女装子とのエッチ報告　本当の話だけね?･3

最近はおとなしくなったけど、去年の夏くらいは、よく映画館に、ヒョウ柄のキャミソールワンピ着て行ってたのよね。体の線がぴたり出るやつでさ、胸もノーブラの谷間が見えてた。ノーメーク、ナマ脚で、細い肩ひもが肩に食い込んでいた。

安上がりな女装ね。下は24センチのきついサンダルで、スカートの下のパンツも男物のビキニ。映画館に入ると奥のエアコンの前に立ち風の出口から出る冷気を胸の谷間とかスカートの下とかに入れるの。気持ちいいの。

男たちの視線を感じるのも気持ちいいの。ウエストの線が目立つように腰を前に突き出して挑発するのよ。いえ、そんなつもりはないの。きれいでしょ、って言いたいだけ。十分涼んだら、シートに腰を下ろすの。すると、すぐに男が横に座る。いつものことね。

でも、去年の8月12日の大阪・梅田の映画館は違った。右に誰かがすわったかと思うとすぐに左にも。映画館が少し込んでいたからね。両側の男たちは座るとすぐに手を伸ばしてきた。スカートの内側に。わたしは、そこ触られるの、あんまり好きじゃないの。

だって、そこはまだ女じゃないもん。だから太ももをぐっと閉じるの。でも、男の人の力は強いからだめね。2人だし。わたしとしては、せっかくの胸の谷間を触って欲しいんだけどな。でも、普通、女装っ子は本物の胸が無い。だから、男の人も慣れてないのよね。

2人ていうのはいつものことだけど、この日は、なぜか胸の方にも手が伸びてきていたの。でも、それって後ろからみたいなのよね。ん？っておもったら、後ろに何人か男の人がいるのよ。

やばいって思って腰を浮かしかけたの。そしたら、前から肩を押さえる手が伸びてきているの。わたしの肩のひもに手をかけてる。わたしはいつもあんまりなことされたら、逃げるの。でも、動けない。あ〜ん。

もう、本当に動けなくて。どうしよう。下にはひざの辺りを爪の先でなぞる指が動いている。少し上では股間の獲物を見つけた手が柔らかく獲物を包んでゆっくり往復しそうな気配。腰に回した腕もそのサイズを測るように張り付いている。

肩にも手がかかり、あ〜ん、わたしの柔らかい胸も下から手のひらが包んでる。だめよ、だめよ〜。唇は許さないんだから。あ〜ん。

肩にも手がかかり、あ〜ん、わたしの柔らかい胸も下から手のひらが包んでる。だめよ、だめよ〜。唇は許さないんだから。あ〜ん。

わたしは体の自由を奪われてどうすることもできない。快感と恐怖で逃れようともがいてた。「そそるねぇ。この子」。男たちは場所を変えようとしていた。

愛撫しながらわたしを運ぶ男たち。わたしは声を上げたかった。でも、そうすると二度とここには来れない。男たちの手の動きがわたしの神経を麻痺させる。わたしは近くに、いつも行く女装クラブの男性客を見つけた。小さな声で叫んだ。「助けて」。彼は気が付いた。

彼が近づいて来て、男たちの前に立ちはだかった。「おれの女だ」。男たちはすぐにわたしから離れた。助かったぁ。でも、体はまだ快楽にしびれている。

わたしは、急いで映画館の階段を上がると、近くのニューハーフパブに急いだ。一人の男が追ってきていた。わたしは、サンダルのひもを切りながらも逃げた。