「貴裕!目を覚ましなさい!!」
深夜の公園。ひとりの少年を追いかけていた祐美はついに彼を追い詰めそう叫んだ。
目の前にいるその少年は、すでに彼女のよく知っている素直でおとなしい甥ではない。
「祐美姉ェ……僕の仲間になってよ……」
闇の力に支配されているのか…かなり強力なパワーを感じる。今まで戦ってきた魔物とは
レベルが違うようだ。
ひとりで戦えるの……?
姉の有子……つまり目の前にいる少年の母親を呼ばねば、勝てる相手ではないと本能的に
感じた。
姉の有子は祐美より七つ上の33歳。公立高校で教鞭をとる女教師だ。
早くに夫を亡くし、女手ひとつで貴裕を育てている。
一方の祐美は三ヶ月前に子供を出産したところなのだが、有子と同じくつい最近夫を亡く
している。
「ママを呼んでくれるの?……ふふふっ、まさか僕を倒そうなんて大それたこと考えてる
わけじゃないよねぇ…ママや祐美姉ェ程度の退魔戦士じゃ無理だよ…」
貴裕は涼しげな笑みを浮かべながら言う。
確かにその通りではあったが、12歳になったばかりの自分の甥をこのままにしておくわけ
にはいかない。
「転身!!」
祐美がそう叫ぶと、手首のブレスレットが輝き、紅い戦闘用スーツが装着された。
身体のラインが強調されるタイトなミニのスーツ、グローブとブーツは白だが、紅い
ラインが入っている。
特殊な繊維でできており丈夫で伸縮性に豊み、さらには闇の力を遮断する効果もあるのだ。
転身後すぐに祐美は、姉の有子に連絡をとった。
「姉さん、聞こえる?貴裕を見つけたわ。すぐに来て!」
有子から『すぐに行くから無理しちゃだめよ』と返事がくる。
「ママが来るんだね……じゃあそれまでは二人で遊んでおこうか…」
貴裕の目が怪しく輝き、髪の毛が逆立っていく。
祐美は今まで感じたことのない凄まじい邪気に全身が震えだす。
(な、なんなの……貴裕を支配している魔物って……レベルが違いすぎる)
「破邪の槍!」
破邪の槍は祐美の得意武器だ。
並みの魔物なら、触れただけで消滅させることができる。
破邪の槍が通じる相手なら、貴裕を正気に戻すことは可能のはずだ。
「たあぁぁぁ!!」
祐美はするどい突きを打ち出す。
グサッ
槍の先は貴裕の心臓に突き刺さった。
「ぐうぉぉぉ」
苦しみだす貴裕。
「いける!!破邪の槍は通用するわ」
祐美は槍を突き刺したまま、破邪の呪文を唱える。
「闇から来たりしもの、消え去れ!!滅!!」
槍に向かって雷が走る。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そんな叫びを残して貴裕は倒れた。
「やった!!」
すべては終わった……
祐美がそう思ったとき、「ふふ…ふふ…」という笑い声が聞こえ、貴裕がムクッと起き上が
る。
「なあ〜んてね……こんなので僕が倒せるわけないじゃない……」
貴裕はそう言って破邪の槍を自分の胸から引き抜く。ニヤッと笑うと槍は、サラサラと砂
のように崩れていった。
「そ、そんな……」
「祐美姉ェたち、こんなので戦ってたんだ……ふふっ、よほど弱い奴としか戦ってなかっ
たんだねぇ」
今度はこっちの番だよと言うと、貴裕の右腕がゴムのように伸びてきて祐美の足首を掴む。
「きゃっ!」
突然のことに祐美は尻餅をつき倒れてしまう。
伸びていた腕が縮んでいき、祐美は貴裕の下へと引き寄せられていった
祐美を足元まで引き寄せると貴裕は不適な笑みを浮かべこう言う。
「そう言えば、祐美姉ェには小さいころよくお風呂に入れてもらったよなぁ……最近入っ
てないから、祐美姉ェの裸忘れちゃったよ……赤ちゃん産んでどんな身体になったのかな
ぁ」
そのセリフが終わるか終わらないうちに、今度は左腕が祐美の胸元を狙って伸びていく。
特殊な繊維で出来ているそのスーツは、レーザーでも使わねば切断できる代物ではない。
だが、貴裕はそのスーツをやすやすと引き裂いてしまったのだ。
「きゃぁぁぁぁ!!」
まさかこのスーツが引き裂かれるなどとは思っていなかった祐美は、驚愕の表情をして
その豊満な胸を自らの両腕で隠していく。
「やっぱり、おっぱいが大きくなってる様な気がするなぁ……くっくっ…ブラもいただく
よ」
そうはさせじと抵抗する祐美をよそに、あっさりブラジャーは奪われてしまう。
「ひゃっひゃっひゃっ!!乳輪も乳首もずいぶんでかくなったじゃない」
「や、やめなさい!やめるのよ、貴裕!!」
