>>877つづき
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「はあぅ……もう、もう許して……休ませて……」
皐月は白い肌を真っ赤に染め上げ、その美しい肢体をくねらせていた。四つん這いの状態
で後ろから、魔物の醜悪なペニスを突き入れられ抽送を繰り返されている。赤い首輪を嵌
められたその姿は被虐美の極致と言っても過言ではない。
全身から玉のような汗が吹き出し、ただでさえ艶めかしい肉体はさらにエロチィックに彩
られていた。
「くくく…ダメだよ、皐月。ここにいるみんなの相手をしてもらうんだからね」
貴裕は皐月に向かってそう言い放つ。隆二にレイプ同然に犯された後、再び戻ってきた彼
女を待っていたのは、いつ終わるともしれない凌辱の嵐だった。
貴裕ともうひとりの少年に徹底的に女唇と口を蹂躙された後は、その場にいる魔物たちか
らの凌辱を受け続けているのだ。
普通の状態ならば指先ひとつで倒せるような低級な魔物たちに犯される。皐月は口惜しさ
と屈辱感で今にも泣き出しそうだった。徹底的に犯され抜いた女唇はすでに真っ赤に腫れ
上がり、膣内にたっぷり注ぎ込まれたザーメンがそこから溢れ出してきている。
かつて退魔戦士ナンバーワンの実力と謳われた女。そのなれの果てを貴裕たちは楽しそう
に見つめていた。
「それで……涼の方はどうなってる?」
貴裕の問いに少年はニッコリ笑うと「順調だよ。あと三日くらいかな」と答える。
「じゃあ、そろそろ儀式に必要な奴を揃えないといけないね」
「そうだね。じゃあ、貴裕にペットの躾と涼の方を頼むとして、そっちは僕が行くよ。女
子高生なんだって?」
少年はそう言うと表情を淫猥に崩していく。
「そう。ママの話だと結構強いらしいよ」
「ふふ…楽しめるかな?」
「さあね……だけど…」と貴裕は言った。「有子がいても手を出すなよ」
「わかってるよ。僕の本命はあの女だけなんだから。おまえこそ彼女には手を出すなよ」
「くくく……じゃあ、今度祐美姉ぇのところに挨拶がてらに魔物を送るときには、手を出
さないように言っておくよ」
「ふふ…頼むよ」
少年はそう言うとその場を立ち去ろうとする。ふと立ち止まり振り向くと貴裕にこう尋ね
た。
「そう言えば、牡の方のペットはどうしたの?」
「ん?ああ隆二か……蟲を植え付けて有子のところに送り込んだよ」
「ひひひ…貴裕、おまえいい趣味してるな」
「まぁ、じっくりとね……」貴裕は不敵な笑みを浮かべながら言った。「狂わせてやるよ」
「ふふふ、じゃあ行ってくる」
「頼むぞぉ、一也」
「楽しんでくるよ。くくくく…」
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「電話くれれば迎えに行ったのに……」
「あぁ、有子さんお気遣いなく」
冷蔵庫を開けゴソゴソとなにやら取り出している彼女に向かって隆二はそう言った。
「ふふ、そう言わずに一本だけ付き合ってよ」
有子はそう言って缶ビールを二本出し、ひとつを隆二の前に置いた。
「すみません。ほんとはビジネスホテルにでも泊まろうかと思ったんですが…皐月さまの
ことが気になって…」
夜分に申し訳なかったです、と隆二は頭を下げる。
本当にこの人は母のことを気にかけてくれている。やはり、この人にはすべてを話そう。
有子はそう思い、「隆二さん。掻い摘んで説明するわ」と缶ビールのポルトップを開けな
がら彼女は話し始めた。
有子がこれまでの経過と、今日わかった貴裕の日記のことを伝えると、隆二は「う〜ん」
とうなりながらこう口を開いた。
「では、そのフロッピーなんとか、というものを見つければいいわけですね」
「ええ、その“日記PART1”が見つかれば、少しは進展すると思うの…」
有子の言葉に頷きながら隆二は「わかりました」と答えた。
「じゃあ、とりあえず明日ね。隆二さん、疲れたでしょ?お風呂に入って休んで…」
有子はそう言って隆二を浴室へと案内する。
その間に客間に布団を引く。風呂から上がってきた隆二に「おやすみなさい」と挨拶する
と、入れ替わりに浴室へと向かって行くのだった。
無論、彼女がシャワーを浴びている間に隆二が何をしていたのか、などということを有子
は知るはずもなかった。