。

残してみた。後よろー
605本編 少しずつ進行編:04/09/15 20:10:48 ID:OKH72qGm
家に帰っても、香緒里は泣き続けていた。
「痛いよぉ・・」
痛み止めの薬をもらっていたので、飲ませたが、どうやら、効かないらしかった。
夜中になって、痛みはおさまるどころか、より強くなったらしい。
「あぁぁぁん。もうダメ・・痛いぃ・・痛いよぉ・・」
「大丈夫、2,3日我慢すればいいって言われたじゃないか」
一生懸命励ます。
「もうイヤぁぁぁ。」
「でも、差し歯になるのはイヤなんだろ」
「差し歯でいいよ・・こんなに痛いのやだよぉ」
「そんな、ちょっと頑張ってみようよ」
なだめてみたが、もう香緒里は限界のようだった。
「どんなに痛いか、わからないくせに!だいたい、私は頼んでないのに!」
・・・
606名無しさん@ピンキー:04/09/15 22:59:21 ID:OKH72qGm
後よろしく。
607本編 少しずつ進行編:04/09/16 02:58:21 ID:1PTYIpG8
よく考えてみると、そうだったかもしれない。
俺が先走って、先生に頼んで、香緒里の歯を残してもらったのだ。
「香緒里、ごめんな。明日、歯医者に行って、神経抜いて、楽にしてもらおう。」
香緒里は、泣き顔のまま、頷いた。

次の日。
朝、一番に見てもらえるように、診察時間の前に、香緒里を連れて歯医者に行った。
受け付けをしていると、紺野先生が、香緒里を見つけて、やってきた。
泣いている香緒里を見て、全てを察したようだ。
「どうした?やっぱり痛かったかな?」
黙って頷くだけで、泣いたままの香緒里の代わりに、答える。
「すみませんでした。昨日、無理言って、わざわざ残してもらったのに」
「いや、構わないよ。後で、この歯は残せたかもしれない、って思うより、
なんというか、言い方が良くないけど、本人も、しょうがなかった、って諦めがつくから。
萩原君は今、治療中だから、ちょっと待ってて。」
608本編 少しずつ進行編:04/09/16 03:14:31 ID:1PTYIpG8
治療中?まだ、診察時間は始まってないはずだけど、他にも急患の人がいたのかな。
そう思って、診察室をのぞくと、紺野先生が、治療ユニットの椅子を倒しているところだった。
ふと見ると・・治療椅子に座らされているのは・・・萩原先生だ。
ドクン、ドクン・・
治療台の上には、歯の模型があって、その上に、銀歯がちょこんと乗って輝いている。
あれが、萩原先生の口に入るのか・・
俺は、傍らの香緒里のことも忘れて、二人から目が離せなくなった。
紺野先生に促され、萩原先生が口を開けて、目を閉じる。
模型から銀歯を取って、口の中へ・・・
ごくり、と唾を飲み込んだとき、目の前で、診察室のドアが閉められてしまった。
頭がくらくらした。あの二人が付き合っているのかどうか知らないが、
あんなにエロティックな光景は初めて見た気がする。
俺も、歯医者になっておけばよかった・・と、後悔した。
609本編 少しずつ進行編:04/09/16 03:48:29 ID:1PTYIpG8
しばらくして、助手が「大野香緒里さん」と、呼びに来た。
診察室に入ると、萩原先生が、白衣を着て、いつもどおり待っていた。
さっきの光景が頭に浮かんで、まともに見られなかった。
萩原先生の口には、さっきの銀歯が入っているのだ。
すると、それを見透かしたように、萩原先生は、
「さっき、見たわね・・」と、いたずらっぽく笑った。が、すぐにまじめな表情に戻って、
「ま、そんなことより、香緒里ちゃん、痛む?我慢できない?」
と、香緒里に尋ねた。
香緒里が泣きながら頷く。
「そっか、じゃ、神経抜いて、治療するわね。いい?」
また、香緒里が黙って頷いた。涙がさらに溢れ出ていた。
「じゃ、麻酔するわね」
椅子が倒され、香緒里の歯茎に、針がささる。
「んっ・・あ・・」
「ちょっと我慢ね」
「んぁ!ぁぁ・・」
「はい、いいわ。しばらく待ちましょう」
そう言って、先生は、話を始めた。
「ところで、根の治療が終わった後のことなんだけど。
この間痛んだ前歯は、歯自体がやられちゃってるから、差し歯にするしかないんだけど。
こっちの歯は、一応、歯はきちんと残ってるから、残すこともできるわ。どうする?
ただ、神経を抜いてしまうと、どうしてもしばらく経って、歯が変色してしまうけど・・
差し歯が嫌っていうのであれば、それも可能だから。どうするか、考えておいて。」
香緒里は、はい、と返事をして、少し考え込んだ。
「じゃ、始めましょ」
萩原先生が、ドリルを手にした。

ここまでです。
610萩原先生編:04/09/16 11:17:26 ID://HhA3SY
あまりに遠くて忘れそうなので、ちょこっと書いてみます。

翌日の、日曜日。
前の晩、やはり根の治療中の右上6番がなんとなく痛く、痛み止めを飲んで寝たせいか、
夏休みで患者が多いのに疲れていたせいか、
12時を過ぎてもまだ眠っていた佳奈子は、突然、歯の痛みで目が覚めた。
「ん、いたたた・・」
左頬をおさえる。痛み止め、飲まなきゃ。
え、・・・左・・・?
寝起きの頭で考える。治療してもらってるのは・・・右じゃなかったっけ・・・
じゃあ、今痛いのは・・?新しい虫歯?
ハッ、と、飛び起きた。
紺野に連絡しようと、電話を取る。
が、今日は日曜日だった、と気が付いた。
紺野は何をしているだろう、デートでもしているかもしれない。
実は、佳奈子は、紺野の私生活はよく知らないのだった。
昔から、なんとなく憧れは抱いているものの、会うのはほとんど仕事の時だった。
さすがに日曜に電話をするのは気が引けた。
痛み止めを飲んで、もう少し様子を見てみよう。
そう思って、薬を飲んで、また横になった。

半端でごめん、誰か続けて。
611名無しさん@ピンキー:04/09/17 01:55:23 ID:R9B/t0Yr
最近話が伸びないね。とりあえずあげ。
612名無しさん@ピンキー:04/09/17 12:14:04 ID:RR9eErrI
最初みたいに、ドラマティックな展開がないからなあ
削って神経いじる時に痛がるシーン、しか作れないから
香緒里の9月は新展開だったから、続けてもらえないかな>作者の方
613名無しさん@ピンキー:04/09/17 15:28:47 ID:A3i352Km
小説の作者さんへ

荻原先生が治療された銀歯というのはクラウンのことですか?
614名無しさん@ピンキー:04/09/17 15:59:26 ID:RR9eErrI
>>613
それまでは、クラウンは入ってなかったんじゃなかった?
今回のでクラウンになったかも。上の6番。
と、自分は思ってます
615香緒里・高校生編:04/09/17 18:14:17 ID:RR9eErrI
ちょっとマンネリだったので、新しいのかいちゃいました。
読みきりなので許して。

桜野高校の昼休み。
2年B組の大野香緒里は、廊下で、担任の真鍋先生に声をかけられた。
「大野さん。」
「はい。」
「大野さん、このあいだの歯科検診の日、お休みだったわよね。」
「ええ・・風邪を引いてしまって」
「今日、歯科検診をお休みした人のために、もう一度、歯科の先生が来て下さってるの。
今から保健室に行ってもらえる?」
香緒里の顔が、一瞬強張った。
「大丈夫よ、一人じゃないから。けっこうたくさんいるみたいよ。
私が養護の先生に怒られちゃうから、ちゃんと行ってね。」
「はい・・・」
香緒里は、重い足取りで保健室に向かった。

歯医者の嫌いな香緒里が最後に歯医者に行ったのは、小学校4年生のときだった。
その後も、年に一度の忌まわしい歯科検診で、虫歯は見つかっていたが、
「歯科受診のおすすめ」を親に渡さないという方法をおぼえ、そのまま放置していた。
しかし、高校に入ってからは、歯科検診の日に休めばいいんだ!と思いつき、
去年と今年の歯科検診をパスしていた。今年もうまくいったと思ったのに・・・・
なんで検診をもう一度やるなんてことになったのだろう。しかも抜き打ちで!

「失礼します」
保健室に入ると、すでに10人ほどの生徒がいて、皆、暗い顔をしていた。
養護教諭の牧野が、香緒里を見つけてやってきた。
牧野は、オールドミスと陰口を叩かれる、怖い中年の女性だった。
616香緒里・高校生編:04/09/17 18:19:56 ID:RR9eErrI
「はい、クラスと名前。」
「2年B組の大野香緒里です」
「大野さんね・・・」
健康診断簿の中から、香緒里のものを抜き出した牧野が言った。
「大野さん、去年も歯科検診、休んでるわよね。見られたくないものでもあるのかしらね。」
「いえ、風邪を・・」
「ま、いいのよ、どうせわかることなんだから。中学から送られてきているあなたの健康診断書に、
未処置の虫歯があるって書いてあるのよね。どうせ治してないんでしょ」
香緒里が無言なのを見て、牧野はさらに得意そうに続けた。
「歯科検診の日は、いつもより、欠席者がちょっと多いのよ。で、ピンと来たわけ。
今年から追加検診を、いきなりやることにしたの。正解だったわ。
今のところ、5人終わったけど、欠席した生徒の方が、口腔状態がひどいのよね。
あなたもその口でしょう。」
香緒里は、うつむくしかなかった。
「うまく逃れたって思ってただろうけど、私の目だって節穴じゃないのよ。
でも、あなたたちの健康のためにやってることだから、ね?
まあ、うちの学校は、生徒の自主性を重んじる、って主義だから、結果を家に送ったりはしないわ。
それでどうなっても、あなたの責任だから。でも、自分の歯の状態は知っておいてもらいたいの。」
そこで、次の生徒が入ってきたので、お説教は終わりになった。
歯医者に行かされるわけじゃないなら、いいかな・・と、楽天的な香緒里は思い始めた。
みんな、歯科検診逃れなのね。そう思って周りを見ると、皆、バツの悪そうな顔をしている。
香緒里よりもふたり前に並んでいるのは、去年同じクラスだった、麻衣だ。いつも威張っていて、嫌いだったのだが、
今は泣きそうな顔をして、おとなしい。ちょっと、いい気味だ。
その前にいるのは、同じクラスの雅子。文芸部で、おとなしく、真面目な子、くらいにしか思っていなかったが、
彼女も、歯医者が嫌いなのかな・・・ほとんどしゃべらないし、笑わないので、どんな歯をしていたかなんておぼえていないが。
そのとき、
「やっぱり、嫌ぁっ」
という悲鳴が聞こえた。歯科医の前の椅子に座るのをいやがっているようだ。助手らしき女性に、腕をつかまれている。
617香緒里・高校生編:04/09/17 18:21:06 ID:RR9eErrI
「なんにもしないから。診るだけだから。」
よっぽど嫌なのかしら、と、声を上げている生徒をみると、一学年上の、中野香織だった。
香織は、顔がかわいく、成績も優秀、スポーツも得意、と、下級生の憧れの的だった。
香緒里も、名前が似ているので、少し気になっていたのだが。
まわりも、自分のことを忘れ、アイドルの運命を、やや興味津々で見守っている。
牧野と助手に腕をつかまれ、椅子に座らされると、助手が、後ろから、容赦なく香織の口を開けさせた。
「ほーぅ。」
歯医者が、感心したように言った。
「こりゃひどい・・かわいい顔してても、歯がこれじゃねえ」
香織はすでに、硬直してしまっている。香織を見つめる生徒たちの視線に、少し残酷な光が混じった。
「じゃ、左上から・・7番C3、6番さんかく、5番C3、4番C2、3番斜線、2番C2、1番C2、右行って1番C1,2,3、4斜線、5番C3、6番さんかく、7番C2」
それはさすがにひどいわ。虫歯だらけじゃない。と、香緒里は思っていた。数年後、虫歯を放置した自分が同じような状況になることは、想像もしていない。
「下行って、8番C2、7番C3、6番C3、5番C2、4番まる。3番まる。2番から左下4番まで斜線。5番C2、6番C3で7番まる。8番C2、以上です」
香織は泣き出してしまったが、歯医者はそれにかまわず、言った。
「ボロボロだね。特に、詰め物が取れたのを放置したり、治療の途中でやめるのは良くないな。これだと、30前に入れ歯だよ。
気付いてないかもしれないが、虫歯やら膿やらで、口もかなり臭いよ。かわいい顔が台無しだ。」
涙を拭きながら出て行く香織を、皆が哀れみの目で見送った。
「はい、次。」
そうだ。自分も検診があるのだ。そして、他の生徒に聞こえているのだ。ということに、気が付いた。そっちの方がやだな・・・
「ねえ、あなたも、歯科検診、わざと休んだの?」
前に並んでいる生徒に聞かれた。どうやら、3年生だ。
618香緒里・高校生編:04/09/17 18:21:41 ID:RR9eErrI
「・・はい。」
「そうなんだ。別に、歯科検診なんて、たいしたことじゃないじゃん。私は法事があって休んだけどさ、そんなに嫌なものなの?」
「歯医者に行かされるのが、嫌で」
「へえ。私、生え変わるときに奥歯抜きに行ったくらいだから、わからないや。
ま、怖いもの知らずの香織も、あんなに放っとくくらいだから、嫌なとこなんだろうね」
彼女は、興味深そうに言った。たしかに、歯も丈夫そうだ。
「中野さん、かわいそうでした・・」
「ん?でも、香織の口が臭いのは、クラスでは有名だよ。
最近、彼氏に振られたらしくて、本人は理由がわからないとか悩んでるけど、私らに言わせれば、
口が臭いせいだと思うなあ。ちょっとキスとか無理だよね。内緒話もけっこうキツいもん。
前歯も黒くなってるし、治せばいいのに。」
彼女は、他人の不幸は蜜の味、というように、少しおもしろそうに言った。
「そこ、静かに。」
牧野に注意されたので、2人で顔を見合わせて、口をつぐんだ。

雅子の番になった。後ろがさわがしくてよく聞き取れなかったが、どうやら、前歯がかなり虫歯らしい。
「女の子なんだから、ちゃんと治さないと。」と歯医者に言われている。
「そういう、女の子だからとかいうの、良くないと思います」雅子が抵抗するが、牧野に、
「女の子だからとか関係なく、そんな前歯、さっさと治しなさい!見た目が汚らしいのよ!」
と、怒られ、おもしろくなさそうに、保健室を出て行く。
前歯が虫歯になったら、さすがに治すわよ、みっともないもん、と、思う、高校2年生の香緒里であった。
619香緒里・高校生編:04/09/17 18:37:22 ID:RR9eErrI
次は麻衣だ。
「おねがい、します」
礼儀正しい麻衣に、歯科医は満足そうだ。
「はい、じゃ、口開けてー。もっと大きく開けてもらえるかな」
すかさず、助手がうしろから口を開かせる。
「まあ、それほどでもないけどね、この、6歳臼歯の銀歯、3つも取れちゃってるけど、いつ取れたの」
「中学2年のときと・・・去年です」
「中学のはこっちかな。ずいぶん放っておいたね。歯が欠けて、なくなっちゃってるよ。」
「歯・・抜かれちゃうんでしょうか」
「この、古いのは抜くことになるかもしれないね。」
麻衣が、体を硬くするのが後ろからでもわかった。
「ま、とにかく、歯医者に行かないと治らないから。ちゃんと行くんだよ。」
「ありがとうございました・・」
抜くなんて、大変そうだけど、あんまり虫歯なくて、正直、つまらない、と香緒里は思った。

次は、歯の丈夫そうな3年生の番だ。早く終わりそうだ・・・その次が・・・香緒里は、緊張してきた。
たしか、中3の歯科検診では、奥歯が5本くらい虫歯だと言われた気がする、と、頭の中で考える。
特に痛いところは、ない。舌で、歯を触って確認していく。
ああ、左上の銀歯が、このあいだ、キャラメルを食べていて、取れてしまったのだった。でもこれは虫歯って言わないかな。
あと、前歯の間が一箇所、ひっかかるような気がするけど、気のせいかも。
と、都合よく考えていると、前の3年生が歯科医に注意されているのが聞こえてきた。
「まあ、歯の丈夫な人は、歯磨きも雑になるからね。どうしても多いんだよ。若くても。
歯周病っていうと、歯槽膿漏のことだからね。ちゃんとケアするように。」
彼女は、うなだれている。
この人、歯槽膿漏だったんだわ。思わず、冷たい目で見てしまったようで、
帰り際、目が合った彼女は、視線を伏せて、逃げるようにして、帰って行った。
620香緒里・高校生編:04/09/17 18:37:49 ID:RR9eErrI
「はい、次。」
いよいよ香緒里の番だ。
覚悟を決めて、口を開ける。
「んー、たいしたことなさそうだけど・・・ああ、でも、ちょこちょこ虫歯を溜め込んでるね。」
歯科医の言葉に、鼓動が速くなる。
「じゃ、左上から行きます。7番、C1。6番、C3。5番、C1。4番3番斜線、2番C2。1番から右の4番まで斜線、5番C1、6番まる、7番斜線。」
ときどき、カリカリカリ、と、探針で引っかかれるたびに、びくっとする。
「下行って、7番斜線、6番まる、5番C1、4番まる、3番から左の4番まで斜線、5番C1、6番まる、7番斜線、です」
口を閉じると、ミラーの消毒液の匂いが口の中に広がった。
「まず、つめものが取れたら、すぐに歯医者に行くこと。放っておくと、虫歯が大きくなるし、
大きい虫歯になると、そこから虫歯が口の中に広がっていきやすくなるからね。」
つめなおしてもらうだけで済むなら、行くわよ、と、香緒里は思っていた。
「ひどいのはないんだけどね、歯の間に小さい虫歯が多いね。
ちゃんと歯が磨けてないんじゃないの?」
そう言って、歯科医は笑った。香緒里は、カッと赤くなった。こういうことを言われるから、行きたくないのだ。
「こんなに虫歯があったら、恥ずかしいよ。彼氏にも嫌われるよ」
「彼氏なんて、いません。」
「そりゃよかった。彼氏ができて恥ずかしい思いをする前に、早く治すんだね。きっと長くかかるからね。」
このセクハラおやじめ、と、香緒里は、椅子から立った。
彼氏に、歯なんか見せるわけないでしょ。
女子校育ちで、まだ彼氏のいない香緒里は、そんなことを思いながら、保健室を出た。

1ヵ月後。「歯科受診のおすすめ」の紙が配られた。
未処置 7本
と、くっきり書かれているのを見たときは、一瞬胸が痛んだが、
帰り道、駅のゴミ箱に、丸めて捨ててしまい、香緒里は、歯のことを心の中から、消し去った。
621名無しさん@ピンキー:04/09/17 18:38:39 ID:RR9eErrI
終わりです。
また、他の編の続きも期待してます。
622名無しさん@ピンキー:04/09/17 19:22:43 ID:fq46RTt9
確かに、これだけ長くなると本編のマンネリ化は避けられませんな・・
横道のストーリーに期待♪

>>615-620
さんくす♪
623名無しさん@ピンキー:04/09/17 20:09:33 ID:RR9eErrI
「こういうシーン好き!」とか、レスポンスがあれば書きやすいんだけど。

子供もの好きな人とかいるのかな
624名無しさん@ピンキー:04/09/17 20:16:17 ID:+zoMP36Z
9月期は「少しずつ」が追いついてからの方が判りやすいかなあ、と思ってる。
高校歯科検診編最高!
625624=579:04/09/17 20:19:00 ID:+zoMP36Z
名乗り忘れてた。9月期書いた579です。
626名無しさん@ピンキー:04/09/17 20:25:54 ID:fq46RTt9
あ、俺子供物好きだー
中学生ぐらいが最高w
627名無しさん@ピンキー:04/09/17 20:54:35 ID:RR9eErrI
じゃ、がんばって少しずつ編進めないと・・

中学生って、どのくらいだったっけ、歯。
たまに乳歯残ってるくらいかな、中1くらいだと。
で、まだ、親に言われて、ちゃんと歯医者行ってたりして。
ぶつけて歯を折った子くらいしか、差し歯っていなかったよね。
いつごろfirst差し歯になるんだろう・・
628名無しさん@ピンキー:04/09/17 20:58:52 ID:fq46RTt9
中学生だと・・普通なら全部生え替わってて、7の根は未完成・・?
検診の紙を隠したりとかしてそーw

虫歯で差し歯になるのは・・いつ頃からなんだろー・・
629名無しさん@ピンキー:04/09/17 23:05:42 ID:b3et0g7R
30過ぎてからじゃないの?
630名無しさん@ピンキー:04/09/17 23:10:42 ID:Axr0ykSS
子供かなり好きです!乳歯と永久歯が混合になってる6才〜8才くらいの子がいいです。
永久歯虫歯にして歯医者さんにおこられたり、お友達同士であーんしたり…。歯並びがちゃがちゃで矯正行き。それで歯磨きできなくて虫歯みたいのとか…。
631名無しさん@ピンキー:04/09/18 00:45:46 ID:az01Li6t
>>627
俺の知人の女の子、初めて会った中1の頃から
上の前歯が立派な6連差し歯だったよ!
奥もしっかり治してあったみたいだけど、かなり虫歯が多かったみたいなので、
虫歯で差し歯にしたんじゃないかと思ってる。
632名無しさん@ピンキー:04/09/18 03:30:16 ID:rmkoS1jI
どうやら、早い子だと高校あたりで虫歯で差し歯ってそこそこあるみたい
631の女の子はかなり早いね
633Mr名無し:04/09/18 08:53:45 ID:Cb+0aknc
差し歯、矯正って高校からじゃないですかぁ?
今の女子高校生ってお洒落な子だったら、白い綺麗な歯並びに憧れるから・・・
634名無しさん@ピンキー:04/09/18 08:55:12 ID:hp0OJdLW
今度は矯正の物語りを作くりましょ。
上下フルメタルの矯正装置を付けられた女の子が、コンプレックスで悲しむストーリーを!
635名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:04:50 ID:Y5nlKjNt
>>633
矯正は小学生くらいからやるでしょ

うーん、矯正の話か、自分は全然そそられないんで書けないな、誰かよろしく
636名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:06:38 ID:Y5nlKjNt
ってか、矯正装置付けてる子は希望に燃えてたりして、
コンプレックスはないんじゃないかなあ
歯がうまく磨けなくて虫歯だらけにしちゃったってのはアリ
637名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:16:35 ID:hp0OJdLW
ありかな?
矯正してる子は嫌々やってる子も多いですよ
638名無しさん@ピンキー:04/09/18 15:18:12 ID:Y5nlKjNt
「次はゴムが強くなるの」とか、「ここは抜いて、動かすんだよ」とか、
いろいろ嬉しそうだったから、どこにコンプレックスを感じるのかぴんと来ない・・
公立の学校とかで、矯正がマイナーだと違うのかな。
うちは中学から女子校で、矯正が流行ったみたいで、けっこうみんなやってたからなあ。

あと、これは趣味の問題ですから^^;
そそられないやつは書けないんだよね・・
634さん、ちょっと書いてみて。
639名無しさん@ピンキー:04/09/18 18:47:22 ID:MEJlSaK7
CSパワープラッツ

歯科医にイジられて私はもう・・・
治療中、緊張している女をイタズラするこの快感!上の口も下の口も徹底治療!診察台の上で前から後ろからズコバコ強引FUCK!本当は期待してたんじゃ・・・と思うくらい乱れまくる女たち!俺のムスコで歯の痛みを忘れさせてやる!!(88分)

 17(金)  0:07〜/3:12〜
 18(土)、20(月)、22(水)  21:36〜/0:41〜/3:46〜
 19(日)、21(火)、23(木)  23:07〜/2:12〜

640かおり:04/09/18 21:54:10 ID:ZnNgqG+Q
へえ、矯正編もはじまるのかな?
639みたいなのは、けっきょく、”下の口”がメインなので、いまいちなことが多いですよね。