「バカじゃないの?やめるくらいなら、最初からやってないって……なんたって祐美姉ぇ
は、僕に槍を突きつけたんだからね。その罰は受けてもらうよ」
貴裕は唇の端を吊り上げ淫猥に笑うのだった。
貴裕の胸が弾けそこから無数の触手が現れると祐美の身体にからみついていく。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
彼女が叫んだのは、触手が身体にからみついてきたことだけが理由ではないだろう。
自分の甥が精神ばかりか、その肉体までも魔物と化していることにショックを受けたこと
は間違いない。
「いやよ!貴裕、もうやめなさい。やめるのよ!!」
「うざいなぁ。いいかげん自分の立場を理解したら?命令できるのは僕の方なんだよ……」
そんな会話がなされている間も、祐美の全身にからまり蠢く触手の群れは攻撃の手を緩め
ようとはしない。
どうやら触手はそれぞれに役割があるようで、先端の形状もそれに合わせて違っている。
手足を拘束する触手、身体を拘束する触手、全身を愛撫する触手……そして一番太いのが
挿入用の触手のようである。
身体を拘束しているそれが胸をギュウっと締め付けていく。
子供を産んでそれでなくとも豊かになった祐美の双乳は、これでもかと言わんばかりに膨
らみを増していった。
さらには別の触手がまるで人間の手のような動きで、膨れ上がった乳房を揉みしだくのだ。
「はあン……だめっ!だめよぉ!!許してぇ!!」
そんな祐美の哀願が聞き入れられるはずもなく、触手の攻撃は下半身にも及んでくる。
ミニのスカートのなかに侵入し白いハイレグのショーツを脱がしにかかる触手たち……
祐美は股間に力をいれて抗うが、抵抗も空しくショーツはスルリと脱がされてしまう。
さらには脚にからみついた触手が、両脚をぐぅっと広げていくのである。
これで祐美の格好は、戦闘用スーツを着てはいるものの上半身は、おっぱいが丸出しと
なり、下半身もノーパン状態でM字開脚させられ女唇を貴裕の眼前に晒していることと
なった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!いや、いやよ!やめてぇ!助けてーっ」
甥の眼前に自らの女性自身を晒したうえ、今にも異様に蠢く触手に犯されてしまうという
恐怖から、祐美は少女のように悲鳴をあげてしまう。
「まったく……うるさい女だなぁ。ちょっとは黙ってなよ……」
その言葉と連動するように一番太い触手(挿入用のものだろう)が彼女の口中へと押し込ま
れていった。
「ぐえぇ!ごはぁ!」
長大な触手は祐美の喉のあたりにまで侵入していく。
苦しさに涙を流しフンフンと鼻で息をする、普段の颯爽とした美しい叔母からは想像も
できないその惨めな姿は、貴裕の嗜虐心をさらに煽っていくのだった。
貴裕はニヤッと笑うと、苦しむ祐美の身体を自分のすぐ傍まで近寄せる。
口内を犯す触手に嗚咽しながらも、他のそれによる執拗な愛撫で彼女の官能はピークに
達しようとしていた。
「祐美姉ェ……キスしようよ……」
そう言って貴裕は舌を差し出す。
口内を犯していた触手が取り除かれると、祐美はまるで催眠術にでもかかったかのように、
目の前にある甥の舌に吸い付いていく。そして舌と舌を絡ませあい「あふん、ああン」と
鼻を鳴らすのだ。
一方、乳房を凌辱する触手の攻撃はさらに激しさを増し、祐美の豊かな双乳はその形を
さまざまに変えていった。
ついにはそのふくらみの頂きから、白濁した液体が噴出する。
祐美は比較的母乳の量が多い方だ。まさしく噴水のように飛び出していく。
「ひゃっひゃっひゃっ……祐美姉ェのおっぱいだぁ!涼が独り占めにしてたやつだねぇ。
僕にも飲ませてよ」
貴裕は乳房にむしゃぶりつくと、大量に噴出する母乳をチューチューと吸いはじめる。
「はあン…あふあン……」
乳首を吸う貴裕の舌の動きに合わせて、いやらしいあえぎを漏らす祐美。
一方、下半身に目を移すと、股間を凌辱していた触手が肉襞を掻き分け膣内へと侵入して
いる。さらには裏門の方へも侵攻し、祐美のセピア色の尻穴へと侵入を開始し始めた。
「はうぅぅぅぅ!!」
愛する我が子に与えるべき母乳を吸い出されるだけでなく、膣穴と尻穴まで凌辱され祐美
の秘唇からは恥ずかしいほどに蜜が溢れ出していた。
(あふう…堕ちる……堕ちていく……)
