1 :
名無しさん@ピンキー :
02/05/25 01:31 溺れる。先天的心臓病、ガス中毒等で仮死状態になって グッタリと意識を失った女性にマウス・トゥ・マウスで 人工呼吸と言うシチュエーションに萌える人っていますかね?
2げとずさ
3 :
名無しさん@ピンキー :02/05/25 01:44
>>1 クラシックなシチュエーションだが俺は萌える!
4 :
名無しさん@ピンキー :02/05/25 09:55
>>3 ときメモで虹野さんの人工呼吸シーンを見る為だけに何度もやり直したよ。
誰にも助けられずに苦しむ女性に一発でいきます
個人的には心臓発作が萌え萌え その後、男性に受ける人工呼吸と横抱き、一連の介抱
>>6 最近だとそういうシチュエーションが出るドラマや映画ってホントに
少なくなりましたよね。ベイウォッチなんかは結構そういうシーンあるけど
、幾らなんでもドラマが馬鹿過ぎるもんなぁ…。
役者が下手すぎると興ざめというのもあります 人工呼吸っつーか、単なるちゅーに見えては萌えれんし 仕方がないので、オカズ代わりに自分で書いちゃったり
>>8 書いていらっしゃるんですか? 差し支えがなければ、それをここに載せてくれないでしょうか? あ、後フランス映画で「トリエステから来た女」とかは中々萌えますよ。
10 :
名無しさん@ピンキー :02/05/25 21:31
日本のドラマの人工呼吸シーンは、大抵鼻をつままないウソ人工呼吸 だよな。オンナのグッタリ度の悪いし。
やはりあれはただのちゅー。 海だの湖だのに落ちた女性がもがき苦しみながら、 弱って力を失ってくシチュエーションとか、 助けられて岸辺に横たえられるときのぐったり加減が、 後の人工呼吸シーンに響くんだけど、たいていここで、 ツクリが下手なのか役者が下手なのか・・・
12 :
名無しさん@ピンキー :02/05/26 00:02
>>11 助けるシーンで女のグッタリ具合を見せない編集の仕方にも問題ある
と思われ。そこらへんはベイウォッチは頑張っていた。
14 :
名無しさん@ピンキー :02/05/26 19:00
昔中森明菜のマッチの映画で人工呼吸シーンがあったが、これ以上無い位 目茶苦茶なシーンだった…。映画「アビス」でもっと綺麗な女優さんが やってくれると中々に萌えれそう。
15 :
名無しさん@ピンキー :02/05/27 00:11
「く・・・苦しい!誰か・・・助け・・・て!」 これは水中パターンでよかろうか?? 助けがくるまでもたず、水中に消える少女。 ゴボゴボ、と空気を吐き出し、喉を押さえて首を左右に振りながら、 (誰か・・・誰か助けて・・・息がくるし・・・) と意識をなくしていく。 水中で体を抱きとめられ、浮かび上がると、岸まで抱えられて 運ばれて、すぐに行われる人工呼吸。 「・・・ごほっごほっ・・・あうっ・・・」 突然戻った呼吸に喘ぐ少女。 「く・・くるし・・・」
16 :
名無しさん@ピンキー :02/05/27 01:19
日曜日に俺は一人で山へドライブに行った。春の日差しは眠気を誘い それに耐えられなくなった私は川原で一休みする事にした。 十分に日の光によって暖められた川原の石は心地よい睡眠時間を提供 してくれる筈だった…がそれは突然、1人の少女によって破られる事 になった。 「…!」 一瞬大きな鮎が流れているのかと見間違えた。後になってもそうとしか 書けない自らの想像力の貧困さを呪ったが、そう形容するしかないほどに 華奢で、繊細であった、そして水の反射を受けて輝いていた。 だが鮎は水に逆らう事をしなかった、出来なかったと言う方が適切であろう 既に意識は殆どない様で、弱弱しく水をかく音だけがした。 あわてて川に入る、川は以外に深く、流れは急で、彼女を捕らえる事が 出来ない。何度も手を掴むが、水草の様にしなやかに動いて私の手を すり抜ける。彼女の長い髪がまとわりついて、藻を触る様な感覚が体 を走る。 「くそ」 ようやく彼女の手をしっかりと掴み、両手で彼女の体を支える事が 出来た。彼女は全く無抵抗だ。異性に触れられる事による本能的な 反射行動さえしない。 「生きているのか?」 不安を抱きながら彼女を抱きかかえ、川岸に上がる。 足が付く深さに達し、彼女を両手で抱きかかえる。水の流れと同化し、 されるがままに浮かんでいた彼女の体は、水を含んだ衣服を感じさせない 程軽かった。彼女はこの腕に存在するのか、不安にかられ、岸辺に上がり ながら彼女を見る。薄手のロングスカートの夏服は彼女の体にピッタリ と張り付き彼女の肢体を露わにする。柔らかく、しなやかな感覚。滑らかな 曲線。首の仰け反りにより、胸の辺りの曲線は強調され、左程大きくないが 形の良い乳房を見せ付けた。 それは生命の躍動をかんじさせるものであったが、同時に彼女の長い髪、 そして4肢は私の動きにあわせて力なく振り子の様に揺れて動くだけであり、 彼女の首はその上にあるものの重みを支える事なく、力なく仰け反り 彼女の喉、顎以外視界に入って来なかった。死、そう彼女は死を4肢と首で 再現し、体はそれに抗しようと生命を誇示する。 駄文スマソ。もし宜しければ後半も書きます。
小説キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!! 是非、是非続編を!
18 :
名無しさん@ピンキー :02/05/27 02:32
19 :
名無しさん@ピンキー :02/05/27 22:55
うんじゃ煽てに乗って続編 彼女を抱きかかえて岸辺までにかかった時間は客観的に見れば1分も 無かっただろう。だがその時は非常に長く、そう5分以上もかかっていた 様な気がする。 焦っていたから?確かにそれもあっただろう。人の生死を左右する立場 などこれまで殆ど無かったのだから。 だが、今にして思えばそれだけでは無かったではないのだろうかと思えて ならない。夜遅く、あの時の事を思い出す時、彼女を抱きかかえて時から 始まる。彼女を見つけた過程も鮮烈な記憶として残っているが、あくまで それは2次的な記憶に過ぎない。 高揚感?そうかもしれない。水に濡れ、衣服がへばり付き鉛の様に 重くなった自分の身体感覚を不快に思う一方で、両腕から伝わる感覚は 不快とは明らかに異なるものだった。 意識を失い、魂すらも離れようとしているこの無抵抗な身体を抱きかかえて いる時に感じたものの。それは自分の中の黒い感情の一部が高まりだった のではないだろうか?普段自覚しないその感情の湧き上がりが、結果として 記憶に刻み込まれているのではあるまいか?
20 :
名無しさん@ピンキー :02/05/27 22:56
足が川から出る。手近な所に彼女を寝かせられる場所は無いか探した。 見つからない。やむなく手近な所に彼女を寝かせようかと思った時に その場所を見つけた。道路側からは周りから石が塀の役割をしていて 気づかなかったが、丁度石がテーブルとなって小高い丘となっている 所がある。 彼女をそこまで運ぶ。川原の石に足を取られ、自分の身体が上下する と共に、彼女の長い髪は跳ねる。だがそこにいかなる意思の力も介在しない。 4肢を見れば明らかだ。力なく揺れ動くだけである。しなやかで長いが故に 尚更、その意思を介在しない、壊れかかった振り子の様な動きは不気味で あると同時に背徳的な美しさを感じさせた。 それは首も同様である。仰け反った首が上下に動き、彼女の顔を僅か に見せる。瞼は辛うじて閉じられているが、僅かな隙間から白目が覗く。 唇も同じだ。仰け反られている事によって僅かに開き、そこから白い歯が 傾きかけた日光を反射していた。だが歯を覆う、やや薄いが形の薄い 唇は既に、青い色へと変色しようとしていた…。 そこでようやく彼女の身体から体温を殆ど感じない事に気が付いた。 思わず跪き、彼女の胸を良く確認する。首の仰け反りにより、胸の滑らか な曲線は、その存在を誇示した。がそれは静物としての美である。上下 運動は一切行わなかった。 それを見て、自分の中にある感覚、恐怖、憐憫、そして…歓喜?に近い 感情が同時に噴出した。 アア…また駄文を書いてしまった。「いい加減にしろよゴルァー!」 と言うレスがあった場合、即刻止めます。済みません。
21 :
名無しさん@ピンキー :02/05/28 22:21
うんにゃ 続き書いてください 3回はいきます 溺れパターンだけじゃなく、心臓発作パターンも、首絞めパターンも、 ガス中毒パターンも、ありとあらゆる呼吸制御、窒息の苦しみと、 女性の失神、人工呼吸シーンを堪能したい
22 :
名無しさん@ピンキー :02/05/28 22:35
おおっ! 失神女性だ、呼吸をしてない! 抱き上げられ、仰け反った首・・・ 勃つ・・・
23 :
名無しさん@ピンキー :02/05/28 23:59
「息を…していないのか?」 「死」最初に頭に浮かんだのはこの2文字であった。自分は死体を抱いている のか?身体が本能的な恐怖を感じたのか、彼女の背中を支えていた右手から 力が抜けた。そして、それによって天秤状の危うい均衡を保っていた彼女 の身体が腕からずり落ちようとしているのに気づき慌てて抱き起こした。 時間にして1秒も無かったであろう。だがこの短い時間で、ある意思が生じた まず最初は彼女の「死」に抗おうとする意思。 他人の生死であろうとも矢張り目の前で死を見るのは気持ち良いものでは 無い。 「生きているか、死んでいるのか?とにかく、彼女を寝かせてから確認 しよう」思わず小声で自分自身に呟き。そして周りを見渡す。 誰もいない。今ここには自分と彼女しかいないのか? だが外へ意識を向けていられる時間は長くなかった。 一旦腕の中でバランスの壊れた天秤となった彼女の身体は再度滑り落ちよう とする。慌てて意識を腕に集中する。気が付くと精神の緊張のせいか、 両腕とも脇をしめる形になり、その間隔は40cm程しか離れていなかった。 その上に彼女は腰で支えられる形になり、弓なりになる。他人の目から 見たら。私の腕の中で彼女は自らの腕を大きくひろげ、左右で不規則 な羽ばたきを繰り返しているかの様に見えただろう。 不自然なバランスで支えている事でいらぬ疲労がたまる。10m程しか 離れていないのに、彼女の身体を運ぶのに何分もかかった気がする。 多分、それは先に述べた様に、彼女を死から救わねばならないと言う 義務感、憐憫の情が起こさせた錯覚だったのだろう。だがその錯覚によって 引き伸ばされた時間の中で、私の心の中で変化が起きていた事に気づいた のは、ずっと後になってからだった… アア!!まだ人工呼吸シーンに入れねぇー!! 大声で助けを呼ぶと言う考えが起きなかった。
24 :
名無しさん@ピンキー :02/05/29 00:08
「これは…自分の者だ。私だけのモノだ。」 文才の乏しい自分にはこの様な単刀直入な、卑しい言葉でしか その時の想いを表現出来ない。だが間違いなくそうだったのだ。 腕の中にある壊れやすく、脆く、美しいこの物体は、今自分の 手の中にある。そして自分の思うがままだ。 今となってはそれは例えがたい蟲惑的な感情だ。だがその時の 私は、あらゆる感情の本流に流されるままで、それらを冷静に 受け止める余地などなかった。 要約彼女を小さな丘状になっている石に寝かせる。彼女の四肢は グタリとなげだされる。脱げかかっていたサンダルが完全に落ち、 素足が剥き出しになる。僅かに内股に向いた足が、彼女の性を 逆に意識させる。 身体の一部を異性に間近で見られる事の本能的な、意識とは別領域 の恥じらい?いや、違うだろう。ただ単に物理の力学の法則で彼女が 内股になっているに過ぎない。彼女の意識は完全に失われている…
25 :
名無しさん@ピンキー :02/05/29 00:24
つづき^^ つづき^^ いかん もう自分の原型がない
26 :
名無しさん@ピンキー :02/05/29 23:04
だが待てよ。本当に意識を失っているのか。興奮の中で我を忘れている だけでは無いのか。 周囲を伺って、やはり誰もいない事を確認してから、 改めて右手で彼女の背中を支えて上半身を抱き起こす。 彼女の意識の有無を確認する為。その時はそう思っていた。 だが、本当にそうではなかった。今ではそう確信している。 何故周囲を伺った?助けを呼ぶ為か。それとも、あの石の寝台が 彼女と自分だけの世界だと言う事を再確認する為のものではなかったのか? 意識の有無の確認?違う。意識が「無い」事を確信するためではなかった のか? 喉元までその答えが出掛かっている。あの時、片手で支えられた彼女の 身体はやはり何の抵抗もなかった。弓なりに仰け反った首はあくまで しなやかで、空いていた自分の手は意識とは無関係に彼女の胸を軽く 撫でた後首を軽く掴む。霧か靄を手で掴めたらこの様な間隔なのだろうか? 冷たく、何の生の感触も与えない。その事が意味する事実を自覚する余裕 もなく、手は彼女の頭を抱える。そこで要約彼女の顔を間近で見る事に なった。
27 :
名無しさん@ピンキー :02/05/29 23:52
ウワ!「ようやく」を2回も誤植しちまった!! 気を取り直して続き 長い髪の持ち主だと言う事は川の中で判っていた。その長い髪は彼女の 首の仰け反り-重力に反抗するかの様に顔に張り付いている。その髪を 払いのけ、軽く頬を叩く。だが声が出ない 「だい…じょうぶ…か」 ようやく声を出すことが出来た。だが反応は無い。 彼女の顔をまじまじと覗き込む。 まだ二十歳にもなっていないだろうか、卵型だがやや細面の顔の輪郭。 長い睫、良く通った鼻筋、そして薄いが形の良い唇は彼女に繊細で高貴 な雰囲気を装わせる事に成功していた。街中を歩いていれば、さぞかし 男の目を引いたであろう。 だが今の彼女には一種近寄りがたい雰囲気があった。生来持っていた 肌の白さは、徐々に青みを増し、日の光を遮られた今、それ自体が発光 するかの様である。血の気が無くなった唇からは、均一に色素が抜け、 水によるぬめりから、有りうべくもない、紫紺となって視線を一瞬 奪った。 多分、その時の彼女はフェルメールの絵画に描かれた女性と同じ様に、 或いは闇におかれた青磁の如くに、世界と隔絶しつつ、同時に強烈な 印象を与え、畏怖させる存在となっていた。 みとれる、とはこの様な感情を指すのだろう。彼女の唇に手を近づける。 ある確信を持って。
マジにやるなら、赤十字の短期講習会を受けるとよろし。 (1日だけのやつ 3日かけるのは資格取れるヤツだから念の為)
29 :
名無しさん@ピンキー :02/05/30 23:05
素晴らしい場面構成っすー 助けあげられるまでに、苦しむ姿を勝手に想像して、勝手に何度もイってしまいました
30 :
名無しさん@ピンキー :02/05/30 23:38
>>28 いやね、現実は甘くないんですよ。大抵ビニール(ゴム?)人形相手か
下手すりゃ男相手に実習。
で、実際の場面もムサイ親父やバーサンだったりしたり、仮死状態に
なって脱糞していたりで美しくないと思っちゃうんですよねー。
倒錯の世界はフィクションで十分っすよ。
てなワケで自らのセラピー兼ねて妄想文垂れ流し作業の続きだ、続き。
恐る恐る手を近づける。最初は手の甲を、そして掌を、神秘的な光沢を
放っている…かの様に見える唇に。そして意識を集中する。
いかなる感触も感じなかった。2秒、3秒…手をかざし続けるが何も感じない。
不意に心臓が高鳴る。自分の背中にある感覚が走り、川の水とは明らかに違う
、不快な汗の湿りを感じる。
「…ウ」思わず呻き声が漏れた。背中を貫いた感覚に促されるまま、自らの
顔を近づけ、唇を凝視する。
意識を失った事により、僅かに開放されたその空間から、白い歯が覗く。
他人の歯並びなど見た事も無いのに思う。健康的な歯並びだと。
だがその歯をより健康的に見せる筈の唇とのコントラストは彼女が
普段与える印象とは明らかに違う、愁いを含む感傷を沸き起こした。
31 :
名無しさん@ピンキー :02/05/30 23:54
続いて頬を唇に寄せる。空気の流れる心地よい感触とは異なる別種の 感触。太陽の強烈で、生命力にあふれた光と異なる、冷たく、そして 心をヒンヤリと落ち着かせる感触に思わず身震いした。 かつてダリはフェルメールの絵画に触れてこう言った 「言葉を必要としない境地」 ひょっとしたら、あの時感じたものはそれだったのかもしれない。 普段生きている世界からは間違いなく、反社会的と言われる 情感が心臓の底から湧き起こった。 その情感を辛うじて理性によって押さえ込み。彼女を再び寝かせる。 つい先ほどまで、壊れた振り子と化し、この石の舞台では胸の下に 鎮座していた彼女の左手が、コトリと音を立てて落ちる。指先には いかなる力も入る事ないまま、滑らかな石の肌を滑っていく。 弱弱しく閉じられた瞼を見る。この薄皮一枚によって彼女の意識は 世界から隔絶されているのか?自分の妄想を恥じ入りながらも 手はその妄想に突き動かされ、薄絹を剥がして、その奥にあるものを 凝視した。 黒い、何処までも黒い。星の無い夜の暗さではない。深遠な海の底 と同じ、何処までも冷たく、そして感じ取れないほど微かな生命の 流れを感じる黒さ。彼女の瞳にはそれがあった。 ゴクリと唾を飲み。息を整わせる。全ての準備は揃った。
32 :
名無しさん@ピンキー :02/05/31 00:09
全ての準備…そう今までの行いはこの為にあったのだ。 馬鹿げた話だが、今にして思えばそれは儀式だったのかもしれないと 思っている。自分は心の奥底で思っていたのだ。自らの手で他人を 自らの手で人形として操りたいと、その生死でさえも。 たった一人の人間にとっての神となる瞬間を望んでいたのだ。 その妄想が現実になる時が来た。下半身の疼きを感じ、呼吸が 荒くなる。焦りが他の繊細な感情を全て押し流す。 既に周囲の石同様の温度まで冷え切っていた彼女の頭部を 抱え、首を仰け反らせる。心地よい感触と共に彼女の首が反応するが 、枕状になっている石が邪魔で、上手く反らない。 止むを得ず、彼女の脇に手を入れ、引っ張ってみる。 再び彼女の首がカクンと垂れ、真正面から凝視する形になる。 肌は既に蒼白から灰青色へと変わろうとしていた。これは死の色だ。 本能がそう訴える。唇も、瞼も凝視している時間は無い。 石の舞台の端部に彼女の首を置く。今や重力以外に動く術を持たない 彼女の首は素直に垂れた。 自らの左手で反対の手を押さえる。息を少し整え、そして彼女の 鼻をつまむ。幼い頃金魚を素手で掴んだ感触が蘇る。 様々な感情がとめどなく溢れるが、理性がそれを意識に届くのを 遮る。 「…!」 しなければいけない。彼女は意識を失っている。彼女は息をしていない。 彼女は仮死状態だ。彼女は死のうとしている。助けなけばならない。 そして彼女を… その時…自分の中にある、感情、知識、理性が全て1つの方向に 揃った。
33 :
名無しさん@ピンキー :02/05/31 22:33
保全上げ 早く小説完結して次のシリーズやってヨーン。
34 :
名無しさん@ピンキー :02/05/31 23:15
確かに。 これだけで終わり、なんておっしゃいましたら、泣いちゃいますよ。
35 :
名無しさん@ピンキー :02/05/31 23:26
汗が身体から引いていく。体温が下がっていき、呼吸が整っていくのが 自覚出来る。 月の無い夜に一人で長い時間佇んでいる時、不意に訪れる、 五感が研ぎ澄まされる時間。それが今だ。 自らの顔を近づける。絶対の存在としてあり続ける、 微動だにしない顔が視界に入る。それは唇も同様だ。美しい。 自らの唇を彼女のそれに、合わせる様にして開いた。彼女のそれと 調和する様に心がけて。 そして、触れる。まず水の冷たい感触。そして清涼な、何処までも 澄んだ香りが入ってくる。 「…こ」 何を言おうとしたのだろうか自分でも判らない。だがこの不明瞭な発音 が自分から発せられた次の刹那。彼女の唇は完全に塞がれた。 彼女から何も感じない。彼女の姿が何も見えない。そして周りから 何も聞こえない。圧倒的な静寂。何も、何もなかった。
36 :
名無しさん@ピンキー :02/06/01 00:19
突如虚空に投げ出された感覚とはこう言う事を言うのだろう。 その感覚は刃物で身体を傷つけられた時、痛みの前にほんの一瞬 感じる快感と似ている。違うのは、永劫に続くのではと言う錯覚に よる恐怖と悦楽だ。 悦楽から抜け出る意思、恐怖から逃れる本能が力となって、自分の 肺に力を与えた。自らの体内で冷え切った呼気を彼女の吸気として 送り込む。…再び訪れる静寂。先ほど感じた感覚が蘇り、 時間の流れが止まったかの様に緩やかになる。 だが次の瞬間、電撃が自分を貫く。微かな空気の流れを口の中に 感じたからだ。恐怖が全身を覆い、慌てて彼女の顔から離れる。 静寂はいとも容易く破られた。心臓が早鐘の様に撃ち、肺はちぐはぐ な挙動を繰り返しむせる。涙が目の端に溜まり、滲んだ視線で周りを 見てしまう。 やがて再び静寂が訪れる。そして意識を彼女の胸に集中する。 今や石と同じ温度まで下がり、触感以外でその違いを感じる事が 出来なくなった彼女の肌にピッタリとまとわり付く服、そして その奥にあるもの、普段なら男に淫らな感情を抱かせしめる 下着、そしてさらにその奥にある、黄金律にも通じる優美な曲線を もって優しく盛り上がった彼女の胸部は、いかなる挙動も示さない。
37 :
名無しさん@ピンキー :02/06/01 00:31
それを見て、喧騒がより激しくなる。身体中の毛穴が開く感覚と 共に、一気に汗が吹き出てくる。動悸が収まらない。 この程度の事でパニックに陥る、脆弱な自己を呪う。どうした、 学生じゃあるまいし、女の1人や2人と寝なかったワケではなかろう。 何をそこまで怯える。答えが出ない。 否、答えはあった、目の前に。彼女の唇が僅かに動いた、かの様に 見えたのだ。それが答えとなってくれた。唇の挙動は、精神の 錯乱による目の錯覚に過ぎなかったかもしれない。医学状の痙攣 と言うヤツに過ぎなかったかもしれない。 だが間違いなく、彼女は応えたのだ。疑惑は確信へ、確信は妄想へと 姿を換え、後は無我夢中だった。 …後3回位で終われるかなー?