ちょっと毛色を変えて書いてみたけど、どうだろう。

はいしゃさん  1年1くみ 大のかおり

わたしが、きのう、学こうを休んだのは、はいしゃさんにいったからです。そのことをかきます。
おとといのよる、ごはんをたべていると、
「ガリッ」
というおとがしました。なんだろうと思って、出してみると、くろい石のようなものでした。
「おかあさん、ごはんに石がはいっていたよ」
と、おかあさんに見せると、
「これ、ぎんばじゃないの。」
と、いいました。
「口あけてごらん」
と、おとうさんにいわれて、口をあけると、
「あー、かおり、ぎんばがとれちゃってるよ」
と、いわれました。
わたしは、ようちえんのころから、虫ばがいっぱいあって、おくばはぜんぶ、ぎんばです。
左の下のぎんばが、とれてしまいました。
「あした、はいしゃさんに行ってつめてもらわないとだめね。」
と、おかあさんがいいました。わたしは、かなしくなりました。
はいしゃさんに行くとき、おかあさんはおこっているし、はいしゃさんは、いたくするからです。
そのあと、おふろに入って、ねるとき、きゅうに、はがいたくなってきました。
おかあさんにいうと、おこられるので、少しがまんしました。
でも、どんどんいたくなってきて、とうとう、ないてしまいました。
641かおり:04/09/18 21:54:32 ID:ZnNgqG+Q
おとうさんが、
「かおり、どうしたの、はがいたいの。」
と、いってくれました。おとうさんも、虫ばがたくさんあって、
「かおりのはがわるいのは、あなたのせいよ」
と、よく、おかあさんにおこられています。
おとうさんは、さいきん、小さい入ればを入れたので、よるは、入ればをはずして、コップに入れてねます。
おかあさんは、
「きたならしい。」
と、また、おこっています。
「虫ばになっちゃうんだもん、しょうがないよな、かおり」
と、おとうさんはいってくれます。
それで、はがいたいというと、こおりでひやして、くすりをのませてくれました。

きのうのあさ、おきても、はがいたかったので、あさごはんはたべられませんでした。
おとうさんが会しゃに行ってから、なきながら、おかあさんとはいしゃさんにいきました。
「とれたぎんばをつけてもらうだけだから、すぐおわるわ」
とおかあさんがいったので、すこしあん心しました。
おかあさんが、
「ぎんばが、とれてしまって。」
というと、はいしゃさんは、
「いたかったね。よくがんばったね」
と、いってくれました。いまのはいしゃさんは、ちょっとやさしいです。
それから、いすにすわって、みてもらいました。
「あー、かおりちゃん、ぎんばの下が虫ばになっちゃったんだよ。もう一かい、なおさないとね」
と、はいしゃさんがいいました。
642かおり:04/09/18 21:55:30 ID:ZnNgqG+Q
わたしは、ぎんばをつけてもらうだけだとおもっていたのに、またなおすときいて、こわくなりました。
お母さんも、こわいかおをしていました。
なおすときは、けずるので、ちゅうしゃをされます。
「ちくっとするからねー、がまんしてねー」
と、おねえさんにいわれて、ちゅうしゃをされました。
でも、いたくて、ないてしまいました。
それから、もっといやな、ドリルがちかづいてきました。
「ヒューン、ガリガリ、ガリガリ」
というおとがして、はをけずります。
いたくて、あしをバタバタしてしまったので、おねえさんがとんできて、
体をおさえられました。
「はい、ぶくぶくしていいよ」
と、はいしゃさんにいわれて、やっとけずるのがおわって、うれしかったです。
でも、うがいをしているとき、ぎんばのとれたところをさわると、はがなくなっていました。
びっくりしました。おとうさんみたいに、入ればになるのかな。
はいしゃさんにきくと、
「ふつうの、ぎんばになるだけだから、だいじょうぶだよ」
と、いわれたので、よかったです。
そのあと、へんなあじのゴムをかんで、かたをとりました。
もう一ど、口をあけて、はいしゃさんが、はをつくってくれました。
「でも、あんまり、こっちでかまないでね。」
といわれました。
おわったとおもったら、
「かおりちゃん、もう一かい、お口の中みせてね」
と、いすをたおされました。
643かおり:04/09/18 21:56:02 ID:ZnNgqG+Q
あーん、と、がんばって大きく口をあけると、はいしゃさんが、さきのとがったぼうで、
はをガリガリこすってから、
「あーあ、かおりちゃん、おとなのはが虫ばになっちゃってるよ」
と、いいました。
おかあさんは、
「えっ、本とうですか」
と、こわいこえをだしました。
はいしゃさんが、おかあさんに、
「ほら、下に、2本、生えてきているでしょう。これはおとなのはです。でも、もう虫ばになっています」
と、いいました。
おかあさんは、
「おとなのはなのに・・わたしは、虫ばになんかなったことないのに、かおりは、もう」
と、かなしそうにいいました。
わたしも、おとなのはが虫ばになったときいて、かなしくなりました。
はいしゃさんは、
「まあ、かおりちゃんは、はがよわいですから、しょうがないです。なおしましょう。」
と、いいました。
また、はをけずられるのは、いやだったけど、虫ばになったので、がまんしました。
「いたかったら、左手をあげて。」
と、いって、ちゅうしゃはしませんでした。
けずっていると中、いたくなってきたので、左手をあげました。でも、はいしゃさんは、
「もうちょっとだから、がんばってね」
といいました。わたしは、いたくて、また、ないてしまいました。
644名無しさん@ピンキー:04/09/18 21:56:31 ID:BgsWPlfb
すげえセンスいいスレと思い読みはじめたが、
途中で萎えた
超ツマラン物語はよそでやってくれ
645かおり:04/09/18 21:57:42 ID:ZnNgqG+Q
けずったあと、
「ここは、すぐになおるからね。」
といって、かたをとらないで、つめてもらいました。
「まえばも、おとなのはがはえてくるけど、ちゃんとはみがきしないとだめだよ。また虫ばになっちゃうよ。」
と、はいしゃさんにいわれました。
いえにかえって、かがみでみると、下の一ばんうしろのおくばも、小さいぎんばになっていました。
おくばは、やっぱりぎんばになるのかな、とおもいました。
また、あした、あたらしいぎんばをつけてもらいに、はいしゃさんにいきます。
あしたでおわるといいな、とおもいます。

おわり


終わり。
646名無しさん@ピンキー:04/09/18 22:26:38 ID:2G8EZe6y
>>644
さあ、読まなければいいのでは、2ちゃんだし。

自分はけっこう充実してるので好き
647名無しさん@ピンキー:04/09/18 22:28:24 ID:JdiHSs9O
(・∀・)イイな、日記・・
香緒里は昔からかー・・そんな感じはする。
648名無しさん@ピンキー:04/09/19 03:05:53 ID:bZMfAoYd
「虫ば」と「ぎんば」にやけに萌えてしまった・・
649名無しさん@ピンキー:04/09/19 03:57:31 ID:d68jf8f9
男の人編も読みたいなあ。高校生とか20代後半の人がイイ!
男の人が泣くのって萌え。治療するのも男の先生でわざと痛くするとか。
夏美は性格悪いから部分入歯になって屈辱を与えて欲しい。
650名無しさん@ピンキー:04/09/19 07:23:26 ID:C1N4W8b3
矯正ストーリーまだかな?
こんなのはどうかな?
陽子、小学六年学校の歯の定期検診で出っ歯だと指摘を受ける。
母親に勧められ歯医者に検査に行く。この時点では陽子は矯正とはどんな治療が待っているのか分からない。
まさか歯にギンギラの装置を付けるなんて考えもしてない。
歯医者に着くと待合室に陽子と同じ位の歳女の子が母親といる。
そこで陽子は初めて矯正装置を見る。その女の子は既に矯正をしていて母親と喋る度にメタルの装置やゴムが見え隠れしていた。
陽子は見てはいけないと思いながらも気になって仕方ない。
651名無しさん@ピンキー:04/09/19 07:45:23 ID:C1N4W8b3
まさか自分もあの装置を付けるとは思いもしてない。
陽子はあの装置は虫歯の治療の装置だと思っていた。
陽子の通う学校は一学年二クラスしかない小さな学校で矯正などしてる子はいない。
そして陽子が呼ばれる。母親と二人で治療室とは別の部屋へ通される。
そこで陽子は再び衝撃を受ける。少し待っていると先生がやってきた。
そして続いて助手の若い女性も入ってきた。
陽子はふと助手の女性を見ると目が点になった。
口の外から太い針金の様な物でて首の方に太いゴムで止めている。
そして歯にはあの子と同じ装置が付いていた。
652名無しさん@ピンキー:04/09/19 08:01:48 ID:C1N4W8b3
陽子は段々と気付き始めた。もしかして私もあの装置を付けるの?絶対嫌だ。と心の中で叫んだ。
助手の女性が持ってきたファイルを開くと過去の矯正した人の写真が乗っていて、みんなあの装置が歯に付いていた。
陽子はショックで仕方ない表情でいた。先生は写真を見ながらこんな歯並びがこんなに奇麗に成るんだよ。と優しく説明していたが、陽子はショックで頷く事しか出来ない。
そして先生は矯正について具体的な説明を始めた。矯正は大体三年位この装置を付けてもらいます。と、陽子は泣きそうな顔になりました。
653名無しさん@ピンキー:04/09/19 08:08:27 ID:qtIApaKV
タービンで削られてるっていうのが一番興奮する。
そういう画像誰か持ってたら貼って欲しい
654名無しさん@ピンキー:04/09/19 08:23:18 ID:C1N4W8b3
先生は陽子の表情に気付いたけど話しは続けられた。
「基本はこの装置がメインですけど、症状によっては取り外し可能で夜だけ付けてもらう装置もあります」
「さっきのお姉さんが付けてた装置、ヘッドギアと言って出っ歯を引っ込める装置なの」
「取り外し可能の装置なの。」
と説明され後日検査をする為予約を取り歯医者を後にした。
帰りの電車の中で陽子は母親に矯正したくない、とダダをこねた。
母親も陽子の気持ちが分からない和気でもない。年頃の女の子だし、学校で苛めに合わないか心配の気持ちもあると思っていた。
655名無しさん@ピンキー:04/09/19 16:18:48 ID:C1N4W8b3
家に着いた陽子は再び母親に矯正はしたくないと告げる。
母親も陽子の気持ちが分かるだけに、強くは言えない。
しかし母親は矯正の装置を付けているのは約三年位我慢すればいいけど、
出っ歯のままだと、一生恥ずかしいし大人になってから後悔するよと心配の気持ちもある事を陽子に告げた。
陽子はあんな装置を付けるなら一生出っ歯でも構わないと言った。
しかし母親はあるタレントの名前を出し、今直さないとあんなに歯が出てきちゃうよと言うと
さすがの陽子も浮かない表情で母親を見つめて、「出っ歯は嫌だよ。でも・・・矯正も嫌」
656名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:26:43 ID:ELcUbxyT
>>632
世代によるよ。俺今30だけど、
俺の世代だと小学校のうちに前歯の間を虫歯にして
中学で差し歯になってる同級生何人かいた。
657本編 少しずつ進行編:04/09/19 22:58:08 ID:ufSBTio8
当時、まだセメント使ってたのかな?
自分今28だけど、小学校のとき、女の子が前歯の間治してたけど、
妙に白いのが詰まってたの憶えてる。

そしてひさびさの本編

助手が、香緒里の歯茎に、ガーゼを押し込み、バキュームを手にする。
キュイィィィィン、という音をさせて、ドリルが香緒里の口の中に消えた。
裏側から削っていくらしい。
香緒里はすぐに、聞くだけで痛そうな声を上げて泣き出した。。
「ふぁぁあんっ・・」
「前歯は痛いのよね、がんばって。すぐ終わるから。」
と言いながらも、先生は手を止める気配はない。
「ぅぅぅ、ぁあっ・・」
香緒里は、スカートのすそをぎゅっと握りしめて、耐えている。
「んぁあっ!あぁっ!」
そのうちに、足がバタバタと動きだしたので、俺は、危ないと思って、押さえに行った。
こんなに痛い思いをするなんて・・
俺は、香緒里をもっと早くに歯医者に連れてこなかったことを後悔した。
「ん、ゃああああ」
ひときわ大きい声を出したとき、ようやく、先生がドリルを離した。
「はい、いいわ。」
口をゆすぐために起き上がった香緒里の口を見ると、
前歯の真ん中が無惨にも大きく削られていた。
そのままコントに出られそうだが、涙でぐしゃぐしゃになった香緒里に、そんなことは言えない。
658本編 少しずつ進行編:04/09/19 22:58:36 ID:ufSBTio8
少し心配になって、先生に聞いた。
「あの、この、歯の間は、治療が終わるまでそのままじゃないですよね?」
「ちゃんと埋めるから、心配しなくていいわよ。ピンクの歯にもできるのよ?」
先生は、笑って言ったが、泣いている香緒里に気付くと、真顔に戻って言った。
「大丈夫。これでいいや、って、そのまま通ってこなくなる人がいるくらい、きれいに作るからね。」
香緒里が、力なく頷く。
「今日は、神経を殺す薬を入れて、封をするわね。ここの根の治療は、次か、その次からになるわ。」
そう言って、手早く薬を詰めて、封をしたあと、
「大きいから、仮歯をつけるわね。あとでちゃんとつけるからね。」
と、型を取り、代わりに、奥から、歯の模型を持ってきた。歯の上に、ちょこんと1本、銀歯が乗っている。
「じゃ、仮歯作ってもらう間に、左の一番奥の銀、入れるわね。それから、前歯と左奥の根の掃除しましょう。」
銀歯は、前半分は根元まであるが、後ろは、薄くなっていた。
さっき見た、先生の銀歯は、歯の形をしていたような気がする。
先生、けっこうひどい虫歯に?削られたとき痛がったのかな?と、一人で興奮してしまった。
そんなことを考えてボーっとしている間に、香緒里の銀歯は、すでにはめられたらしい。
「かちかち当たる感じはする?」
と、高さを調節してもらっていた。
助手がわきにどけて、香緒里の口の中を見せてくれた。
俺が覗き込むと、香緒里が赤くなる。
このあいだまであった、真っ黒い穴はなくなっていて、かわりに、ぴかぴかの銀歯が入っていた。
「うん、綺麗になった。」
というと、萩原先生はにっこり笑って頷いている。
659本編 少しずつ進行編:04/09/19 23:10:34 ID:ufSBTio8
しかし・・
香緒里の口の中には、まだまだ治す歯が残っている。
全部治したら、口の中はギラギラになるのか・・
香緒里には悪いが、少し気持ち悪い気もする。
「じゃ、前歯からね。」
今日もまた、根の掃除が始まった。
前歯の裏の封をはずすと、
「もう神経はだいたい取ってあるから。さっきの麻酔も残ってるし、我慢できると思うわ。」
先生はそう言って、針を手にとって、掃除を始めた。
香緒里は、少し呻き声をあげながらも、
眉間にぎゅっとしわを寄せて、耐えている。
「いいわ、香緒里ちゃん、もうちょっと頑張ってね」
と、2本ほど針を変えて、さらに治療をした後、また薬を詰め、封をして、前歯の治療は終わった。
「もう一回くらい掃除をすれば、きれいになるわ。そうしたら削って、型取りするからね。」
と、先生は言った。ようやく、黒ずんだ前歯を治してもらえるというのに、
香緒里はやはりショックなのか、少しうつむいたままだった。
「じゃあ、左上ね。」
例の歯だ。香緒里が硬くなるのがわかった。

ここまでです。
でも、まだここでは左上残るんだよね。
次の次で土台が入るから、9月編につなげるかな。
660名無しさん@ピンキー:04/09/20 00:58:37 ID:rvtP0bii
昨日の日記風、
「えっ、本とうですか」
に妙なリアリティを感じてしまった

続かないのかな、2年とか3年とか
661名無しさん@ピンキー:04/09/20 10:13:01 ID:rh097oWY
僕は若い女の子の総入れ歯も大好きなので、どなたか総入れ歯になる女の子の話書いて
もらえないでしょうか?やがてその女の子の友達の女の子も総入れ歯になって
しまい、そして二人は入れ歯フェチになり、二人で入れ歯のはずしっこする
なんて話が非常に読みたいです。のどから手が出るくらい読みたいです。
どうでしょうか?
662名無しさん@ピンキー:04/09/20 10:17:25 ID:rh097oWY
荻原先生はやっぱりクラウンを入れられたんですか?荻原先生のクラウン
が入れられるくわしいシーンもみたいです。書いてもらえたら凄く嬉しいです。
663名無しさん@ピンキー:04/09/20 10:35:21 ID:zdESTLcp
>>661
超接写主義の掲示板にそんな小説書いてる人いなかったっけ?
664名無しさん@ピンキー:04/09/21 01:06:01 ID:saUiasIT
>>662
上6番は「ほとんど原型をとどめていなかった」はずだから、クラウンかなあ。ま、どっちでもいいや
萩原先生編ではまだ銀入ってないから、じゃあ、書くか、
って言っても、くわしく・・・って難しいね。普通に入れられるだけだと思うけど
でも、右の歯も痛くなった?ってとこで終わってるから、萩原先生編、続けにくいんだよね、今

>>663
むかーしあった気がする。画像貼れるとこに。
総入れ歯・・ただでさえ珍しそうなのに、友達二人・・
っていうか、自分的にはえらい萎える話なので書けない、ごめんなさい>>661
自分で書いてみては?自分で書くのはなあ、と思うかもしれないけど、
案外乗ってくると、自分で書いたのを読み直しても萌える、まじで。

そういえば、昔、総入れ歯でインプラント入れるって言ってた中学生だか
高校生の女の子(自称かも)の書込みが一時なかった??
665名無しさん@ピンキー:04/09/21 01:53:05 ID:Lzn04Uf1
>>664
同感。自分で書いたのに何でか不思議だけど、萌えるよね。
また書けそうなときに何か書こう。
漏れも入れ歯はちょっと書けないなあ。
経験ないし。
666名無しさん@ピンキー:04/09/21 02:08:09 ID:saUiasIT
まじ混乱してきたのでちと整理
以前まとめてくれた人もおっつかなくなってるっぽいので・・・
http://www.geocities.jp/ha1090221132/
667名無しさん@ピンキー:04/09/21 11:56:29 ID:YdpEzQvP
>>664
詳しくなくてもいいですので、荻原先生のクラウンを入れられるシーンを
御願いできますでしょうか?僕はクラウンが大好きです。

668名無しさん@ピンキー:04/09/21 11:59:44 ID:YdpEzQvP
>>664
わかりました。入れ歯は興味ないんですね。確かに興味のない物をかくのは
つらいですね。僕のように女性の総入れ歯が好きな人は少ないんでしょうか?
どなたかいらっしゃいますか?
669名無しさん@ピンキー:04/09/21 12:05:28 ID:YdpEzQvP
>>664
中学生か高校生の総入れ歯の女の子の書き込みがあったんですか?
いいですねぇ。ぜひお友達になって入れ歯はずさせたいですね。
670名無しさん@ピンキー:04/09/21 13:40:42 ID:MFfJuVnh
前、仙台駅で前歯のない(右上3〜左上3がない)女子高生みたことあるよ
671名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:06:47 ID:sWnUAspa
>>669
そうではなくて、「総入れ歯の女の子同士が入れ歯のはずしっこをする」
という内容の小説がアップしてあったらしい。No.764参照。
661の「のどから手が出るぐらい読みたい」話と全く設定が同じなのは、
偶然か、それとも661はこの小説の存在を知っているのか…?

672名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:12:33 ID:OSV3Fqwk
>>671ほか
漏れのフロッピーに保存してある。探せば出てくるが・・・
そもそも転載していいのかわからんし。
673名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:14:48 ID:QNsCvdPx
>>671
いや、そういう書き込みもあった、たしか、
「歯について何でも書いてね」だか、一番最初のアポロニアだか、そのあたりに。
学校から書き込んでるとか。
鈴木あみ似とかそんなことを言ってたような
もう憶えてないや
674名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:44:27 ID:a3t2potZ
>>673
Amiego何ちゃら言う人でしょ?
似たようなのがその後も何人か出てきたけど、みんな同じ人間の騙りだったよね。

プロフィールは、
・成績優秀である
・金持ちである
・人気のある芸能人に似ていると言われる
・金持ちで格好の良い彼氏がいる

で、歯については、
・もともと弱い
・検診において短針で削られた
・二次カリエスの繰り返しでボロボロ
・姉妹もいて、そちらもボロボロ
・行くところまで行って、インプラントやらなんやら

って、ワンパターン。
歯フェチを相手にして何が楽しいやら、ってかんじだったね。

そういや、そんなのをまじめに相手している(振りをしている)
歯医者の卵って人もいたね。

なんか、歯フェチ界にも歴史あり・・・って感じだなぁ。
675名無しさん@ピンキー:04/09/21 23:16:20 ID:QNsCvdPx
>>674
おおー、そうそう。歴史だね。
だいたい今、鈴木あみに似ててもね、へ?だもんね

おじさんの歯科医院でいろいろやらせてもらってるっていう高校生もいたよね
なんだったんだろうね。
で、嘘だろとかたまに言う人がいたり。
なんでそんなとこにリアルを求めてるんだ・・
でも、いまだに自分の治療とか書きたがる人がいて読みたがる人がいるみたいで
歴史は繰り返すって感じかなー

このスレに来て、いやー、純粋に妄想の方が断然いいなと感じる今日この頃
676香緒里・小学生編:04/09/21 23:18:28 ID:QNsCvdPx
つまらんので小説うp
でも用ができたので残りは後で

「大野さーん。大野香緒里ちゃーん」
衛生士に呼ばれて、小学4年生の香緒里は、待合室の椅子を降り、診察室に向かった。
小学校の歯科検診で虫歯を指摘され、治療勧告をもらったという、典型的な受診動機である。
そして、香緒里にとっては、3年ぶりの歯医者であった。

香緒里は、乳歯の頃から虫歯が多く、小学校に入るころには、奥歯は全部銀歯になり、
口を開けると、子供とは思えないほどにギラギラしていた。さらに、上の前歯も虫歯になり、黒い薬が塗られていた。
小学校1年生の夏、奥歯のアマルガムが取れ、歯医者に行ったところ、
生えたばかりの6歳臼歯下2本の虫歯が発見され、そこもアマルガムで充填された。
母親の詩織は、歯が丈夫な性質で、以前から香緒里の虫歯については気になっていたが、
永久歯まで虫歯になってしまったことにショックを受け、虫歯予防にやっきになった。
おやつは禁止し、夜は詩織が歯の仕上げ磨きをした。
その甲斐あって、上の6歳臼歯と、新しく生えてきた前歯の永久歯は、なんとか新しく虫歯にせずに済んでいた。
しかし、3年生になり、さすがに面倒になったこともあり、詩織は、仕上げ磨きをやめた。
ちょうどそのころ、香緒里が幼稚園のときから習っているバレエ教室が移転し、
少し離れたところにある教室に電車で通うことになった。幼なじみの百合子が一緒だった。
百合子は、お小遣いをもらって、バレエ教室の行き帰りに、お菓子を買って食べ、スポーツドリンクを飲んでいた。
香緒里は、家ではおやつを禁止されていたが、そこは小学生の子供である。おやつを食べたくないわけがない。
一緒になって、お菓子を食べ、スポーツドリンクを飲むようになっていた・・・
677香緒里・小学生編:04/09/22 01:55:28 ID:jyArS3GI
4年生になって、6月の歯科検診。
「はい、次。」
香緒里の番だ。最近、歯医者に行かずに済んでいるので、少し余裕があった。
さほどドキドキせずに、素直に口を開けた香緒里だったが・・・
「右上、6番、C2。」
いきなり、虫歯を指摘され、香緒里はびくっとする。
この間、虫歯について教えられたところで、C2は「少し進んだ虫歯」と習った。
最近、お菓子を食べているからだ・・夜の歯磨きも、適当にすませることも多かった・・
どうしよう、お母さんに怒られる・・
香緒里は、自分の心臓の音が聞こえてくるような気がした。
反対側の6番も、虫歯になっていた。
歯科医はため息をついた。このくらいの年頃になると、
塾に通ったり、歯磨きが雑になったりする児童が増え、虫歯も増えてくるのだ。
この子は見たところ、乳歯の奥歯は全部虫歯にしてしまったようだし、
ここらで、釘をさしておかないとな・・・と思って、口を開いた。
「この奥の、大人の歯、全部虫歯にしてしまったね?これから、また一番前の奥歯も生え変わるけど、
ちゃんと歯磨きしないとダメだぞ。また、子供の歯みたいに、全部銀歯になるよ。」
香緒里は、泣きそうになっている。歯科医は、さらに続けた。
678香緒里・小学生編:04/09/22 01:56:03 ID:jyArS3GI
「ほら、歯磨きがうまくできてないじゃないか。」
香緒里に手鏡を持たせ、口を開けさせると、探針で奥歯の内側を引っかき、
歯垢を取ってみせる。
香緒里は、真っ赤になった。クラスメイトの見ている前で、そんなことをしなくてもいいのに・・
「ちゃんと、歯医者さんに行くように。」
歯科医は、最後にそう言って、香緒里を送り出した。
香緒里は、うつむいたまま、部屋を出ようとした。
後ろに並んでいる男子から、
「ちゃんと歯磨けよ!きたねえな!」
と声がかかる。香緒里は泣き出し、走って部屋を飛び出すと、教室に戻った。