「たかひろぉ〜……お願い……入れて……入れてちょうだい……」
気高く美しかった叔母は、ついに自分の姉の息子に対し屈辱的なセリフを吐く。
「くくくっ……とうとうおねだりかい?……ふふふ、入れてあげるよ、スケベな叔母さん」
貴裕はそう言ってその醜悪な肉茎を、祐美の秘裂へと埋没させる。
「ぐはぁぁぁぁぁぁぁ!!イイっ!いいのぉ!もっとぉ!もっとよぉ」
「ぐふふっ、祐美姉ェって淫乱女だったんだぁ……自分の甥に犯られて悶える変態なんだ
ねぇ」
「そうよぉ……祐美は変態の淫乱女なのぉ…だからぁ、お願いもっとぉ」
祐美のおねだりにさらに抽送を激しくしていく貴裕。
とそのとき……
「やめなさい!!貴裕!!」
澄んだアルトの声が響く。
貴裕はその聞き覚えのある声のした方に目を移していく。
そこには白い戦闘スーツに身を包んだ有子の姿があった。
「なんだぁ……遅かったねぇママ。待ちくたびれちゃったよ……じゃあ、一緒に遊ぼう
か?」
ゾッとするような笑みを浮かべ、こちらを見つめる貴裕。
変わり果てた我が子の姿に戸惑いながらも、有子は気丈に話しかける。
「貴裕……祐美を放しなさい」
「ふふふっ、ママ勘違いしちゃだめだよ。放してくれないのは祐美姉ェの方なんだから」
うつろな目で白痴のように涎を垂らし、両腕を貴裕の首に両脚をその腰にからませている
祐美。しかも自ら淫猥に腰を上下し、更なる刺激を得ようとしているのだ。
普段の妹からは想像もできないその姿に、有子は目を覆いたくなる。
「ゆ、祐美……」
「わかったろ、この女が僕のチン×に喰らいついて放さないんだよ。くくく……」
貴裕はそう言いながら、ズンズンと腰を突き上げていく。
「おやめなさい!!破邪の剣ィィィィ!」
有子は自分の気を剣に乗せ、祐美に向けて発射する。
「邪淫なる闇の力よ。消え去れ!滅!!」
光の塊が祐美に向かって飛ぶ。
その光は彼女の身体をやわらかく包み込み、闇の力を浄化していく。
正気に戻った祐美だったが、眼前で淫猥に笑う貴裕の顔とその甥と自分との結合部を見て
悲鳴をあげる。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
必死にもがき逃げようとする祐美。
「あ〜ぁ、正気に戻っちゃったんだ、祐美姉ェ。もうちょっとで完全に僕のものになる
ところだったのに……ふふっ、まぁいいや……」
グロテスクな肉塊を祐美の女唇から引き抜くと、まるで子供が飽きたおもちゃを捨てるよ
うに、彼女の身体を地面へと放り投げる。
「ふふ、さすがは現役退魔戦士ナンバーワンのママだね。祐美姉ェとは一味違うよ」
貴裕が言うほど祐美の実力は有子に劣っているわけではない。
その彼女をいとも簡単にあんな状態にした貴裕を支配する魔物……
有子は緊張した面持ちでそいつと向き合う。
剣を握る有子の手のひらが、緊張でべっとり汗に濡れる。
対峙するだけでここまでのプレッシャーを感じる魔物ははじめてだった。
「あなた……いったい何者……?」
「うへへへへへ…なに言ってんの?ママの息子の貴裕だよ…忘れちゃった?」
「言い方が悪かったかしら?わたしの子供を支配しているあなたは誰って訊いたんだけど
……」
有子の言葉に貴裕はゲラゲラと笑い出す。
「はははははは……ママ、そんなこと訊いてどうすんのさ?安心していいよママたちが
束になって掛かってきても倒せやしないから」
おそらくこいつの言うことは本当だろう。
だが愛する我が子をこのままにしておくことはできない。
有子は差し違える覚悟で貴裕を救う決心をした。
「とにかく、貴裕は返してもらうわ」
そう言って有子は破邪の剣を握り直す。
「ふふふ…それならいい方法があるよ、ママ。ママが僕のものになればいいのさ」
その言葉と呼応するように、貴裕の胸部で蠢く触手がシュルルルルっと伸び有子を襲う。
恐ろしいほどのスピードと、予想できないその動きに翻弄されるものの、破邪の剣で
かろうじて薙ぎ払っていく美貌の退魔戦士。
防戦一方に見える有子だったが、頭の中ではちゃんと方策を練っていた。
おそらく祐美は破邪の槍を使ったに違いない。しかし敗れた。それはたぶん魔物を完全に
浄化しようとした為だろう。
ならば、こいつの支配を遮断するだけなら……
その為にはもっと接近し、奴の油断を誘わなくてはならない。
有子は自らの身を囮にし、接近することを選んだ。