38 :
名無しさん@ピンキー :02/06/01 15:26
耳鳴りが止まらない、喉から湿り気が失せ皮膚が引き攣れた。心臓が 破裂せんばかりに鼓動し、指先からでもそれを感じた。 が、それら全ては既に狂い切った理性に届く事は無い。声が聞こえる 「なせ、今行うべき事は一つ。なせ、今行うべきは…」 何時のまにか、それは自分の口から発せられていた。 そして再び彼女の唇に自分の唇を重ね合わせ、そして心置きなく呼気できる 様に直ぐに開放し、頬を近づけ、視線を胸に集中する。 柔らかい感触が頬に当たる。暖かくは無い、寧ろ冷たいと言った方が 良い息の感触。そしてその呼気以上に柔らかく盛り上がり、そして元の 位置に鎮座した乳房。 それらの感覚を狂った理性は「爽やかな感動」と翻訳し脳に送る。 視界が滲むが次の行為に差し支えは無かった。そして唇から、次に頬から、 最後に目から、「爽やかな感動」を導くモノが入ってくる。 周囲を石に囲まれた宇宙で、意識を完全に失い死んだように抵抗する 事の無いこの女体から、これ程の感動を命を味わう事になるとは。
39 :
名無しさん@ピンキー :02/06/01 18:06
テンション落ちてきてるぞ。 ま、せいぜい妄想を垂れ流してくれや…。
40 :
名無しさん@ピンキー :02/06/02 09:39
age
41 :
名無しさん@ピンキー :02/06/02 23:39
上げます。済みません、今日は忙しくて書けませんでした…
>>39 さんが
仰られる通りテンションも下がってる様なので今日は大人しく寝ます。
小学生の時、応急処置の講習会みたいなのがあって赤十字の医者か救急隊員が来た。 当時はあの人形がなかったので、生身の女の人がモデルになって人工呼吸とか応急処置 とかされてました。気絶したふりしてぐったり横たわってなすがままの姿にドキドキし ました。
43 :
名無しさん@ピンキー :02/06/03 22:48
まるで、咲きかけの夕顔の様に弱弱しく、力なく開き。しかし同時に夕顔 の様に楚々とした風情を漂わせる彼女の唇から漏れる優しい感触を 更に2回、3回と味わった。吹き込んだ息吹に対して機械的に、しかし 機械に有り得ない柔らかさで反応する。 だがその感触に溺れ、忘れていた事があった…。それに気づいたのは何度 目の唇の接触の時だろうか。彼女の唇の氷の様な冷たい感覚が、 狂った理性を突き破って、脳に怖気として突き刺さった。 「…何故ここまで無反応なんだ…何故目を覚まそうとしない」 脳は再び視覚から情報を得ようと欲する。そして認識する。 彼女の唇から、肌から生気と言うものが、ほぼ完全に抜け落ちている 事実に。 再び不快な湿気を背中に感じ、掌がぬめりを帯びる。その掌で彼女を 辱めるのは心外であった。可憐な夕顔の花の花びらを指で摘み取る 行為に思えたからだ。 だが、再び歯車を噛み合わせ始めた理性が手を彼女の胸に走らせる 様に命じる。彼女の上着、ノースリーブの青いワンピースの隙間から かすかに覗く素肌をもっと良く確認するために、服のボタンを上から 外す。1つ、2つ… そこから、花弁に隠れていたものをさらけ出す後ろめたさを感じ、 恐る恐る服をはだけた。胸の隆起に連なるなだらかな稜線。そして それを本来なら覆っている筈だが、今は水に濡れて微かに、その向こう にあるものを、障子越しに輝く蝋燭の光の様に透かして見せる下着が 視界に入る。
44 :
名無しさん@ピンキー :02/06/03 23:07
恐らく男と言う範疇に入る全ての者に、ある種の感慨を与える 光景が見える筈だった。だが、そこにあるのは、月一つなく、 風一つ吹かぬ果てしない夜の砂漠と同じ光景だった。 人間の肌とはこんな色なのか?まるで石じゃないか。 優美な曲線を彩る色彩が、この様なものであって良いのか? にわかに自分の視覚が信じられなくなる。自分の視覚は、 その役目を果たしているのか? 先ほどまで、あれ程感じていた喧騒が再び引いていき、聴覚と 言う存在を改めて自覚する。そうだ耳だ。耳で確認をするのだ。 彼女に馬乗りになる形で跨る。本来なら行為に及ぶ時の体位だ。 だがそれを意識する事なく、頬を胸に近づける、胸部の薄い影を作る 稜線だけが視界に入った時点で顔を横に向ける。視界に稜線が 一杯に入る。何時までも見ていたいと言う誘惑が一瞬起きるが、聴覚 からの情報を求める理性の声が圧倒した。 耳が肌に触れる。良く研磨された大理石と同じ感触。どこまでも 滑らかで、そして圧倒的な冷たさ。そして誘惑が再び首をもたげる 自分の頬が今から「ここ」に収まる。耳で彼女の頬をしばし撫でて、 その誘惑を満足させた後、耳を密着させた。 何も、何も聞こえなかった。
45 :
名無しさん@ピンキー :02/06/04 21:28
以前墓石に耳を当てている人間を見た事がある。石から声が聞こえる のだろうか?その時は疑問に思ったものだ。 だが今、自分は同じ行為をしている。少し違うのは、耳を押し当てている ものが、今でこそ石と同じ感触だが、つい先ほどまでは、自ら熱を発し、 弾力としなやかさ、柔らかさに満ち溢れていたと言う事だろうか 否、僅かだが、その残滓があった。その感覚が鼻腔から入ってくる。 幼児期に置いてきた記憶、かつて夜を共にした女の記憶が僅かに 脳の隙間から染み出してきて、それが今自分が触れているものの存在として 結実した。 本来ならば、そこに無ければならない筈の鼓動が、 何時までも触れていたいと思う温みが感じられる筈の場所から、 僅かな香気を除けばいかなる感覚も入ってこなかった、 触覚も視覚もそして聴覚からも、命の証と言えるものが入って来なかった。 より確実に感じる様に右頬を密着させるが、やはり何の感覚も無い。 再び静寂の中に置かれた自分の、唾を飲み込む声が聞こえた時、 右手を彼女の伸び切った首に押し当てている事に気が付いた。
46 :
名無しさん@ピンキー :02/06/04 22:44
指先から伝わる感触は、右頬から伝わるそれと良く似ていた。 冷たく、何処までも滑らかで無抵抗な感触。 乳房と言う人間の最も柔らかい部分に比べれば、硬質な感覚がある。 が、最大の違いは、指で挟むと言う行為であった。指をまさぐり頚動脈の 感覚を確かめ、弱く押す。 身体機能を統べる心臓の停止に従って、彼女の頚動脈はリズムを刻む事を 停止している。ただ血管と、その奥にある気管の弾力だけが肌の内側 から伝わる全てだった。 再び唾を飲み込み。彼女の胸から顔を放す。放す際、軽く唇と舌で 彼女の肌を撫ぜて…嘗て墓石に耳を当てて、声無き声を聞いたものは 同じ事をしたのだろうか?そんな疑問を抱きながら彼女の首を見る。 石の緩やかな弧と同じ様に彼女の首はスッと佇まいを正して、伸びやかな 曲線を表し、その先に虚空を中に放置されたかの様に所在なげな意識の無い 顔が続いた。 右指に力を込める。石と同じように硬くなりつつあるが、それでもまで 自分が生あるものであると抵抗するかの様に弾力と柔らかさを保とうと する指は、力を増す指先をめり込ませていく。だが、その内部に、 いかなる生も存在しないのだ。 絞扼、今自分が行っている行為を言葉で言えばこうなる。だが本来 それを成すものの耳を苛み、あるいは楽しませる筈の苦悶の声が彼女の 薄く開いた唇から漏れる事は無い。昏睡がそれを妨げる。やがては「死」 が妨げる
47 :
名無しさん@ピンキー :02/06/05 18:34
age
48 :
名無しさん@ピンキー :02/06/05 23:02
指に力を込めても、指先からはいかなる感覚も入ってこなかった。 間違いなく彼女の脈は止まっていた。 恐らく今、胸に収まった心臓は、迫り来る死に恐怖するかの様に 微細な痙攣を続けているか、でなければ既に生を諦め、完全に 停止しているのだろう。 自分がそうさせたのか?彼女の意識の無い身体からもたらされる快楽 に溺れ過ぎたのか。 指から力が抜けていく。そして手が彼女の身体を上を這い、彼女の掌 に収まった。 何かが、言葉にはならない何かが彼女の指先から伝わった。幻覚よりも 不確かな、妄想よりも現実に乏しい感覚。だが、同時に魂も最も 奥底から聞こえる何か 「…たい」 彼女は…何かを望んでいる。そして自分は、それに応えなければならない。 彼女の手を軽く握る。彼女の指先にいかなる力も入らない。筋肉それ自体 が持つ弾性によって僅かに折り曲げられている指先から物理的な反応は 全く感じられない。だが、物理現象を超えた領域から届く感覚が一層鮮明 になる。 そのまま自分の腕を持ち上げる、彼女の吊られて上がる。 手を放す。彼女の手がコトリと音を立てて落ちる音が聞こえる。 だがその手の行方を見る事はしなかった。落ちた場所で停止している に決まっているからだ。意識は完全に失われ、命すら殆ど消えうせよう とする今、彼女に手を動かす力など残っている筈も無かった。 判っている結果を見ても意味が無い。意味があるのは… 近くの石をぶつけ、即席のナイフを作る。石の破片が手にあたり血が滲む。 こんな時でなければ縄文人の様なまねは出来なかったろう。 その石のナイフを彼女の胸の谷間に押し当てる。 そして辛うじて彼女を守っていた下着に押し当て、切った。
sonnnayatuoruakaina
50 :
名無しさん@ピンキー :02/06/05 23:38
>>49 でしたね…ルヴァロア方式で石器を作る事は余程の熟練者でも無い限り
無理です。でも、まフィクションって事で…
>>42 それって結構スゴイシチュエーションじゃん。
でも、逆に女の人に思いっきり人工呼吸されたりするのはどうよ?
52 :
名無しさん@ピンキー :02/06/06 23:26
心臓発作で呼吸の止まった女の子ってのが昔はよく シチュエーションとして使われましたが、苦悶女性フェチの ツボのような気がします。 人工呼吸、心臓マッサージ、横抱き。
53 :
名無しさん@ピンキー :02/06/07 00:05
救急車がすぐ来る場所とかじゃ駄目ですね、どんな場合にしろ。 意識をなくしてぐったりした女性を、安全な場所に運んで、 マウストゥマウスで助ける、という時間余裕がほしいわけですから、 本職のお助けが入っては興ざめですし、 わらわらと見物人がいて、囲まれていてもイヤーンです。 ガス中毒の場合は、ガスが充満した部屋に倒れている女性を助け出す その時に他の人間がいちゃいけませんし、心臓発作など起こして 「うっ、胸が・・・」と倒れたときには、人里離れた場所が望ましい。 (どこじゃい、それは)
54 :
名無しさん@ピンキー :02/06/07 00:05
「スチュワーデス物語」で風間杜夫と堀ちえみが違った話で それぞれ人工呼吸のシーンがあったよ。
55 :
名無しさん@ピンキー :02/06/07 00:14
>>52 全くその通りですね。子供の頃その秘孔を疲れて以来、業と化しています。
デ、続き
彼女を守っていた、最後の薄衣が切断された、封を解かれたかの様に、
彼女の下着は横に広がり、青白い谷間が表れた。
即席のナイフが手から落ちる。そして、血が滲んだまま、
指でそこをなぞる。指は気持ちよく滑り、その後にうっすらと血の
痕跡が付いた。
指の軌道をカーブさせ、左側のふくらみに突き当たる。
未だ柔らかい、だが冷たい。そして、先ほど彼女の指先から
感じた声以外、いかなる生命も感じない。そして軌道を戻した。
今度は少し力を入れて谷間を押す。
肌の下の骨の感覚のうねりが判った。そのうねりが終わるまで指を
這わせた後、両方の手を組む。
そして、組んだ手を彼女の谷間に押し当て、一気に押した。
彼女は軽く頷いたかの様に頭部を前傾させ、僅かに髪が跳ねる。次の瞬間
再び彼女の頭は後ろに垂れて、長い首が露になった。
56 :
名無しさん@ピンキー :02/06/07 06:53
age
57 :
名無しさん@ピンキー :02/06/07 23:45
彼女の胸を押し続ける。確か10数回行った後、再び人工呼吸の筈だ。 1回、2回… 彼女の肌から伝わる感覚情報は限られていた。温感は全く伝わって来ない。 何処までも冷たく、そして熱を吸い取る肌。 質感は…ある。だが、人間の肌を触る感覚では無い。湿気よって結露した 薄い青磁を撫ぜる感触を胸の2つの隆起から受ける。そしてその隆起は リズムに合わせて踊り、場違いな劣情をかもし出す。 白い薄絹がずれ、隙間から、小振りな乳輪が僅かに伺えた。 だが最も鮮明に感じるのは、胸骨と、それを支える肋骨が軋む感覚である。 腕に体重をかける度に肋骨は、その圧力に抗して跳ね帰る。 そして胸骨を介してその感覚が伝えられる。彼女の肉体は、意識とは別の領域 で異性の侵入を未だ拒み続けているのだろうか? 肋骨が悲鳴を上げる直前で、腕に込めた力を抜く。 6回、7回、胸に伝えられる衝撃によって、水を含んだ和紙と同じ状態の 首に繋ぎ止められてる彼女の頭が壊れかけた人形の様に上下左右 に揺すぶられる。額に張り付いた髪が、首が動く度にその位置を換え、 彼女の表情を変えていく。
58 :
名無しさん@ピンキー :02/06/08 00:09
彼女の頭は12、3回揺れ、その薄く開いた唇が、再び異性の 接触を受ける。そしてその肺に、下らぬ生を歩んできたものの 生命を維持する為に使われた、薄汚れた空気が侵入する。 そう思うと、自分がしている行為が、非常に神聖な行為である と同時に、とてつもなく汚らわしい行為に思えてくる。 今、自分の肺はふいごとなって、消えかかっている火を燃やそうと 命を送りこんでいる。だが、送り込まれている命とは、価値の全く 無いもの。否それどころか、彼女を汚すものではないのだろうか? 意識を死の世界に旅立たせている彼女に、それを拒む術は無い。 弾力を失った首は、無機質に膨らみ、息を送り、更に胸が機械的に 酸素を取り込む。 いや、意識が残る器官があったのを思い出した、目だ。 彼女の唇と鼻を解放する。左手を彼女のおとがいにあてがい、 右手を彼女の両瞼に当てる。 水を含みながらも尚、彼女の睫は、優美な曲線を描き、その先に 飾られた水滴の重みを支えていた。それは彼女の顔の中で大きな 面積を占めている、垂れ気味の瞼を彩り、彼女に憂いの表情を 与えていた。この様な仮死に陥って尚、憂いを見せるのが彼女なのか。 指で瞼をしっかりと支える、薄い瞼に遮られたものの先にある眼球の 硬さを感じ、それが壊れてしまわない様に、慎重に瞼を押し開けた。 くすんだ黒曜石の色彩が広がっていた。 光を反射する事なく、何処まで吸収する瞳があった。瞳は 大きく見開かれ、光によって収縮する事も無かった。全てを あるがまま受け止める。今の彼女の肉体の様に。外界のあらゆる 刺激を吸収し、それを外に向ける事の無い瞳。 その瞳を軽くなめる。何の味もしない、が先ほど彼女の指先から 感じた声が、舌から伝わる。 「…たい」 彼女が何を言いたいのか、その時判った。瞳から僅かに、放たれる 声に、今私は応えなければならない。 身体から官能に感する全ての感覚が消失した。そして再び、 彼女の胸を圧迫する。先ほどまでとは明白に異なる、彼女を蘇生 させる為の作業としての、胸の圧迫。 次、最終回です。そしたら心臓麻痺系を書いてみようかと? 若しご希望があれば、お望みのシチュエーションをご提示下さい。
59 :
名無しさん@ピンキー :02/06/08 09:33
age
60 :
名無しさん@ピンキー :02/06/08 19:13
逆に、肺活量フェチっていますかね
しかし、緊急時に↑まで浸ってる余裕はないと思うが。 (自分自身、救助員として活動した事があるので) ……これを言っちゃおしまいか(^^) あと、閉胸心マは、服を切り開いたりしません。 そんな事しなくとも、どこを圧迫すればいいかは救助員全員、経験+訓練で 身に付けてます。
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| つ ∇ (゚Д゚;) (゚Д゚;)
| |┌─┐ /⊂ ヽ /⊂ ヽ
〜| ||□| √ ̄ (___ノ〜 √ ̄ (___ノ〜
∪∪ | | || ━┳┛ || ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄| | ====∧==========
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| すげー!!サンプルだけで抜けるよ!!!