その後、親友の智子が、その男子を怒ってくれたらしい。
歯のことでいじめられることはなかったが、香緒里の気分は重かった。
そしてついに、3週間後、歯科検診の結果のお知らせは配られた。
上の左右の6番の位置に、C2の文字が書かれている。
お母さんに怒られる・・・
そう思い、香緒里は、お知らせをそっと、お道具箱の下に隠した。
679香緒里・小学生編:04/09/22 02:14:46 ID:jyArS3GI
しばらくして、香緒里の下の左右の一番前の奥歯(D)が生え変わり、
夏休みには、上の右の同じ歯も抜けた。
銀歯が減ったことがうれしくて、香緒里は一生懸命磨いていたが、
バレエ教室の帰りのお菓子と飲み物の習慣は続いていた。

夏休みが終わり、秋が来て運動会も終わるころ。
香緒里は、突然、母に言われた。
「香緒里ちゃん、何かお母さんに隠してることない?」
「え?ないよ」
歯科検診の結果だけでなく、買い食いを含め、実はいくつか隠し事があった香緒里は、
とりあえず、とぼけてみせた。
「そう?今日、スーパーで、智子ちゃんのお母さんに会ってね。
香緒里ちゃん、虫歯が多くて大変みたいですね、って言われたのよ。」
香緒里は凍りついた。
「歯科検診の結果は?もらったんでしょ?どうしたの?」
「・・学校に・・置いてきちゃった・・」
「じゃあ、明日持って帰ってくること。予約入れておくからね。いい?」
香緒里は、頷くしかなかった。
智子がお母さんにしゃべったんだ・・ということもショックだった。
男子からかばってくれる振りして・・
680岸利 徹 ◆a6xQiseJz2 :04/09/22 07:04:12 ID:6VZEF3R8
≫671 ≫672

アポロニアからの転載なら、僕もログ消してるので読んでみたいです。
Web管理人として、転載許可します。
681名無しさん@ピンキー:04/09/22 10:56:25 ID:Xzm/bB6o
えっと、記憶では、
入れ歯のはずしっこ小説>超○写主義のファイル貼り付け
鈴木あみ似の体験談(w>歯について・・orアポロニア
かな。
682香緒里・小学生編:04/09/22 12:03:34 ID:Xzm/bB6o
これは続けていいのかな

次の日、香緒里は、机の中から、お知らせを取り出した。角が少し折れ、よれっとしている。
その紙を見た詩織は、
「また大人の歯が虫歯になってるじゃないの!もう生えてこないのよ!」
と、香緒里を叱りつけた。香緒里は泣きながら、母に手をひかれて、歯医者に行った。
以前通っていたところは、腕はいいと評判だったが、
いつも混んでいるので、近所にできたばかりの、新しい歯医者に向かった。
「もう4年生だから、一人で入れるわね」
と言われ、診察室には香緒里一人で向かった。
「じゃ、倒すからね。まずは見るだけだからねー」
歯科医は、やさしそうな若い医者だった。
「上の6番・・ね・・」
歯科医は、ひとりごとのようにつぶやくと、
「じゃ、あーん」
と、香緒里の口を覗き込んだ。
「香緒里ちゃん、お口が小さくて見にくいなあ。もうちょっと、がんばって開けてくれるかなー」
香緒里は、精いっぱい口を開けていたのだが、見にくいらしく、
歯科医は唇を引っ張ったり、顔の位置を変えたりして、覗き込んでいた。
「大人の歯なんだけどね、立派な虫歯になっちゃってるねー。だめだよ、ちゃんと歯磨きしないと。」
同じ言葉を何度言われたか。
もう、わかってるから言わないで。と、香緒里はいたたまれない気持ちになっていた。
683香緒里・小学生編:04/09/22 12:05:07 ID:Xzm/bB6o
「他の歯も見るね」
そう言って、歯科医は、ミラーで順々に歯を診ていった。
右上の、新しい4番のところに来たとき、歯科医の目が光った。
「香緒里ちゃん、これはいつ生えたの?」
「夏休みくらい、です」
「そっか」
歯科医は、探針を手にすると、犬歯との境をカリ、カリ、とつついている。
「小さいけどねー、ここも虫歯になってるね」
生えたばっかりなのに!香緒里の目に涙がにじんできた。
歯科医は、それにかまわず、下の歯の検査にうつった。
「ん?」
ふたたび探針を手に、右下の4番の咬合面をひっかく。
「香緒里ちゃん、こっちもだよ」
歯科医が冷たい声に変わった気がした。
左下の4番は無事だったが、治療するべき歯は全部で4本だった。
「香緒里ちゃんのお母さん呼んで来て下さい」
助手に言いつける。
684香緒里・小学生編:04/09/22 12:06:21 ID:Xzm/bB6o
詩織が、心配そうな顔をしてやってきた。
「香緒里ちゃんの歯ですが」
歯科医は、すぐに切り出した。
「治療しないといけない虫歯が、4本あります。」
「4本ですか?2本ではなくて・・」
詩織は、香緒里にまだ虫歯になる歯が残っていただろうか、と考えていた。
「ええ、4本です。新しく生え変わったところが2本、すでに虫歯になっていました」
詩織は絶句した。
「まあ、生えたばかりの歯は弱いので、虫歯になりやすいんです。
特に、香緒里ちゃんみたいな、虫歯だらけの口の中に生えてくると、ひとたまりもない。
未処置の虫歯があればなおさら危険です。
・・・もっと早くに奥を治していればよかったかもしれませんが」
詩織は、ため息をつき、香緒里の方をにらんだ。
「で・・また・・銀歯になるんでしょうか」
詩織が心配そうに聞いた。女の子だし、さすがに口の中がギラギラだと可哀想だと思ったのだ。
「そうですね、奥は進んでいるので、削って型を取って、銀歯を詰めることになります。
下は・・まだ小さいんです」
そう言って、歯科医は香緒里の口を開けさせると、
「ここです、ほら、黒くなっているでしょう」
と、下の4番を指し示した。たしかに、溝の真ん中がやや深く茶色い。
「これは、白いプラスチックのようなもので治ると思います。
上は、歯の間なので、削ってみないことには・・ちょっとなんとも言えないですね。」
詩織は、
「よろしくお願いします」
と、頭を下げるしかなかった。
685香緒里・小学生編:04/09/22 12:10:31 ID:Xzm/bB6o
終わりです。誰か続けてー
ここでの治療のせいで、このあと香緒里が絶対に歯医者に行きたくないと思うようになる、
わけだから、すごく痛いとかいじめられるとか期待。でもたぶん、抜髄はないと思われ。
ここで治した歯が、本編で全部虫歯になっちゃってるんだよね・・ヤブかな。
686名無しさん@ピンキー:04/09/22 21:17:05 ID:Shn6uVeL
>>672さんへ
ぜひ読んでみたいですね。駄目ですかね。
687名無しさん@ピンキー:04/09/23 03:08:43 ID:PuFGopwr
小学生編GJ!
痛い、怖い、恥ずかしいと揃っていていいな。
688名無しさん@ピンキー:04/09/23 05:58:42 ID:12Hx9mfT
>>680
>Web管理人として、転載許可します。

藻前に、そんな権限なんかないぞ。勘違い野郎!
岸利徹って、やっぱ頭弱いのね。
689名無しさん@ピンキー:04/09/23 06:18:02 ID:ef7p2MYy
こんなのがHDDにあったので、晒しておく。

 矯正歯科は一般的に、矯正前の抜歯や齲歯の処置は一般歯科に依頼して来る。
 矯正中で齲歯が多発した、と言われたら歯科医もいい気持ちがしない。
そこでG矯正歯科では当院なみの厳しい基準で齲歯の処置を依頼して来る
(彼は私が歯壊者だということをよく知っていて、C0でも頼めば隣接面、裂溝を含めてすべて処置を行うことも。
ここはお互いの利害関係が一致しているので私も自分のペースで診療でき、何のトラブルもない)。

 最近の犠牲者は19歳の専門学生。色白でなかなかの美人、前歯もきれいでやや八重歯気味、ちょうど吉井玲似。
処置歯は左右の下67ばんと上6番の8本のみで咬合面のみ。
 まず健全歯の4番4本を抜歯し、すでに処置歯の6本を二次カリの診断で5面処置→インレー。
8番は4本とも健全歯だがここも5面処置(抜歯の必要は今のところないが、将来に向けて抜歯の必要があるときに未練を残さないように)、
上7番と5番4本はC0-1。
どうでもよかったがすべて3面(咬合面、近心、遠心)処置。
4本抜歯したうえに6本のインレーが16本になって最終日は彼女は目に涙をうっすら浮かべて帰宅。
またその姿が美しかった。

 どうせ1年もしないうちにインレーギラリに目が慣れ、矯正シルバーが外れたころにはきっと本物の
ヘビーメタリックシルバースマイルになっているかもしれない。
690名無しさん@ピンキー:04/09/23 06:25:04 ID:ef7p2MYy
こんなのも

僕の一つ年下で今度高2の彼女、なんと5年ぶり(小学校5年の終わりに75┻57キュイ
〜ン以来)のキュイ〜ンを受けました。生えたての8┳8の溝が茶色っぽくなったので、歯
医者に連れていったところ、83┻38、8┳8がC1。彼女にとっては前歯のキュイ〜
ンは初めて。8番が全然痛くなかったのとは対照的に、3番はとても痛い前歯の処女喪失
だったようです(彼女自身はすでに違うけど)。まだ彼女の奥歯でキュイ〜ンされていない
54┳45も探針でしつこく突いてみればC0とのこと、ここも高校の間にキュイ〜ンさ
れるかもしれません。ぼくのバイトしているところでただで治してもらったので、彼女の
口の中はマル見えでした。
上は左右6連続奥から銀の詰め物の列、下も左右3連続。興奮してその晩は眠れませんで
した。そして近々下は左右5連続の期待もかかります。
お嫁さんになるときの彼女の銀歯はどこまで成長しているのでしょう。

キュイ〜ン、キュイ〜ン、あの焦げ臭さが何とも心地よいです。
691小学生編:04/09/23 12:39:55 ID:3O5f2H7I
じゃ、続けさせてもらいます

詩織が待合室に戻ると、治療が始まった。
助手が、カチャカチャと器具をセットしていく。
「じゃあ、とりあえず、今日は、左上の奥歯から治していこうね。一番虫歯が大きいからね。」
香緒里が、不安そうに頷く。
どうやって治すんだったっけ・・・削って、詰められるんだけど・・・痛かったっけ・・・
香緒里は、一生懸命記憶をたどっていた。
嫌な記憶は頭が勝手に消し去っているのか、あまりよく思い出せない。
「じゃ、倒すよ」
歯科医は、もう一度香緒里の歯を診察すると、
タービンの先を選び始めた。左側では、助手がすでにバキュームを持って待ちかまえている。
・・・長い。
香緒里は、つま先をもぞもぞさせたり、手の爪を見たりして、気を紛らわそうとしたが、無駄だった。
寝かされた状態が、不安を増大させる。
「はい、始めるよ」
ようやく歯科医がタービンを手に香緒里に向き直る。
「痛くなったら、左手上げてね」
実行されることは少ない、一応の決まり文句を告げ、歯科医はタービンのスイッチを入れた。
キュイィィィィィィン
香緒里は、思わず目を閉じた。
692小学生編:04/09/23 13:06:18 ID:3O5f2H7I
チュイン、チュイン、ギュイーン
歯が削られている音が頭に響く。
始めは削られている振動だけだったが、徐々に、別の感覚が香緒里を襲う。
・・・痛・・・い・・・?
ぼんやりしていたその感覚は、徐々にはっきりしたものになってきた。
痛い・・いたい・・イタイ!
香緒里の顔が歪んできたのに気付いた歯科医は、
「痛いかなー、もうちょっと我慢できるかなー」
と言いながらも、手は止めず、削り続ける。
キィン、キュィン、キュィンキュィン
香緒里の固く閉じた目尻から、涙がにじみはじめた。
「んぁ、あ、あー」
声にならない声が、喉の奥から漏れてくる。
「頑張って、もうちょっと、口開けてー」
「ダメだよー、口閉じないでー」
助手からも声がかかる。
「んぁぁぁぁぁ」
香緒里が大きい声を上げたとき、タービンの音がやんだ。
キュゥゥゥゥゥ
「一度うがいして」
椅子が起こされる。
香緒里は、ヒック、ヒック、しゃくり上げている。
「もうちょっとだからね、頑張ろうね」
助手が、腰を落とし、香緒里の顔を覗き込み、首をかしげて諭す。
香緒里は、しゃくり上げながらも、頷くしかなかった。
歯科医は、タービンの先を取り替えながら、「見にくいんだよなあ」とつぶやいていた。
693小学生編:04/09/23 15:46:11 ID:88Us6tsu
「じゃ、もう一回削るよ」
椅子が倒された。
チュイィィィッィィン
先ほどよりも高い音をたてて、タービンが、香緒里の歯に食い込んだ。
「んあぁぁ、んー、んー」
今度は、削り初めから香緒里の泣き声が上がる。足もバタバタ動き始めていた。
「動かない!」
歯科医が突然、歯を削りながら叱り飛ばした。
香緒里はびくっとして、足の動きを止めたが、痛みは耐えがたいのだろう、泣き声は続いていた。
「んー、んー、ぅぅぅぅ」
チュイーン、チュイーン、チュイーン・・
歯科医は難しい顔をしたまま、虫歯に侵された香緒里の歯を削り続ける。
「もうちょっと、頑張って。」
助手が必死に慰める。
「あああん、あぁぁんぁあああ」
ようやくタービンが止まった。
香緒里の顔は、涙でグシャグシャになっていた。
歯科医も、疲れ切ったという顔をしている。
「うがいして。じゃ、型取って、仮封しといて。」
と、助手に言い残すと、椅子を立って、手を洗いに行ってしまった。
本来の仕事ではないのだが、助手は、香緒里の歯の型を取ったあと、
手馴れた風で、香緒里の歯に仮封をした。
694小学生編:04/09/23 15:47:08 ID:88Us6tsu
香緒里が立ち、診察室を出て行こうとすると、
「じゃ、次は1週間後。今度は今日ほど痛くないからね。」
と、やさしい顔に戻った歯科医が言った。
「・・・はい。」
小さい声で答えた香緒里は、少し礼をすると、診察室を出て行った。
帰り道。
「もう、行きたくない」
ようやく泣き止んだ香緒里が、詩織に言った。
「何言ってるの」
「だって、痛かった・・・」
香緒里は、治療を思い出したように、また泣き出した。
「あなたが虫歯になんかするから悪いのよ。しょうがないじゃないの。我慢しなさい。
隠して放っておいたのも自分でしょう?みっともないからもう、泣き止みなさい」
歯の痛みの経験のない詩織は、冷たく言い放つと、さっさと歩き出した。
695小学生編:04/09/23 16:12:34 ID:88Us6tsu
1週間後、香緒里は再び、詩織に連れられて、歯医者に行った。
それほど待たされることなく、診察室に呼ばれる。
エプロンを付けられ、まわりを見回していると、助手が、インレーの乗った石膏模型を持ってきた。
不安そうにそれを見る香緒里に笑いかける。
「ちょっとはめてみようね」
そう言って、椅子を倒す。
「はい、あーん」
ピンセットで仮封をはずし、エアーをかける。
「ちょっとしみるかな」
シュ、シュッ。香緒里は少し、びくっとしたが、助手は、それにはかまわず、
ピンセットでインレーをつまむと、香緒里の口の中に入れ、奥歯の穴にセットした。
「噛んでみてくれる?」
かち、かち、と慎重にかみ合わせると、ポロリ、とインレーが外れてしまった。
助手は、一瞬、あら、という顔をしたが、
「そんなに勢いよくやったらダメよ。あとでちゃんとつけるからね。」
と言って、香緒里の口の中からインレーを拾い、模型に置き直すと、
また別の仕事に戻っていった。
「こんにちは、香緒里ちゃん。」
歯科医が、やさしそうな笑顔でやってきた。
しかし、香緒里は、先週怒鳴られたことを思い出し、顔を強張らせた。
「今日はそんなに痛くないよ。銀歯をつけて、右下の、小さいほう治しちゃうからね。」
不安で硬くなったまま、頷く。
696小学生編:04/09/23 16:35:20 ID:88Us6tsu
「じゃ、あーん。」
香緒里が口を開けると、横から、助手がセメントを差し出した。
歯科医は、インレーにセメントをつけ、香緒里の歯に、ぎゅぅっと押し込んだ。
「はい、噛んで。」
ゆっくりと噛むと、酸っぱいような、変な味がした。
歯科医は、香緒里の口をもう一度開けさせ、インレーがはまっていることを確認すると、
「じゃ、しばらく噛んでてね」
と言い残し、また席を立って、隣の台の治療に向かった。
隣では、大学生くらいのお姉さんが不安そうな顔をして、ハンカチを握り締めていた。
歯科医が話しかけると、お姉さんは、ハンカチで口をおさえながら、しゃべっている。
歯科医は、治療台の上に置かれた歯のようなものをつまみ上げ、ながめた後、
ハンカチをどけさせると、お姉さんの唇をめくった。
そこには・・あるべき前歯が2本なく、歯茎から小さく、金属の棒が見えていた。
香緒里は、びっくりしてしまい、目が離せなくなった。
じっと見ている香緒里に気付いたお姉さんは、泣きそうな顔になった。
香緒里は、あわてて顔を伏せた。心臓の鼓動が、速くなっていた。
697小学生編:04/09/23 16:35:40 ID:88Us6tsu
5分ほどたって、歯科医が戻ってきた。
「はい、もう一回見せてね」
香緒里の椅子を倒し、口を開けさせる。
「うん、いいね、ちょっとはみ出たセメント取っちゃうね」
そう言って、タービンの先を変えると、香緒里の口に近づけていった。
香緒里は、一瞬身構えたが、少し振動が伝わった程度で、終わった。
口をゆすぎ、椅子がまた倒されると、
「こっちは、すぐ終わっちゃうからね」
と、すでにタービンを手にして、歯科医が待ち構えていた。
「はい、あーん。」
目を閉じ、手を握り締めて構える。
キュイィィィィン。
ウィンウィンウィン、キュィイイイイイン。
歯科医の言うとおり、削る時間はさほど長くなかった。
口をゆすぎ、型を取るのかな、と思っていたが、少し風を当てたあと、
薬のようなものが詰められ、ぎゅっと押された感じがした。
ふと横を見ると、助手が、銃のような形のものを手に持っている。
何をされるんだろう!と、固くなった香緒里に、
「大丈夫。光を当てるだけだからね」
と、歯科医は優しく言い、その銃のようなものの先を香緒里の歯に押し当てた。
「はい、終わり。」
しばらくして、あっさり告げられ、香緒里は少し、拍子抜けした。
「じゃあ、次は、明後日来てくれるかな。上の歯を治そう。」
香緒里は、元気よく頷き、診察室を後にした。
698名無しさん@ピンキー:04/09/23 17:07:29 ID:+zW27QZj
上の歯は確か大きなインレーが入ってるんだっけ?
ここで決定的に歯医者嫌いになる香緒里。楽しみ〜。
699名無しさん@ピンキー:04/09/23 19:06:59 ID:88Us6tsu
左上がインレー取れてて、右上6がインレー2次齲蝕(でももうほとんど治ったよね?)
右上4が手前に銀で光るんじゃなかった?
700672:04/09/23 20:30:48 ID:hRHeY9n7
見つかったので転載します。
__________________________________________
祐子、17才、女子高校生。
一見なんの悩みもなさそうに見える祐子には、実は人に言えない秘密があっ
た。健康的で白い歯が印象的な彼女だったが、その白い歯は...。

祐子は幼い頃から虫歯に悩まされていた。小学校3年の頃の状態は、

 上→6ED321123DE6

   冠C3C3レレレレレレC3C3冠

 下→6E43211234E6

   冠C4イ      イC4冠

(レ=レジン、冠=銀冠)

という感じだった。上の3〜3のレジンはいずれも歯間の虫歯の充填だった
が、特に上の左の1番は歯の裏からの虫歯が進行していて、抜髄していた。

この抜髄が、その後の祐子の歯の運命を決めたといっても過言ではない。た
だでなくても痛い抜髄なのに、一番痛い前歯で、麻酔をかけずにやられてしま
ったのだ。あまりの痛さに暴れまくり、歯科衛生士のお姉さん3人に押さえつ
けられてようやく治療が終わった。

「こんなに痛いなら、もう歯医者には行かない。全部入れ歯にしてやる。」
祐子はそう決意した。以来、どんなに歯が痛くなっても歯医者に行かなくな
った。あまりの痛さに乳歯を自分で抜いたこともあったが、まあ、中学校を卒
業するまではたいしたことはなかった。
701名無しさん@ピンキー:04/09/23 20:31:54 ID:hRHeY9n7
いよいよ痛さが本格化したのは高校生になってからだった。7番が舌で触っ
てもわかるほど大きな穴が開き、4・5番もかなり大きな虫歯になっていた。加
えて6番の処理が悪かったようで、頬っぺたが腫れてきた。

今治水を毎日詰めて、痛み止めを飲んで耐えてきたが、いよいよ我慢できな
くなってきた。それでも半年は我慢した。

ついに高校2年生の秋、我慢できなくなって歯医者に飛び込んだ。診察は

 上→76543211234567

   C4C4C4C4レレレレレレC4C4C4C4

 下→76543211234567

   C4C4C4C4C2C3C3  C3C3C4C4C4

と、ひどい内容だった。上下6の銀冠は。根管処理が悪くて膿が溜まっており、
C4になっていた。

「祐子さん、残念だけどこれは全部抜いて入れ歯にしなきゃならないよ。」

先生の一言に「はい」と答えた。小学生の頃に決意した、痛いぐらいなら入
れ歯にしてやるという望みがかなうのだ。

しかし、それから総入れ歯にするまで、結構時間がかかった。1日に抜く歯
はせいぜい1本だ。28本抜かなくてはならないから、計算上でも1ヶ月はか
かることになる。その間でも、とりあえず痛い歯は仮に治療しておかなくては
ならないから、ほとんど毎日歯医者に通っているような状況だった。
702名無しさん@ピンキー:04/09/23 20:32:57 ID:hRHeY9n7
歯医者に通い始めてから2ヶ月目、ようやく入れ歯ができてきた。わくわく
しながら入れてみた。ちょっと冷んやりした感覚が、上あごを通じて伝わって
くる。鏡で見ると、今まで銀冠やレジンで見苦しかった口の中に、真っ白な歯
あふれていた。ようやくこれで虫歯に悩まされることがなくなったかと思うと、
少し涙がこぼれた。でもこの涙は、もう2度と自分の歯では噛めないという悲
しみの涙だったかもしれない。

