お母さんは正義のヒロイン

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346名無しさん@ピンキー
血気にはやる真知子は、大きくジャンプして飛び蹴りを浴びせた。
だが、圧倒的パワーを誇るブレイク怪人は片手で易々と受け止めると、真知子
を遠くに弾き飛ばしてしまった。
「いやああん!」
両脚を大きく広げた格好で、ミニスカが完全にめくれ上がって吹っ飛ばされた
真知子。
「パンツが丸見えだぜ、おばちゃん。」
とガニメデが嘲る。
真知子は、パッとスカートを直すと顔を真っ赤にして立ち上がった。
「まあ、おばちゃんだなんて、失礼ね!」
だが、このままでは勝ち目はなかった。やはり生身の肉体では太刀打ちできない。
(変身するしかないわ。)
真知子は決意した。
変身装置が内蔵されたブレスレットをはめた右腕を顔の前に出す。
「レディチェンジ!」
そう叫んで変身ポーズを取る。
目を剥くガニメデの前で、ブレスレットから発せられる不思議な光が真知子の
全身を包んだ。
「レディレッド参上!」
光の中から、正義の女戦士レディレッドがその姿を現したのだ。