63 :
名無しさん@ピンキー :02/06/09 02:02
>>61 フィクションっすよフィクション。
ただ今回はくどくなり過ぎたので、今度はモチっとあっさり目に行きます。
閉胸心マッサージの際、服を開かないと言う事は知っています。
ただ、以前見た応急手当の本では「心マの時には胸を露わにした方が
良い」と書いてあったので、エロース演出の一環として利用させて頂きました。
今後ともドシドシご指摘下さい。妄想垂れ流しフィクションの範囲内
で出来るだけ修正していきます。
64 :
名無しさん@ピンキー :02/06/09 02:20
で、最終回第1弾です。
心臓を圧迫する。肺に強制的に空気を送り込む。
胸を圧迫する。唇を覆い、そして自らが取り入れた空気を
彼女に差し出す…。
彼女の身体がリズミカルに揺れる。人工呼吸による胸の隆起を
確認する。どれだけの間、その行為が続いただろうか。
10分か、30分か、1時間か。彼女は応えない。冷え切った肉体は
何処までも無抵抗で、唇の接触、胸部の露出にも全く恥らう事は
無い。ただ外部の力を受けて揺れるだけで、内部から、生命の灯火が
ともる気配が殆ど感じられなかった。瞳孔も開いたままの様に見える。
もう駄目なのかもしれない。こんなに冷えてしまった。こんなにも
無抵抗な状態が続いている。
「死んでいるのか…いや駄目だ!」
身体が熱くなり、胸を押す間隔が狭くなる。自分の限界を試す。
アスリートと同じだ。諦めてはいけない。
返答があった。突如彼女の身体が痙攣する。不自然に咳き込む。
口から水が溢れ出る。
思わず後ろに下がる。汗が目にしみる。息が苦しい。
弱弱しい咳き込みが続いた後、彼女の胸がリズムを伴って隆起する。
暫くそれを注視した。弱いが安定している。
だが、彼女は目を開けない。肌の血色が土気色がかった色から
蒼白に移り変わるが、それ以上戻る気配を見せない。
頬を叩いて見る。未だ冷たい。
軽く音がする強さで2,3回と叩いてみる。しかしされるがままだ。
>>60 水中フェチのスレにあるんじゃないですかね?
65 :
名無しさん@ピンキー :02/06/09 03:03
右手で彼女の背中を支えて持ち上げる。未だ彼女の全身の筋肉は 自ら収縮し肉体を動かすと言う機能を停止している。首とて例外では 無い。 大きく首は仰け反り、唇の拡がりが大きくなる。そこから川の水 と同じ温度まで下がった息が漏れる。瞼は完全に閉じられて、 微動だにしない。 仮死がもたらした眠りのカーテンは思った以上に厚い様だ。 脈が戻り、呼吸が回復しても、意識が戻らない…。彼女の頬を 叩くのを諦める。手の甲が頬に張付いてまま数秒経って 体温の低下が、彼女の覚醒を妨げているのではないかと、突如 思い立った。 石の舞台から離れ、太陽の下に戻る時が来た。沈みかかった日 でも、無いよりはましだろう。頬から手を離し、日の当たる場所へと 運ぶ。 再び腕の中に彼女を抱いて歩く。疲労の為、彼女の肉体が先ほど よりも重く感じたが、それを彼女の命の重さだと解釈した。 彼女は腕の中で、私の歩調に合わせて再びダンスを踊りだす。 仰け反った首とそこから、垂れる長い黒髪が緩やかな振り子運動を 繰り返す。四肢も同様だ。手は空を撫ぜ、足が僅かに揺れる。 日の当たる所に彼女を寝かせる。自分もその脇に横向きに 寝そべる。両腕で彼女を抱きかかえ、自分の胸に抱きかかえた。 彼女の背中が腹にあたる。髪が風に吹かれ、沈み行く太陽の輝きを 反射する。
66 :
名無しさん@ピンキー :02/06/09 03:31
太陽の光と、自分の体温で冷え切った彼女の身体を温める。 彼女のから届く感触が変化していくのを感じた。 柔らかさ、しなやかさの他に温もりが加わりだす。 命の歯車が噛み合い始めた。時期に目を覚ますだろう。 だが、先ほどまで、その存在を確実に感じた、あの声は聞こえなく なってしまっている。何故?あれは彼女の意識の深部、あるいは 生命の本質が放った声ではなかったのか? その時、彼女の肉体が動いた。 「ウ…」 首が僅かに動いた。彼女を起こし、背中を叩く。 「ケホッ…」軽く咳き込む声が聞こえた。 自分が何処にいるかを認知する為の本能的な行動が起きる。 腕が空を掻き、足が歩行に近い挙動を示した。 彼女の前に移動し、その肩を掴む。 喉の奥が完全に乾ききり、引きつっていた。これでは しゃがれた声しか出ないだろう。 だが、それさえ出せなかった。舌がしびれ、声が出せない。 「おい、だ、大丈夫かい?」 そういうのが精一杯だった。 彼女の瞼が開かれた。視覚を長らく失った人間が、手術によって 漸くそれを取り戻した時にこの様な表情をするのだろうか。 「…れ」 「…」返事が出来ない。散大し、光を吸収するばかりだった瞳孔が 収縮する。そして反射する様になる。そこに映るのは自分の顔。 「…だ、誰?」 声を絞り出す「もう、安心だよ。」 目に意思が宿る。 「何、私は…誰」 「溺れていたんだ。でも大丈夫。心配無い」判に押した様な答えしか 出せない自分にもどかしさを感じる。 「溺れた?」 「そう。覚えているかい?君は…」 「…そう。私は溺れた。そして…かった」 「何? 君は誰だい」 「私は…このまま…」 言葉が交わらない。何を言っている?
67 :
名無しさん@ピンキー :02/06/09 03:43
「私は…このまま…」 「良いかい、質問に答えて。君は誰なの」 「の世界…で」彼女の声が急にか細くなる。 身体が揺れ、腕が空を泳ぐ。 急に覚醒した事の反動が起きた。 意識が再び眠りの領域に引きずられていく。 「しっかりして!」 だが、その声は届かなかった。 「し…のせ…」 彼女の瞳孔が上に回転し、白目だけが占拠したかと思うと、彼女の 身体が後ろ向きに崩折れる。彼女の肩を抑えなおす。首が一瞬仰け反り そして、前かがみに倒れた。髪がカーテンとなって、彼女の表情を 覆い隠す。 「しっかりして、おい!」 身体を揺らすが反応が無い。再び失神した。 ため息が漏れる。彼女をどうするか? 心配は無用だった。答えが自分からやってきた。 「おねーチャーン」子供の声が聞こえる。 続いて大人の声 「オーイ!」、「見つかったけ?」、「いんや」 「はようせんと…」、「バカ!縁起でも無い事言うんじゃない!」 探し手来るか。胸の服の破れを目立たなくしようと、裂け目を 合わせる。そして両腕に抱きかかえる。これで3度目だ。
68 :
名無しさん@ピンキー :02/06/09 04:07
声のする方向に足を向ける。恐らく彼女が自分のものとなっている のはこれが最後だろう。 川で彼女を見つけてからの時間。間違いなく彼女は私の所有物 だった。だがそれも終わりの時が来た。 腕の中の彼女は安らかに眠っていた。なるべく安定した状態で 運ぼうと努力する。右手を膝に、左手を脇の下にしいて運ぶ。 彼女の身体が左右に軽く揺れる。首がまた仰け反るが、喉は 微かに膨らみ、そして縮む運動を繰り返す。もう安心だ。 人の姿が見える。向こうもコッチを確認したようだ。 何人もの人間が走りよってくる。警察官だ。 「君!彼女はッ!」 「大丈夫です。気を失っているだけでしょう」努めて冷静に応えた。 「本当かね?」 「はい、呼吸もしっかりとしています。」 警察官の1人が彼女の胸を見る 「オイ?これは何だね」「切られ取るじゃないか?まさか君…」 「…心臓マッサージをする為です。他に何も…」 「本当かね」急に尋問調になる。職業の性質ってヤツだが、今は 他に注意を払って欲しかった。 「調べれば判るでしょう、それより早く病院に」 「あ、アアそうだね」 警官達が彼女の身体を掴む。これで彼女との別れになる、な。 「気を付けて。意識がありません」 「判ってるよ」 3人の男によって彼女が運ばれようとした時、少年がやってきた 彼女と面立ちが似ている。 「お姉ちゃん!、お姉ちゃん!起きてよ!」 「坊や。お姉ちゃんは大丈夫。寝ているだけだから、ホラ」 「いやだ!お姉ちゃん」
69 :
名無しさん@ピンキー :02/06/09 04:08
所謂感動的な光景ってヤツだろう。だが何故か高揚感は無かった。 疲労故か…違う。自分が一番の感動を感じたのは…彼女が、自分の… 「ほら、この人がお姉さんを助けてくれたんだよ。お礼を言って」 気が付いたら、目の前に少年がいた。 「…あ、ありがとう。お兄ちゃん」会釈して答える 「お姉ちゃんは、川に独りで入ってっちゃって…」 少年の頭を軽く撫ぜて返答した。 「こちらこそ、お姉ちゃんが助かって良かった」 おざなりな返事をする。続けて感謝したいのはこちらだと言う言葉を 言おうとし、慌てて口の中に飲み込む。 彼女は病院に向かう途中で意識を回復し、3日で退院したそうだ。 警察の尋問は直ぐに終わり。自分の名前が新聞の片隅に載る事に なった。 だがそんなものは些細な出来事に過ぎない。彼女が今、私の妻と なっている事の方が遥かに重要だ。 あの日、あの時依頼私の中で変化が訪れた。この世で一番の 快楽を見つけた。そしてそれに相応しいパートナーを見つけた。 あの時の事を彼女は多く語らなかった。 だが、最初に目覚めた時の言葉は判る 「私は、このまま水の中で…死の世界で…漂い続けたい」 全く同感だ 終わった…やっと一つ終わった
70 :
名無しさん@ピンキー :02/06/09 04:47
大作完結 乙カレー!
71 :
名無しさん@ピンキー :02/06/09 11:30
他の人間で書くやついないの? もうちょっと短いものを読みたいんだけど…
72 :
名無しさん@ピンキー :02/06/09 19:51
>>71 そうですね。僕も他の人のを読みたいんですが…
>>72 有難うございます。調子にのってドンドン妄想駄文を垂れ流そうかと…
後呼吸停止に至る、お望みのシチュエーションがあったら書き込んで下さい。
74 :
名無しさん@ピンキー :02/06/10 10:56
age
75 :
名無しさん@ピンキー :02/06/10 19:36
心臓発作系きぼーん
76 :
名無しさん@ピンキー :02/06/10 23:03
心臓発作で胸を押さえ、苦悶の表情を浮かべるがやがて力尽きるなんて 描写は萌えるか…な?
77 :
名無しさん@ピンキー :02/06/10 23:03
溺れる過程を詳細におながいします
78 :
名無しさん@ピンキー :02/06/11 23:53
てなワケで第2弾を明日にでも書く予定です。心臓発作系で行こうかと …溺れる過程をご期待していた方は第3弾をお持ち下さい(…てアルの?) 取り合えず出だしだけ 才能も、環境も意欲も中途半端なまま生きてきた自分にとって、 それら全てに恵まれた存在を見るのは、軽い嫉妬と羨望の気持ちを 起こさせるものがある。ましてそれが容姿にも恵まれているとあれば、 尚更だ。 中途半端な人生を象徴するのが、今の院生と言う立場だ。 大学で文化史を専攻し、修士に行ったものの、大学に残れる望みも薄し、 かといって就職口も無し。見えない形で行き詰まりを感じていた自分だったから 担当教官から紹介された舞踏家の家での住み込みバイト(件修論の資料探し) などと言うものを長期間続ける気は無かった。
79 :
名無しさん@ピンキー :02/06/11 23:54
まぁ割の良いバイトの繋ぎと言う感じで引き受け、2週間もしたら はいサヨナラと考えていた、筈だったのが今で1ヶ月目になる。 その理由となった存在が、今目の前の踊っている。 持って生まれた才能は努力によって磨かれ、恵まれた環境が更にそれを 輝かせる。そしてそれはやがて人生を輝かせる。加えて優れた容姿と 言う完璧さ。 そんな幸運を持ち合わせている少女が目の前で踊っていた。 以前TVで井上某と言うのが踊っていた「虫の音」と言うのを 見た事があった。あれも洗練されているとは言いがたい自分の心を 動かすものがあったが、ただ立っているだけで、人の目を引き付ける 存在が、それを踊るとなれば尚更だ。 彼女は踊る。純粋な技術面から見れば、まだぎこちなさはあろう。 だが持って生まれた動きの滑らかさ、優美さは、ぎこちなさを初々しさ と言う言葉に転化せしめるものがあった。彼女は舞台で一人で踊っていた。それを母親が見つめる。他には自分だけ 本来なら自分もこの場にはいない筈なのだ。「踊りの心得を教える」と 言う名目で観客である事を許されていた。細い躯に濃紺の着物が 巻きつけられ、僅かな衣擦れと、布が空を切る音、そして何より 彼女の動きのリズムが音となって聞こえてくる。これが熟成された芸と 言うものなのか。 だが…その音が突然途絶えた。少女の足のリズムが崩れ、しなやかだが 筋の張った動きが弛緩する。そして少女が跪いた。着物越しからも 察せられる張りのある胸を押さえ、荒い息をして… 無音の舞台で彼女は踊る。
80 :
名無しさん@ピンキー :02/06/12 18:54
age
81 :
名無しさん@ピンキー :02/06/12 23:22
…寝ぼけ頭で書いたせいか、今日みたら、惨憺たる出来でしたね。
チョット改稿します。
>>78 ,79は黒歴史と言う事で…。
静寂と言う最高の音楽を背景に、目の前で紫紺の陽炎が揺れていた。
暗闇に揺れる冷光の様に鮮やかに、そして暗闇にゆれる冷光の様に
儚げに揺れ、見るものを別の世界へと誘っていく。それが全て1人の
15になるかならぬかの少女によって生み出されたものであるとするならば、
やはり彼女の事を形容するに「磨かれた天才」と言う言葉以外何があろうか。
才能も、環境も意欲も中途半端なまま生きてきた自分にとって、
それら全てに恵まれた存在を見るのは、軽い嫉妬と羨望の気持ちを
起こさせるものがある。ましてそれが容姿にも恵まれているとあれば、
尚更だ。
中途半端な人生を象徴するのが、今の自分の立場、つまり院生と言うヤツだ。
大学で文化史を専攻し、修士に行ったものの、大学に残れる望みも薄し、
かといって就職口も無し。見えない形で行き詰まりを感じていた自分だった。
担当教官から紹介された舞踏家の家での住み込みバイト(件修論の資料探し)
などと言うものを長期間続ける気は無く、現実逃避の為の方便に過ぎなかった。
82 :
名無しさん@ピンキー :02/06/12 23:55
まぁ割の良いバイトの繋ぎと言う感じで引き受け、2週間もしたら はいサヨナラと考えていた筈の予定が大幅に狂いを生じていた。 今日で1ヶ月目になる。 そしてその理由となった存在が、今陽炎となって周囲の空気を 緩やかに泳がせる少女だ。 持って生まれた才能は努力によって磨かれ、恵まれた環境が更にそれを 輝かせる。加えて優れた容姿と言う完璧さ。 恐らく彼女の人生とは輝かしい栄光が約束されたものであり、 そして自分とは異なる世界で生きる者の典型例と言うヤツなのだろうか? 彼女を見ていると、自分が卑しい世界に生きる存在だと言う事を 痛感させられる。自分を矮小化なぞせずとも、手に届かぬ世界は 幾らでもあるのだ。理屈ではなく、感覚で思い知らされるのは 余り良い思いではない。それをもって当然とすべしと言う人間を 目の前にしたのでは尚更だ。今この舞台にいるのは3人、 陽炎となって踊る少女。それを眺める自分、そして彼女の母親。 その母親の声無き声が聞こえる 「これが貴方とは違う世界。幾ら見ても、聞いても所詮その世界を 理解する事なぞ叶わない」…と。 認めたくないが…確かにそうだ。今目の前で踊る少女と 自分の間に、歴史、知性、伝統、そして美を積み重ねた 厚い壁がある。 ただ立っているだけで、人の目を引き付ける存在が、 踊る。歴史の中で血を磨いて来た行為は、彼女の中で しなやかさと、優美さと言うものになって表れていた。 そしてそれが踊りと言う技によってさらに昇華される。 純粋な技術面から見れば、まだぎこちなさはあろう。 だが持って生まれた動きの滑らかさ、優美さは、ぎこちなさを初々しさ と言う言葉に転化せしめるものがあった。 母親が見つめる。他には自分だけ 本来なら自分はこの場に居てはいけない筈なのだ。 「踊りの心得を教える」と言う名目で観客である事を許されていた。
83 :
名無しさん@ピンキー :02/06/13 23:21
「ここに、私の様なものが足を踏み入れても良いのですか?」 ここに来る事になった時、母親に言った言葉がそれだった。 「禁制ではありません。ただ、貴方の言う通り本来なら、ここに部外者 のものがいる事は望ましい事では無いのです」 「ならば何故?」 「ホホ…」と婉然と笑って母親は答えた 「益があるからですよ。貴方と我々双方に」 その時は意味が判らなかったが、最初の舞を見た後には、片方の 答えを母親が教えてくれた 「最近の人には理で判っても、心で理解できぬかもしれませんが …手の届かぬ世界、長い伝統によって築き上げられ、磨かれた芸の世界 を触れる事は、貴方の人生にとって決して無為では無い筈です。 直の目でそれを、感じなさい。見るのではなく」 ついた早々この禅問答だ。正直この一言で、彼女が嫌いになった。 だが、確かに彼女の言う通りだ。彼女が言った言葉 「手の届かぬ世界」は目の前にある。それを嫌と言う程思い知らされた。 だが、本当の意味で、母親に対し不信感を抱いたのは、最近になってからだ。 目の前の少女は確かに、今は手の届かぬ世界にある。余りにも儚く、美しい 一時の陽炎。だが、その陽炎は、ある物理的、否医学的な鎖に縛られていた。 「…!」一瞬少女の声が聞こえた気がした。そして陽炎は一瞬大きく揺らぐ。 今自分がいる現実の世界が完全に侵食される…。 だが、次の刹那に陽炎は少女の姿に戻る。 夕日に映る影絵の様に不安定な構図で佇む。陽炎は影絵となる。そして 影絵は糸の切れた人形となる。 「ハァ…ハ…ック!」 少女が跪いた。着物越しに僅かに隆起した胸を左手で押さえ、そのまま 蹲る。 現実と言う鎖は彼女の心臓に絡みついていた。
84 :
名無しさん@ピンキー :02/06/14 23:33
彼女と、お互いに鼻をつまんで口移しで息を交換しながら水中に潜ってみた。 4分近く潜れた。水中人口呼吸?