高校3年になったのある日、祐子は親友の由美と話をしていた。

「祐子、きれいな歯をしてるね。私なんか虫歯が多くて。口を開けると銀歯
が見えるから嫌なんだ。それに、みんなには言ってないけど、奥歯には入れ歯
もあるんだ。」

祐子はドキっとした。そして、由美だけには本当のことを言うべきかな、と
思った。

「あのさ、由美。私...。」

「どうしたの、祐子ちゃん。思い詰めたような顔をして。」

「私、総入れ歯なの。」

「えっ?どういうこと?」

祐子はちょっと目を潤ませながら、今に至る経過を説明した。

「そうだったんだ、祐子。辛かったんだね。」

「うん。子供の頃から虫歯だらけで、こんな歯ならいらない、って思って。」

由美も祐子の辛さを理解したのだろう、ちょっと目が潤んでいた。
703名無しさん@ピンキー:04/09/23 20:35:13 ID:hRHeY9n7
そんなある日のこと。

「あのさ、由美の入れ歯ってどこ?」

「これなの。」

由美は大きく口を開けて、左の上の奥を指さした。

「歯医者に行くのが嫌で放っておいたら、もうがまんできないぐらい痛くな
って。仕方なく歯医者に行ったら、歯茎まで虫歯が進んでて抜くことになっち
ゃった。」

「そうなんだ。私も歯医者は嫌だったなぁ。」

祐子は思わずその歯に手を伸ばしていた。

「えっ?」

由美は一瞬とまどったが、祐子のするがままに任せた。祐子は由美の入れ歯
をはずした。そして前後に金具がついた部分入れ歯を手のひらに乗せた。悲し
いぐらい白かった。

「きれいだね。いつ頃入れ歯にしたの?」

「1年生の時かな。歯科検診も無視して放っておいたんだけど。」

「私も毎年歯科検診は無視してたなぁ。」

「あのさぁ、祐子。私もはずしてもいい?」

今度は祐子がとまどう番だった。
704名無しさん@ピンキー:04/09/23 20:36:05 ID:hRHeY9n7

「う〜ん、ちょっと恥ずかしいな。」

「お願い!」

「わかったわ。じゃ、上下の前歯を持って、ゆっくり手前に引いてね。」

祐子は初めて人に入れ歯をはずさせた。自分でない人間が入れ歯をするっと
抜いていく感覚。なにか下半身に快感を感じた。

それ以来、二人はお互いに入れ歯をはずしっこする間になった。放課後にな
ると、校舎の陰で大きな口を開けている、裕子と由美の姿があった。歯ブラシ
を持って来て、入れ歯の洗いあいっこもした。口の中に入れた冷たい感触が、
気持ちよかった。

だが、そのうち部分入れ歯の由美は、満足できなくなってきた。ついに由美
は祐子に言った。

「私も総入れ歯にしたい。」

祐子は由美の目をみつめ、大きくうなずいた。
____________________________________________


と、まあこんなところで。他にも色々見つかったYO。
それとこれは超接写主義の掲示板からのものです。
705名無しさん@ピンキー:04/09/23 23:31:35 ID:GfKQ7wMQ
>>101,151さんへ
僕は女の子の口の中を見るのが大好きです。お口の中ぜひ見たいです。
お口の中を見ながら実況中継しますよ。よろしければメール下さい。
メールアドレスは下記です。

[email protected]
706名無しさん@ピンキー:04/09/23 23:56:35 ID:WQPeP0ip
>>705
正直キショい。
歯フェチの掲示板でも女に同じことしてるし。しかも二人に(藁)。
一人に断られ(当たり前)、もう一人は無視されてる(爆)。
707名無しさん@ピンキー:04/09/24 00:18:34 ID:xX6eSRjn
705はちょっとマズいのでは
ま、いいけど

それはそうと、入れ歯ものもキモチワルー
まじで萎える。
一般人から見た歯フェチもそうなんだろうけど。

697の続きはないのかなー
これはまじ萌える。
708香緒里・小学生編:04/09/24 02:21:37 ID:tgYRawyc
次の治療の日、前回、あっさり治療が終わった香緒里は、あまり怖がらずに、
一人で歯医者へ向かった。
待合室では、スーツを着た若い男が、頬に手を当てて、涙ぐんでいた。
大人の男の人でも、泣くんだわ、と、香緒里は思った。
すぐ、男は診察室に呼ばれたが、しばらくして、ヒュィィィィン、というドリルの音とともに、
「んぁ!ああ!あぅううう!」
という、男性の叫び声が聞こえてきた。
香緒里は、逃げ出したくなった。もぞもぞしていると、
「香緒里ちゃん、どうぞー」
と、いつもの助手が呼びに来た。
おそるおそる診察室に入ると、さっきの男は、なんと、助手に足を押さえられていた。
香緒里の視線に気付いたいつもの助手が、香緒里の視界をさえぎるように立ち、椅子に座らせてくれた。
エプロンを付けられ、
「ちょっと待っててね」と言われたので、隣の泣き声を気にしないように、
香緒里は、エプロンのシミを数えて、待った。
しばらくたって、悲鳴はやみ、歯科医が手を拭きながらやってきた。
「えっと、今日は、上の歯だったね。手前からやっちゃうか。」
カルテを見ながら、歯科医が言う。
香緒里は、何も言えず、黙って頷いた。
709香緒里・小学生編:04/09/24 02:22:46 ID:tgYRawyc
「じゃあ、はじめよう。」
椅子が倒され、いつものように治療が始まった。
キュイーン、キュイーン
犬歯との間から、歯が削られていく。
「あー、意外と大きいなぁ」
歯科医の声が聞こえ、香緒里はドキッとした。
痛みはさほど感じられなかったが、ずいぶんと長い間、削られていた。
「はい、うがいして」
くちゅくちゅ、とやって、舌で歯をさわってみると、歯の前側が大きく削られていた。
香緒里は、ここに銀が入るとどうなるか、ということまでは想像できなかった。
「じゃ、型取って、埋めて。」
いつもどおり、助手に指示を出すと、歯科医は立って、隣の治療に行ってしまった。
さきほどの男性はすでに帰り、前回見た、お姉さんが座っていた。
型取りのゴムを噛んでいる間、ふと隣を見ると、お姉さんは、前歯を削られているようだった。
「頑張って。もう少しだからねー、我慢するよー」
「ぅぅぅ、んー、んー」
唇に器具を付けられ、前歯のない口を不恰好に開けさせられ、呻いているその姿は、
香緒里の恐怖心を煽った。
あんなふうになったらどうしよう・・・
香緒里は、今の歯が治ったら、歯医者には来ないようにしよう、と思ったのだった。
型取りが終わり、仮封をしてもらって、帰るときにまた隣を見ると、
お姉さんは、手鏡を手に自分の前歯を見せてもらいながら、泣きそうな顔になっているところだった・・
710香緒里・小学生編:04/09/24 02:45:43 ID:tgYRawyc
次の治療は、1週間後だった。
いつもどおり、ほとんど待たずに、診察室に呼ばれる。
治療台には、すでに、ぴかぴかの銀インレーが準備されていた。
「はい、こんにちは。今日は、銀歯つけたら、最後の虫歯、治すからね」
歯科医がにこやかに言う。
前回と同じように、セメントで、銀歯を装着してもらい、上の6番の治療に入った。
チュイーン
しばらく削ったところで、歯科医がタービンを止めた。
「見にくいよ。リトラクターかけて。」
別の助手が、引っ掛けるところのついた金属の器具を持ってきて、香緒里の口を、ぐいっと開かせた。
恥ずかしい!香緒里は、前回の、あの光景を思い出していた・・・
歯科医はそれにかまわず、治療を再開した。
チューィィィィィィー、チュイン、チュイン、
見やすくなったためか、歯科医は、調子よく、香緒里の歯を削っていた。
チュイー、ィンインイン、
「んぁ!ぁあああ」
711香緒里・小学生編:04/09/24 03:15:03 ID:tgYRawyc
「んぁ!ぁあああ」
前回と前々回、小さい虫歯を治療していたので、忘れていた痛みが、再び香緒里を襲った。
「ああああ、ゃあああ」
足をばたつかせて抵抗するも、口は、助手の手とリトラクターで押さえられていて、抵抗は無力だった。
「もうちょっとだから、我慢して。」
タービンの音がやんだと思ったが、どうやら、先を取り替えるだけらしかった。
口を開けられたまま、寝かされている香緒里は、ふと、隣の治療台を見た。
そこには、クラスの男子が座っていた。
彼は、香緒里だということに気が付くと、一瞬はその無残な姿に驚いたものの、ニヤッと笑った。
どうしよう・・見られた・・変な顔になってるのに・・・
香緒里は、真っ赤になった。
「さ、もうひとがんばりだぞ」
そんなことは知らず、先を取り替え終わった歯科医が、再び、歯を削り始めた。
ギュイーン、ンギュギュギュイーン、
「ぅうううう!ぅうう!んああああ!」
「よーし、いいよ、口ゆすいで」
ようやく、リトラクターがはずされる。
香緒里は、しゃくり上げながら、口をゆすいだ。
隣の男子は、まだニヤニヤしながら見ている。
「じゃ、また、型取って、埋めて。」
いつもどおりの処置をしてもらい、家に帰った。
712香緒里・小学生編:04/09/24 03:19:48 ID:tgYRawyc
家に帰ると、詩織が、
「今日はどうだった?」
と聞いた。
「次で終わりだって。」
と答えた瞬間、詩織の顔色が変わった。
「ちょっと。香緒里ちゃん。イー、ってしてみて」
唐突な指示に、戸惑いながらも、イー、とやると、詩織が大きなため息をついた。
「そんなところを、銀歯にしてしまって。」
えっ、と思った香緒里は、洗面所に走った。
鏡の前で、さっきと同じように、イーッ、と言ってみる。
と、上の一番前の奥歯に入った銀歯が、キラリと光った。
香緒里はぎょっとした。
「あいうえお。こんにちは。」
ためしに、しゃべってみたが、口が開くたびに、銀歯はギラギラと光った。
子供の歯のときでも、こんなに目立つのはなかったのに・・・
香緒里は、ショックを抱えたまま、自分の部屋に戻り、しくしくと泣いた。
713香緒里・小学生編:04/09/24 03:21:00 ID:tgYRawyc
1週間後、また、歯医者に行った。
4番の銀歯は、学校でも、初日には目をそらす友達や、「銀歯にしたの」という子などがいたが、
もう慣れた。
「最後だね、じゃあ、銀歯はめよう」
いつもどおりに、セメントで銀歯をつけ、高さを調節してもらう。
やった、終わった、と香緒里は思ったが、歯科医は、
「香緒里ちゃん、歯石がいっぱいついてるから、お姉さんにとってもらってね。
ドリルで削ったりはしないから、大丈夫だよ。そうしたら、終わりだ。」
と、告げた。
助手が、歯科医の席に座った。
削らないと聞いて、香緒里は、安心して口を開けたが・・・
カリ、カリ、カリ。
「ぁが!」
「歯石がついてるからねー、ちょっと痛いけど、我慢してね」
ガリ、ガリ。カリッ、ガッ。
「んああ!」
それは、歯を削るのとは違う、痛みだった。
ずいぶん長い時間がかかって、ようやく歯石取りも終わり、口をゆすぐと・・
「血!」
吐き出した水は、赤く染まっていた。
「かなりついてたから、ちょっと血が出たわ。」
助手は、涼しい顔をしていた。
714香緒里・小学生編:04/09/24 03:21:53 ID:tgYRawyc
治療の痛さ、歯石取り、リトラクター、前歯のない女子大生、痛がる若い男性・・・・
今回の歯医者通いは、香緒里の歯医者嫌いを決定的にした。
香緒里はもう絶対に歯医者になんか来ない、と、心に誓ったのであった。
そして、その決意どおり、10年間、香緒里は歯医者に行かなかった。
今回治療された歯の下で、取りきれず残っていた虫歯が、確実に進行しているとも知らずに・・・

とりあえず、小学生編終わらせてみた。
他のの続きはどうなっちゃったんだろ・・
他の書き手さん、期待します。
715名無しさん@ピンキー:04/09/24 06:15:49 ID:0Jki9yUa
>>705
…まあ、行動にあれこれ言うつもりはないが、晒すならフリーメールにしなはれ。

>>700
超接写主義の掲示板のログ見てると、このころ小説の投稿が流行ってたみたいだね。
他の小説も持ってたらうpしてほしい。
716名無しさん@ピンキー:04/09/24 13:18:57 ID:bOYfnwKh
>>672さんへ
ありがとうございます。ですがこれは超接写主義ですでに見ました。
やっぱりいいですよね。僕のPCに保存してあります。なぜだか
わかりませんが、女性が総入れ歯をはずすシーンにとてもエロティック
に感じます。綺麗な白い歯なのに実は総入れ歯なんてたまりません。
他にどなたか総入れ歯小説書いてもらえないでしょうか?
717名無しさん@ピンキー:04/09/24 13:21:34 ID:bOYfnwKh
>>706
なぜそんなこと言われなくてはならないのか?誰にも迷惑かけている
わけじゃないだろ?
718名無しさん@ピンキー:04/09/24 14:38:24 ID:ywq840VO
あり、アドレス、本人が書いてたの。じゃ、別にいいんじゃない。
719名無しさん@ピンキー:04/09/24 19:04:05 ID:JSC90xvr
>>718
あれ、岸利 徹だよ。
720名無しさん@ピンキー:04/09/24 19:04:33 ID:JSC90xvr
あれ、岸利 徹だよ。
721名無しさん@ピンキー:04/09/24 19:52:21 ID:ywq840VO
え、そうなの?クラウンとか総入れ歯好きというと別のハンドル浮かぶけど
722名無しさん@ピンキー:04/09/24 20:46:29 ID:Ta5EcINc
719は岸利叩き厨だから。
別ハンドルで正解と思われ。
723名無しさん@ピンキー:04/09/24 20:48:15 ID:JSC90xvr
>>722 は、岸利 徹だよ。
724名無しさん@ピンキー:04/09/24 20:50:56 ID:JSC90xvr
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。 722 は、岸利 徹だよ。
725名無しさん@ピンキー:04/09/24 21:20:33 ID:JSC90xvr
岸利叩キ厨ノ一人トシテ、以下ノ条項ヲ、岸利徹に命令ス。

一、壱拾月弐日午前零時マデニ、閉鎖シタページヲ完全ナ状態デ元ニ戻スコト。
一、会員制ヲ撤廃シ、全テノ者ガホームページヲ閲覧出来ルヨウニスル事。
一、今後二度ト、有料化・会員化ヲ実施並ビニ計画ヲシナイ事。
一、全テノ画像・動画・文章ノ転載並ビニ、リンクヲ許可スル事。
一、今後五拾年間ニ渡リ、ホームページヲ閉鎖シナイ事。
一、二週間ニ一度ハ更新ヲ実施スル事。
一、上記ノ更新ニ関シ更新ノ都度、新シイ画像弐拾枚以上又ハ、動画五分以上ノ物ヲ公開スル事。
一、物品ノ販売・勧誘・モデル募集ヲ行ワナイ事。
一、池袋ノ某フェチクラブヘノ出入リ、並ビニ、左記ノ店舗ノホームページノ掲示板ニ出没シナイ事。

上記ヲ受ケ入レ遵守シタル場合、アラユル岸利徹叩キヲ中止スル。
726名無しさん@ピンキー:04/09/24 21:41:05 ID:P22FXMqJ
>>717
お前の浅ましさが透けて見えるのがキショいっつってんだよ。
十分迷惑。
727名無しさん@ピンキー:04/09/24 21:54:59 ID:Ta5EcINc
いま726がいいこと言った
728名無しさん@ピンキー:04/09/24 22:05:53 ID:JSC90xvr
717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。
717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。
717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。
717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。
717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。
717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。
717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。
717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。
717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。
717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。 717 は、岸利 徹。
729名無しさん@ピンキー:04/09/25 00:27:52 ID:8Q161pQd
>>724,728
結局717と722(=727)の、どっちが岸利かお前の中ではっきりさせてから叩けよ。
うざい。
730名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:40:31 ID:nSW3u7sg
XYLITOLフェチのサイト
http://bbs1.on.kidd.jp/?0002/amiami
731名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:47:32 ID:nSW3u7sg
岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ!
 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ!
   岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ!
岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ!
 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ!
   岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ!
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 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ!
   岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ! 岸利徹ウゼエ!
732名無しさん@ピンキー:04/09/25 04:11:25 ID:zR28xAOV
叩きの方がうざい
別に消えたサイトの管理人なんてどうでもいいじゃん
733岸利 徹 ◆l39fdaO6yw :04/09/25 06:39:06 ID:XZHMJlGL
僕を叩いて楽しんでいる皆様へ・・・
叩くのは勝手ですが、アク禁を喰らわない程度にしといて下さいね。
他の方にも迷惑かかりますので。

>>725 電報?
734名無しさん@ピンキー:04/09/25 09:51:02 ID:KZQ3hr8r
>>726
ほう?どうように迷惑をかけているか具体的に言ってみろ!!俺は別に
強制はしてない。お前も本当はメール交換したいくせに・・・いきがってんな
ばーか!!!
735名無しさん@ピンキー:04/09/25 17:27:03 ID:0Ne0JL/1
超接写主義より

Re: 公開を予定していた画像・・... ケン - 2004/07/18(Sun) 22:34 No.1637

相変わらず嫌味な性格!!
だから誰も相手にしなくなったんじゃないの?


Re: 公開を予定していた画像・・... ケン - 2004/07/19(Mon) 10:33 No.1643

●●さん、○○さんとは全く違います。
昔、岸利氏に会員を断られたものです。

さて同氏は、自分で撮影したが今やハードディスクのゴミと化したと茶化しながら、メールアドレスを公開して非売品だけど頭を下げればDVDに焼いて売ってやってもいいよと、いかにも傲慢な態度が相変わらずイヤミな性格だと書いただけです。
問い合わせれば譲ってもいいですよ、と素直に書けばいいのに!

昔から会員を選考したり、何をそんなに優越感に浸りたいのか理解できないと素直に思っています。


叩きはこいつだな。
736名無しさん@ピンキー:04/09/25 18:42:04 ID:0Ne0JL/1
歯科衛生士&美人の歯科女医フェチ そにょ2 より
>380 名前:名無しさん@ピンキー :04/09/25 11:12:37 ID:KZQ3hr8r
 僕は歯フェチですが、歯科女医さんが、クラウンを入れられるところを
 想像すると物凄く興奮します。そんな人他にいますか?誰かそんな小説
 書いてくれないかなぁ・・・

734は歯科衛生士フェチスレにまで小説依頼。
プシが一人ジサクジエンしてる、小説なんて話題にも上ったことのないスレなのに。
空気嫁。
737名無しさん@ピンキー:04/09/25 21:30:46 ID:0KSMb2Fa
今日会社が休みでうち(小さい商店)の店番してたら萌えるオナゴが来た。
もう2〜3年ぐらい会ってなかった近くの知り合いの娘。高校1年でなんと上下左右の6・7が全てクラウン。
しかも上の左1番は差し歯だといってた。知り合いだったんで口の中見せてもらったがかなり壮観な光景だった。
でも虫歯がまだあったな。本人曰く「面倒だから歯医者に行かない」だとか。
しかし、口臭が酷かったな。歯医者もいくら商売とはいえ大変だっただろうな。
一体全部直すのにどのくらい時間が掛かったのかと・・・

でもこの時代にもここまで歯が悪い子がいるとは思わなかったな。
738岸利 徹 ◇l39fdaO6yw:04/09/25 21:49:31 ID:OS2sCYmm
オレは、TYWが嫌いだ。
739岸利 徹 ◇l39fdaO6yw:04/09/25 22:15:28 ID:OS2sCYmm
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。オレは、TYWが嫌いだ。
740岸利 徹 ◇l39fdaO6yw:04/09/25 22:15:55 ID:OS2sCYmm
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745岸利 徹 ◇l39fdaO6yw:04/09/25 22:22:18 ID:OS2sCYmm
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746岸利 徹 ◇l39fdaO6yw:04/09/25 22:23:01 ID:OS2sCYmm
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747岸利 徹 ◇l39fdaO6yw:04/09/25 22:23:24 ID:OS2sCYmm
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748岸利 徹 ◇l39fdaO6yw:04/09/25 22:23:58 ID:OS2sCYmm
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749名無しさん@ピンキー:04/09/25 22:52:19 ID:cIZ7SbEf
>>738-748
ばかかお前。ばかの相手してたらこっちまでばかになる。一人でやってろ!
ばーか。
750岸利 徹 ◆l39fdaO6yw :04/09/26 02:09:25 ID:4F7yZBPZ
>>738-748
僕の真似するのは良いが、トリップはちゃんと付けようね。
トリップの部分をコピペで入力すると、「◆」の部分が「◇」になるんだよね。
ちなみに、僕のトリップは、こうくう関係から取って付けてます。
751名無しさん@ピンキー:04/09/26 12:37:35 ID:BstUV8Z9
特定個人に関する書き込みは、スルーしましょうよ。
煽る方も、ご本人も(反応したら負けです)みっともないですよ。
752岸利 徹:04/09/26 23:55:32 ID:ouxU4B1t
>>751
TYWよ、オマエにだけはそんなこと言われたくないよ。
753岸利 徹:04/09/26 23:56:33 ID:ouxU4B1t
ちなみに、TYWとはコイツのことです。
[email protected]
754岸利 徹 ◇l39fdaO6yw:04/09/27 00:06:52 ID:ctxkBDsV
>>750
岸利って、予想以上に頭悪いね。
きっと学校でも勉強できない子だったんだろうな。
こんなにあっさり釣れるとは、思っても見なかった。
トリップの件は、わざとに決まってるだろ。おまえを釣るエサさ。
てゆーか、にせ岸利(=アンチ岸利)って、いったい何人いるの?
755あぼーん:あぼーん
あぼーん
756あぼーん:あぼーん
あぼーん
757あぼーん:あぼーん
あぼーん
758名無しさん@ピンキー:04/09/27 00:18:18 ID:Xqe7Y+Ty
ちなみに、TYWとはコイツのことです。
[email protected]
759あぼーん:あぼーん
あぼーん
760151です:04/09/27 00:54:47 ID:3DxEO6tu
TYWさんですか、ごめんね、メール交換はお断り。
まず、空気読めない人は嫌いです。
見境無くいろんな人に誘いをかけてるし、しかも叩かれたらすぐキレるし、
こんな人とメール交換したら最終的にはストーキングされそうじゃないですか。
761TYW:04/09/27 01:48:58 ID:Xqe7Y+Ty
>>760
素直にあきらめることとします。反省しております。
岸利徹よ、おまえうるさいぞ! 中身のないHPなんかもう作るな!
762名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:12:33 ID:JbU0zTga
同じ歯フェチ同士仲良くすればいいじゃない。
それでなくても少ないんだし。
763名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:34:18 ID:6E0BlIyP
http://bbs.avi.jp/88585/
TYW→ふう?
764名無しさん@ピンキー:04/09/28 00:33:37 ID:Lw+naZs8
760は多分誰かの騙りだよ。
断るにしても最後の一行みたいなことは普通書かないでしょ。
765名無しさん@ピンキー:04/09/28 00:42:18 ID:ORc7f29p
だいたい20代女性の虫歯の保持数ってどのくらいかしってる?
意外とデータないよな。
766TYW:04/09/28 01:42:39 ID:sm5W0y7E
僕と、岸利徹はここにも出没してますよ。
http://www.club-tight.com/mtbbs/mtbbs.cgi?mode=view&no=61&list=all

メール送ってね。[email protected]
767TYW:04/09/28 01:47:34 ID:sm5W0y7E
>>762
岸利とは仲良くはやれない。
アイツは敵を作るのが趣味だし、同じ歯フェチとはいえ陰湿。
能力もないのに、管理者ぶっていて、結構反感かってる歯フェチは多い。
768何番だっけ:04/09/28 05:52:32 ID:fy+5SNUa
つまんないなー
誰か続きとか書いてくれないの
ただいま海外旅行中
北欧だけにみんな歯が綺麗でそそりません
769名無しさん@ピンキー:04/09/28 16:19:31 ID:cqRS94RP
>>737
このご時世でもクラウンを入れている可愛いオナゴは多いよ。
電車に乗っていてあくびとかで大口開けた時、4番のクラウン
とか5〜6連続クラウンなどは結構見かける。金さえ見かける
こともある。先週、某都内の電車で大口開けて笑っているオナゴ
(女子大生)なんか上下左右の5〜6番の殆どがクラウンだった。
可愛かったので激しく萌えた。
それにしても737殿はいいですなあ、観察出来て。
可愛いからこそ観察した。そうでしょ?
770TYW:04/09/30 05:29:27 ID:PTgjVPBV
岸利徹、出てこい!
おまえの本名と住所出すぞ。変態で気持ち悪い容姿のおまえのな。

