お母さんは正義のヒロイン

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708退魔戦士 有子
>>697つづき

全身がその場に現れると、貴裕はニコニコ笑いながらパチパチと皐月に拍手を送る。
「いやぁ〜、すごいねぇ皐月さん。僕びっくりしちゃったよ」
そう言う貴裕の顔は余裕の表情だ。今の戦いで皐月の実力を把握したということだろう。
「あら、ずいぶん余裕じゃない、貴ちゃん。わたしの力はまだまだこんなものじゃないわ
よ」
それは強がりでもなんでもなかった。先ほどの戦いで皐月は実力の十分の一も出してはい
ない。闇の力が作用しない昼間の戦いとはいえ、あれだけの数の魔物を倒すのにその程度
の力ですむ皐月の力は計り知れないものがあった。

「夜ならともかく、昼間なら勝てはしなくても、負けることはないわよ。ふふっ、丁度い
いわ。わたしの孫を返してもらいましょうか!」
そう言って皐月は破邪の扇を構える。
「生意気だなぁ、皐月さんは。じゃあ、その実力を見せてもらおうか!!」
貴裕の胸が弾け無数の触手が再びその姿を現した。前回よりも数が増えている。
縦横無尽に動き回り、皐月を捕らえようとする触手たち。だが、そんな動きを見透かすか
のようにスイスイと触手をかわしていく皐月。着物の裾から見え隠れするふくらはぎが艶
かしい。
709退魔戦士 有子:2005/06/02(木) 00:50:49 ID:xdOAxUsY

「へえ、言うだけあるねぇ。でもいつまで逃げられるかな?」
貴裕の言葉どおり皐月の動きが鈍くなってきているようだ。先ほどの魔物たちとの戦いで
は、息もきらせていなかった皐月だがさすがに息がみだれ、額から汗が流れ出している。
「ほらほら、そろそろ捕まえちゃうよ」
さっきまでは余裕でかわしていた皐月だが、今はギリギリのところでなんとかかわしてい
る状態だった。誰の目から見ても捕まるのは時間の問題だと思われた。

だが、皐月は徐々にではあったが貴裕との間合いを詰めていたのである。
「今だわ!」
皐月は大きくジャンプをし天井を蹴ると、勢いをつけ貴裕の頭上に破邪の扇を打ち下ろし
た。
「破邪の扇よ。この者と闇のモノとの因縁を絶てぇ!!滅!」

だが、その打ち下ろした扇が貴裕に当たることはなかった。もう後数センチというところ
で皐月は、触手にその脚を捕らえられてしまったのである。

「あぁ!しまった!」
「惜しい、残念でした。もう少しだったのにねぇ。くくくくく」
まるで、皐月の狙いなど最初からわかっていたかのように、余裕の笑いを浮かべる貴裕。
「さてと、生意気な皐月さんは、どうやって弄んでやろうかな。ひひひひひ」
貴裕はそう言うと淫猥に顔を歪ませ、ペロリと舌なめずりをする。
710退魔戦士 有子:2005/06/02(木) 00:52:19 ID:xdOAxUsY

「くっ……は、放しなさい、貴ちゃん。」
皐月は両足を触手に捕まれ逆さ吊りの状態である。当然、着物も長襦袢も、そして裾よけ
も捲れてしまい、その美しく白い脚は股関節近くまで露出してしまっている。
皐月はこれ以上捲れてしまわないように、必死になって両手で着物を押さえている。
「ひひひ、普段隠れてるところが見えるとすごくいやらしいよ。皐月さん」
触手は捕まえている皐月の両足をぐーっと広げていく。それと同時に別の触手が皐月の両
手を捉え、押さえている着物から放そうとする。

「ううっ……や、やめて、やめて貴ちゃん!」
両手が外され皐月の股間がさらされる。普通、着物を着たとき下着は着けない皐月だった
が、今日は穿いていた。ただしパンティラインが見えないようにTバックである。
「ひゃあ、皐月さんがこんなの穿いてるとは意外だったよぉ。すげえ、いやらしいよぉ」
そう言いながら皐月の身体をクルリと反転させ、露出しているその尻たぶを鑑賞する。

普段の鍛錬の賜物か、ボリュームのあるそのヒップは、五十近い女性のものとはとても思
えない。
肌は透き通るように白くきめ細やかで、染みや吹き出物の類は一切見当たらない。肉付き
の良いその尻たぶは、触手が皐月の身体を揺らすたびにプルプルと振るえた。

「くくく、尻の割れ目にTバックの紐が食い込んじゃってるよ。いい眺めだ」
貴裕はそう言って皐月の羞恥心を煽っていく。
「じゃあ、その邪魔なもの取っ払っちゃうよ」
その言葉と同時に触手が彼女の股間めがけて伸びてくるのだった。