85 :
名無しさん@ピンキー :02/06/16 01:26
少女は胸を抑えたまま、微動だにしなかった。 全身の筋肉が硬直し、僅かに震えだす。顔や腕が結露した様に汗が浮かび、 血の気が引いた肌を覆う。 だが、それを見ていた母親の表情が一瞬苦々しい怒りの感情を瞳に浮かべた 後、唇を食いしばって、その端正な顔立ちを強張らせていた 「…」 そして俺は…黙って見ているだけ、だ。 副交感神経系の先天的異常だの、それに伴う心筋の突発微細動、 さらにアダム・ストークス発作との類似した症状と、そこに繋がる チェーン…云々…と言う言葉を母親や本人から聞かされたが、 理系に疎い自分の言葉で要約すれば 「先天的心臓欠陥」 の一言だ。 漫画、まるで悪趣味な少女漫画だ。 才能、血筋、環境、容姿 全てに恵まれたこの少女が持つ、たった一つの欠陥 それが先天的心臓病だ。いまどきどんな陳腐な脚本家でも書かないような 設定だ。 だが、陳腐なシナリオライターでは、書けないシナリオと言うのが現実だ。 苦しむ和装の美少女を助ける男。それが平凡陳腐な、しかし王道のシナリオ だとすれば、母親と見学者の2人が間近に居て、彼女に手一つ出さないこの 現状は、意外性に満ちたシナリオと称するべきなのだろうか? 最初に彼女の心臓の事を聞かされた時の会話を思い出す
86 :
名無しさん@ピンキー :02/06/16 01:53
「副交感神経の異常で起きる心筋の痙攣と、冠状動脈の先天的異常です。 通常でその発作が起きてもそれ程問題ではありませんが、 心臓に激しい負担がかかっている状態で発作が起きると、 危ういかもしれません、或いは…」淡々と、まるで自動車の故障箇所を 説明する技師の様な口調で母親は話した。 「それで医者は何と?」と言う疑問に対する母親の答えは 「聞いてどうするのです?」だった 「それは…入院させるとか…」 「お医者様には定期的に検診に来て頂いています。 が、入院させる気はありません」 「しかし…」その後に続く言葉を遮って母親が言い放つ 「入院させれば良くなるかもしれません。しかしその間、 舞から離れる事はあの子にとって取り返しが付かない程 大きいものになるでしょう」 「しかし生命の問題となれば」 「ただ長く生きる事が、人生ではありません。貴方も それ位の事はお分かりだと思いますが?」 「…」 言葉が出ない、「理屈だ。全部理屈に過ぎない」 そう言えば良い事は判っている。だがそれを言った時、母親が どの様な反応をするか、大体予想は付いていた 「あの子にとって大事なのは、何処まで極められるか、と言う問題です。 それは理で掴むものでは無く、魂で掴むものなのです。それが出来るのは、 思春期を過ぎてからでは駄目なのです。芸は理によって磨かれますが、 その根本は魂なのです。貴方には判らないかもしれませんが」 その時の母親の目に宿った勝ち誇った瞳に、自分の反論できない 無様な姿が映っていた。 これだ、この目。お前と私達では住む世界が違うと言いたげな目。 これを見た時、何故自分が、この屋敷に招かれたのか、その理由 の片方、母親側にとっての利益と言うヤツの正体が何となく判った。 成る程、詰まる所、俺は下賎なる連中のサンプリング例の一つで あり、芸の精神を魂で理解できぬ輩の代表例と言うワケだ。それを も感動させる領域まで、彼女の芸を磨かせる。恐らくはそれが、 母親の言う「私どもにも益がある」と言うヤツの正体だ 「…いいえ、判りますよ。芸に命をかける者の心得ですな。 昔の武芸者と同じだ」 理解出来ない等と言うものか。それを言ったら負けを認める 事になる。
87 :
名無しさん@ピンキー :02/06/16 23:44
age
他の人も小説(あ、僕のは妄想垂れ流しデス)を書いてくれませんか? 是非読んで参考&オカズにしたいんですが…
89 :
名無しさん@ピンキー :02/06/17 23:33
「少なくとも理屈では判っていらっしゃる様ですね。宜しい、では 見学を許可します。貴方も理屈を超えたもの、そう魂と言ったもので その意味を理解できる様になるでしょう」 そういって、その時の会話は終わった。 …認めたくは無いが…あの女の言った事の方が正しかった。 自分は、言葉でしか、「芸に命をかける」と言う意味が判っていなかった。 否、判ってすらいなかったのかもしれない。ただ理解していると思い込んで いただけだった。 最初に彼女の発作を見たのは、2週間前だ。仕舞を演じ終え、自分の部屋 に戻ろうとした時に異変に気づいた。軽く胸を押さえ、うつむき加減に 立つ。小振りだが形の良い唇から血の気が引いていく。 母親は10秒程無言でそれを見ていたが、やがて軽くため息を付くと 彼女を肩を軽く抱く。 「息を楽に、気を落ち着かせなさい」そして、こちらを見て、眉をひそめる。 そして覚えの悪い犬を見る様な視線で 「薬を飲ませます。水を汲んで来て下さい」と言った。 言われる前に気づけ、か。確かにそうだ。 近くの急須から水をコップに汲んで母親に渡す。 「少し彼女を…」と言いながら懐から小袋を取った。 母親が手を放した事で、支えを失った少女の体がよろける。 慌てて後ろから、彼女を支えた。 「…」 だが、彼女には異性に触れられる事の緊張すら見せる余裕も無かった。 小刻みに震える肩がこちらに伝わる。 母親は袋の中から瓶を取り出した。そして中から錠剤を取り出すと 娘の顎を軽く支え、自分の顔に向けさせる。 肩に置いた手に、少女の冷たい息が、すきま風に様にあたる。
90 :
名無しさん@ピンキー :02/06/18 23:22
保守age
91 :
名無しさん@ピンキー :02/06/20 00:08
age
92 :
名無しさん@ピンキー :02/06/20 23:25
異性、それも魅力的な異性の息を間近で受けるのは不快ではない。 寧ろ官能的と言うべきであろう。 但し、それはその異性が、こちらに対して、何らかの好意なり誠意なり を持っていた場合だ。この場合は違った 「…」 彼女の体が弱弱しく揺れる。苦痛による無意識の反応では無い。 明らかな意志の動きだ。そして白い腕を差し出して、自分の手を払い のけようとする。どう対処すべきか?黙って母親の方に視線を向けた。 その時の母親の表情は、以前自分があった、何十年間とバラを交配、 育成し続けた来た老人が、バラを剪定する時の表情と同じだった。 その表情のまま、軽く頷いたのを見て、手を放した。絹越しに伝わり始めて いた体温の感覚が失せる。 少女はこちらを一瞥すると、やがて震える手で、薬とコップをとり、 それを飲んだ。そして母親に連れられていった。少女は不信の目で、 母親は、観察者としての目でこちらを見ながら。
93 :
名無しさん@ピンキー :02/06/20 23:38
その晩、もう一度稽古を行うと聞いて、驚いた自分が尋ねた。 「あんな事があったのに、未だ行うと言うのですか」 「行います。」 「発作の影響が抜けてはいないでしょう。そんな状態で仕舞を行って 何の意味が」 続く言葉を遮って母親が言った 「あるのです。あるからこそ、行います。」 確信に満ちた答えが来た。そして 「貴方も見れば判るでしょう。少なくとも理では。」 いちいち癇に障る事を言う女だ。 「魂では判らないと?」 「あの時、あの子に触れた貴方は何を感じましたか?」 「…」 「構いません。お答えなさい」 「肌の温もり、香の香り、あの娘の、自分に対する嫌悪」 「それだけですか?」 「それ以上、なんと?」 母親の目が細くなる。そして口元が僅かに緩む。彼女は笑っていた。 「…いえ、良いのです。」 少女の仕舞を再び見た。違っていた、昼と。 彼女は白一色の着物に着替えて踊った。 発作を見たせいか、彼女に巻きつけられた着物は、彼女をきつく しばり、より細く、痛々しく見せている気がする。
94 :
名無しさん@ピンキー :02/06/20 23:59
だが、それだけでは無い。彼女の踊り自体が明らかに違っていた。 全体のリズムは明らかに緩やかになっている。それは体力の消耗が そうさせているのだと判る。だが、今少女から発せられる「もの」は、 先ほどより明らかに強い印象を与えた。 最初に見た彼女の仕舞は確かに上手だった。少なくとも技術面に 於いて、あの年齢でここまでのレベルに達しているのは驚異的だ。 だが、それは所詮定量的に評価可能なレベルでの技量でしかない。 だが、今は違う体調の不良が、通常とは異なるリズムを生み出す。 本来なら不協和音を奏でる筈だ。だが、それは不快なノイズとならない。 あくまでも澄み渡り、波紋の様に連鎖的に反応し、余りにも型通りだった 舞にかりそめの命を与える。かりそめの命そのままに儚げに 香を炊いた時に生まれる一筋の雲と同じだ。掴みどころがなく、 手を出せばすりぬけそうな感覚と評するべきか。 苦痛に耐える少女の顔に結露した汗が浮かび、薄闇の中に 浮かび立たせた。白い肌はより白く。黒い髪は闇に溶け込み 僅かに光を反射して光のもやを生む。鼻腔に甘い香りが漂って来る。 これは幻想か? だが、香の煙を心地よいものとして認識する前に、それは突如 途絶えた。白い煙は、肉体の塊となり、木の板に倒れ伏して、僅かに 痙攣を始める。限界が来たのだ
95 :
名無しさん@ピンキー :02/06/22 00:37
上げ
96 :
名無しさん@ピンキー :02/06/23 00:50
age
97 :
名無しさん@ピンキー :02/06/24 01:26
age 早く続き書いて。
98 :
名無しさん@ピンキー :02/06/24 23:38
母親は目で、動かない様に制すると、娘を抱き起こした。 少女は小刻みに痙攣し、震える瞼の隙間から、鈍い銀色の光が見えた。 母親は無言で抱き続け、懐から袋を取り出し、こちらを見た。 時間にして2,3秒であったが、母親の額に険が寄ってから 気が付いた。慌てて急須からコップに水を注いで渡した。 母親は無言でそれを受け取ると錠剤を取り出して、それを自分の娘の 唇に近づけた。 反応が無い。母親はやや皺の浮き出た形の良い指を少女の唇に押し込もう とする。だが、痙攣による筋肉の硬直によって堅く閉じられた唇をこじ開ける 事は困難な様であった。母親の表情から苦悩の影が濃くなる。 医者を呼ぼうか。そう問いかけようとした時、母親がこちらを見た。 端正だが依頼、哀願を拒絶する冷たい眼差し。 「少し、後ろを向いていて下さい」と言った。 「ハ?」 「後ろを向いていて下さい、と言ったのです」有無を言わせぬ口調だった。 「…」母親の勝ちだ。目を閉じて、体を反対側に向けた。 母親の息遣い、そして衣擦れの音だけが聞こえる。1分程して、水を飲む音 が聞こえた。漸く飲ませる事が出来たか。そう思って顔を横に向け、視線を そちらに向けた。 少女の筋肉は硬直から解放されていなかった、裾から僅かに覗く脹脛 は僅かに震え、糸の切れた人形の様に無造作に投げ出された腕の先の指が タイピストの様に空を打つ。そして彼女の唇は…母親のそれによって塞がれて いた。
99 :
名無しさん@ピンキー :02/06/25 23:45
母と娘がお互いの唇を重ね合わせている。 意識を失った娘を介抱する献身的な母親と言う光景で、これを見る人間は少数派 だろう。 母親は10秒程、唇を接した後、娘を解放した。視線がこちらを捉える前に 自分の姿勢を正す。 「…」 母親の視線を感じる。冷たい、刺す様な視線。 「毛布をとってきます。暫くの間彼女のそばに」 「…ハイ」そういって少女の元に歩む 母親が部屋を去る直前、一瞬だけ振り返った。一瞬自分と目が合う。 こちらの心の奥まで見透かそうとする、無遠慮で、無慈悲な視線、 これで、自分を覗いているのか。 「…」無言で母親は部屋を出た。 後は自分と少女だけが残された。
100 :
名無しさん@ピンキー :02/06/26 00:06
100 GETO-
101 :
名無しさん@ピンキー :02/06/26 23:08
age
102 :
名無しさん@ピンキー :02/06/27 23:08
age
103 :
名無しさん@ピンキー :02/06/29 02:29
日没を過ぎ、いささか世に出るのが早すぎた虫たちが奏でる音以外 何も聞こえない空間に、意識を無くした少女と居ると言うのは、 どう考えても異常な状況だ。 床に仰向けに寝かされた少女の顔には、僅かながら血色が戻りつつあった。 僅かに開かれた唇の近くに右手の甲を持っていく。微かに、だが規則正しい 呼吸を感じた。後ろを振り向いたが、誰もいない。 そのまま右手を彼女の頬に当てる。冷たい、だが滑らかな感触。 そのままの大勢で軽く、音がしない程度に2,3回頬を叩いてみた。 わずかに呼吸が乱れ、優美な、だが不自然な感じを与えない弧を描く睫が 震える。が、それだけであった。右手を彼女の頭し後頭部に入れていく。 髪は右手のに絡みつく事無く、それこそ緩やかに流れる水の中を通す様に 手を通した。彼女のうなじを軽く触れ、首に達した。軽く右手を握る。 左程大きいほうでは無い、自分の手だが、頚動脈近くまで、指が届いた。 手に力を入れれば、このまま何処までも指が入りそうだ。
104 :
名無しさん@ピンキー :02/06/30 01:15
age
105 :
名無しさん@ピンキー :02/06/30 23:56
指に一瞬力を入れたらどうなるのか?ふと不謹慎な思考が頭をよぎった。 抵抗する力を奪われたこの肉体に対して、今自分は好きな事が出来る。そして それを少女は意識する事は無いであろう。 左手を首に添える。今、自分の両腕は彼女の首を完全に覆っている。 今、力を入れれば… その時、左手が姿を変え、乳白色の首の側面の、脳に血液を起こる管 に対して軽く爪を立てている事に気づいた。少し慌てる
106 :
名無しさん@ピンキー :02/07/01 23:56
age
107 :