破邪の剣を地面に突き刺すと、ぶつぶつと呪文のような言葉を唱えはじめる。
隙ありと見た触手は、両手両脚に絡まりつき有子を拘束してしまった。
「ふふっ……ママ、なにをしようとしたのか知らないけど、無駄だよ…祐美姉ェのとき
みたいに助けに来てくれる人もいないもんね……百合恵さんが来てもどうしようもない
だろうし」
貴裕がそう言うと触手たちは一斉に有子への攻撃を開始しはじめた。
白いミニスカートの中に潜り込み、同じく白のハイレグショーツを奪い取ろうとする。
抵抗する有子だったが触手の動きは完璧で、ショーツは簡単に奪い取られてしまう。
まるで、先ほどのリプレイを見ているようであった。
ショーツを抜き取られる間に、戦闘用スーツの胸の部分は引き裂かれ、ブラジャーも奪わ
れていた。
豊満な胸の隆起が露出し、祐美と同じくM字開脚で女唇を我が子の眼前に晒されてしまう。
641 :
中島誠之助:2005/05/26(木) 00:05:33 ID:h+ck0if5
GJ
「ふふっ、ママは完全に僕のものになってもらうよ……僕のチン×にひれ伏す牝豚にね」
「貴裕!やめなさい!やめるのよ!!目を覚まして!」
「ママも祐美姉ェと同じことを、バカの一つ覚えみたいに言うんだね。おもしろくないよ
……」
全身を愛撫する触手の動きが激しくなった。乳首を弄ばれ、秘裂と尻穴を凌辱される。
祐美と同じく有子もまた、邪淫なる闇の力に征服されようとしていた。
「あふン…ふうん……だ、だめよ…貴裕……やめるの…もうやめ…はうン…」
感覚が麻痺してくる。意識が遠のいていく……
「ふふ……いい感じでこなれてきたみたいだねぇ、ママ。うふっ…キスしようか?」
祐美のときと同じだった。どうやらこのキスが重要な役割を果たすようである。
触手は有子を貴裕の元へと連れてくる。
先ほどと同様に舌を差し出す貴裕。
美貌の退魔戦士は我が子の舌へ自らのそれを絡ませていく。
「入れて……たかひろぉ……ママのあそこに……お願い、入れてちょうだい」
実の息子に淫らにもおねだりをする母。
「くくくっ……これでもうママは僕のものだよ…さあ入れてあげるからね」
有子は拘束していた触手が解かれると、我が子に両手脚をからませていく。
貴裕が肉茎を挿入しようとしたまさにそのときであった。
先ほど地面に突き刺していた破邪の剣が突然、輝きはじめたのだ。
「なに!」
貴裕が驚く間もなく、剣から光球が打ち出され有子の身体を包み込む。
そして祐美が浄化されたと同じように、有子もまた邪淫の力より浄化されていく。
正気に戻った有子は間髪入れずに、破邪の剣を手元へと呼び寄せる。
「破邪の剣よ!この者と闇のモノとの因縁を断てェ!!斬!」
剣を打ち下ろす有子。
ぐわぁぁぁぁという叫びとともに苦しみだす貴裕。
「ぐはっ……さ、さすがママだね……時限呪法か…」
時限呪法とはいわばタイマーのようなものだ。
邪淫の力に支配されるであろうことを予測していた有子は前もって邪淫の浄化呪文を剣に
セットしておいたのだ。
「ふふ……でもこれで勝ったなんて思わないことだね。これくらいで、支配は断てない…
うっ…」
貴裕、いや貴裕を支配しているそいつは胸を押さえ苦しみだした。
「くっ……こんな……くそぉ!」
魔物が苦しむ姿を見て成功を確信する有子。
「ママ……ママ……」
間違いない、本当の貴裕の意識だ。魔物の支配が解けようとしている。
「貴裕!!貴裕!」
有子は懸命に我が子の名を叫ぶ。
「た…す…けて……ママ……」
「貴裕ォォォォォォォォ」
破邪の剣をたずさえ再度支配を断ち切るために向かっていく。
「破邪の剣よ、お願い!!貴裕を助けて!斬!!」
剣を打ち下ろそうとした瞬間、強烈な風圧を残して貴裕は中天高く舞い上がる。
「えっ!」
見ればなんと息子の背からまるで蝙蝠のような羽根が生えて、空を飛んでいるではないか。
「そ、そんな……」
「グフフ……永井有子だったな……なかなかやるじゃないの…しかし生憎完全には支配を
断てなかったようだね……まあ今日のところは見逃してやるよ。ふふふ、お前の子供の身
体は実に居心地がいいね。ありがたく頂いておくよ……じゃあ、またお逢いしましょう…
ふふふふ」
そいつは、笑い声を残し消えていった。
「貴裕ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
あとには……有子の悲痛な叫びが夜空に響くばかりだった。