TYW([email protected]
771岸利 徹 ◆l39fdaO6yw :04/09/30 05:48:44 ID:zvSwO9Aq
出てきましたが何か?
772岸利 徹 ◆8FDQPciToU :04/09/30 15:21:57 ID:l+QDt1bY
相当暇みたいだな、誰も相手にしてくれなくて。
773名無しさん@ピンキー:04/10/01 02:13:59 ID:9XFv8wmc
TYWって自分は情報も画像も提供しない割に、人には頼み事ばっかりだよな
774岸利 徹 ◆8FDQPciToU :04/10/01 23:29:03 ID:jQgfBfXD
僕の憩いの場所はここさ。
http://www.club-tight.com/mtbbs/mtbbs.cgi

[63] 岸利 徹 - 2004/10/01 05:36
>>62 よしのぶ さま
今まで診た経験では、親知らず4本ある娘と、
前歯が平均より大きめので歯並びが良い娘は、いないですねぇ〜

歯医者さんプレイは、勿論可能ですよ。
ただ、ペンライトなど口腔内を照らすモノを持って行くと良いでしょう。
775岸利 徹 ◆8FDQPciToU :04/10/01 23:33:28 ID:jQgfBfXD
僕を叩いて楽しんでいる皆様へ・・・
叩くのは勝手ですが、アク禁を喰らわない程度にしといて下さいね。
他の方にも迷惑かかりますので。
776名無しさん@ピンキー:04/10/02 10:49:18 ID:fsIXzg+t
>>774
早速叩いているヤツハケーン。

[65] 七氏さん@ピンキー - 2004/10/02 10:52
岸利 徹 ◆8FDQPciToU へ、
ここに書く前にお前は、何かやる事あるだろう。
ちゃんとそれやってからここへ出入りしろよ!!
777名無しさん@ピンキー:04/10/02 11:36:52 ID:OKX3Nb7E
なんだか、せっかくおもしろいスレで小説楽しみにしてたのに。
こんなふうになってしまってすごく残念。
作家さん達、もしまだ気力があれば続き書いて下さい。。。
自分書きたいけど歯科知識はほぼないので・・・
778名無しさん@ピンキー:04/10/02 12:09:59 ID:fsIXzg+t
>>777
これもすべて、岸利 徹 ◆8FDQPciToUが悪い。
岸利徹は、諸悪の権現。
779名無しさん@ピンキー:04/10/02 12:35:29 ID:YB3qPXqP
岸利はここではちゃんとしてるじゃん。
岸利叩きとTYWの方がよっぽど迷惑。
780名無しさん@ピンキー:04/10/02 14:23:53 ID:fsIXzg+t
そうか?TYWの方がまともだぞ、ただのクレクレ君だし。
岸利 徹は、会員制にして僕を排除してるし、歯フェチのホームページを閉鎖するしで、あんなヤツはこの世から抹殺した方がイイ
781名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:36:40 ID:Y8FWUpmY
岸利 徹はわかったから、ぜひ続きをお願いします。とても楽しみにしています。
782岸利徹編:04/10/03 02:06:06 ID:tysk80sW
「この様子だと、けっこうチンチン痛いかも知れないわ。頑張れる?」
気が付くと、岸利先生がスタンバイしていた。徹がこくっと頷く。
「じゃ、始めましょうか」
椅子が倒される。徹が静かにチャックを開けた・・・
「ちょっとしみるわよ・・」
ガーゼを当てて、精子をかける。
「ん!んんん!」
徹が眉根にぎゅっとしわを寄せ、うめく。
さらに、風を当てる。
「んあぁぁっぁぁん」
TYWが亀頭を押さえたので、徹は足をもぞもぞさせている。痛そうだ・・
「じゃ、薬塗るからね」
小さいヘラのようなもので、薬を取って徹のチンポに塗る。
徹のチンポが、びくん!と大きくはねた。
「いひゃああああい」目からは涙が流れている。
「これでよし。じゃ、蓋しちゃうわね」
先生はそう言って、先生自身の包茎を治した時のように、手際よく、治療を終えた。
「今は、仮の封だから、ちょっと色が白いけど。2週間経ってなんともなかったら、
こっちみたいに、自然な色でやり直すわね。」
たしかに、ちょっと白っぽいが、さっきまでの、頭のかぶったチンポよりはずっと綺麗だ。
喜んでいるだろうな、と、手鏡を渡された徹の顔をのぞきこんでみると、
やや顔をしかめている。
783岸利徹編:04/10/03 02:06:35 ID:tysk80sW
「徹、痛いのか?」
「・・うん。」
先生の顔を見ると、
「さっき岸利先生に聞いたと思うけど、2,3日から、1週間くらいは痛むと思うわ。
もし、急にズキズキ痛くなってきたら、言ってね。」
と、説明してくれた。
「じゃ、今日はこれでおしまい。また、明後日来てくれる?残りの皮と、チンカスの掃除するわ。」
弱々しく、ありがとうございました、と言って、徹が椅子を立つ。
診察室をでようとしたところで、岸利先生が出てきた。
「ホント、ありがとうございました。」
亀頭を下げると、
「うん、それより、コンドームのこと。けっこう痛むと思うから、しっかり付けててあげて。」
と言って、送り出してくれた。

帰り道。徹は、しくしく泣いている。相当痛いらしい。これがしばらく続くのか・・
可哀想になって、徹の肩を抱き寄せた。
784名無しさん@ピンキー:04/10/03 02:17:45 ID:1WNFj6Vv
>>782,783
激ワロタw
785名無しさん@ピンキー:04/10/03 23:28:40 ID:X/86WFOr
岸利徹が包茎治療のために行った整形外科、
若い看護婦のインレーやクラウンが丸見えです。

徹くんは、それが気になって仕方なくて
包茎の治療中に、何度もびくん!と
アソコをいきり立ててしまったそうです。

ま、歯フェチの私としては、大いに同情します。
786岸利 徹 ◆8FDQPciToU :04/10/03 23:43:56 ID:obePUg81
>>785
オレは包茎なんかじゃないぞ。

>>780
会員になれなかった理由は、あなたにあります。
私のせいではありません。TYW殿!
787岸利 徹 ◆8FDQPciToU :04/10/03 23:46:57 ID:obePUg81
僕を叩いたと思われるカキコがいくつか
あぼーん!されてまつね。藁
788名無しさん@ピンキー:04/10/04 17:35:39 ID:Geuj893h
「開けて。」先生は言った。徹は口を開けた。
「違うわよ、チャックを開けて」素直に徹はチャックを開けた。
すると何を思ったのか、先生はタービンを取り先端につけるドリルをセットした。
「削るわね・・・」先生は徹のポコチンのスリットに合わせて削り始めた。
徹は抵抗する間もなかった。「んぐ、ん、ん、ん、んぁあああああ」
徹はこの世のものとは思えないような声を上げた。
「ちょっと痛いかしら。でも麻酔が効かないほど進んでるみたいだから我慢してね」先生はタービンを止めようとしない。
「結構深いのよ。我慢してください。こんな風にしたあなたが悪いのよ」
徹のポコチンのかけらが飛び散る。なにやら白いものも飛び散っていた。
5分ぐらい経っただろうか、「徹さん、神経が残ってるから抜きましょう」
針が刺され、正に徹のポコチンは原形を留めていなかった。

「はい。もう良いわ。今から仮のポコチンを入れるわ」
先生は冷蔵庫からウインナーを取り出して持ってきた。
「こんなもんで良いわね」先生は接着剤で止めた。
「あの,先生、オシッコはどうするんですか?」と徹は質問した。
「知らないわ。ウインナーを取ってすれば?そもそもあなたがポコチンを虫歯にしたんだから」

これ以後、徹はいつも勃起したポコチン(ウインナー)を持つようになった。
789名無しさん@ピンキー:04/10/04 21:25:02 ID:vZlDc2HE
age
790TYW:04/10/04 21:38:14 ID:UtI1n/HH
791名無しさん@ピンキー:04/10/05 13:16:19 ID:QYFblv8n
TYWの名前を語って書き込みしている人、いいかげんにしなさい。
僕はそんな書き込みは絶対しません。岸利さんを叩いているのは、
僕(TYW)ではありませんよ。
792TYW:04/10/05 19:50:32 ID:RiGADiZZ
》791
ヤダ。

岸利を叩いているのは、僕TYWです。
793岸利 徹 ◆8FDQPciToU :04/10/05 21:45:19 ID:5op5nQH6
>>791
おまえいい加減にしろ!ボケ!
TYW死ね!

TYW([email protected]
さらし上げ!
794名無しさん@ピンキー:04/10/06 06:53:32 ID:5K3rUxr8
叩きにかけるエネルギーがあったら小説を書いて欲しい
ま、かけないからこうなってるのか

書いてくれてた人、かむばーっく
795岸利 徹 ◆8FDQPciToU :04/10/06 10:45:03 ID:yr/Q6FXN
>書いてくれてた人、かむばーっく

禿同
796名無しさん@ピンキー:04/10/06 11:13:14 ID:QGL4B52e
>>795
別にあなたに恨みも何もないけど、しばらくのあいだ、名無しで書き込んだら?
その方がなんかうまくまわっていく気がする・・・。
797名無しさん@ピンキー:04/10/06 17:12:38 ID:kpVTkr+4
>>793
いい加減にするのはお前のほうだろうが。お前自分のやってることが
わかっていないのか?それともまだ悔しいのか?いい加減ここらで
やめとけよ。見苦しいぞ。
798名無しさん@メタル:04/10/06 19:02:53 ID:Owd/8Nll
銀歯もいいけど矯正に萌える人いない? 
もちろん銀色メタルね^^

可愛い子がニコッって笑ったら矯正でギラギラ、
なんて萌えない?

前にその手の物語書き込みあったでしょ?
もう一度読みたいな。

矯正スレすぐ落ちちゃうね。
フェチの中でもマイナーなのかなぁ・・
799名無しさん@メタル:04/10/06 19:10:04 ID:Owd/8Nll
今度は「メタル矯正」スレを立ててみるので、
矯正フェチ、小説家のひとのぞいて下さいね。
800TYVV:04/10/06 19:52:39 ID:CyFWeduQ
僕は、岸利 徹がホームページを再開してくれるまで叩くつもりです。

僕を会員にはさせてくれなかったが、歯フェチ情報を知る事が出来るホームページだった。
それを、会員やホームページを見ている人全員の許可を得ず、勝手に閉鎖するとは決して許せません。

岸利 徹が、心を入れ替えてホームページを再開するまで最後の一人になっても、アクセス禁止を喰らっても叩くつもります。

また、ある人から、岸利 徹の住所を教えて貰って、僕の家から意外と近いので、今度の週末に訪問して直接ホームページの再開をお願いしてみるつもりです。
801名無しさん@ピンキー:04/10/07 00:08:51 ID:qS50wLcb
802名無しさん@ピンキー:04/10/07 01:01:26 ID:uxOQDKVy
最近「岸利徹」で書き込んでるのって本物じゃないでしょ?
ところで、デイリーポータルZの今日のコネタの二つ目のケチャのムービーで、
380人の口開け画像が見れる。
もしかしたら中にはお宝画像があるかもしれんよ。
ttp://portal.nifty.com/koneta04/10/06/02/
803名無しさん@ピンキー:04/10/08 01:00:00 ID:tRtUHjq/
>>802
サンクs
804名無しさん@ピンキー:04/10/08 19:13:59 ID:Ubq3QYHN
>>802
最後のメガネっ娘の歯に萌え〜
805名無しさん@ピンキー:04/10/08 21:58:22 ID:6Jl7dfct
http://fcgi2.gcc.ne.jp/~nama/cgi-bin/msgbord.cgi?user=kiyofc
岸利徹、懲りずにまた登場してやがるな。

806名無しさん@ピンキー:04/10/09 12:50:38 ID:Rhd0JP2H
>>805
本人じゃないでしょ。
807名無しさん@ピンキー:04/10/09 18:16:02 ID:ednXbYD0
798>矯正フェチいいですね!
今じゃほとんどセラミックだけど、メタル矯正でゴムをつけてる仕種に萌え萌えです!

銀歯の多い女の子って、口臭、唾臭がきついような感じがする!
昔つき合ってた女がそうだった!

808名無しさん@ピンキー:04/10/11 11:13:30 ID:9yfX87TF
銀歯は好きだけど虫歯は汚く感じるだけ。
前歯の表側とそれ以外の歯の頬側はポーセレンで
パクッと口を開けると内側には銀しか見えない、
ていうのがいいね。
このぐらいサイボーグチックだとゾクゾクする。
809名無しさん@ピンキー:04/10/11 20:25:15 ID:sTv4c23/
岩崎恭子(26)
810名無しさん@ピンキー:04/10/14 23:49:21 ID:GPGgo4az
おーぃ、カワイイ娘が治療されてるで
↓ここからカメラへGO☆☆
[ライブ]歯科診察室中継[カメラ]
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/doctor/1080059154/
811名無しさん@ピンキー:04/10/15 02:37:36 ID:JPqI4Cmt
10数年前の話です。
小学校の頃、担任だった20代半ばの女性の先生は
口を開けると奥歯はすべて銀歯でした。
前歯の裏は全て黒い金属がついていました。
その当時は知らなかったんですが、差し歯だったんですね。
毎日先生の口の中を見ていましたが、
治療していない歯は一本もありませんでした。
授業中に、「先生は歯が悪くてね」
と言っていたのを今でも覚えています。
一番前の席にいると先生の口臭は臭かったです。若いのに。

先生のプレイベートは分かりませんが、
先生のいままでつきあった彼氏は、きっと歯を見てびびったでしょうね。

いつも大声で怒鳴りすぎてちょっと声がガサガサしていて、
今だったら問題になるだろうけど、男子学生のほっぺたを
平手打ちしたりしていました。

でも運動会のお遊戯の行進曲を口ずさみながらスッキップして
職員室に入っていったり、教室内でいじめ等の問題が起こると、
どうしてよいのか分からず保護者の前で泣いたりして、
女性らしいか弱い部分も見せつつ、ちょっと可愛い所もありました。

あの先生ほど歯が悪かった女性を見たことがありません。
もし同世代だったら、歯を見たさに付き合ってみたかったです。

でも今はもう総入れ歯になっているかもしれません。
812名無しさん@ピンキー:04/10/15 19:38:34 ID:l1jRmPqY
ハセキョーの銀歯画像見たいよう
813TYVV:04/10/15 20:03:06 ID:c6cyTwgV
誰も小説書かなくなった。
これもすべて、岸利 徹が悪い。岸利 徹は諸悪の権現。みんなで岸利 徹をこの世から廃絶すべく叩こう!!
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814TYVV:04/10/15 20:03:44 ID:c6cyTwgV
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815TYVV:04/10/15 20:03:55 ID:c6cyTwgV
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816TYVV:04/10/15 20:04:41 ID:c6cyTwgV
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817名無しさん@ピンキー:04/10/15 20:20:28 ID:ETQx1kqr
age
818名無しさん@ピンキー:04/10/15 20:22:31 ID:ETQx1kqr
>>813-816
すげーな、遂に超接写と歯フェチ集まれの掲示板にも書いてるよ。
こいつ相当、岸理徹に恨み持ってるんだな。
819名無しさん@ピンキー:04/10/15 22:25:08 ID:r3GGhjpq
813-816の叩き行為は行き過ぎだとは思うが、
ここまで激しく恨まれる岸利徹にも問題はあると思われ
820名無しさん@ピンキー:04/10/15 23:26:07 ID:eLPDFt5V
岸利徹って、そもそも歯フェチらしい名前じゃないしな。
開設日を、118(いい歯)の日にこだわったり。
健全歯好きならば、歯フェチの趣向がオイラと違うし。
821口腔委員会:04/10/16 21:53:08 ID:kk//Khsb
これもすべて、岸利 徹が悪い。岸利 徹は諸悪の権現。みんなで岸利 徹をこの世から廃絶すべく叩こう!!
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822口腔委員会:04/10/16 21:53:55 ID:kk//Khsb
これもすべて、岸利 徹が悪い。岸利 徹は諸悪の権現。みんなで岸利 徹をこの世から廃絶すべく叩こう!!
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823口腔委員会:04/10/16 21:54:46 ID:kk//Khsb
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824口腔委員会:04/10/16 21:55:02 ID:kk//Khsb
これもすべて、岸利 徹が悪い。岸利 徹は諸悪の権現。みんなで岸利 徹をこの世から廃絶すべく叩こう!!
これもすべて、岸利 徹が悪い。岸利 徹は諸悪の権現。みんなで岸利 徹をこの世から廃絶すべく叩こう!!
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825キシリトールおやじ:04/10/16 22:59:11 ID:g3T52rJz
虫歯、銀歯好きなら岸利徹じゃなくて砂糖好雄のほうが良いんとちゃう?
キシリトールじゃ虫歯にならんで。
あほなオッサンやな。
826口腔委員会:04/10/16 23:03:49 ID:kk//Khsb
岸利 徹=あほなオッサン
827名無しさん@ピンキー:04/10/17 12:02:15 ID:isF+XmgE
>荒らしてる人

権現って
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?index=06941200&p=%B8%A2%B8%BD&dtype=0&stype=0&dname=0na&pagenum=1
こんな意味だけど、意味分かってつかってる?w
828名無しさん@ピンキー:04/10/17 12:31:02 ID:JICpgiwD
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%BA%AC%B8%BB&stype=0&dtype=0
と間違えて使ってるんだろうね・・・
829名無しさん@ピンキー:04/10/17 17:50:03 ID:bTT2/7Nm
よりによって仏の化身ってのが何とも…
830名無しさん@ピンキー:04/10/17 19:13:40 ID:YvRA21fc
これで、岸利 徹が、中卒(しかも不登校だった。)の、使えない塗装工であることが確定しましたな。
831名無しさん@ピンキー:04/10/17 20:14:00 ID:JICpgiwD
>>830
荒らしてる人、いい加減見てて恥ずかしいよ・・・
TYWの節操のない書き込みと同じくらい恥ずかしい。
岸利徹の「〜ですな」口調ぐらい恥ずかしい。
832TYVV:04/10/17 21:34:59 ID:YvRA21fc
831は岸利 徹ですな。
833名無しさん@ピンキー:04/10/18 01:45:16 ID:8WGLEfAn
>>832
ほんといい加減にしたら?
834TYW:04/10/18 13:05:55 ID:9k/wFc1N
>>833
おまえがな。
荒らす人は、岸利徹が死ぬまで痛めつけるさ。
岸利徹って、名前見ただけで吐き気がするからな。
あたまの悪いハンドル(自分ではセンスあると思っている)だからね。
アイツは、治療跡フェチなくせに、ハンドル名が抗虫歯菌になっている。
835sage:04/10/18 18:15:48 ID:QdKW+dpK
>>834
荒らしやめれ。まじで。
836TYW:04/10/18 19:32:41 ID:9k/wFc1N
>>835
粘着! しつこい。

これも、すべて岸利徹が悪い。岸利徹は諸悪の根源。
岸利徹が謝罪し、この世から立ち去るまではやめない。
837名無しさん@ピンキー:04/10/18 19:43:20 ID:7wJc6VtC
>>836
根源、に直したんだね(プ
838TYW:04/10/18 20:48:49 ID:9k/wFc1N
>>837
これも、すべて778が悪い。権現と言い始めた根源ですな(c)岸利徹。
勢いでコピペしてしまって、鬱です。
839TYW:04/10/18 21:18:33 ID:9k/wFc1N
岸利徹は、今「アク禁」食らっていて、書き込みできないそうだ。
840TYVV:04/10/19 05:46:29 ID:JcVYhbU0
書けるでぇ〜
841TYW:04/10/19 23:24:46 ID:57q9bS5u
842名無しさん@ピンキー:04/10/21 18:16:51 ID:c1pB4Bhi
TYWでも岸利徹でも本物でもニセモノでもどうでもいいから、
やりたければヲチ板とか他所でやって下さい
843名無しさん@ピンキー:04/10/21 18:18:10 ID:c1pB4Bhi
というわけで超ひさびさの小説。久しぶりだけど、たぶん合ってると思う

香緒里が口を開ける。
仮の蓋をはずし、綿を抜くと、綿はやや緑がかった黄色い膿で濡れていた。
先生は、「ん・・」と、少し難しい顔になった。
「香緒里ちゃん、この歯、まだ痛む?」
香緒里は一瞬動揺して、目を泳がせたが、先生に見つめられ、
「・・少し。」
と、小さな声で言った。
「どのくらい?痛み止めは必要?」
「・・飲んでます」
「そう。」
重苦しい沈黙が流れた。
耐え切れずに、俺は口を開いた。
「抜かないとダメなんでしょうか」
その言葉に、香緒里がびくっとして、不安そうに先生の口を見つめる。
「うーん、実のところ、かなり難しい状態なのよね、やっぱりまた膿んでるみたいだから・・・」
香緒里の目にまた涙が溜まってくる。
「でも、香緒里ちゃんは、抜きたくないのよね?」
香緒里が頷く。
「ここは、いつ取れたの?」
「高2のときです・・」
「じゃあ、2年くらい放っておいたわけね」
ふう、と、ため息をつきながら、先生が考え込むような表情になる。
844名無しさん@ピンキー:04/10/21 18:20:49 ID:c1pB4Bhi
やっぱり、ダメなんだろうか・・
「ま、奥のつめものも入れたばっかりだし、もうちょっと頑張ってみるわね・・・」
先生にしては歯切れの悪い言葉だった。
「はい、じゃ、口開けて。やるからには香緒里ちゃんも頑張ってね」
いつもの先生に戻り、治療が始まった。
ぐいぐい、と先生が針を押し込んでいく。
「ああっ! んぁ!」
香緒里が呻く。
「やっぱり、これだけ痛むとなると・・もうちょっと我慢してねー」
先生は手を休めずに言った。
「んんんん!んくぅ、うううう」
香緒里の呻き声も続いていた。
2,3分はそうしていただろうか。
ようやく先生は体を起こすと、
「今日はこれでいいわ。薬をちょっと強くしてみるから、今晩はしみるかもしれないけど。我慢してね。」
と言って綿に薬をつけて、香緒里の歯に押し込み、蓋をかぶせた。
香緒里は、綿が押し込まれたとき、大きく顔を歪めた。しみるのだろう。
蓋をしてもらっても、少し顔をしかめたままだ。
「あとは・・前歯の仮歯よね。そのままじゃ帰れないわ」
そういえば、そうだった。
助手が、奥からトレイを持ってきた。
「はい、じゃ、いーってして。」
845名無しさん@ピンキー:04/10/21 18:21:31 ID:c1pB4Bhi
軽く香緒里が口を開けたところを、助手が唇をめくり上げる。
無残にも前歯の真ん中に大きな穴を開けられたまま、歯茎が見えるまで唇をめくられている香緒里は、
俺と目が合って、泣きそうな顔になった。
見ないで・・と、目で訴えているようだ。
気持ちはわかったが、なぜか目が離せず、そのまま見ていると、
香緒里は観念したように目を閉じた。目じりからつーっと涙がこぼれる。
「じゃ、少し乾かすわね」
先生がシュッ、シュー、と風を当てると、香緒里の体がびくん、と跳ねた。
「まだ神経が残ってるからね・・もうちょっと我慢してね」
かまわず、先生は風を当て、香緒里は喉の奥から呻き声を上げた。
「んんんっ、んんーっ」
「いいわ。じゃ、つけるわね」
先生が言うと、助手が、透明な入れ物を差し出した。中に、小さい白いものが入っている。
先生は、ピンセットでそれをつまみ、ちょん、とセメントのようなものをつけると、
香緒里の穴の開いた前歯に押し付けた。
「んん」
またも香緒里は痛そうに呻いたが、先生はそのまま押さえつけている。
「噛んでてね、って言えないのよ、前は。」
不思議そうに見ている俺に、先生は笑いかけた。なるほど。
「はい、いいわ」
しばらくたって、先生が手を離し、香緒里の歯を見た俺は少し驚いた。うまくできてる。
色も思っていたより自然だった。
846本編 少しずつ進行編:04/10/21 18:29:54 ID:c1pB4Bhi
助手が手鏡を香緒里に渡す。
鏡に向かっていー、っとした香緒里は、ホッとしたような顔になった。
「案外綺麗でしょう。でも、忘れないでね。仮の歯だから、強く噛んだりしちゃダメよ。」
先生が念を押し、椅子を起こした。
「じゃあ、次は3日後ね。もちろん、痛くなったらいつでもすぐ来てね。痛み止めもまた出しておくけど」
「はい、ありがとうございました」
その日は、薬をもらって、香緒里の家に帰った。