名無しさん@ピンキー :02/07/02 23:33
age
108 :
名無しさん@ピンキー :02/07/03 23:50
最近忙しくて書けないなー
109 :
名無しさん@ピンキー :02/07/05 00:01
左手に意識を集中し力を抜き、徐々に首から手を放す。 頬を叩いた時と同様に、少女からは何の反応も無かった。 ただ規則正しい呼吸を繰り返すのみだ。 まだ指の先には彼女の体温の感覚が残っていた左手を腿の下に滑り込ませ 右手を脇の下に入れた。そして持ち上げた。
110 :
名無しさん@ピンキー :02/07/07 08:09
キスとはちがうよね
111 :
名無しさん@ピンキー :02/07/07 23:36
徐々に両腕に重みが伝わる。それと共に、少女の身体が、無抵抗な物体から 変化を遂げる。意識が無くても肉体は、肉体である事を主張するのだ。それは 首に表れた。 成る程、確かに筋肉から力が失われ、首は本来の解剖学的機能の一つ。 頭部の支えとしての役割を果たす事は無い。だが張力は厳然として存在する。 自分の右腕を上げる。少女の両腕は下にタランと垂れ、手の甲が床に 張りついている。
112 :
名無しさん@ピンキー :02/07/08 23:41
少女の身体をゆっくりと上へ、上へと持ち上げる。腕が、首が、膝から下の 足の地面に対する角が鈍角から鋭角へと変わっていく。 体型の判り難い着物の上からでも、胸部の盛り上がりが判り、胸元から 首筋、喉、顎に向かうなだらかな曲線が視界に入って来た。
113 :
名無しさん@ピンキー :02/07/09 23:16
age
114 :
名無しさん@ピンキー :02/07/10 23:56
顎のラインが地面とほぼ垂直の角度を為すまで持ち上げる。地面との角度が 大きくなる過程で、頤が引かれ、朱をさした唇が僅かに開かれるのを見た。 白い歯が視覚に入る。 そのまま、地面をする様にして移動し、彼女を部屋の奥へと移動させた。 廊下に近い所に倒れたままにしておくのは、無慈悲と言うものだ。 彼女の手は、床と接したままだったが、滑らかな肌はまるで摩擦など感じさせない かの様に、衣がすれる様な音を奏でた。そして手は風に吹く布と同じで、 物理の力に逆らう事なく、流線を描いて、躯の動きをトレースする。 考えて見れば当たり前だ。彼女の身体全体は、今物理の力に反する事なく、 どこまでも無抵抗なのだから。 廊下から目に付かぬ位置。部屋の中央まで彼女を運び、寝かせた。 だが、彼女から何の意識の兆候も感じ取れなかった。呻き声一つ漏れる 気配が無い。
116 :
名無しさん@ピンキー :02/07/14 00:26
age
117 :
名無しさん@ピンキー :02/07/14 23:31
age
118 :
名無しさん@ピンキー :02/07/16 05:28
age
すみません。出張から帰ってきたんで、よろしければまた続き書きます。 「飽きたYO!」とか「失せろ!ヴォケ」と言うご意見があるならば、 即中止にしますので…
120 :
名無しさん@ピンキー :02/07/17 23:44
早く続きをお願いします。
121 :
名無しさん@ピンキー :02/07/18 23:52
彼女の顔をまざまざと見る。背中の右腕のせいで僅かながら弧を描く首に 乗せられたそれは、陶器を思わせた。磁器を思わせる滑らかな肌には うっすらと汗が浮かび、それが彼女の肌をほんのりと青く輝かせている 様に見えたからだ。そして磁器の様に冷たい感触を与えた。 ウウ続きが思い浮かばねー。
122 :
名無しさん@ピンキー :02/07/20 00:56
age
123 :
名無しさん@ピンキー :02/07/21 00:44
age
124 :
名無しさん@ピンキー :02/07/22 05:17
age
125 :
名無しさん@ピンキー :02/07/23 23:46
age
126 :
名無しさん@ピンキー :02/07/25 00:07
保守age
127 :
名無しさん@ピンキー :02/07/27 01:11
age
128 :
名無しさん@ピンキー :02/07/28 02:13
この前医学教材用ビデオで結構萌えるお姉さんが人工呼吸されている のがあった。
129 :
名無しさん@ピンキー :02/07/29 23:45
取り合えずage 済みません、チョット続きを考えさせて下さい。
130 :
名無しさん@ピンキー :02/07/30 23:39
てなワケで保守age
131 :
名無しさん@ピンキー :02/08/01 00:00
てなワケでして久々の続きです もう一度、確認する積りで軽く彼女の頬を叩いてみる。反応無し。 その手で瞼を触る。そして軽く抑える。張力を感じない。瞳を覆うべき 瞼は、筋肉によって閉じられているワケでは無い事を確認する。 自分の指に力を入れ、少女の瞼を軽く押す。瞼越しに眼球の圧力を 軽く感じた。そのまま彼女の瞼を開ける。 瞳があった。だがそこに鮮明に映し出されるべき自分の姿は濁り、ぼやけ ていた。何日も放置した水槽の様に、全ての光を吸収する様な瞳孔。 磁器の様な肌の感触、反応の無い瞳孔。完全に弛緩し、骨格によってのみ 支えられている肉体。それらを見た時、常人が導き出す結論は一つの言葉 で言い表せる。 「死?」大脳皮質からその言葉が染みだしてくるのを感じる。
132 :
名無しさん@ピンキー :02/08/03 02:00
「生きているのか?それとも…」意識の中でその後の言葉が浮かぶのを 中止させる。脳が意識と本能のせめぎ合いによる混乱を嫌い命令した。 確認しなければならない。 瞼を押さえていた手を唇に向ける。整った形と形容すべきだろうか、 やや薄いが、シンプルにして深遠な定理を示す数式が示す曲線を 描く少女の唇は、本来持っているであろう色が褪せ、老人の皮膚に浮かぶ 血管と同様に乾き、弾力を失い、青みがかった色を見せていた。 手の甲を彼女の頬に当てる。そして僅かな時間、待った。 感じた。自分の体毛を微かに揺らす大気の動きを。 脳の混乱が収まっていき、軽く息をついた。 これで、このまま彼女の目覚めを待って何を話しかけるかを 考える時間が出来た、と安心した。その安心は後ろからの足音と視線を 認識させる時間を遅らせた。 「…フン」声が聞こえる。 振り向くと、母親がそこに立っていた。
133 :
名無しさん@ピンキー :02/08/04 02:10
母親は無言でこちらを見つめている。元々血色の良くない顔色だった 母親は、夕日の照り返しを受けても森の中で枯死した老木と同じ様に乾き、 いかなる感情も読み取れない表情をしていた。 「…」 毛布を抱えた母親は滑る様にして歩き出して話す。 「移動させたのですか。何かおかしな所でも?」 「別に…ただ廊下に寝かせて置くわけには…」 後の言葉が出てこない 「良いでしょう。手伝って下さい」 母親は娘の傍らに座ると、その身体を毛布で包みはじめた。 「手伝うとは、彼女を毛布で包む事をですか」 「他に何を」 ため息を悟られない様にして出し、母親を手伝う。 全身の筋肉が弛緩した人間の肉体は、支える事が難しい為、以外な程重い。 自らの痩躯では難しいと判断したのだろう。私に彼女の身体を持ち上げる 様に指示した。 それに従って少女の身体を上半身、下半身に分けて持ち上げ、転がして 毛布に包んでいく。 少女の重みを全身に感じながら持ち上げる。その過程で彼女の肌に 項(うなじ)に幾度となく触れる。冷たくておぞましく、そして心地よい感触 を与える肌に。 下半身を持ち上げる事になった時、ちょっとしたヘマをした。脹脛のあたり を支えて持ち上げる。その時、服がすべり脛のあたりの肌が露出してしまった のだ。淡い蒼白の光を放つ脛が見える。そして着物の影からは、ふくよかさ とは無縁だが、脂肪の少なさと引き換えに、思春期前の少年、少女の様に 引き締まった太腿が微かに覗いた。
134 :
名無しさん@ピンキー :02/08/04 23:11
着物の影の中でほの白く浮かぶそれを目に入れながら少女の足を持ち上げ 母親の手伝いをする。 やがて全身を毛布でくるんだ後、母親は一瞬自分を見た。その目に微かな好奇心 が浮かんでいるのを確認したが、それが何から由来するのかを探る余裕は 与えてくれなかった。 「では、私は…」と言って退室する 「ご苦労様でした」 部屋を出る一瞬前に、振り返る。 少女に寄り添いその細い体躯を撫でる様な感じでマッサージしている 母親の姿を確認して、部屋を出た。 1時間程して、女医が来たがその時には少女の意識は回復していた。 医者と母親が一つの部屋で何か会話している事に気づいて、部屋に 寄ってみる。微かに声が切れ切れに聞こえる 「もう…よ。」と言う中年の女性の声。母親では無い。と言う事は これが医者か。 「…いかない」 「このままでは、あの娘は…ない」 「…」 明らかに医者の方が感情を露出させている。 「…長くはないかもしれません。しかし…僅かなのです」 再び母親の声が聞こえる。若干声が大きくなる。声に自信がこもっている 「きっかけはあの娘の目の前に…」 「…そんな事」狼狽する医者の声 「彼が…が」…俺の名前…何故? 「可能です。何時もの通り」母親の声が聞こえる。 離れた位置から、医者が軽く母親に会釈した後、封筒を懐に入れて家 を出たのを確認した。 だが何故自分の名を…?その意味を悟るのは、それから暫く後だった。
135 :
名無しさん@ピンキー :02/08/05 23:36
それから2週間が過ぎた。あれから発作はしばしば起きている様だが、 母親は流石にあの一件が懲りたのか、自分の娘に過剰な肉体的負担を かけようとはしていない様だ。自分自身、住み込みの生活にも慣れてきて、 外出する余裕も出てきた。 その日は大学への顔出しと、日常品等の購入を兼ねての外出の予定だった。 予定より随分早く終わったので、彼女達の家に帰る途中、古書街で1時間程 時間を潰していた。ただ漫然と流し読みをしている最中に、背中を叩かれた。 振り向くと、あの少女が立っていた。 「こんにちは。何やってるんですか?」ニッコリと笑って言う。 「あ…、何って本を読んでたんだよ。見りゃ判るだろ。」 少し戸惑って答える。彼女の不意の出会いに驚いたのではない。 彼女の服装だ。普段、着物を着ている姿以外殆ど目にした記憶の無い 自分にとって、学生服姿の彼女の姿には正直戸惑いがあった。 折り目正しく整えられた襟元。上着の袖から僅かに除く白いブラウスの 乱れのなさは、何時も自分が目にしている。由緒正しい家柄の息女としての 面を感じさせるが、膝丈までの長さのスカート、鞄に付けられた ピンク色のキャラクターグッズは、彼女とて世間の流行と無縁の存在では 無い事を教えていた。
136 :
名無しさん@ピンキー :02/08/06 23:42
「こんな古本屋でも資料を探すんですか?」と興味深そうな眼差しで 見つめてくる少女に対して「まぁ、ね」と小声で答えた。 「一応これでも、大学に残る積りなんで良い論文を書かないとね。 それには教官の研究室の資料とかだけってワケにはいかないって事」 事務的に返事をした積りであったが、彼女は悪戯っぽい笑みを浮かべた まま、コチラを見つめている。 「フーン、そうなんだ。なんか意外だったなぁ…」
137 :
名無しさん@ピンキー :02/08/07 23:54
age
138 :
名無しさん@ピンキー :02/08/08 00:25
139 :
名無しさん@ピンキー :02/08/09 00:28
140 :
名無しさん@ピンキー :02/08/09 13:19
141 :
名無しさん@ピンキー :02/08/10 00:46
age
142 :
名無しさん@ピンキー :02/08/11 01:27
今日NHKで海底2万マイル見ていたら人工呼吸(但しシルベスター法)、 心臓マッサージシーンがありました。 相手女優がケリー・フューみたいな美人だと尚良かったのになー。
143 :
名無しさん@ピンキー :02/08/12 00:33 ID:KXG5Mx23
20半ばの冴えない男を、面白そうに見つめる女子高生。 かび臭い古本屋には場違いな光景は、周囲の中年数人の人目を集めていた。 「あー…外に出ないか?」 「エ?邪魔?」 「いや、そうじゃなくて…」 もどかしさを覚える。いささか割高なので、立ち読みだけに済まそうか と思って手に取った本を、レジに持っていき顔を覚えられる程度には 親しくなった店の老女主人に清算を申し出る。 「あ、お邪魔しました」 「ハイこちらこそ。お連れさんは綺麗なお方ですね。」 面白そうな顔で、こちらを見る。「妹です」とか言って誤魔化そうとも したが、馬鹿馬鹿しくなって止めた。 少女の手を取る。 「エ…」恥じらいの表情が浮かぶのを無視して、彼女の手を引っ張り店を出る。 手を離して彼女に問いただした・ 「ここには良く来るのかい」 「あんまり来ませんけど…」 「なら良いが」 「良いって…やっぱ邪魔なんですか」少し表情が曇る 店内と堂々巡りの会話になっていくのにイラついてきた。 このまま、無視して帰るか。だが、それではこの後差し障りが生じる。 かといってこれ以上本屋で時間を潰す気にもなれない、何より 女子高生と一緒にいる姿を他人に見られて要らぬ誤解を招くのは 勘弁願いたい。嫌われず、さりとて余り近寄られず、にはどうしたら良いか。 「じゃ、一緒に調べ物でもするかい?」出来るだけ優しく答えた。 「良いんですか」 「構わんよ。時間が許せばね。」 「ウーン、じゃ1時間だけなら」 「OK、コーヒーついでに面白い所に連れてってあげよう。」
144 :
名無しさん@ピンキー :02/08/12 22:51 ID:BP3wccVY
>>84 普通にベッドの上でやってみたけど、1分、もちませんでした
なぜ4分も持つのだ?