書くのを忘れてた、本編です。
で、これの前は>>659にあります。遠いね・・
847名無しさん@ピンキー:04/10/21 18:31:43 ID:c1pB4Bhi
誰か続きよろー

って、まだここ見てるヒトいるのかなー
848名無しさん@ピンキー:04/10/21 20:47:12 ID:8PlnO5Va
久々に続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
くだらねー叩きばっかだからいい加減見切りをつけようと思ってたら、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

作者激しくGJ!
849名無しさん@ピンキー:04/10/21 20:58:46 ID:rtqUespo
>>847
乙!!!!!!!!!!!!
続きが始まって、嬉しいです☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆
850名無しさん@ピンキー:04/10/21 21:22:21 ID:c1pB4Bhi
すごく長いけど、実はまだ全然治療終わってないんだよね、
はて、どうしよ・・・
851本編 少しずつ進行編:04/10/22 12:02:26 ID:0YN/kEHP
じゃ続けます

先生の言ったとおり、その日と翌日は、左上の奥歯に詰めた薬と、新しく治療を始めた前歯がしみるらしく、
香緒里は薬を飲んで辛そうにしていた。
次の日、ようやく少し元気になったと思ったが、夕方になって、また、左頬を押さえて泣き始めた。
「痛いよぉ」
「まだ痛むの?」
「うん・・違うの、その前の歯みたい・・・」
「見せて」
と言うと、香緒里はおとなしく口を開けて上を向いた。
ペンライトを手に、のぞきこむ。
「ちょっと見にくいな、こうしよう」
香緒里の頭をひざの上に乗せる。
光を当てると、一番奥に入った大きな銀歯が、ギラリと光った。
その手前、ほとんど歯のないところには、やけに白いゴムのような封がされている。
「根の治療してるところの、前?」
香緒里が口を開けたまま、目で頷く。
その歯は、後ろから、かなり大きな穴が開いている。
今治療中の歯が酷いので、気にしていなかったのだろうが、この歯も、たしかにかなり痛そうだ。
何度も歯医者に行った気がするが、ざっと見てみると、まだほとんど治療は済んでいなかった。
「うん、これは痛いかもね、どうする、香緒里。歯医者さん、まだ開いてると思うけど」
体を起こした香緒里は、
「・・行く」
と、小さな声で言った。よほど痛むのだろう。
以前のように、歯医者に行くのを嫌がるということがなくなったのはいいが、
痛くて行かずにはいられないという状況になっているのだ。
852本編 少しずつ進行編:04/10/22 12:03:28 ID:0YN/kEHP
左上が痛くなって治療に通い始めてから、その奥、右上の古い銀歯、左の前歯、今日の歯と、
新しく痛み始めたのはこれで4本目だ。

香緒里を連れて、歯医者に向かった。
受付をのぞくと、助手があれっという顔をした。
「今日だっけ?あ、痛むのかな?」
香緒里が、泣いたまま頷く。
「今萩原先生終わったところだから、ちょうどいいわ」
直接、診察室に通される。
空いた椅子に座ると、手を洗い終わった萩原先生がやってきた。
「痛いの?」
心配そうに、香緒里の泣き顔を覗き込む。
「あの、治療してるとこじゃなくて、その前が痛むらしいんです」
思わず横から口を出してしまった。
「あ、新しく痛み出したのね、ちょっと見せて」
先生はやや厳しい顔になって、椅子を倒した。
「んー、ここね。もうちょっと大丈夫かと思ったんだけど・・ちょっと治療中の歯が多くなっちゃうけど、
しょうがないわ、ここも治療に入りましょう」
横では、すでに助手が器具を用意し始めていた。
「とりあえず、麻酔するわね」
香緒里はおとなしく口を開け、目を閉じた。
針が刺さるとき、少し顔をしかめたが、以前のように声を上げることも、涙を流すこともなかった。
「じゃあ、麻酔が効くまでの間に、えーと、右上の土台入れたところ。歯茎が落ち着いてきてるから、型取りましょう。」
助手が用意したゴムの型を、上下に噛まされる香緒里。
853本編 少しずつ進行編:04/10/22 12:04:26 ID:0YN/kEHP
「上下なんですか?」
「ここに入れるのは、クラウンって言って、歯がないところに歯の形の銀歯をかぶせるから、
下の歯がどうなってるかもわからないと、作れないのよ」
たしかにそこは、歯は根だけになり、今は金属の棒のようなものが立っているだけの、無惨な姿だ。
「治療中の歯が多いと、ダメなんですか?」
俺は、さらに、さっき気になったことを聞いた。
「ダメって言うことはないけれど、治療が大変だから。特に、香緒里ちゃんの歯は、今、
この左上と、前歯2本、全部が根の治療中でしょう。
根の治療は、治療としては大掛かりだから。それを何本も、となるとね。」
「普通はやらないんですか」
「まあ、あんまり、そんな状態にならないってこともあるけど、
もし根の治療が多くなっても、1,2本、少しずつ進めることが多いわ。
でも、香緒里ちゃんの場合、ゆっくりしているうちに、他の歯が痛み出したりすると困るから」
横で聞いている香緒里が怯えた表情をした。
まだ、他に痛み出すかもしれないのか・・
「でも、次で、右上は治るから、左右両方治療中っていう状態はひとまず、終わるわ。」
本当にひとまず、でしかなかったことを後で知ることになるのだが・・
そうしているうちに、型取りが終わった。変な味がするのか、香緒里は口をゆすいだが、
麻酔のせいで、左側から水がダラダラとこぼれる。
「麻酔も効いてきたみたいね、じゃ、始めましょう。途中で痛くなったらまた麻酔するから。言ってね」
先生がそう言って、その日の治療が始まった・・

ここまで。後、誰かよろ〜
854名無しさん@ピンキー:04/10/22 23:26:52 ID:F24/p40p
おおおおおおっキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
久々の小説!しかも見所もけっこうある。久しぶりのせいもあるのか、萌えた。
続くといいな

って、久々に自分も書くかな
855本編 少しずつ進行編:04/10/23 01:53:39 ID:7n5RxQJE
ではちょっとだけ

チュィーン。ドリルが音を立てて、香緒里の口の中に入っていく。
シュイン、シュイン、シュイィィィィン、
すぐに、診察室に、香緒里の歯を削る音だけが響き始めた。
診察時間の終わり近くになって駆け込んだので、他の患者さんはもう終わって帰ってしまい、
ここには、香緒里と俺の他は、萩原先生と美人助手しかいないのだった。
キュィィィィン、キュィィィィィィン。
ときどき、ジュボボ、という、バキュームの音が混じる。
キュィイイイイイイイン
さすがに大きかっただけあって、ずいぶん長いな。
そう思っていると、香緒里が声を上げ始めた。
「ん、んぁあああ、ああっ」
「もうちょっと頑張って・・」
助手が横から励ます。
シュィィン、キュィィィィン・・
「ぅぅうううっ、んぁ!」
シュィィィィイン、シュィィィィィィィィィィン
「あぅっ」
香緒里の足が動き始めた。
856本編 少しずつ進行編:04/10/23 01:54:14 ID:7n5RxQJE
「あー、やっぱりこっちも広がってる、か・・」
先生はそう言うと、ドリルを止めた。
シュゥゥゥン。
「金子さん、麻酔、もう1本追加してくれる」
助手が、麻酔を取りに行った。
「とりあえず、うがいして」
先生が、椅子を起こす。香緒里が水を口の端からこぼしながらうがいをし終わると、
先生が手鏡を手渡した。
「あのね。口開けてみてくれる。」
ミラーで、手鏡に歯をうつしながら説明してくれた。
「後ろ半分に大きな穴が開いてたんだけど、削ってみたら、中で、前の方にも穴が広がってたわ」
歯には、全体に大きく茶色い穴が、口を開けていた。
これは・・・ひどい。見るからに痛そうだ。
香緒里を見ると、鏡を凝視したまま、涙ぐんでいる。
「だから、もうちょっと削るわね。もう1本、麻酔打つから。」
ふたたび椅子が倒され、麻酔が打たれた。

終わりです。
あと頼んだ!
857名無しさん@ピンキー:04/10/24 14:40:12 ID:vbWM75pl
http://home.new.rr.com/sloop/showme/
咀嚼苦手な漏れは駄目だったが歯が見れるぞ。
犬とか混じってるけど。
858岸利 徹 ◆M5K.YxrOwM :04/10/24 18:40:39 ID:5LMTktlm
自衛隊の新潟派兵に反対しよう!
http://gazo01.chbox.com/wisecrack/src/1098608732497.jpg
自衛隊の新潟派兵に反対しよう!
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859岸利 徹 ◆M5K.YxrOwM :04/10/24 18:41:03 ID:5LMTktlm
自衛隊の新潟派兵に反対しよう!
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860岸利 徹 ◆M5K.YxrOwM :04/10/24 18:41:38 ID:5LMTktlm
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861名無しさん@ピンキー:04/10/26 16:40:48 ID:BEzJciy4
クラウンが取れたのか治療中でTEKが取れたのか
今日行った得意先の事務の姉さん(20代後半)の左上の4番か5番の位置に
メタルコアだけが光っていてあやうく興奮しそうになった
次に行くのが楽しみだ、まじで
862名無しさん@ピンキー:04/10/26 22:53:29 ID:T/6T5jle
「麻酔が効くまでちょっと待ってね」
器具を整理しながら萩原先生が香緒里に声をかけた。
香緒里は返事をせず、ただ萩原先生の顔を見つめている。
「…どうかした?」
それに気づいて、萩原先生が香緒里に聞いた。
「あの…さっき、他の歯が痛み出す、って…」
「ああ、あのね、今から削る歯も、院長が見たときはC2だったの。
 でも削ってみたら中で大きく広がってたでしょう?
 虫歯って、表面より中の方が広がってることが多いから、
 見た目より進んでることが多いのね。
 そうすると歯磨きしても届かないし、磨くと痛いから、って、
 更におろそかになっちゃうし…。
 他の歯も、ここに最初に来たときよりは進んじゃってると思うわ。
 早く直したいんだけどさっきも言ったように大がかりになっちゃうからね。」
863名無しさん@ピンキー:04/10/26 22:54:57 ID:T/6T5jle
「……あの、…」
香緒里が何か言いかけてやめた。荻原先生は見逃さない。
「もしかしてまだどこか痛むの?」
「……右の、下が時々…」
「あら、えーと、一番奥?」
「…はい」
荻原先生はカルテの表紙の裏からレントゲンを取り出し、光にかざして見た。
「うーん、確かにちょっとぎりぎりだなあ。」
「治せますか?」
「そりゃ治せるけど…時々痛いのよね?」
「…はい」
こりゃ、時々じゃないかもしれないな…と横で聞いて思ってしまう。
香緒里は酷く痛くならないと、痛いって事をちゃんと伝えない、ということが、
最近わかってきた。
864名無しさん@ピンキー:04/10/26 22:55:51 ID:T/6T5jle
「根の治療って、香緒里ちゃんの体が元気じゃないとできないの。あんまり何本もやると、
 体が疲れちゃって、せっかく根の掃除をしても腫れちゃったりするのね。
 香緒里ちゃんはここのところずっと根の治療だから、無理すると良くないのよ。
 とはいえねえ…歯が痛いとスタミナのつくものも食べられないだろうし、
 睡眠不足になって、体力なくなる一方なのよね……。
 もうちょっと早く来てくれたら……。」
萩原先生が愚痴を言うなんて、よほど困っているんだろう。
前にも同じフレーズを聴いたような気がするが、
それは医者として患者を叱っていただけで、今みたいに困ってる風ではなかった。
「…ごめんなさい」
香緒里にもそれがわかったのか、涙ぐみながらつぶやいた。
「いいのよ。起こってしまったことは仕方ないし、もっと酷い人もたまにいるのよ」
荻原先生があわてて言う。
865名無しさん@ピンキー:04/10/26 23:07:35 ID:T/6T5jle
「そういうときはどうするんですか?」
気になって口を挟んでみた。
「んー、まあ、そういう人はほとんどがお年を召した方だから、
 無理せず抜いてしまって入れ歯にすることが多いわね。
 頑張っても残せない、っていうのもあるけど。」
やっぱり香緒里みたいな、若くて歯がボロボロの人はいないみたいだ。
「左上を抜けば治療がスムーズになるけど、嫌なのよね?」
荻原先生が香緒里に聞く。
「…はい。」
「じゃあ、薬多めに出すから、右はもうちょっと頑張れるかな?
 まだ神経まで行ってないかもしれないけど削ってみないとわからないし、
 削ってしまってもし神経まで行ってたら、ちょっと大変になっちゃうからね。
 さあ、もう麻酔も効いたと思うし、削っていくわね。」
そういうと、荻原先生は再びタービンを手に取った。


ちょっと無駄に会話させすぎたかも…
削るトコだれかお願い〜
866名無しさん@ピンキー:04/10/27 01:58:04 ID:kPMxCkyK
おお!小説続いてる!ありがとう!
さらに新しいとこが痛み出したようで、期待がふくらみます。

そうそう、自分も削るとこ書くのちょっと苦手。
削る音、うめき声、たまに先生の励ます声、というワンパターンにはまる。
だけどその音をちょっとずつ変えてみなきゃまずいかなとか。
さくさく進まない。
しかし、読む時には、やっぱり削るシーンの音が入ってないと萌えないから、
入れないわけにはいかないんだなあ、難しいね。
削りシーンの音が得意な人いないかなあ
素材集みたいな感じで

自分が好きなのは読み上げ(7番C1、下行って・・とか)。
これだけでもオカズになります。
867名無しさん@ピンキー:04/10/27 02:16:08 ID:kPMxCkyK
えーと、>>865までの分、更新しました

http://www.geocities.jp/ha1090221132/

868名無しさん@ピンキー:04/10/27 02:23:52 ID:kPMxCkyK
あ、直リンしてしまった、まあいいか

9月の香緒里、近づいて来てますが、あれ書いた人、まだ見てるかな・・
そろそろ出番ですぞー
8699月期:04/10/27 03:48:00 ID:vKHK+mLB
見てマス(´∀`)ノ
今自分で読み返したけど、最初に治療がどこまで進んでるかとか
書いちゃってて…合わなくなったら適当に変えて下さい。


時計を見ると、今日の診療が終わったところだった。
ここからだと半時間程かかるが、今電話すれば間に合うかもしれない。
「香緒里、歯医者行くよね?電話して聞いてみるから。」
香緒里は返事の代わりに、左頬を押さえながら支度を始めた。
電話に出たのは紺野先生だった。
香緒里の状態を伝える。
『それは良くないな…今のうちに来た方がいい。
 台風の進みは遅いらしいよ。夜中来て、抜けるのは明日の昼だって。』
電話の向こうで紺野先生が言った。
明日の午後までなんて、待てる訳がない。
「すぐ行きます」
『ああ、急がなくていいよ。今日はもう一仕事あるからね。じゃあ待ってるよ』
お礼を言って電話を切る。







8709月期:04/10/27 04:03:47 ID:vKHK+mLB
すぐに歯医者に向かった。
さっきから香緒里は押し黙ったままで、左頬をさすっている。
「痛い…よな?」
当たり前のことを聞いてしまった。香緒里はこくんと肯き、
蚊の鳴くような声でつぶやいた。
「……抜かれちゃうよね」
「それは…萩原先生に聞かないと…」
答えながら、もうこの歯を残すのは無理だろうな、と思った。
「こんなになるなんて、思ってなかったの。
 どんなに放っておいたって、削れば絶対治ると思ってたの。抜くなんて…」
のどをつまらせながら香緒里が言う。
その後は言葉にならず、俺も何も言えなかった。
8719月期:04/10/27 04:18:33 ID:vKHK+mLB
歯医者に着いた。
『もう一仕事』の言葉通り、治療室の蛍光灯も点いたままだ。
ドアを開けると、出てきたのは萩原先生だった。
「香緒里ちゃん、その顔…」
「今日の夕方から腫れてるらしくて、仮詰めは外したんですけど…」
香緒里はしゃべるのもおっくうそうなので、代わりに俺が答える。
「レントゲン撮るわね。ちょっと待ってね。今金子さんやってるから」
金子さん?と思っていると、治療ブースから例の美人助手が、
口を拭きながら出てきた。
「終わりました。レントゲンですね。」
そう言って、レントゲン室の方に香緒里を連れて行く。
荻原先生は香緒里の治療ブースのセッティングを始めた。
8729月期:04/10/27 04:34:24 ID:vKHK+mLB
レントゲンを撮って香緒里が戻ってきた。
「現像が終わるまで、さっと見せてね」
萩原先生にそう言われて、香緒里はおとなしく口を開いた。
「…やっぱり膿んでるわね」
そう言って萩原先生は眉をひそめた。
前後の歯が金属で覆われ、ちゃんと治っているだけに、
こうやってみると真ん中の歯がいかにも痛々しい。
抜いたらどうするって言ってたっけ。確か前後の歯と繋ぐのだったか。
そこに助手がレントゲンを持って戻ってきて、シャーカステンに掛けた。
それを見た荻原先生の目が、大きく瞬かれ、そして静かに伏せられた。
「…ごめんなさい、香緒里ちゃん。やっぱりこの歯は残せないわ。」
聞いた香緒里の目に、再び涙が浮かぶ。
「もっと早くレントゲンを撮るべきだった。私のミスだわ。
 どうしたって残せない歯だったのよ。本当にごめんなさい。
 無駄に痛い思いをさせたわ。」
「ふ、うぅっ、ひっく、」
香緒里が声を立てて泣き始めた。
8739月期:04/10/27 05:00:48 ID:vKHK+mLB
「とりあえず、抜きましょう、抜くと膿も抜けるから」
そう言って荻原先生が促すが、香緒里は泣くだけで、口を開けない。
「香緒里ちゃん…」
「いやっ、やぁあっ!」
口を開けようと掛けた先生の手も払いのけてしまう。
「香緒里ちゃん…もうこの歯は抜くしかないのよ。
 お願い。 泣いてもいいから、とりあえず抜かせて。」
暴れる香緒里を、助手と俺とで押さえる。
手足を押さえられて流石に諦めたのか、香緒里は泣きながら正面を向いた。
「口を開けて、香緒里ちゃん、おねがい、開けて」
そう言われて、渋々香緒里は口を小さく開けた。
そこに荻原先生が素早く指を入れ、大きく開く。そして、
「ごめんね」
そう一言つぶやいて、プラスチックの器具をさっと入れた。
その器具で香緒里はの口は、大きく開かれた状態で固定された。
香緒里には悪いが少し格好悪い。
「ごめんね。でも抵抗されると時間がかかっちゃってかえって大変だから」
そう言って荻原先生は大きくてつるんとしたペンチを手に取った。
8749月期:04/10/27 05:13:58 ID:vKHK+mLB
ペンチが香緒里の大きく開けられた口に入れられた。
香緒里がびくっとなる。
「すぐ終わるからね…」
そう言って荻原先生が腕を回す。
ガキン。嫌な音がした。
「…ああ、欠けちゃったわ。薄いものね…ちょっと待ってね。」
そう言うと、荻原先生は、奥に戻り、紺野先生を連れて戻ってきた。
二人で香緒里の口をのぞき込む。
「切開した方がいいでしょうか?」
「そうだね…ほとんど根しか残ってなかったから、一部歯肉がかぶっちゃってるよね。
 抜髄なら気にならないところだけどね。
 膿瘍も大きいし、切開した方が後がスムーズだよ。」
「やはりそうですか…」
「僕がやるよ。抜歯は好きじゃないんだろう?」
「ええ…、お願いします。」
紺野先生が椅子に座った。初めての先生だからだろう。
香緒里はあからさまに怯えている。
「大丈夫よ、紺野先生は小児歯科のお医者様だから。優しいわよ。」
そう言って荻原先生は香緒里に微笑みかける。

うー、この辺までで。
自分一人で書くのも何なので、続きはみんなで書きましょう。
875名無しさん@ピンキー:04/10/27 05:50:00 ID:zbG1P8E3
普通は、麻酔後、べーベル(エレベーター)を歯と歯肉の間に挿入してぐりぐりと動かし、
歯根膜を切断・グラグラの脱臼状態にしてから抜歯鉗子で抜去歯を取り除くだけなんだけど。

C4みたく、歯根しかなくても抜去できる残根鉗子というのもあるし、

そりゃ脱臼状態にしないで、麻酔だけでペンチなんかで引き抜くんじゃ、香緒里じゃなくても嫌がるだろう。
876名無しさん@ピンキー:04/10/27 06:13:28 ID:vKHK+mLB
>>875
ああ、そうなんだ。脱臼させてるんだ、なるほど。
抜くときってぱきぱき音がするから、てっきり無理矢理だと思ってました。
873の最後1行から、書き直してくれるとありがたい。
877名無しさん@ピンキー:04/10/27 10:54:30 ID:6JWfd+9K
おおお、盛り上がってきたー
ありがとぅ!
878名無しさん@ピンキー:04/10/29 11:36:32 ID:kYTdwkQ7
じゃあ無理に抜くところだけなくして、こんな感じで。

萩原先生が、ミラーを手に、香緒里の口の中をのぞきこむ。
「うーん・・大分腫れてるから・・膿を出すにも、切開したほうが良いかもしれないわ」
香緒里がびくっとなる。
「ちょっと待ってね。」
そう言うと、荻原先生は、奥に戻り、紺野先生を連れて戻ってきた。
二人で香緒里の口をのぞき込む。
「切開した方がいいでしょうか?」
「そうだね…ほとんど根しか残ってなかったから、一部歯肉がかぶっちゃってるよね。<BR>
 抜髄なら気にならないところだけどね。
 膿瘍も大きいし、切開した方が後がスムーズだよ。」
「やはりそうですか…」
「僕がやるよ。抜歯は好きじゃないんだろう?」
「ええ…、お願いします。」
紺野先生が椅子に座った。初めての先生だからだろう。
香緒里はあからさまに怯えている。
「大丈夫よ、紺野先生は小児歯科のお医者様だから。優しいわよ。」
そう言って荻原先生は香緒里に微笑みかける。
879名無しさん@ピンキー:04/10/30 17:04:52 ID:qLkIxavV
>>878
乙〜