145 :
名無しさん@ピンキー :02/08/12 22:52 ID:Uw8bjI63
路地裏に入り、5分程歩いて目標の店を探す。西に傾きかかった晩夏の太陽に よって建物は、長く色濃い影を引いていた。人の気配が余りしない、坂道の 途中にその店はある。一見すると、寂れたバーの様にも見える地下へ 続く階段。その向こうの扉の上には、朽ち果てかけ、煤を被り年輪の区別さえ 定かではなくなった木の板があり、『Pavane』と店名が刻まれていた。 少女は一瞬たじろぐと、少し不安な表情を浮かべて尋ねた 「パヴァーヌ…何の店なんです?」 「喫茶店だよ。少し変わっているがね。」 「ヘェ…」 「良く読めたね。お母さんに教えて貰ったのかい?」 「ええ、一応…ラヴェルの曲か何かで聴いた事があるので」 「良いお母さん、だ」 そして俺は詰まらない男だ、と言う言葉を呑み込んで店内に入る。 軽く息を飲む少女の声が聞こえる。 そこには、雅楽、能楽に用いる面が飾ってあった。みやげ物ではない。 本物だ。その筋の人間に見せたら涎が出る様な代物もある。 「これは…」 「主人の持ち物さ。余り良い趣味とは思えないけど」 その時、調理室から主人が出てきた。端正な顔をした、細面の男。 「それは個人の受け止め方さ。」澄んだ声で話しかける 「お久しぶりです。」 「やぁ、今日はお連れさんが居るのかい?」 「たまたま、ね」と言って身体をずらし、彼女と主人が対面になる様にする。
146 :
名無しさん@ピンキー :02/08/12 23:34 ID:Uw8bjI63
「あ、こ、今日は」少しどもりながら少女が挨拶する 「…いらっしゃい。」主人の眼が一瞬細まる。その視界に何が映っているのか 自分は十分に承知していた 「立ってないで、こちらに座って」主人は自分達を机に案内した 机の脇には本棚があり、かなりフランス語、イタリア語で書かれた本が並べてある。 それらが単なる飾りでない事は、本の痛み具合と、埃を被っていないと言う事実から 明らかだ。 主人がメニューを聞いてきた 「何にします?」 答えは決まっている。そしてその後に何が来るのか、それを確認したくて彼女を連れて来た。 彼女に問いただす 「コーヒーで良いかい?ここのは美味いんだ」。 一瞬悩んだ後、彼女は承諾した。 「…コーヒー2杯ね」と言いながらカウンターに戻る。 彼女は周りを見渡して言った。 「凄いコレクション」 「この世界ではチョットした有名人さ。40年近くかけて集めただけの事はある。個人 コレクターとしては最高レベルだろうね」 「へぇ…じゃ、ご両親から始まって…」 「私一人さ」と主人が口を挟む 「エ、でもご主人は未だ30歳位では…」 「45だよ。」微笑みながら彼は答える。その微笑に軽い嘲りが含まれている事に、 彼女は気づいたのか、眉を顰めた。 主人が、コーヒー持ってきて流れる様な動作で机の上に置いた。陶製のカップ、 銀で出来た食器は音一つせずに並べられた
147 :
名無しさん@ピンキー :02/08/12 23:40 ID:Uw8bjI63
「どうぞ。」 「あ、頂きます」彼女は砂糖を1粒とミルクを軽く入れると、もう一度 主人に軽く会釈して、かき混ぜながら、飲み始めた。 少女の細い指が陶製のマグカップの取っ手に絡みつき、それをやや 小振りだが形の良い唇に運ぶ様を見つめている。主人が。 少女がマグカップを下ろす、唇が綻んでいる。 「美味しいです、ね」 「…どうも」 「あの…もう一杯頂けますか?」と言ってこちらを見た 軽く頷き「遠慮しないで」と言う。 「…」主人は表情を変えずにもう一杯注ぐ。 彼女はそれを再び飲み始める。瞬く間に飲み干すと、主人に言った。 「こんな美味しいコーヒー初めて飲みました」 だが、それに対して返答する事は無かった。代わりに 「期待したが…なって無いな」と冷酷に言い放った。 彼女は主人の顔を見る。その表情には微かだが怒りの感情があった。 「何が、ですか」 主人が冷然と彼女を見返す 「言って欲しいのか。」 「…」少女はこちらを見た。ため息の演技をしながら、主人を見て言う 「彼女は私にとって大事な友人であり、貴方にとって客です。余り 過ぎた言葉は…」続きを遮って主人が言う 「が、それ以上に演者だろう?そして演者として客観的に見た場合 なってない。私はその事実を言ったまでだ」
148 :
名無しさん@ピンキー :02/08/12 23:55 ID:Uw8bjI63
彼女の表情にハッキリと不満の表情が浮かべられる 「何が不足だと言うんです?ハッキリと仰って下さい」 「フン、年が年だけに負けん気だけは達者な様だが、それがまるで 生かされておらん。有体に言えば自惚れている」卑しい笑みを 浮かべて主人は言う。その様が彼女の神経を逆撫でした。 「仮に私が演者だとして、貴方にそのあり方を言われる筋合いは ありません!」微かに頬が紅潮する。 「成る程…母親の言葉以外は聴く気にならぬか。」 その言葉は、彼女の心を深く抉った様だ。 「ならば母親の言葉として言おう。今の身体でコーヒーを何杯も 飲む事が正しい選択であったか?」 「…!」 「コーヒーの中に含まれるカフェインは心臓にかける負担が小さくない。 ましてそれに砂糖を入れて飲むと言う行いを、お母上は許していると?」 「何を…!」立ち上がって抗議しようとする彼女をなだめ様としたが、 彼女は手を払いのけた。 「母は関係ありません!」 「ある。母親がいたら。貴方はそんな事をしたか?」 その言葉を皮切りに、彼女は猛然と反論した。それを逐一思い出す気に はならないが、一つだけ判った事がある。 彼女は舞を愛している。が、それ以上に母親を憎んでいる。
149 :
名無しさん@ピンキー :02/08/13 00:34 ID:ZJcDzbqO
主人と少女との言葉の応酬が終わるのを確認すると、再びため息を付いた。 今度は演技では無い。彼女と主人が出会えばこうなる事はある程度予想は 付いていた。そもそも、この主人は人を褒めると言う事が出来ない人間なのだ。 だから、こういう結果になる事は判っていた。判っていたはずなのだが… それでも意識せずにため息が出た。自分で驚いていた。何故? そのため息に主人が気が付いたのか、軽く咳払いをする。 「すまない、ここに連れてきた俺が馬鹿だった様だ。お互い、ここらで 引いてくれないか?」そう言って彼女の肩を叩く。それが軽く震えている 事に気づいた 「…悪かった。」 「…」 続いて主人に言った 「今日は、失礼させて貰います。これ、お代」 「あ、ああ、悪かった。」冷静になって、自分の言った内容に気が付いた のだろう。主人は素直に彼女に謝罪した。 「いえ…良いんです」彼女も軽く会釈した。 彼女の肩を軽く抱いて、退席を促す。 「あ、また来ますんで。」と言う別れの挨拶に主人は 「ああ…」とだけ答えた 少女がドアのノブに手をかける。彼女の後ろに立ってドアが開くのを待ったが 、ドアが開く気配が無かった。ノブを見ると、彼女の手は白蝋の様に血色を 失い、震えていた。いや、手だけでは無い、良く見れば顔からも血の気が 引いている。そして苦痛を堪えていた。 両足から力が抜け、跪く。そしてノブをかけていない方の手が胸を押さえた。
150 :
名無しさん@ピンキー :02/08/13 23:53 ID:z0Qjg3vY
age
151 :
名無しさん@ピンキー :02/08/14 10:29 ID:ll3Lnkmy
age
152 :
名無しさん@ピンキー :02/08/14 22:54 ID:l/q7tIwB
age
153 :
名無しさん@ピンキー :02/08/15 02:07 ID:uTDipyuq
ウ…酔った頭では書けネー!済みません明日書きます。
154 :
名無しさん@ピンキー :02/08/15 23:25 ID:MMz/DCMN
「オ・オイ?どうした?」狼狽した主人の声が響く。 主人の側からは、少女の肌はノブに辛うじて引っかかっている手と、 スカートから除く膝上から脛までの部分、そしてうなじが僅かに見えている だけで、顔色までは見えない筈だ。 だが、その手の血色の変化からして、彼女の身体に起こっている異常が 普通でない事は気づいたのだろう。 内心舌打ちする。ここまで追い込める気は無かったのだが… 主人に言った 「興奮させ過ぎた。彼女は余り身体が丈夫では無いんです」 「余りっ。オイ、これは」 主人の言葉を無視して言う 彼女の肩を支える様に両手で抱えて耳元で囁く。 「少し休もう。悪かった。」 そういって顔を覗き込む。眉がいびつな形にゆがみ、筋の通った鼻、汗が一筋 垂れる。卵型の瞼の上に乗った長い睫は目元に影を落としてまるで、彼女の 血色の悪さを助長していた。その瞼と睫から微かに除く瞳孔は小さく収縮し、 何処に焦点が定まるでもなく泳いでいる。予想以上に具合が悪い。 「医者を呼んで下さい」主人に言う。だが主人が反応する前に、震える少女の 手がそれを制した。 「止めて、下さい!」かすれて聞き取りにくいが、強い意志を感じる声だった。
155 :
名無しさん@ピンキー :02/08/17 00:27 ID:+1sHm4YL
どこかに、一緒に再呼吸?循環呼吸?してくれる娘はおらんか〜
156 :
名無しさん@ピンキー :02/08/17 00:28 ID:L/+l52TD
軽い驚きがあった。医者を拒絶した。母親だけでなく、本人も。 確認するつもりで、彼女に問いただした。 「何を言っているんだ。無理をしないで、医者に診て貰ったほうが良い」 苦しい息の下、彼女が答える。 「け、結構で…す。」やはり彼女は拒絶した。母親に強制されたからか? それとも自分の意志? とは言え、短い言葉を言うのもやっとの状況だ。個人の意志の尊重、と言う のはこの際脇に置いた方が良さそうだ。 軽く主人の方を見る。 「…」唾を飲み込み、ようやく平静を取り戻した彼が、黙ってこちらを 見つめている。こちらの味方になってくれる、か? 息を軽く吸い、そして彼女の肩を軽く抱く。彼女の肩は…未だ暖かかった。 が、ブレザーの下のシャツが肌に張付いている事が直ぐに判った。 「無理をしないで、唇も真っ青だ。まるで死人の様だ」その言葉を言って 自分で自分の言葉に軽く動揺した。まるで死人の様だ?何故そんな事を? だが、その言葉が彼女に再び活力の与えたのだろうか。 「死んでなんか…いません」と言う言葉は先程より力強かった。 「…帰らな…きゃ、ならないんです。私は…」そこから先を語らなかった。 語れなかったのではない。それは主人にも判っていた様だ。 彼女は弱弱しかったものの、ドアに肘をかけて再び立ち上がり、自分と主人の 方を向いた。その顔に、助けを求める者特有の目元の不自然な筋肉の動きは 無かった。 「判ったよ。誰にも言わない」と主人が言った。そして水を汲んで彼女に渡す。 「これだけ飲んで、少しは落ち着く」礼を言って彼女は飲んだ。 とんだ検討違いをした。主人は彼女の味方になってしまっている。 無理に医者を呼んでもコチラが損するだけだろう。 水を飲んだ事で、彼女の息が落ち着いていく。彼女の胸元を眺め、乱れた 服の胸元の肌に落ちたなだらかな影が切れ切れに覗くのを見る。 心臓を襲った痛みの程は、こちらが思う以上に大きかったのだろう。
157 :
名無しさん@ピンキー :02/08/17 00:50 ID:L/+l52TD
彼女と一緒に店を出る。彼女の肩を支えてやりながら階段を上る。 身体の震えは収まってきた様だ。さっきよりも肌の温もりをハッキリ と感じる。 階段を上りきった所で、一安心したのか、電信柱に背中を預けて 大きく深呼吸をしだす。 「済みません。少し興奮し過ぎて見苦しい所見せちゃいましたね」 弱弱しい笑みを浮かべて言う。少し罪悪感を感じる。 俺は…知っていた。この店に彼女を連れて行き、コーヒーを飲ませれば 主人がどの様に反応するかを知っていた。知っていて、敢えて 行った。彼女との距離を置く為に。だが、今その事に罪悪感を 覚えた。 「…こちらこそ、済まなかった。店の主人の性格を教えておけば 良かったのにな」 「でも、言っている事は正しかった。」 「典型的な口だけ男さ。さっきの慌てぶりを見たろう。プライドばかり 高くて現実に踏み切れないヤツ。それがあの人さ」そして俺も… 「フフ…酷い言い方ですね。でも貴方にそういって貰えると安心します」 大分回復してきたのだろう。話し方に軽やかさが戻り、彼女本来の 澄んだ声色になる。 「大人気なかったな。我ながら、痛い所をつかれると直ぐ切れちゃう。 母さんの言う通りだ」 「母さん、か。君は…イヤ」 「何です」彼女の視線に鋭さが混じる。成る程、自分の弱さを指摘 されると、か。
158 :
名無しさん@ピンキー :02/08/17 01:06 ID:L/+l52TD
話題を変えようとする。 「君のお母さんと、あの主人は知り合いでね。そこから君の事を 知ったのだろう。あの人は地獄耳だから、何処からか情報を手に入れて 来る。君の事もそれで知ったのさ。多分」 だが彼女の目から鋭さが消えていなかった。 口が滑った。今日は失敗続き。最悪の日だ。 「…」 しょうがない。本音を言おう。 「歩けるかい?大丈夫なら、歩きながら話そう。」 表通りに向かいながら話す。 「さっき何で医者を呼ばなかったんだ?」 「…大丈夫だったから。何時もの事よ」 「とてもそうは見えなかった。あれは以前、気を失った時とソックリ だったぞ。今回はそうならなかったから良かったものの、もし 万が一の事があったら…」 「起きません」拒絶する 「何故そう言える。お母さんにそう言われたからか?」 「母は関係ありません」 「そうは思えないな、君の言葉は、お母さんの言葉ソックリだ。」 彼女の視線に敵意が加わるのを感じる。 「違います。私がそう思ったからです。」 それっきり彼女は答えなかった。 今日は最悪の日だ。ここで打ち切りにすれば良かったのに、 愚かにも会話を続けてしまった。 「君の病気は、多分余り良くない病気だ。医学部の知り合いに聞いたが 余り希望的な答えは貰えなかった。なのに、君は更に自分の肉体に 負担をかける行為をしている。」 「問題ありません。お医者様には診て頂いています」 「だが一向によくなる気配は無い」 「気配…貴方に何が判るんです?」彼女は冷笑を浮かべて言った。
159 :
名無しさん@ピンキー :02/08/17 19:43 ID:2jvwNzvJ
ほしゅあげ
160 :
名無しさん@ピンキー :02/08/18 01:38 ID:Zi/XYs5T
「私が、母を怖れて医者に行かないと?」 「そうは言っていないよ。ただ、君は無理をし過ぎだ。」 その後、続きの言葉を吐こうとしたが、止めた。余計に話が長くなる。 だが、少女の方が許してくれなかった 「そうです。それが必要だからです。そしてそんな自分に酔ってはいません。」 彼女の方から言われてしまった。黙り込む事にしよう。戦術的撤退と言う ヤツだ。 彼女は無視して続けた。戦術的撤退も難しそうだ。 「それに母を怖れてはいません。憎んではいますが尊敬しています。 あの人の言う事は事実です。」 「…」 「私は…私は姉の様にはならない」 「姉?お姉さんがいたのか?」 「ええ…死にましたけど」その時、彼女の変化に気づいた。内なる感情を 押さえ込もうとしている。先ほどまで、まるで母親と同じ様に、自分自身 の評論を行った彼女が、今少し感情を揺れ動かした。姉の事か? 「…悪かった。嫌な事を聞いたね」 「いえ、良いんです」 「いや、すまなかった。俺こそ君の気持ちも理解せずに酷い事を言ってしまった」 そして頭を下げて 「許してくれ」と言った。 少女の表情に暖かさが少し戻る。 「いえ…私も言い過ぎました。御免なさい」と言ってたおやかに腰を 折って頭を下げた。 自分の鼓動が、少し高鳴るのを感じた。惚れている?馬鹿な。
161 :
名無しさん@ピンキー :02/08/18 01:47 ID:Zi/XYs5T
「じゃ…ま、今日は帰ろう。そろそろ君は帰らないと、そう…稽古 があるんだよな。モダンバレエの」 「そ、そうでしたね」 何でこんな会話をしているんだ。馬鹿カップルでもあるまいし、と 思ったが不思議と不快ではなかった。 「何時か、お詫びにお茶でも連れてって上げるよ。ここ以外でね」 「エ…それじゃ、期待してます。お先に」と言って頭を下げて、 ゆっくりとした歩調で去っていく。 西に大きく傾いた日の光は、人通りが全く無い路地に長く濃い影を引いて いる。坂道が遠近法を狂わせる。そこに同じように影を引き、去っていく 彼女の姿はキリコの絵画がそこにある様な錯覚を味あわせた。 彼女の姿が消えたのを確認して、再びパヴァーヌに入った。
162 :
名無しさん@ピンキー :02/08/18 22:23 ID:I7+pGV86
主人はまだ食器を片付けている最中だった。アルバイト上がりの様な 手さばきからして、店の経営状態が察せられた。 「忘れ物か?」 「いや。先にあの子は帰らせました。予定があるらしい」 「良いのか。余り具合が良さそうではなかったが?」 「ちょっと諍いがありましてね。一緒にいると又あの娘に負担をかける」 「…悪かった。悪い癖でな、つい言葉が過ぎる」 少し罪悪感を覚えた。 「良いんですよ。貴方の言った事は間違ってはいなかった。」 あそこまで追い詰める気は無かったとは言え、彼女から距離を置く為に、 ここに連れてきて、あの様な諍いを引き起こす事が自分の目論見だったのだから。 「ただ…」 「ただ、何だ?」 自分の狡さに少し嫌気がさしたが、今しばらく甘える事にした。さっき彼女が 言った言葉が気になる。姉がいた?すると今は何処に。 「いや彼女の事で少し、聞きたい事があるんですが。」 「彼女って…あの子の事か?君の方が詳しいんじゃ」 「姉がいた。と言っていました。初耳です」 主人の眼がかすかに得意気な光がや宿る。 「いたよ。確かにね」 「で、その姉は今?結婚したんですか?」 「聞いていないのかい。ま、無理も無いな」と勿体付けた言い方をして言った。 「死んだよ。4年前、あの子が未だ小学生だった頃だ。本来ならその姉が 流派を継承する予定だった筈だ」 彼女から姉の事を聞いた時に、ある程度予想は付いていたが。まさか本当に そうだったとは。 「死んだんですか。やはりあの娘と同じ?」 「違う。」と言って続きを言いたそうであったが、言わなかった。 「とにかく、死んだ。それであの子がその役目を担う事にしたのさ。 心臓病があるのが判ってたがね」
163 :
コギャルとHな出会い :02/08/18 22:24 ID:FqOddNrD
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164 :
名無しさん@ピンキー :02/08/18 22:44 ID:I7+pGV86
「酷い話さ」と言って主人は言葉を切った。さっきの事を思い出したの だろう。バツの悪そうな顔だった。 これ以上聞いても今日は無駄だろうと判断して、話を切り上げ、 礼を言って店を出た。 店の外は、未だ形而上学的絵画としての風景のままだった。時間が 停止した様な錯覚を与える長い影、黄色味を帯びた光を反射する地面。 おぼろげな輪郭しか判断できない建物の概要。人間の本質をむき出し にする力を持つ不安な風景。 では俺の本質とは何だ?他人を徹底的に利用し、自分自身のケチな 自負心の為に利用する、せこいエゴイストか。あの娘も俺にとっては そうなのか? そう思いながら、何となく彼女が歩み去った道を通って表通りに 出ようとした。そこに未だ彼女は居た。地面に横たわり、苦痛と 安らかさが入り混じった表情のまま、眠っている様に…。
165 :
名無しさん@ピンキー :02/08/19 23:50 ID:+s4RPDBr
最初、何が起こっているのか理解出来なかった。自分の中の現実感が更に希薄 になり、理性を脳が拒絶して、間抜けな問いかけばかりが出てくる。 何故こんな所で寝ている? 恥ずかしくないのか? 誰か気が付かなかったのか? そんな状態が1秒程続いた後、ようやく現実的な思考能力が回復した。 彼女の側に小走りで寄る。 その僅かな間に、沈黙を続け不動の存在であった、光は不快な陽炎を上げて たゆたち、清明さを失っていく。 急速に喉か乾き引きつっていき、背中に虫が這いずり回る様な嫌な 感覚が走り、汗で湿っていくのを感じる。 跪き、彼女の顔をもう一度覗いた。彼女の唇は、夜になる寸前の空と同じで 僅かに赤みを添えた深い藍色に染まり、苦痛によって形付けられた微笑、 死者のそれと同じ微笑を浮かべて、皮膚にはりついていた。
166 :
名無しさん@ピンキー :02/08/20 23:45 ID:eB7/5Ogp
背中の不快な感覚が全身に広がっていくのを感じた。 以前、大きな発作を起こして失神した彼女を見た時に味わった感覚だ。 それが、その時と同じように、ただの意識喪失であったなら、一度味わった 感覚を緩和する事が出来る。 緩和出来ていなかった。あの時より、彼女の状態が普通では無かったからだ。 前も彼女の肌は蒼白だった。だが、少なくとも、それは陶器の様に白い肌 であって実際には温もりがあった。そして薄く結露する様に存在した汗が 彼女の肌をほんのりと輝かせていた。 今は違う。彼女の肉体を覆うものは、皮膚ではなく、完全な陶器であった。 結露もしていない。触ると、乾き、何処までも触るものの体温を吸い取る 冷たさがあるだけだ。
167 :
名無しさん@ピンキー :02/08/21 19:32 ID:LoDVlDQw
すごい・・・・・・・
168 :
名無しさん@ピンキー :02/08/21 23:33 ID:nT6ADtUe
169 :
名無しさん@ピンキー :02/08/21 23:57 ID:06Rm0sXt
以前失神した時にも肌の感触を冷たいと思ったが、熱を吸い取られる
感覚は無かった。今の彼女は触るものの熱を、生命を吸い取っている
感触を覚えた。
知らず知らずの内に、自分の手の先が硬直し、軽く引きつっていく。
意識を失う直前、胸を掻き毟ったのだろうか。白いブラウスの胸元は
乱れ、先ほどキチンと結ばれていたネクタイは、今の自分の手同様に、
生命を吸い取られた断末魔の生物と同じ様に引きつって不自然な形で
ほどけ、垂れ下がっている。赤いネクタイと白いブラウスが綾なす
不自然な色のコントラストの狭間に、彼女の胸元の素肌が垣間見えた。
それは純白とは異なる白さでありながら、純白より、尚透明な質感
を持っている。
ほんの僅かな時間、−数秒と言った時間であったが、自分の中で
視覚以外の認識が飛んでいた。目を奪われたのだ。驚く。この、俺が?
が、その驚きが、冷や水となって自分に冷静な思考をもたらして
くれた。まず彼女を安全な場所に運び、その後、状態を確認しよう。
彼女を抱くのは、これで2回目になる。前は引きずり気味に運んだ。
下がアスファルトの今回は、そうはいかない。持ち上げなくては。
>>167 下手糞過ぎに驚きました?済みません。最初の方とストーリー(ま、
無いも同然ですが)が矛盾しているのは、その場脊髄反射で書いている
せいで、文章が日本語になってないのは、国語能力の至らなさです。
済みません。
もしお嫌なら中止にしますので…
170 :
名無しさん@ピンキー :02/08/23 01:28 ID:iOmOuR6c
彼女を運ぶのは意外な程骨が折れた。バイトで40kgの土嚢を抱えて運んだ 事がある。彼女の体重はそれより幾分重いといった所だろう。だから持てる はずだと安易に考えた自分が馬鹿だった。 意識を失い、全身の力が抜けた肉体は、土嚢よりも遥かに持ちにくく、 片方の手を膝の下に、もう片方を脇に入れて運んでみたものの、彼女の身体は 何度も自分の腕から滑り落ちようとし、その度に慌てて抱えなおす事になった。 抱えなおす度に、彼女の四肢はチグハグに揺れる。 5mも運べなかった。自分の胸元に預けていた彼女の首が、そこから滑り落ち、 壊れた獅子脅しの様に、肩から垂れ下がった様を見て、道の真ん中にも 関わらず彼女を一度下ろし、両肩に彼女の身体を乗せ直した。 再び歩き始める。彼女の左手と、左足を両手で支えて運ぶ。少し運び やすくなった。手近な場所、何処か彼女を安心して寝かせられる適当な 場所は無いのかと、周りを見る。視界の左半分には、黒いカーテンが かかっている。垂れ下がった彼女の髪。鼻が微かな芳香を捉える。それを 快感として受け止めるのを我慢した。 良い場所を見つけた、と思った。周りから影になっている、寂れた児童公園。 遊具は錆び付き、塗装が剥がれていた。そこの木のベンチに彼女を寝かせる事 にした。 本来ならパヴァーヌに戻るべきだったのかもしれないが、あの時はそう しなかった。それ以前に、誰かに援助を求めるべきだった。だが 何故かその時、幾ら冷静になろうとも、その考えが出てこなかった。 その理由に答えを出せたのは、もっと後になってからだ。 身体をひねり、彼女を下ろす。左肩に感じていた、彼女の乳房の感覚 が離れる。右手で彼女の両足を支え、腰を下ろさせる。そして最後に 上半身を支えながら、ゆっくりと寝かせた。ベンチは狭く小さい為に、 彼女の首が端にあたる様にしても、膝までしか乗せる事が出来なかった。 ベンチからはみ出た彼女の首は大きく反らされ、顎が上を向いた。 そして膝か下、腕が垂れ下がった。そしてそのまま、全く動かなかった。
171 :
名無しさん@ピンキー :02/08/23 02:09 ID:iOmOuR6c
彼女の容態を改めて確認する事にした。特に外傷は無かった。 倒れた時に頭を打ったかもしれない、と思ったが、その可能性は低そう だった。打ち身らしい所は無い。 外傷も、膝に軽い擦り傷があった程度で問題は無さそうだ。 その際、彼女のスカートがまくれ上がって太腿が大きく露出していたの に気づいたので、スカートを伸ばして隠しておいてやった。 一通り確認した後、彼女の顔に注意を移す。彼女の表情が変わっている のに気が付いた。先ほどまで見せていた、苦痛がもたらす生と死をつなぐ 微笑みが消えうせていた。生は死の影に覆い隠され、死の先にある 虚無が表情となって表れていた。 先ほど垣間見た彼女の胸元同様、彼女の頬は血の気を失い、砂漠と 砂と同様に、白く、乾き、透明感を増した。瞼は柔らかく閉じられ、 長い睫がこの町並みと同様に濃い影を落としていた。そして、余り 開かれる事無い唇は、今僅かに開かれていた。その端に、微かに 泡が付着していたのを認めた。…意識を喪失する直前の痙攣に よって付着したものか? それを指で拭ってやる。指の熱が吸い取られていく感覚は、さっきより 一層鮮明になっていた。そして同時に気が付いた。 唇を空けるのは空気を少しでも呼び込もうとしているのだろうが、 それは無駄な行為だったのだ。生命を繋ぎとめる為の活動を行う肺は、 既に機能を停止していたからだ。唇の周辺でいかなる気流の動きも なかった。木の葉を唇に置いてみる。吐息が木の葉を払う事は無く、 唇に貼り付いたままだった。 胸に手を触れる。盛り上がった2つの丘の間を片手で触れる。 意識があれば、彼女の両手がこの腕を放しただろう。だが両腕とも 垂れ下がったまま、何の反応も示さなかった。そして胸は隆起する 事も、沈降する事もなく、無造作に投げ出された四肢動揺、 完全に静止していた。 今、彼女の唇は、顔面に開いた穴の一つでしかなかった。
172 :
名無しさん@ピンキー :02/08/24 03:11 ID:tCt2yA9Q
全身から汗が引いていく、なのに背中の衣服は皮膚に貼り付き、何かが 這いずり回る錯覚を与え続けた。否、その様に錯覚していた。 息を、していない。そこから導き出される短い単語が、概念ではなく、 肉をまとって目の前に現れようとしていた。自分の周りで静止していた 空気が、たゆたい始め、透き通った光を濁らせ始める。汗がそれを起こしている と悟る余裕は無かった。 「…いけない」この時に脳裏に浮かんだ言葉はこれだけだった。 何がいけないのか?それに対する答えを探るかの様に、唇に触れていた 木の葉を除き、殆ど垂直に近い角度で上を向いていた顎に左手を添えた。 続いて、右手を首の仰け反りによって髪が黒い滝となって垂れ下がり、 むき出しになった額にあてがった。そして、もう一度、もう一度確認のため、 自らの頬を近づけた。彼女の唇に、僅かで良い生命の徴候があれば。 その願望は直ぐに消えた。僅かな気流の流れさえ感じ取る事は出来なかった。
173 :
名無しさん@ピンキー :02/08/24 23:34 ID:mmS5rk9V
age
174 :
名無しさん@ピンキー :02/08/25 23:18 ID:KZOMX/5v
彼女は呼吸をしていなかった。肺は収縮する事ない。収縮しないのだから 気道を空気が行き来する事はない。だから唇から気流の流れを感じない。 呼吸をしていない。だから今、彼女の体内では酸素が急激に奪われている。 放っておけば、死ぬ。それとも、既に… 軽く頭を振って、その後の言葉を遮った。「…ではいけない」もう一度、 その言葉が出た。その言葉の正体が何かは、未だ判らなかったが、その言葉が 再び自分に冷静さと、そして情熱の様なものを与えてくれら様に思えた。 自分が情熱とでも言うべきものを味わったのは本当に久しぶりの事だった。 やれるべき事をやろう。それから、結論を得ても遅くはない。 彼女の顎を引っ張らせる。唇を拡げてやる。小ぶりで薄いが、 形の整った唇は、今や、血の赤色を完全に失い、日が落ちる寸前の東の空と 同様に、暗く、何処までも光を吸収する青色になっていた。 その唇に一瞬心を奪われる。今これから自分のやろうとしている事が酷く 卑しい行為に思える。本当に良いのか?彼女を汚す行為にならないのか、 この瞬間の状態が続くのならば… 妄想が際限なく大きくなるのを感じて、大きく首を振り、深呼吸をした。 一瞬目を閉じる。そして決意した。大丈夫、自分のやっている事は間違って いない。 一度大きく息を吐き、そしてもう一度吸った。そして目を開ける。 彼女は、未だ、そこに居て、自分の手によって顎を支えられ、唇を広げられて いた。もう片方の手で彼女の鼻を軽くつまむ。筋の感触は、未だ生きている 人間のそれ、だが温もりは死者のそれだ。 自分の顔を近づける。鼻を近づけた。鼻で匂いを感じ取った。そして 自分の口を近づけた。躊躇の感情が再び頭をもたげてくる前に、彼女 の唇に触れた。
175 :
名無しさん@ピンキー :02/08/26 21:26 ID:bZxSOIjS
長くて読むのに疲れる。内容もつまらない。
176 :
名無しさん@ピンキー :02/08/26 21:33 ID:UUPzB4L9
つ、ついに言われてしまった。シクシク。次の展開も考えていたのにー! …て愚痴はさておいて。 不評な様なので、これにて打ち切りにします。 また会いましょう(←嘘デス)。
177 :
名無しさん@ピンキー :02/08/28 06:57 ID:jv/yOC2k
>>176 そんな事仰らずに続けてヨーン。楽しみにしている人もいるんだから。
178 :
名無しさん@ピンキー :02/08/29 21:43 ID:0faNTnLU
>>177 同意、取り合えずハギトモ題材にした小説でもウpしてくり
179 :
名無しさん@ピンキー :02/09/01 02:29 ID:bmGQGOom
age
180 :
名無しさん@ピンキー :02/09/01 23:37 ID:5rqUFUJU
>>178 ハァ…こんなもんで宜しいでしょうか?
まぁそのマンマ書くと差し障りがあるので、名前変えたり、
勝手な脳内補完で少し美化していますが…
レースの時が来た。
「何時もと同じだ。荻野」そう言って彼女を送り出す。
「ハイ。」かすかに震える声でそう答えて彼女が歩き出す。
何時もと同じ、そう、確かに思おうと務めた。だがそれが彼女にも、自分にも
出来ていない事は判っていた。彼女の整った彫りの深い横顔を見る。
呼吸が若干速い。額に少量の汗が吹き出ているのを見た。
「落ち着け」そう声をかけてやりたかったが、もう届きそうになかった。
8人の選手がアナウンスを受けて前に出て、一列に並ぶ。吊り上げられた直後
の魚類同様にダイナミックな生命の美しさに満ち溢れている。皆鍛えられた肉体だ。
一人、自分の教え子を除いて
他の選手達に比べると、彼女は華奢だ。横幅も狭い。抵抗の少なそうな優美なスタイル
、と言えば聞こえは良いが、スタミナ不足なのは否めない。
事実彼女の体型は水泳選手と言うより、バレリーナのそれに近い。
細く長い手足、体力と精神の高揚よりは技巧と冷静さによって積み上げられた実績。
「体力不足は技術によって補える。その技術を支えるのは冷静さだ」そういう
自分の意見を良く守った結果だ。といささかの自負が自分の中にあるワケではないが、
それでも不安はあった。
冷静さは必ずしも精神の強さを意味しているワケでは無いと言う事を彼女
によって教えられたからだ。
彼女の精神はガラスの様に、硬い。そしてガラスの様に、脆い。
砕けた時に何が起きるのか。昨夜もそれを見た。
181 :
名無しさん@ピンキー :02/09/01 23:37 ID:5rqUFUJU
「ハゥッ!…ハゥッ!…」死にかけた小動物の様に狭い間隔で呼吸をする。 身体はそれと全くリズムを合わせる事なく、不規則に痙攣を繰り返し、 不協和音を奏でていた。 身体の感覚器官は全て閉じられ、視覚を担う眼球は大きくひっくり返って、 鈍く光を反射する濁った白目が瞼の奥から除いていた。 何度声をかけても意識が戻らない。布を口に詰めて舌を保護し、ビニール袋 を唇の上に覆わせた。5分…10分。 漸く痙攣がおさまる。引き攣った筋肉は張力を失い。先ほどの硬直とは正反対 の、完全な弛緩状態に入る。軽く頬を叩いてみる。彼女の頭部は左右に 転がるだけで、意識による反応は全く見られなかった。失神したまま、か。 取り合えず布を口から出してやる、唾液が糸を引くのが気持ち悪かった。 過呼吸と言ってもこれだけ、酷い症例を見せるのは稀だ。しかも彼女の場合、 一度や二度では無かった。
182 :
名無しさん@ピンキー :02/09/03 23:45 ID:bY7Zh2Hj
精神面の弱さと言う言葉では説明出来なかった。 確かに彼女は決勝で力を発揮しきれない側面があった。練習の時と 本番の時とでは明らかなフォームの違いが見られた事もあった。 勝てる筈のレースを落とした事も1度2度ではなかった。 だが、それも全て過去形で処理できた1年程前からは、それも無くなった 筈だった。精神面の強化は出来たはずだと思い込んでいた。 それがここ1ヶ月の過呼吸の発作で狂った。 強くなってはいなかったのか?これは、極度の緊張に精神、そして肉体が 耐え切れなくなっている事の信号なのか? 慌てて首を振る。疑問を持つな。自分の精神まで弱くしてどうする。 もう本戦だ。結果さえ出れば上手くいく。結果が全てだ。 そしてレースが始まった。
183 :
名無しさん@ピンキー :02/09/04 23:49 ID:314hc8gc
何時もの光景が目の前で展開される。観衆の熱狂。無数にたかれるフラッシュ。 無言で手を握り締めて試合を見つめる控えの選手、トレーナ。目の前で展開される試合は、 ここ暫くの見慣れた風景だった。予想通りだ。大丈夫。何時もの光景だ。 国内予選そのまま、予想通りのタイムでいける。このまま行けば決勝通過ラインを突破出来る筈だ。 だが徐々に、何時もと違う光景が展開されるのに気が付いた。 「速い、速いよ凄く!」 「ウン!このままなら、1位でいける!!」 誰かが、私の肩を叩く。励ましの声。知らぬ内に拳を握り締めていた。興奮と期待。 だが、漠然とした不安が熱狂から自分を遠ざけた。 速すぎる。このままでは終盤ペースダウンして…ゴクリの唾を飲み込んだ。そして叫んだ。熱狂に酔いしれようとした。 ペースは落ちずに2位でゴールした。タイムを見る。自己記録の更新。予想以上だ。顔が綻ぶ。 自分の心配が要らぬ杞憂であった事、そして自分の予想以上に彼女が成長した事が嬉しかった。 「良くやった」そう褒めてやろうと思いながら水面にいる彼女の顔を見た。 ギクリ、とした。白い。色白な顔立ちではあったが、これはそういう彼女の普段の肌の色ではない。 蒼白といった方が良い。目を凝らして表情を見る。 遠距離で表情は定かでは無いが、少なくとも笑ってはいなかった。空ろな表情。喉が乾いていく。 まさか…こんな局面で…。 無理に笑おうとする。取り越し苦労だ。既に試合が終わり、明日の本戦まで休養させれば良い。 彼女にねぎらいの言葉をかけようと歩き出す。同僚が話しかけてきた 「やったな。今日の調子からいけば、明日は或いは」 続いてマスコミが話しかける。徐々に落ち着いてくる。杞憂だ。問題ない。 そう思って緊張が解けた瞬間、それが起きた。 プールから彼女が上がる。細身の身体を締め付ける様な競泳水着を、白く輝く太腿を、 水が流れ落ちていく。何度見ても良い光景の筈だった。 彼女の身体がプールサイドからずり落ちるまでは。
184 :
名無しさん@ピンキー :02/09/08 01:30 ID:xdDwK4K3
age
185 :
名無しさん@ピンキー :02/09/09 01:42 ID:EVPvS6UZ
お前ら、体験談書いてくださいage
186 :
名無しさん@ピンキー :02/09/09 22:49 ID:pT/REYCJ
>>185 いや、流石に
@良い女が怪我で血まみれとかになっていない状態で仮死状態になって
Aそれを口移し人工呼吸で介抱出来るシチュエーションにあって
B実践できる技量がある
なんて経験はカナーリ天文学的確率では?バァさんジィさんがモチを詰まらせて
…なんてシチュエーションがそれなりにあるだろうが…
…ところで小説の続きは?