歯式読み上げが好きって話があったので、それっぽい外伝を書いてみる。



こたつでうとうとしていた香緒里は、首に風を感じて起きた。
ワンルームの下宿の、玄関に続くドアが半分開いていたらしい。
ふと時計を見るともう日付が変わっていた。
大学の課題が途中だが、急ぐものではないし、そろそろ寝よう。
こたつの上から冷めたココアの入ったマグカップを取り上げ、台所に向かう。
880名無しさん@ピンキー:04/10/30 17:12:53 ID:qLkIxavV
「またやっちゃった…」
マグカップを洗いながら、ため息をつく。
香緒里は虫歯になりやすい。でも甘いものは大好きだ。
勉強するのにエネルギーがいる、とかなんとか言って、
ここのところ甘いココアばかり飲んでいる。
こたつで勉強するものだから、ついそのまま寝てしまうのだ。
歯に悪い、ってことは解ってるんだけどね…と香緒里はひとりごちる。
小4の時に決定的に歯医者嫌いになってから、一度も歯医者に行っていない。
高3の検診の時にはとうとう、未処置が10本もあると怒られたが、
それでもどうしても足が向かなかった。
銀歯が取れたところは時々ちくちくと痛んで香緒里をどきっとさせたが、
薬を飲まなくても我慢できたし、次の日にはたいてい治っていた。
そのたび、「まだ大丈夫」と胸をなで下ろすのだった。
881名無しさん@ピンキー:04/10/30 17:27:15 ID:qLkIxavV
「歯磨き…しなきゃ」
またため息をつき、香緒里はやかんを火に掛けた。
痛む歯こそないが、しみる歯は多い。
夏はまだそんなにしみる歯も多くなく、かき氷だって食べれたが、
最近では右も左も前歯も奥歯も、昔治したところさえしみるような気がする。
この寒い時期、とてもじゃないけど冷たい水道水で歯磨きなんて出来ない。
やかんのお湯を水で割り、丁度いい水温にする。
歯磨き粉をたっぷりつけて、歯を磨いていった。
「んうぅ!」
うっかり左上の、銀歯が取れた歯に当ててしまって、香緒里は思わず声を上げる。
歯はずきん、ずきん、としばらく痛んでいたが、やがてすっと引いていった。
この歯は歯ブラシで触ると痛いのよね…でも普段は大丈夫、まだ大丈夫…
心を落ち着かせ、その歯に舌で歯磨き粉をなすりつける。
こうすれば、消毒されて虫歯の進行が止まるような気がするのだ。
882名無しさん@ピンキー:04/10/30 17:39:14 ID:qLkIxavV
全体をさっと磨いて、さっき作ったぬるま湯でうがいをした。
ずきん。
「…え?」
香緒里は左頬を押さえた。
いままでこの歯が痛くなったことはあったけれど、
たまにちくちくと痛いか、歯ブラシや食べ物があたったときに痛むだけで、
なにもないのにずきずき痛いことは今まで無かった。
香緒里は顔をしかめ左頬をさすりながらもう一度うがいして、
歯ブラシを片づけ、ベッドに入って布団をかぶった。
歯はまだずきずきと痛い。
「大丈夫…また寝れば治るわ」
いままでそうやって治してきたのだ。
883名無しさん@ピンキー:04/10/30 17:51:30 ID:qLkIxavV
ところが、香緒里の祈りとは裏腹に、歯は痛みを増すようだった。
ずきん、ずきん、ずきん。
規則的な痛みですっかり目が冴えてしまって、
香緒里は仕方なくベッドから起きあがった。
下宿するときに母親に持たされた救急箱を押入から出して、薬を探す。
『歯痛・生理痛に』と書かれた薬を、規定の量飲んで、こたつに入る。
「これで治らなかったら歯医者、行かないとな…」
声に出してみる。こうやって口にすれば、行く勇気も出るかもしれない。
まだ痛む頬を押さえながら、救急箱を閉めようとした香緒里の目に、
あるものが目に入った。
歯医者でつかう、長い棒のついた小さい丸いミラー。
母親が香緒里の虫歯予防に躍起になっていたときに、買ったものだ。
母親に対する怒りと恥ずかしさで、香緒里はかっとなった。
884名無しさん@ピンキー:04/10/30 17:57:29 ID:qLkIxavV
こんなもの、捨ててやる!
そう思ってミラーを救急箱から抜き出した瞬間、
ずきん!とひときわ大きい痛みの波が香緒里を襲った。
「あぁっ!」
小さく叫びながら、香緒里の頭にある好奇心が沸いた。
こんなに痛いなんて、いったい、どうなっているんだろう…
思えば、痛みで頭がどうかしていたのかもしれない。
でも香緒里は、化粧に使っているスタンドミラーを出し、
その前で口を開けた。
885名無しさん@ピンキー:04/10/30 18:41:49 ID:qLkIxavV
普段香緒里は、歯磨きの時に鏡を見ない。
銀歯、特に右上の前の銀歯を見たくないからだ。
口を開けると、下の歯に銀歯が2本見えた。
それを見た瞬間、肝が据わってしまった。
(こうなったら全部見てやるわ…でも左上は最後ね)
香緒里はミラーを口の中に入れた。
右奥から見ていく。
一番後ろの歯のかみ合わせは、大丈夫そうだ。
だが、ミラーを当ててみると、歯の裏側に、茶色い穴があいていた。
ミラーが無いと全く見えないが、結構大きい。
確かにこの歯は、しみるような気がする。
高2の時には何も言われなかったが、そう言えば高3の時に、
「小さい虫歯だけれど、磨きにくいところだから治さないと進む」と言われたっけ。
一年でここまで進むなんて…香緒里はどきどきした。
886名無しさん@ピンキー:04/10/30 18:42:29 ID:qLkIxavV
その前の歯は大丈夫そうだ。
かみ合わせのところに銀がぴったり入っている。
その前の歯は、後側の歯との間のところが、うすく茶色くなっている。
この歯は高2の時に言われたけど、今も進んでないから、
きっと放っておいても大丈夫ね、と香緒里は思う。
その前の歯は、白い詰め物の端が黒くなっているような気がした。
でもこの歯はもう治してあるから大丈夫よね、と自分を納得させる。
次は左下だ。
一番奥の歯は、今度は裏側は大丈夫だったが、前側が黒っぽい。
穴になってないから大丈夫、とごまかす。
その前の歯は、十字にくっきり銀が入っている。
舌で触ってもひっかかりが無い。
887名無しさん@ピンキー:04/10/30 18:51:15 ID:qLkIxavV
その次の歯を見て、香緒里はびっくりした。
かみ合わせのところに穴が空いている。
これだけなら別にびっくりしないが、その穴は中で広がっていて、
ミラーをいろんな角度で当ててみたが、底が見えない。
中で広がっちゃってるんだ…痛くなったらどうしよう…
一瞬背中にふっと恐怖を感じたが、香緒里は深呼吸をして立ち直った。
今痛くないんだもの、歯磨きすれば大丈夫よ、と心に言い聞かせる。
その前の歯はなんともなかった。香緒里はほっと安心する。
とはいえ、大きな虫歯になった歯も、虫歯っぽい歯もたくさんある。
「今度は上の歯ね…」
声に出し、早くもくじけそうな心を奮い立たせる。
左上の歯に到達するまで、やめるわけにいかない。
888名無しさん@ピンキー:04/10/30 18:58:09 ID:qLkIxavV
右上の一番奥は、かみ合わせの溝が茶色くなっていた。
これはやっぱり虫歯だろうな…と香緒里は悲しくなった。
この辺もしみるのだ。この歯だろうか。
前の歯に移る。最後に治した歯だ。
銀が詰めてあるが、縁のところが半分ぐらい黒くなっている。
爪で触ってみると、ちくん、と痛みが走り、香緒里は慌てて爪を離した。
じゃあこの歯がしみるの?治したのに…情けなくて香緒里は泣きそうになった。
早く残りを見てしまって終わりたい、そう思い、香緒里はペースを上げた。
幸い、右の残りの奥歯は何ともなさそうだったが、
一番前の、前の歯との境目半分ぐらいを覆う銀歯をミラーで見たときは、
恥ずかしくてなんとも言えない気分になった。
「あとは、左上ね」
香緒里は座り直し、再び口を開けてミラーを入れた。
889名無しさん@ピンキー:04/10/30 19:08:04 ID:qLkIxavV
ミラーで痛む歯を見た香緒里は、思わず息をのんだ。
他の歯を見ていたときにはましになっていた痛みがぶり返す。
ずきん、ずきん。
その痛みに合わせて、香緒里の胸もどきん、どきん、と鳴った。
歯には茶色く大きな穴があいていて、穴の表面はぐちゃぐちゃとしていた。
歯のかみ合わせの部分は銀を入れるときに削ってしまったのか、
歯の高さは両隣より明らかに低い。
両隣の歯も虫歯になっていた。
後ろの歯は、痛い歯との間が茶色くなっていて、
よく見えないが穴も空いているような感じだったし、
前の歯の奥側はえぐれて、大きな穴になっていた。
890名無しさん@ピンキー:04/10/30 19:14:17 ID:qLkIxavV
さすがに香緒里も、これはやばい、と思った。
「歯医者、行かなきゃ…」
言いながら涙が出てくる。怖い。この歯、こんなに悪かったっけ…
今までのことを思い出す。
キャラメルを食べて取れたんだ、今日まではそんなに痛くなかったけど、
この歯治したとき、どんなだったっけ…
小4の時の治療を思い出してみる。
痛くって、暴れたら怒られたっけ、麻酔なしでいっぱい削られちゃったんだよね、
そう、痛かった。とても痛かった。
思い出したら、歯医者に行かなくちゃ、という気持ちが急激に冷めてしまった。
891名無しさん@ピンキー:04/10/30 19:23:10 ID:qLkIxavV
薬で治るなら行かなくていいわ。
そう思い、香緒里はさっきと同じ量の薬を水で流し込んだ。
「…!」
うっかり冷たい水で飲んでしまい、前歯にキーンとしみた。
そうだ、前歯…香緒里は思い出し、再びミラーを手に取った。
左側の裏が歯で触っても解る大きな虫歯になっている。
改めてミラーで見てみると、犬歯との境目から大きく内側に穴が空いていた。
穴の縁の外側も黒くなっている。
香緒里はため息をついた。
他の歯をざっと裏から見たが、他の歯は何ともなさそうだった。
892名無しさん@ピンキー:04/10/30 19:32:52 ID:qLkIxavV
ほっと息をつき、ミラーを置く。
そう言えば、前歯の虫歯は前から見えたっけ?
祐斗に、虫歯がばれたら嫌だもん。
初めて出来た、白い歯がまぶしい彼氏。
虫歯が原因で彼氏に振られたという、高校の先輩を思い出しながら唇をめくってみる。
裏はかなり大きな虫歯だが、前から見るとそうでもなく、
縁が黒っぽくなっているだけだ。これなら気づかれないだろう。
そう思いつつ視線を中央に移した香緒里は、驚いて声を上げた。
「う、そぉ…」
左右の前歯の真ん中、根元のところが両側に向かって、
茶色い穴になっている。
そう言えばこの歯もしみていた。視覚過敏とやらだと思っていたのに。
893名無しさん@ピンキー:04/10/30 19:43:06 ID:qLkIxavV
「こんなの…誰にも見せられないよ」
真ん中の根元に開いた穴は、他のどの虫歯より間抜けな感じがする。
もし見えたらどうしよう。撮ったプリクラに写ってたりしないかしら…。
そう思い、香緒里はあわてて、鏡の前でいろんな表情を作ってみたが、
虫歯は見えなかった。
大丈夫。わざわざ唇をめくらない限り、絶対見えないわ。
安心すると鏡をこれ以上見ている気力が無くなり、香緒里はベッドに倒れ込んだ。
あの前歯は、歯医者にも見せられないわ。絶対歯医者なんか行かない。
そう思っているうちに、薬が効いてきて、香緒里は眠りにつくことが出来た。
894名無しさん@ピンキー:04/10/30 19:43:29 ID:qLkIxavV


次の日は歯が痛くならなかった。その次の日も。
あれはなにかの間違いだったんだわ。今全然平気だもん。
香緒里はそう心の中でつぶやき、あの歯をミラーで見たときの衝撃と後悔、
そして一瞬歯医者に行こうと思った事さえも心の底にしまい込んだ。
ミラーも昔、歯科検診の紙を駅に捨てたように、コンビニのゴミ箱に捨ててしまった。
もう歯なんて見ないわ。そして歯医者にだって絶対行かない。
香緒里の決意は固かった。
左上がどうしようもなく痛くなって、祐斗に虫歯がばれるまでその誓いを守ったのだ。


完!です。
895名無しさん@ピンキー:04/10/30 22:25:36 ID:FSpso9qg
おー
このスレ、また活気づいてきた♪

そう言えば、彼氏の名前って今まで出てこなかったんだねw
896名無しさん@ピンキー:04/10/31 03:44:03 ID:ZtxyOhY0
おお、乙。
治療シーンもいいけど、こういうのも、好きなんだよね
彼氏の名前もそういえば初めてだねー
897名無しさん@ピンキー:04/10/31 09:42:03 ID:rQJQ69/a
私も萌えません
898名無しさん@ピンキー:04/10/31 18:34:37 ID:50xQEBB5
乙です。
歯科検診ネタ大好きだから読めて良かった。
ユウトはほとんど虫歯無いんだよね?

いつものカオリの治療の後ユウトが先生に診てくれるよう、頼んだらユウトの歯にも虫歯が見つかってカオリは自分のキスのせいだと落ち込み…。
なんて、男の虫歯じゃじゃつまんないかw
899名無しさん@ピンキー:04/10/31 20:57:09 ID:Y290MIR1
>898
その話、>>534で期待されてて>>539で否定意見が出てますが
どっちが良いかなあ
香緒里の落ち込みは魅力なので男の虫歯というところはさらっと流して・・
ああ、でもこんな意見>>649もあった

って顧客満足を考えてて方向が定まらない営業みたいになっちゃったよ
900走るんです万歳:04/10/31 21:49:33 ID:ZU9TH3CR
900(σ´∀`)σ ゲッツ!!
900キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
900(・∀・)イイ!!
901名無しさん@ピンキー:04/10/31 23:37:01 ID:Sye94WES
ゆうとは良い歯がいいなあ。
男の人篇も見たいからゆうとの友達かなんかで。
902名無しさん@ピンキー:04/11/01 03:26:32 ID:oHJM7dtN
誰か男の人の話書いて下さい。お願いします。
前歯とかは綺麗なのに上下左右の奥がボロボロで何本も
神経抜かれてさんざん痛がらせて泣かせて下さい。
削る場面は思いっきりやって暴れて叫んで欲しいかも。
男なのに怖くて行けない事を恥ずかしく思っていて
どうしても行かないといけない様な状況にして
いい年をして親に無理矢理つれて行かれるのがいい。
歯医者に行った事がなくてはじめてという設定が良い。
カオリの彼は虫歯がなくてなぐさめていて欲しい。
最近歯医者に行ったら被せる時にすっごく痛かったよ。
903名無しさん@ピンキー:04/11/01 11:28:24 ID:xahNEMZ7
んー、親に連れて行かれるよりは
彼女に口が臭いと言われるとか、羞恥心の方がいいなあ
もちろん痛いのもだけど、それより美人女医に精神的いじめを受ける方がいいな
904名無しさん@ピンキー:04/11/01 12:45:28 ID:dJWtyOTj
祐斗は昔酷い虫歯を作ってしまって、それで実は歯医者が嫌いだと思う。
歯医者に行きたくない一心で頑張って予防してて、
それで今は虫歯なし。治療痕ぐらいはあるかも。
全く虫歯がないと、虫歯が酷いのに歯医者に行きたくないってごねる
香緒里の気持ちをわかってあげられなくて別れてしまいそう。
905名無しさん@ピンキー:04/11/01 13:08:09 ID:dJWtyOTj
ところで関係ないけど、読み方「ゆうと」かなあ、
自分は「ひろと」って読んだんだけど。
香緒里は「ヒロ」って呼んでるのを希望。

879からの話、香緒里の「歯医者嫌いなんだけど歯に対して適当」、
っぷりが出てて良いね。
鏡見ない、とか、歯磨き粉を虫歯に擦り込んでるとことか、
香緒里っぽいと思って超萌えた。
906名無しさん@ピンキー:04/11/01 15:32:22 ID:xahNEMZ7
なるほど、でも、ゆうくん、てのもありかなと思う
907名無しさん@ピンキー:04/11/01 15:57:03 ID:pPldp9sq
>>902
女性のかたですか?
908名無しさん@ピンキー:04/11/02 12:30:16 ID:TG+Ifn/U
このスレパート2に行ったりするんですかね
今のままだと行きますよね
909名無しさん@ピンキー:04/11/02 20:50:19 ID:WHTKfIfs
行きそうだねw

ここの小説は、歯式あんまり使ってないのが好きだ〜
全部の歯の状態が一瞬でわかる歯式には、歯式なりの魅力があるけど、
これだけ詳しく書き込まれた小説で、歯式じゃなくて一本一本の状態を
詳しく述べてもらうと、もう、たまんないよ。
910名無しさん@ピンキー:04/11/03 04:05:14 ID:AOYEHIW/
男の人の話読みたい。
できれば、イケメンでかなり強気な男がいい。
911名無しさん@ピンキー:04/11/03 07:28:25 ID:LyZAz3Yy
夏美の彼(吉村だっけ)の話とか展開させちゃえば?

個人的には男の話は・・・だけど。
912名無しさん@ピンキー:04/11/03 12:11:41 ID:1Oxu1Znx
急に男性編の要求が高まってるな
同じ人かな

とりあえず香緒里の本編を9月編につなげたいな
9月編の最初をいじればつなげるかな
913名無しさん@ピンキー:04/11/03 16:29:32 ID:s8eJjrLQ
ついに現れたこのドメイン!ただし有料制(高い)。
ttp://www.dental-fetish.com
個人的には日本人の治療風景が好きなのであまりそそらない。
しかし歯フェチはなぜ日本とドイツに多いんだろう??
小説に関係ないのでsage
914名無しさん@ピンキー:04/11/03 16:59:42 ID:FFgtsRZo
アメリカには入れ歯好き(というか歯無し?)が多い気がする
915名無しさん@ピンキー:04/11/03 17:24:04 ID:jBgb2wkZ
913のページ、プレビューだけでもかなり楽しめた。
フレーム外に写真4枚あるけど、一番右のレジン二次齲蝕最高!

本編にも微妙な複線あるから、
あと治療一回半ぐらい書かないと繋がらないんじゃない?
確か、「とりあえず両方治療、ってのは終わるわ」って荻原先生の発言の後、
地の文で「ほんとうにとりあえずでしかなかったことを後で知る」みたいなの
なかったっけ?
そんで、その次の治療では、右7が痛み出してるけど、治療せずにおいてるよね。
ああ、でもこの時点で左6抜歯→右7治療に入る、という手もあるか。
916本編 少しずつ進行編:04/11/03 17:28:19 ID:FFgtsRZo
先をちょっとチェックして、別の少し大きいものに取り替えている。
「じゃあ、ちょっと長くなるけど、麻酔は十分なはずだから。痛くないわ。アーン。」
先生は、暗示をかけるように香緒里に言って、削り始めた。
キュィィィィン、キュィィィィィィン、
キュィイイイイイイイン、ウィン、ウィン、ウィイイイイン、
たしかに長い。あれだけの大きい虫歯を削り取るのだから、当然か。
「んー、んぅぅ、ぅぅぅ」
香緒里が、うめき声を上げた。
「ちょっと響くだろうけど、痛くないはずよ、我慢してね」
先生が、真剣な顔のまま、声をかける。
シュィィン、キュィィィィン・・
「金子さん」
とだけ先生が言うと、助手は心得たように、別の、いつも空気を当てるときに使っている器具を取り、
香緒里の口に入れた。どうも水をかけて洗っている?らしい。
キュィィィィン、キュィイイン、シュッ、ジュボボボボボ、キュィィィン、キュィィィイン・・・
香緒里は、大きく開けた口の中にミラー、タービン、バキューム、さらに水をかけるための管を突っ込まれ、
あられもない姿で目をぎゅっとつぶって、耐えている。
「んぁああ、ぁぁああ」
喉の奥から、呻き声も洩れている。やはり痛いのだろうか、目尻から涙もにじんでいた。
917本編 少しずつ進行編:04/11/03 17:43:36 ID:FFgtsRZo
「香緒里ちゃん、もうちょっと口開けて」
口を開けていた助手の片手がはずされたせいか、口を閉じかけてしまうらしい。
キュィィィィン、キュィィィン、シュゥゥゥゥ。ジュボボボボッ、ボボ。
それからさらに削る作業は続き、数分たって、ようやく、タービンの音がやんだ。
先生も助手も、ふぅ、とため息をついている。
香緒里の顔も、涙で濡れていた。
「はい、いいわ。」
椅子が起こされ、水をこぼしながら、なんとかうがいをする香緒里。
「今日は、ここは薬を塗って閉じるだけにするわね。」
ふたたび椅子が倒され、香緒里は口を開けた。
先生が、ミラーでたんねんにチェックしている。
唇が大きく横に引かれ、香緒里の口の左上がむき出しになった。
一番奥に大きな銀歯。その前の歯は、2本続けて、なくなっている。
今日の歯も、大きく削られてしまったようだ。
918本編 少しずつ進行編:04/11/03 17:57:52 ID:FFgtsRZo
「うーん」
先生が、困ったような声を出した。
「やっぱり、この前の歯にも虫歯が続いてるわ。もともと、かみ合わせのところの小さい虫歯だから
最後まで置いておこうと思ったんだけど、今日のところに歯が入るまでには治さないといけないわね。」
「大きいんですか」
思わず、聞いてしまった。
「それほどでもないわ。外から見えなかったくらいだから。まだ、痛み出すことはないわよ」
それを聞いて、ホッとした。
「じゃ、とりあえず閉じるわね」
先生は、手早く薬を詰め、封をした。
「休憩したら、前歯・・2番目の方と、左上、根の治療しましょう。一番前は、もう少し置いて。今のところ、そのくらいよね」
先生は、カルテを見ながら確認した。椅子を起こしながら、先生が治療方針を説明してくれる。
「今日の歯はね、また、しばらく、根の治療をして、クラウンをかぶせることになるわ。2番目の前歯は、
今日きれいになってれば、次、削って型を取っていけるから」
香緒里は、黙って、頷いた。
919本編 少しずつ進行編:04/11/03 18:32:13 ID:FFgtsRZo
助手が、神経の治療の器具をトレイに並べていく。
先生は、カルテに書きながら、ページをめくって、いろいろ眺めている。
まだ1ヶ月も通っていないはずだが、すでに、いろいろ書き込まれている。
「香緒里ちゃん、さっきの、痛いって言ったところ、正直に言って、どのくらい痛むの?」
唐突に先生が聞いた。香緒里を見ると、こっちをちらっと伺うような顔をしてから、答えた。
「なんとなく、痛いんです。」
「時々じゃないのね」
「・・・はい。」
やっぱり。少し呆れて、ため息をついてしまったらしい。香緒里が、あわてて続ける。
「でも、泣くほど強くいつも痛むわけじゃなくて」
「でも、時々痛みが強くなるのね」
先生もわかっているらしい。
「・・・はい・・」
「他はどう?」
香緒里がびくっとする。・・・他にもあるらしい。
「右上の、一番前はどう?」
「そこは大丈夫です」
少しホッとしたように、香緒里が答える。
「右下は?」
「時々・・・」
「うーん、ちょっと、見せてもらえる?」
「・・はい」
920名無しさん@ピンキー:04/11/03 18:37:04 ID:FFgtsRZo
続きよろー
921名無しさん@ピンキー:04/11/03 22:37:02 ID:0WqGbs01
てす
922名無しさん@ピンキー:04/11/04 15:33:24 ID:N1phYgy8
荻原先生編もまた見たいですね。
923名無しさん@ピンキー:04/11/05 18:37:49 ID:IJt90TzO
皆さんが一番萌えるのは
FCK?In?前装冠?

ちなみに漏れは本職なのでどれにも萌えないけど、
5分の4冠のマージンがぴったりのときはちょとうれしくなる。
あとはインレータイプのブリッジとかね。
924名無しさん@ピンキー:04/11/06 22:15:43 ID:gQriLk+3
>>923
FCKです。
925名無しさん@ピンキー:04/11/06 23:36:47 ID:Prc9ey9p
レジン充填の2次カリエスとInの2次カリエス、萌えるのはどっちですか?
926名無しさん@ピンキー:04/11/07 00:03:52 ID:EbcYTewc
>>925
あー、それは悩みますね。レジンの方がコントラストがあって、いいかもしれない。
927名無しさん@ピンキー:04/11/07 00:31:40 ID:Nhc4FYZ/
レジンで今まで白くて目立たなかったのに、
治療したら一気にクラウンでギラギラだとか
928名無しさん@ピンキー:04/11/07 01:24:26 ID:a21qPaRt
小説の続きを読みたい!!!!!!!!!!!!!!!
929名無しさん@ピンキー:04/11/07 02:24:22 ID:xxemFr5Q
漏れも読みたい。
ていうか、何回か書いたんだが、9月編、抜歯の手前で終わってるから、
専門知識ないと書けないんだよね。
リアル歯医者さん降臨キボンヌ。
930名無しさん@ピンキー:04/11/07 04:34:41 ID:tiTGY1+Z
同じバイト先の21才のかなり美人の子。左下6番のレジンしか処置歯なかったのに二次カリエスで初のインレー持ちに…かなりショックを受けてたけどバッチリ拝見させてもらった。頬側、隣接面までガッポリだった。
931名無しさん@ピンキー:04/11/07 11:31:49 ID:lCD9lvWF
写真撮らせてもらえ
932名無しさん@ピンキー:04/11/07 11:51:12 ID:YNMZ4rNJ
今さらここで医学考証しなくても萌えればいいんじゃないでしょうか
他にもおかしいとこはあるだろうし
「抜歯しないといけなくなった」というシチュエーションには萌えるけど
抜歯の過程にはそんなにこだわりがないので
さらっと流してもいいかという気もする
幸い彼氏に語らせてるので
彼氏と萩原先生が会話してるうちに抜歯が済んでるとか
安易過ぎるか
933名無しさん@ピンキー:04/11/07 14:02:37 ID:b7OTPwNm
まりんちゃん最高!!
934923:04/11/07 16:26:17 ID:mdxrZ+js
本職なので考証はできますが、
いかんせん萌えないので自分ではかけません。スマソ。
935名無しさん@ピンキー:04/11/07 18:23:32 ID:YNMZ4rNJ
なるほどね
936名無しさん@ピンキー:04/11/07 18:32:16 ID:t2ftlvf5
932の意見はありだと思いますよ
ちゃんと書いてもあんまり・・だと思う。抜歯っていまいちっぽい。
萩原先生に過激なことを言わせたほうが萌えるのでは。
937名無しさん@ピンキー:04/11/07 19:53:55 ID:jgzpyybd
938名無しさん@ピンキー:04/11/07 22:04:56 ID:t2ftlvf5
自分で書いてたんだけど、つまらなくなってやめたやつ。
本編の香緒里サイド版。

・・・痛い。
「ごめん、遅くなっちゃうな。…怒ってる?」
運転席の裕斗が、心配そうに聞く。
怒ってはいない。ただ、歯が、痛かった。
他の事を考えよう、と思って外を見ていたが、
あたりはだんだん暗くなってきて、景色が見えない。
山道のせいか、車はよく揺れる。
山を降りるときに、痛み止め、飲んだはずなんだけど・・
数ヶ月前から痛み出した、左上の奥歯は、最近では、痛み止めを飲んでも
すぐに効き目が切れてしまう。
せっかく裕斗とドライブに来たのに、もっと楽しまなきゃ。
そう思った瞬間、車が大きくはねた。
ガタン、という振動が歯に伝わり、強い痛みが香緒里を襲った。
このまま揺れが続いたら、耐えられそうになかった。
「…停めて」
「どうした?酔ったのか?」
車を停め、心配そうにのぞきこむ裕斗に、
「……頭が、痛くて」
とごまかした。
ちょっと休めば大丈夫。今までもそうだったもん。
裕斗に、歯が痛いなんて、恥ずかしくて言いたくなかった。
虫歯がたくさんあることがばれて、汚い子だと思われたら困る。
939名無しさん@ピンキー:04/11/07 22:05:26 ID:t2ftlvf5
さっきの振動の痛みが、まだ左の上あごで響いている。
ズン、ズン、ズン・・
口をきくのも億劫になり、シートを倒して、横になった。
裕斗が、心配そうに、
「これでも飲んで寝てなよ」
と、熱いお茶を差し出してくれた。
お茶なんて飲む気分ではなかったが、はねつけるのも悪いし、
冷たくないから、大丈夫よね・・
そう思って、慎重に、一口飲んだ、そのとき。
ズキーン。
左下、冬に小さい穴が開いているのを見つけた歯に、ガツンとしみた。
「んっ」
思わず、お茶を落とし、左頬を押さえる。
「頭じゃなくて、歯が痛いんじゃないの?」
どうしよう、ばれた・・嫌われる・・
香緒里は、頭が真っ白になった。
なぜか、涙が溢れてくる。
「…ちょっと見せてみろよ」
有無を言わせない裕斗の口調に、口を小さく開けた。
裕斗が、ルームライトをつけながら、口の中をのぞきこむ。
940名無しさん@ピンキー:04/11/07 22:05:50 ID:t2ftlvf5
「どこ?」
さっきのしみた歯は、もう痛みがおさまっていたが、
痛む上の歯は・・・あの、ぐちゃぐちゃになった汚い歯は、見せるわけにはいかなかった。
「こ、この辺・・」
左下の歯を指差すと、裕斗は、真剣な顔で、じっと見ている。
そんなに、じっくり見ないで・・
恥ずかしさと痛みで、頭がおかしくなりそうだった。
もうやめて・・
すると突然、裕斗が、熱いお茶を、左下の歯に落とした。
「あ、あああっ」
痛みが、頭に突き抜け、思わず睨み付ける。
「ごめんごめん」
裕斗が、左頬をさすってくれながらも、
「見た目小さい虫歯だけど、きっと中で広がっちゃってるよ。
 ずいぶん放っておいたでしょ。」
と言った。
香緒里は、真っ赤になった。裕斗の顔をまともに見られず、うつむく。
すると、下から覗きこむようにして、裕斗が唇を合わせてきた。
いつもより強引に、舌が奥まで入ってくる・・・と思ったら、
左下の歯を、舌先でつつかれた。
「んッッ」
痛みはそれほどでもなかったが、舌で触られては、けっこう大きな虫歯なのが、バレてしまう。
とっさに顎を引いて避けたが、遅かった。
941名無しさん@ピンキー:04/11/07 22:06:19 ID:t2ftlvf5
「舌で触ったらけっこう大きいじゃない。いつから気付いてたの?」
いちばん痛いところをなじられ、香緒里は、首を振るしかなかった。
なぐさめてくれるつもりなのか、裕斗はまたキスをしてくれたが・・
すぐに離れると、
「この前歯の裏も、引っかかるよ?」
と、言った。
絶望的な気分になりながらも、必死に抵抗する。
「嘘よ。痛くないし。」
しかし、裕斗は不審そうな目で見ているだけだ。
お願い。そんな目で見ないで。
「見てみよう。もっかい見せて。」
裕斗のまっすぐな目に見据えられて、香緒里は抵抗できず、
唇を小さく開け、裕斗の方を向いた。
でも、前からは、そんなに見えないはずよね・・・それに、暗いし・・・
自分に言い聞かせて落ち着こうとしていると、
裕斗はどこから取り出したのか、ペンライトを手に持っている。
カッ、と明るい光が自分の口に向けられ、
その光が、歯医者の椅子に座ったときのことを思い出させた。
香緒里は、目を細め、体を固くした。
「けっこう大きいよ。」
前からでも・・見えちゃうんだ・・
「隣の歯も…。あぁ、反対側の歯の間も、黒い…かも」
どうしよう、虫歯、広がっちゃってるんだ・・・
香緒里は、怖くなってきた。
942名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:43:31 ID:e/UeiZ9k
なかなか萌え
943名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:45:15 ID:e/UeiZ9k
続いて良いのかね

「他にもあるんじゃないの。口あけて、全部見せて。」
裕斗に言われ、とっさに口を閉じかけるが、裕斗の指に押さえられた。
「意地悪じゃなくて、心配してるんだよ?」
本当に心配してくれているような裕斗の視線に、香緒里は観念した。
控えめに、口を開けたが、ぐいっと大きく開かされてしまった。
ペンライトの熱で、奥まで見られているのがわかる。
やっぱり、恥ずかしいよぉ・・
もうやめて、と言おうと思った瞬間、裕斗の声がした。
「けっこうたくさん、虫歯、あるんだね」
もうダメ・・・嫌われた・・・恥ずかしい・・・
とっさに逃げようとしたが、押さえつけられた。
さらに、左側だけじゃなく、右側もじっくり見ているようだ。
右は・・たしか奥が虫歯だった・・でも、向こう側だから見えないはずよね・・・
それでも、裕斗は、難しい顔をして、一生懸命見ている。
もう・・・恥ずかしい・・・
虫歯だらけの口の中を、裕斗にじっくり見られている、と改めて思うと、
香緒里は少し、下半身がもぞもぞしてきた。
何だろう、これは・・・
944名無しさん@ピンキー:04/11/08 02:08:55 ID:e/UeiZ9k
「痛いのは、さっきの歯だけ…じゃないよね。」
嘘つき、となじられているような気分だった。
「またお茶で確かめてみる?」
さっきの痛みがよみがえってきて、とっさに、
「やッ」
と抵抗する。涙がこぼれた。
「本当に、心配なんだよ。こんなに、虫歯だらけで。痛くないの?」
虫歯だらけ。
裕斗に言われ、びくん、と反応する。
「痛いなら、言いなよ?」
心配そうな、裕斗の口調。
ふと、あの、汚い歯も、見てほしいような気がした。
「やっぱり痛いんだね。どこ?一番奥?右?」
思い切って、左上を指差した。
シートが倒され、裕斗が、下から覗く。
されるがまま、という状況に、少しドキドキした。
が・・・
「何だよこれ!」
裕斗が叫んだ。
・・やっぱり、見せなければ良かった!
何か言い訳しなきゃ、と思いながら、後悔で、涙があふれてきた。
945名無しさん@ピンキー:04/11/08 02:10:02 ID:e/UeiZ9k
「銀歯が…取れちゃって…でも、歯医者は嫌だから…」
「痛いよな、これは」
裕斗が、心配そうに言う。
汚いとは、思ってないの?もしかして、心配してくれてる?
泣いたせいで、頭に血が昇って、痛みはさっきよりも増していた。
頭がうまく回らない。
もしかして、裕斗なら、隠さなくても、大丈夫かな・・・優しいもん・・見せちゃおうかな・・
そう思ったとき。
「なんで、こんなになるまで放っておいたのさ。」
残酷な一言が降って来た。
そんなこと言ったって・・・
「嫌なの。」
わかってよ・・香緒里は、ますます泣きたくなった。
「だいたいそんなに虫歯だらけになるなんて、」
虫歯だらけ。
さっきも言われたが、その恥ずかしさに、香緒里はぼぅっとなった。
気が付くと、裕斗の前で、大きく口を開いていた・・・

ふむ、たしかにちょっと難しいな、飽きてきたよ。
期待して読んだ人、新作じゃなくてスマソー
946ツゲ:04/11/08 19:52:20 ID:uhjM0RRD
ttp://sample.ultra-closeup.com/enter/enter_j.cgi/bbs/cbbs/cbbs.cgi?mode=one&namber=640&type=639&space=15&no=0

岸利さんも素晴らしいサイトを作られてたと思いますよ。
歯フェチのネットワークがここまで広がったのは
岸利さんの功績によるところ大だと思います。
一部の心ない人からの叩きを受けてるようですが
気にせずこれからも頑張ってください。

岸利 徹の功績ってどんなだ?

岸利 徹は、歯フェチ界の偏屈者。 岸利 徹は歯フェチ界の嫌われ者。
岸利 徹は、歯フェチ界の偏屈者。 岸利 徹は歯フェチ界の嫌われ者。
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947ツゲ:04/11/08 19:52:42 ID:uhjM0RRD
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岸利さんも素晴らしいサイトを作られてたと思いますよ。
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948ツゲ:04/11/08 19:52:59 ID:uhjM0RRD
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949ツゲ:04/11/08 19:53:21 ID:uhjM0RRD
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950岸利 徹:04/11/08 20:00:45 ID:uhjM0RRD
2004年11月 8日(月)『いい歯の日』

5年前の1999年11月8日、当ページの前進でもあった『アポロニアの欠伸』がオープンしました。
あれから5年、今年の夏に、私の思い付きでホームページを閉じましたが、
年が明ける前までに、そろそろ、また何か始めてみようかと思っています。

もしよろしければ、よろしくどうぞお付き合い下さい。

2004年11月 8日(月) 岸利 徹 拜
951岸利 徹:04/11/08 20:03:05 ID:uhjM0RRD
お前はもうホームページ作るな。
お前は、歯フェチの世界から嫌われているのが判らないのか?

お前、イ●ク逝ってこい。
952名無しさん@ピンキー:04/11/08 20:08:28 ID:PbORIPPL
また荒れてきた、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
953名無しさん@ピンキー:04/11/08 20:09:35 ID:YOrw3cCV
素人投稿動画・素人投稿フォトが見放題!ランキング形式でコンテストを行ってるよ。http://waiwai21.jp/contest/
954名無しさん@ピンキー:04/11/08 21:30:33 ID:uhjM0RRD
以下ノ条項ヲ、岸利徹に命令ス。

一、壱拾月弐日午前零時マデニ、閉鎖シタページヲ完全ナ状態デ元ニ戻スコト。
一、会員制ヲ撤廃シ、全テノ者ガホームページヲ閲覧出来ルヨウニスル事。
一、今後二度ト、有料化・会員化ヲ実施並ビニ計画ヲシナイ事。
一、全テノ画像・動画・文章ノ転載並ビニ、リンクヲ許可スル事。
一、今後五拾年間ニ渡リ、ホームページヲ閉鎖シナイ事。
一、二週間ニ一度ハ更新ヲ実施スル事。
一、上記ノ更新ニ関シ更新ノ都度、新シイ画像弐拾枚以上又ハ、動画五分以上ノ物ヲ公開スル事。
一、物品ノ販売・勧誘・モデル募集ヲ行ワナイ事。
一、池袋ノ某フェチクラブヘノ出入リ、並ビニ、左記ノ店舗ノホームページノ掲示板ニ出没シナイ事。

上記ヲ受ケ入レ遵守シタル場合、アラユル岸利徹叩キヲ中止スル。

955名無しさん@ピンキー:04/11/08 21:31:17 ID:uhjM0RRD
以下ノ条項ヲ、岸利徹に命令ス。

一、壱拾月弐日午前零時マデニ、閉鎖シタページヲ完全ナ状態デ元ニ戻スコト。
一、会員制ヲ撤廃シ、全テノ者ガホームページヲ閲覧出来ルヨウニスル事。
一、今後二度ト、有料化・会員化ヲ実施並ビニ計画ヲシナイ事。
一、全テノ画像・動画・文章ノ転載並ビニ、リンクヲ許可スル事。
一、今後五拾年間ニ渡リ、ホームページヲ閉鎖シナイ事。
一、二週間ニ一度ハ更新ヲ実施スル事。
一、上記ノ更新ニ関シ更新ノ都度、新シイ画像弐拾枚以上又ハ、動画五分以上ノ物ヲ公開スル事。
一、物品ノ販売・勧誘・モデル募集ヲ行ワナイ事。
一、池袋ノ某フェチクラブヘノ出入リ、並ビニ、左記ノ店舗ノホームページノ掲示板ニ出没シナイ事。

上記ヲ受ケ入レ遵守シタル場合、アラユル岸利徹叩キヲ中止スル。

956名無しさん@ピンキー:04/11/08 21:31:32 ID:uhjM0RRD
以下ノ条項ヲ、岸利徹に命令ス。

一、壱拾月弐日午前零時マデニ、閉鎖シタページヲ完全ナ状態デ元ニ戻スコト。
一、会員制ヲ撤廃シ、全テノ者ガホームページヲ閲覧出来ルヨウニスル事。
一、今後二度ト、有料化・会員化ヲ実施並ビニ計画ヲシナイ事。
一、全テノ画像・動画・文章ノ転載並ビニ、リンクヲ許可スル事。
一、今後五拾年間ニ渡リ、ホームページヲ閉鎖シナイ事。
一、二週間ニ一度ハ更新ヲ実施スル事。
一、上記ノ更新ニ関シ更新ノ都度、新シイ画像弐拾枚以上又ハ、動画五分以上ノ物ヲ公開スル事。
一、物品ノ販売・勧誘・モデル募集ヲ行ワナイ事。
一、池袋ノ某フェチクラブヘノ出入リ、並ビニ、左記ノ店舗ノホームページノ掲示板ニ出没シナイ事。

上記ヲ受ケ入レ遵守シタル場合、アラユル岸利徹叩キヲ中止スル。

957名無しさん@ピンキー:04/11/08 21:31:46 ID:uhjM0RRD
以下ノ条項ヲ、岸利徹に命令ス。

一、壱拾月弐日午前零時マデニ、閉鎖シタページヲ完全ナ状態デ元ニ戻スコト。
一、会員制ヲ撤廃シ、全テノ者ガホームページヲ閲覧出来ルヨウニスル事。
一、今後二度ト、有料化・会員化ヲ実施並ビニ計画ヲシナイ事。
一、全テノ画像・動画・文章ノ転載並ビニ、リンクヲ許可スル事。
一、今後五拾年間ニ渡リ、ホームページヲ閉鎖シナイ事。
一、二週間ニ一度ハ更新ヲ実施スル事。
一、上記ノ更新ニ関シ更新ノ都度、新シイ画像弐拾枚以上又ハ、動画五分以上ノ物ヲ公開スル事。
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一、池袋ノ某フェチクラブヘノ出入リ、並ビニ、左記ノ店舗ノホームページノ掲示板ニ出没シナイ事。

上記ヲ受ケ入レ遵守シタル場合、アラユル岸利徹叩キヲ中止スル。

958名無しさん@ピンキー:04/11/08 21:51:52 ID:uhjM0RRD
接写主義の掲示板に連載されてた「歯科室」が連載打ち切りだって。
これって、岸利 徹のせいだ。
959名無しさん@ピンキー:04/11/08 22:47:40 ID:x+0j5aMB
権現君、邪魔だから失せてくれ。
この間みたいに新スレ立ててやるなら別に良いけど。
960名無しさん@ピンキー:04/11/08 22:57:49 ID:FBfM0jf6
権現失せろ。
961名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:43:26 ID:SmcUe6va
岸利より、歯フェチの掲示板で、管理人さんの小説に
ケチつけてる某氏の方が気になるよ…
あそこの管理人さん、貴重な小説書きだから応援してるんだけど、
なんかとうとうキレ気味の返事してる…
「あなたのご所望の小説ではありません」って。
新作凍結とかになったら残念だなあ。
962名無しさん@ピンキー:04/11/09 12:03:38 ID:h/VIL90l
>>961
あちこちでいろいろ要望してるよね、自分で書けっつうの。
あそこの管理人さんの画風、最初見たとき、は?と思ったんだけど、
なんのなんの、見てみると、意外と萌えた
なかなかあなどれん。
963名無しさん@ピンキー:04/11/09 21:28:47 ID:MNv/dzLa
ところでそろそろ誰か新スレ立てて〜
964名無しさん@ピンキー:04/11/09 22:17:42 ID:h/VIL90l
立ててみました
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1100006209/
よろしくー
965名無しさん@ピンキー:04/11/10 18:33:15 ID:op3p7EHV
>>964
乙〜
966名無しさん@ピンキー:04/11/10 22:01:33 ID:9D08dWNt
ひさびさに見に来た。相変わらずのもあるが、小説も進んでて、今さらながら乙!
ここすげー萌えました

唇が大きく横に引かれ、香緒里の口の左上がむき出しになった。
一番奥に大きな銀歯。その前の歯は、2本続けて、なくなっている。
今日の歯も、大きく削られてしまったようだ。

欠損は好きじゃないんだが・・
967名無しさん@ピンキー:04/11/10 23:16:29 ID:jD4jYjPN
>966
そこでロングスパンのブリッジですよ。
968名無しさん@ピンキー:04/11/12 00:19:22 ID:GQv9lDyh
せっかく新スレたったのに…。
あいつなんとかならないかね。
969名無しさん@ピンキー:04/11/12 01:02:58 ID:r/cx+gdF
まりんちゃん関係がごそっと消えてる…なんかあったの?
970名無しさん@ピンキー:04/11/12 10:32:02 ID:f/wjA+vC
>>969
岸利に偽者だと疑いをかけられて自分で削除したらしい
971名無しさん@ピンキー:04/11/12 17:32:31 ID:KY4iNsEv
>>968
あんだけぐだぐだ言ってるならその手間で自分がサイト作ればいいのにね。
どうせそんな気もないんだろうけど。
972名無しさん@ピンキー:04/11/13 03:29:42 ID:jj14LNL4
>>970
本当?
なんでも岸利のせいにする書き込み多いから…
973名無しさん@ピンキー:04/11/13 07:21:43 ID:JMWTDGiN
驚いた。どうしようもない、やばいよこんなスレ見られたら皆。
キチガイもいいとこだよ・・・・
974荻原って:04/11/13 08:55:44 ID:JMWTDGiN
29才の人がアマルガムの時代にレジンまで詰めてるなんて
信じられない&羨ましい、ありえない・・
975名無しさん@ピンキー:04/11/13 10:36:17 ID:xOLISEm3
>>972
岸利じゃなくって、権現です。

岸利は嫌な性格なりに分別はあるけど、
権現とTYWは分別のないクレクレ君、しかも逆切れ野郎だから性質が悪い。
976名無しさん@ピンキー:04/11/13 16:33:24 ID:LmdHcvWk
香緒里ってこんなに虫歯があったら息臭そう
977名無しさん@ピンキー:04/11/13 20:32:04 ID:UKyCd412
新しい小説なんてどうですか??

亜紀子は高校2年生。子供のときからかなりひどい虫歯で歯医者さんによくお世話になって
今ではすっかり大の歯医者さん嫌い。
乳歯のひどい虫歯のせいで、永久歯が自然に生え変わる前に抜歯されていた。
そのおかげで、歯並びはがたがた。見えるところでは上の前歯は左右1番の後ろに2番が交差交合、
3番は上のほうから生えてきてしまい八重歯。
下の前歯は完全に叢生(ttp://plus.e-kyousei.tv/rangui.htm の症例4のよう)
。もちろん上下左右6ばんは生えて早々虫歯なり、しっかり銀のインレーがつめてある。
今日は学校の歯科検診の日。いつもより念入りに歯磨きをして学校へ行った。
いつもしっかり歯磨きしてるし、虫歯なんてあるわけないわよ。痛くなってもないし。
そう思っていた。
「はいお口あけて・・・」
と校医である40歳そこそこの歯医者が亜紀子に言った。亜紀子は黙って口をあけた
978名無しさん@ピンキー:04/11/13 20:50:33 ID:UKyCd412
「あー・・・ちょっとかみ合わせてごらん。いー」
口をあけて早々閉じろといわれたが、亜紀子は黙ってまた従った。
「歯並びがよくないねー。歯磨きしずらいでしょ?」
といきなり歯科医師に言われ
「そんなことないです・・・・」
と口をあけたまま答えた。歯科医師はその答えを聞きながら
「歯石がね・・・けっこうついてて・・・。磨けてないみたいだね、
 前歯に虫歯ができてるよ。」
左右一番の間の虫歯を指摘した。
「歯が重なってるところにも小さいのと結構大きそうな虫歯がありそうだから
 一度歯医者さんにいったほうがいいね。はい次」
といって奥歯はろくに見ないまま検診を終えてしまった
「え!前歯に虫歯なんて・・・どうしよう」と亜紀子は心の中で思った。
それから数日後に治療勧告が手元に届いた。母親に言おうか迷ったが、
もうしばらく歯医者さんにも行ってないしと思い、おとなしく母親に相談した。
「あら亜紀子ちゃん、虫歯なの?歯医者さんにいかないとだめよ。
 どこが虫歯なの?お母さんに見せて。はいあーん」
「恥ずかしいからいや!」
そういった亜紀子の前歯を見た母親は
「まぁ、亜紀子ちゃん前歯が虫歯になっちゃたの?? 亜紀子は小さいころから
 虫歯が多かったからね・・。きちんと歯磨きしてたのかしら?でも女の子なんだから
 治さないとだめよ。先生にお約束の電話入れておきますから、歯医者さん行くのよ」
母親はその日に歯医者の予約を入れた。
 もう・・・歯医者さんなんて大嫌い!でも前歯の虫歯はカッコ悪いし・・・。
 しかも大きい虫歯!それに奥歯なんて見てもくれなかったのよ、先生
 あんなにきちんと歯磨きしてたのに、歯石がついてるなんて。
亜紀子は虫歯のショックと歯医者に行きたくない思いで泣いてしまった。
979名無しさん@ピンキー
ここで萩原先生に出会わせたいと思った俺は萩原先生ファンw