187 :
名無しさん@ピンキー :02/09/10 23:39 ID:dNB+O5AA
すみません、チョット仕事が忙しくて続きが書けませんのでageときます。
188 :
名無しさん@ピンキー :02/09/11 23:01 ID:utbHXHPE
最初何が起こったのか判らなかった。足を滑らせただけかとも思った。 そしてその次に来たのは思考の空白。理性は目の前に起こった事を拒否 しようとし、それとは反対に脳は冷酷な現実を視覚情報として送りこむ。 その狭間で、処理しきれない意識が空白として存在した。 その時の彼女の動きを何と形容すれば良かったのであろうか。 鍛えられ、二次性徴が見られる前の性別から来る美とは異質な 純粋な機能としての美しさを示していた四肢が、無様に不規則な動きを していた。昔、石を当てて殺した鳥が死の間際に見せた動きと同じもの。 即ち痙攣を繰り返していた。 そして水の抵抗と露出度が負の相関となる事を示す競泳水着が締め付けられる 様にまといついた胴は、不気味な痙攣を繰り返す四肢の動きにつられて 揺さぶられ、紐以外はむき出しになった背中がプールサイドのタイルを 叩く。水をまとった滑らかな肌が、硬質なタイルと接触し、離れる時の ピチャピチャと言う音が耳障りに響いた。
189 :
名無しさん@ピンキー :02/09/12 23:18 ID:7x++BII/
age
190 :
名無しさん@ピンキー :02/09/14 01:00 ID:Hj5diobI
age
191 :
名無しさん@ピンキー :02/09/14 01:01 ID:+lbtrLkq
192 :
名無しさん@ピンキー :02/09/15 01:06 ID:Es2ICboc
一瞬の思考の空白の後、理性が戻ってくる。 そして彼女の元に向け走りだした。空気の粘り気と重みを感じる。 思った様に足が動かない。 「チ、チョット…!」 「どうなってるの!」 脈絡の無い言葉が聞こえてくる。叫びや悲鳴と言った方が近いかもしれない。 それらを言葉を放っている連中の仲には、呆然と眺めていているだけの 連中も居た。 そういった連中を押しのけて、ようやく彼女の元にかけよる事が出来た。 彼女の近くに座る。だが彼女に変化は無かった。 彼女は仰向けに倒れたまま、不気味なダンスを続けていた。 むき出しになった背中、踵、肘、後頭部、尻がタイルを叩き続け、 出来損ないの音楽を奏でる。 彼女に話かける。無意味な事は判りきったいたが、 そうせずにはいられなかった。何故なら多くの視線を感じたからだ。 そこには、恐怖、同情、そして卑しい歓喜の情が含まれていた。 剥き出しになった太腿がチグハグにゆれ、それにあわせて尻の筋肉の震え。 そして大きくは無いが、水の抵抗に逆らわない素直な形状を誇示し、硬い弾性 感が漂う胸の挙動。それらを見る視線から彼女を守ってやりたかった。
193 :
デトロイト在宅 :02/09/15 01:08 ID:QexH27QG
194 :
名無しさん@ピンキー :02/09/15 23:34 ID:Zjci23u4
周囲の目から盾になる様にして背中を向ける。その時初めて彼女の顔を ジックリと見る事が出来た。 前の夜と同じ表情だった。いや、それよりも悪いかもしれない。 引っ張られた様にこじ開けられた瞼の奥にある瞳は、左右それぞれが 互い違いの方向に寄り、白目に殆ど占拠されていた。 口は手入れの行き届かない水槽の中の金魚の様に、間隙なく中途半端な 開閉運動を繰り返し、そこから血の気が引いた舌が動いているのが見えた。 その呼気とも吸気ともつかないものが行き来する隙間でしかない口の縁には 僅かだが唾液が白い泡となってこびりついている。 彼女の整った顔立ちが痙攣によって壊されていく…。
195 :
名無しさん@ピンキー :02/09/17 00:18 ID:ML+ebqJK
196 :
名無しさん@ピンキー :02/09/19 21:45 ID:zVc2EnE8
age
197 :
名無しさん@ピンキー :02/09/19 22:03 ID:d80SRP4c
198 :
名無しさん@ピンキー :02/09/22 20:15 ID:B3s7gzQ7
人工呼吸フェチがいるんだったら、人工呼吸器フェチがいても おかしくなんじゃない?例えば女が機械に繋がれてるとかって萌えない??
199 :
名無しさん@ピンキー :02/09/23 06:05 ID:JpSt5tHZ
age
200 :
風船プー太 :02/09/23 23:43 ID:Xn+WuQg9
200ゲット!! >>198 それは違うんでないの? 口移しの人工呼吸が萌えなんでしょう。
201 :
名無しさん@ピンキー :02/09/24 00:03 ID:skEbY7qj
サボり気味の駄文書きです。
>>198 アメリカではありますよ。Defibrillation又はCPR系と言ってResuscitiation
(蘇生)フェチの2大潮流の一つです。
僕は失神フェチでもあるので
>>200 さんの仰られる様に口移し萌えですが…
202 :
名無しさん@ピンキー :02/09/25 04:58 ID:fE+nlI+X
age
203 :
198 :02/09/25 19:24 ID:R54TCDyv
そういうサイトってどこかにあるのかな?? 女の子が酸素マスクや呼吸器に繋がれてるのってさ
204 :
名無しさん@ピンキー :02/09/25 20:37 ID:FI70+/vH
There is no group called femdfib. There is no group called resuscitation3. だそうです (;´д`)
206 :
_ :02/09/25 23:44 ID:JApYKPG3
207 :
名無しさん@ピンキー :02/09/26 23:40 ID:rXX9Xts9
>>205 yahoo groupに入るためのパスワードは持ってますか?持って無いと
入れないと思います。sign in手続きを済ませれば(多分)入れますよ。
尤もgroup管理者からIDの様なものを貰えないと入れないグループも
ありますけど。
後、フェチ系グループの殆どはgroup検索で引っ掛ける事は出来ません。
208 :
名無しさん@ピンキー :02/09/28 22:40 ID:QnPQfUx2
age
I have been born in order to crush two channels.
This is the first meeting with you. I will look at hell after this.
It is good although it is determined.
http://clevery.gaiax.com/home/nakatai
210 :
名無しさん@ピンキー :02/09/29 23:42 ID:j1/9rt+X
人工呼吸にかこつけてキスってのは昔からマンガやギャルゲーで良く 使われるな。データベース持ってる人いない?
211 :
名無しさん@ピンキー :02/10/01 19:05 ID:1A07kdFd
>>211 多分ありません。アメリカのyahoo groupでも無いのですから、
いわんや日本で…
ところで、小説ですが…何か続きが思い浮かばなくなったので、打ち切り
にします。また新しいの考えますので、期待している方は何か書き込んで
下さい。
212 :
名無しさん@ピンキー :02/10/04 05:00 ID:Dfx/DzdA
age
213 :
名無しさん@ピンキー :02/10/05 23:20 ID:oxAsTFWB
age
214 :
名無しさん@ピンキー :02/10/06 21:46 ID:9dqsKeSN
>>206 遅レススマソだが、酸素マスクしている女のどこにハァハァできるんだ?
いや煽りでは無く、マジで聞きたいんだが
人工呼吸用の挿管チューブ入れられてる女、漏れがチューブの片端をくわえて呼吸を支配(;´д`)ハァハァ
216 :
214 :02/10/07 23:16 ID:cy8vFEWJ
なるへそ。ところで、
>>211 、小説はもうネタ切れ?
続きを希望。但し短めに。
217 :
名無しさん@ピンキー :02/10/08 23:16 ID:95wTjAtj
age
218 :
名無しさん@ピンキー :02/10/09 23:44 ID:c4ZFbZzo
219 :
名無しさん@ピンキー :02/10/10 23:27 ID:XiMLVniJ
書キコ一つしかない…小説止めます。
220 :
風船プー太 :02/10/11 00:52 ID:AT1azQNF
221 :
名無しさん@ピンキー :02/10/12 00:18 ID:l2PIJpxf
あげ
222 :
名無しさん@ピンキー :02/10/13 21:37 ID:e0G4u1GD
動画はありませんか?
223 :
名無しさん@ピンキー :02/10/13 22:29 ID:ZvBYEmxV
224 :
。。。 :02/10/13 22:52 ID:bTEQk0Nl
225 :
風船プー太 :02/10/14 22:12 ID:Qgzo3lLo
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
227 :
名無しさん@ピンキー :02/10/15 23:44 ID:AOkM3QH7
>>225 ここの管理者のrescuemenは現在人工呼吸ファン向け同人ビデオを作成中
なんだとさ。
228 :
風船プー太 :02/10/16 01:17 ID:TYWcqULi
229 :
名無しさん@ピンキー :02/10/16 23:46 ID:tlzKYUI4
>>228 確かに日本人だが(yahoo clubで本人が書いておった)…モチット
美人を使えよ。
230 :
風船プー太 :02/10/17 00:45 ID:BXVPEgNa
231 :
風船プー太 :02/10/18 00:53 ID:1ja5PEBd
232 :
名無しさん@ピンキー :02/10/19 00:17 ID:MUdZhSHg
やっぱこの手のフェチって「ベイウォッチ」あたり見ている? アレだけ水着&お姫様抱っこ&人工呼吸シーン以外見所の無い ドラマは無いもんなぁ…。
233 :
風船プー太 :02/10/19 01:18 ID:CMYFx1Sg
234 :
232 :02/10/19 23:25 ID:35KtKnkC
ベイウォッチ…ライフガードを題材にしたナイトライダーこと デビッド・ハッセルホフが主役を演じたビバヒルの超デッドコピー ドラマ。かつて世界No.1視聴者数を誇り、パメラ・アンダーソン は金髪巨乳(のみ)でスターダムにのし上がった。 ハッキリ言ってドラマの半分は真っ赤なハイレグ競泳水着かビキニ ねーちゃんがポーズとってるだけと言う脚本レスな内容で、溺れた 人間をお姫様抱っこした後人工呼吸と言うシーンがやたら多いのが 印象的。嘗てBSで放映していた… ところで、その絵は明らかにCGだろ?しかしそのHP更新が遅いなぁ…。
235 :
名無しさん@ピンキー :02/10/20 00:29 ID:LjrksQxj
お姫様抱っこ系サイトのsleeping-beautiesに いくつかベイウオッチの画像があるはず。
236 :
名無しさん@ピンキー :02/10/20 00:29 ID:YfGqKUcj
237 :
名無しさん@ピンキー :02/10/20 22:03 ID:6kLQeCit
俺がが知る限りモットあった筈なんだけど…ビデオとってなかった もんなぁ…後俺に知る限りでは『君に逢いたくて』とか言うドラマで リブ・タイラーのお姫様抱っこ&人工呼吸シーンがある。 時間も長くてこれは萌える!と言いたいんだが、もうこの頃既に ゴン太傾向が出てるんだよなぁ…。
238 :
風船プー太 :02/10/21 01:16 ID:hi4uKv22
239 :
名無しさん@ピンキー :02/10/21 23:23 ID:UevcUCze
>>238 それは、確かドイツかアメリカの応急処置マニュアルビデオだ。
日本にもこの手の応急処置マニュアルビデオが幾つかあるんだが、
俺の知る限りでは殆どが人形か、野郎相手と言う代物(涙
240 :
風船プー太 :02/10/21 23:42 ID:hi4uKv22
241 :
名無しさん@ピンキー :02/10/22 23:12 ID:oDfQvto1
>>240 医療書籍だとワリカシ綺麗な姉ちゃんに(場合によっては水着、レオタード)
人工呼吸している写真もあるんだが、ビデオとなると中々無いな。
242 :
名無しさん@ピンキー :02/10/23 22:42 ID:+kC6hT1Y
age
243 :
名無しさん@ピンキー :02/10/23 22:43 ID:Wzi1dSIh
244 :
風船プー太 :02/10/23 23:13 ID:7iBH06Hp
age
245 :
名無しさん@ピンキー :02/10/25 00:13 ID:FFr69zdg
そういえばアメリカの医学教習用ビデオで10歳位の女の子にムサい髭男が 人工呼吸すると言う、犯罪的なビデオがあった気がする。 日本だと、フェチ系AVでバッタもの人工呼吸ものが2,3あった様な気が…
246 :
名無しさん@ピンキー :02/10/26 20:26 ID:ouDg7ltm
age
247 :
風船プー太 :02/10/26 22:19 ID:b2Al1YLj
248 :
名無しさん@ピンキー :02/10/27 22:38 ID:FxyHdERn
まぁ、これでは無いけど、似た様なもんだったね。 ただ一般のドラマの方が萌えられる人工呼吸シーンが多いと思うが。 ちなみに、とある小説で和服着た女が人工呼吸&心マされると言うシーン があったが…これは萌えたなぁ…
249 :
名無しさん@ピンキー :02/10/28 23:57 ID:o1XOrSl/
age
250 :
aki :02/10/28 23:59 ID:7+V+ciEi
251 :
名無しさん@ピンキー :02/10/29 23:32 ID:91ctz8pF
>>248 マジ?どんなタイトルだった?
スレで小説が書かれなくなったんで、そういったものでも読んでみたいん
だが。
252 :
風船プー太 :02/10/30 23:32 ID:NwSK+S80
253 :
名無しさん@ピンキー :02/10/31 23:52 ID:2TQxyR06
>>252 コレくらいなら日本の医学書。家庭医学、水泳関連の本にも一杯ある。
254 :
名無しさん@ピンキー :02/11/02 00:22 ID:c7XebOx6
age
255 :
風船プー太 :02/11/03 10:53 ID:ipdr8igD
256 :
風船プー太 :02/11/03 23:43 ID:ipdr8igD
257 :
風船プー太 :02/11/04 23:40 ID:49Hl/DCb
258 :
名無しさん@ピンキー :02/11/06 00:39 ID:sHY6t7VF
化粧濃すぎて萎える…
259 :
風船プー太 :02/11/06 01:00 ID:UcbQ/wBg
260 :
名無しさん@ピンキー :02/11/06 22:52 ID:UuiTthne
261 :
名無しさん@ピンキー :02/11/06 23:41 ID:uH4UpU1d
>>260 人工呼吸用チューブの事。コレに萌えるフェチ専門HPもあり
262 :
名無しさん@ピンキー :02/11/06 23:42 ID:WtyMAc7x
263 :
260 :02/11/06 23:55 ID:UuiTthne
264 :
風船プー太 :02/11/07 00:36 ID:Eczmfcrz
265 :
名無しさん@ピンキー :02/11/09 00:34 ID:EeHyFa1o
競泳水着着て溺れた女を人工呼吸している画像キボン
266 :
風船プー太 :02/11/09 00:40 ID:BV3YHCZa
267 :
名無しさん@ピンキー :02/11/09 12:56 ID:XCP8GHXc
動画希望
268 :
風船プー太 :02/11/10 11:07 ID:VXu5o3Ec
269 :
名無しさん@ピンキー :02/11/10 20:51 ID:gnYd8hYO
そういえばスリでつかまったウィノナ・ライダーは12歳の時に溺れて 応急蘇生処置を受けたそうな。写真見るとその頃からカナーリ可愛かった…
270 :
風船プー太 :02/11/10 22:37 ID:QsNwzCQ9
271 :
名無しさん@ピンキー :02/11/12 00:11 ID:PxsiyY0y
>>265 競泳水着シリーズとか言うAVにそう言うの1本無かったっけ?
>>269 俺も見てみたいぜ。
272 :
名無しさん@ピンキー :02/11/12 23:51 ID:SPj8mZ0S
age
273 :
名無しさん@ピンキー :02/11/13 23:21 ID:zc58ZbRt
age
274 :
風船プー太 :02/11/14 00:06 ID:bdMcGLoB
275 :
名無しさん@ピンキー :02/11/14 23:40 ID:4Uj2GlIC
276 :
風船プー太 :02/11/16 01:19 ID:sex3VlZ/
277 :
名無しさん@ピンキー :02/11/17 10:35 ID:oxkafrxf
age
278 :
名無しさん@ピンキー :02/11/17 22:58 ID:XtG838He
>>276 Tシャツが腹巻きに見えた(w
ちなみに、腹巻きとかしてると、吹くとき、力がいるのかな??
279 :
名無しさん@ピンキー :02/11/17 23:07 ID:eD9CPDeP
age
280 :
名無しさん@ピンキー :02/11/18 20:20 ID:9roLkxYj
>>278 キツく締まって肋骨を圧迫していれば、理屈の上では多少は力がいるのでは?
281 :
風船プー太 :02/11/19 00:00 ID:1nNqz7q1
282 :
名無しさん@ピンキー :02/11/19 23:46 ID:gG5DO/Pd
>>281 何だコリャ?一体どういうシチュエーションなんだ?
283 :
名無しさん@ピンキー :02/11/21 00:01 ID:1r7EyhVa
age
284 :
名無しさん@ピンキー :02/11/21 23:38 ID:+xeC6riz
何処かのHPで際物フェチ扱いされていたな、このスレ… ところで画像も良いが、小説もキボンヌ。
285 :
名無しさん@ピンキー :02/11/21 23:41 ID:ClmMmrHp
そういえばティーン救命隊とか言う番組が今NHKでやっている けど…人工呼吸や心マシーンってあるの?
286 :
名無しさん@ピンキー :02/11/23 01:09 ID:nFSODvfO
age
287 :
名無しさん@ピンキー :02/11/23 20:14 ID:7EIR9vl1
288 :
名無しさん@ピンキー :02/11/24 19:56 ID:M499Ri7Y
289 :
風船プー太 :02/11/24 23:31 ID:bDvDsJ5U
290 :
名無しさん@ピンキー :02/11/25 22:35 ID:CfTtFzL7
age
291 :
風船プー太 :02/11/25 23:24 ID:F8uAC5yD
292 :
名無しさん@ピンキー :02/11/26 23:42 ID:nmYJNG6k
ときめも以外のギャルゲーとかで人工呼吸シーンがあるヤツって 知ってます?
293 :
名無しさん@ピンキー :02/11/27 22:36 ID:ojTvucBN
age
294 :
風船プー太 :02/11/27 22:50 ID:ARPATXm5
295 :
名無しさん@ピンキー :02/11/28 23:55 ID:9n5djzvy
age
296 :
名無しさん@ピンキー :02/11/30 00:37 ID:DOmTW1Qr
age
297 :
風船プー太 :02/11/30 00:45 ID:MRlv+Axr
298 :
風船プー太 :02/12/01 10:56 ID:QhyzRdSA
299 :
風船プー太 :02/12/01 21:54 ID:YKe8g51C
もうチョイで300…。
300 :
風船プー太 :02/12/01 21:55 ID:YKe8g51C
よっしゃあ!! 300ゲット!!
301 :
名無しさん@ピンキー :02/12/01 22:55 ID:4IH/zQZL
>>292 米国で一つ映画関連であった筈だ。
後、WOWOWか何かでやっているプロアフファイラーと言うドラマで
競泳水着着た綺麗な姉ちゃんの人工呼吸&お姫様抱っこシーンありとの事
302 :
風船プー太 :02/12/02 23:55 ID:1rhSnn8X
303 :
まんた :02/12/02 23:55 ID:IIBnVzGX
304 :
名無しさん@ピンキー :02/12/04 00:05 ID:j0N/xqo/
age
305 :
風船プー太 :02/12/04 01:02 ID:dU8bBlva
306 :
名無しさん@ピンキー :02/12/04 23:25 ID:iStiCi6r
>>305 モウ直ぐ新作人工呼吸ビデオ発売だとさ。
307 :
風船プー太 :02/12/05 22:46 ID:X7G1do8Y
308 :
風船プー太 :02/12/06 23:13 ID:IS6syQjg
309 :
名無しさん@ピンキー :02/12/08 21:13 ID:KfXdnpNq
age
310 :
風船プー太 :02/12/09 01:07 ID:LkdtoA4W
311 :
風船プー太 :02/12/09 22:55 ID:LkdtoA4W
312 :
炉 :02/12/09 22:55 ID:U91Q8EXt
313 :
名無しさん@ピンキー :02/12/11 00:03 ID:npZEN+R+
今日NHKのニュースで競泳水着ネーちゃんの人工呼吸シーンがあった。
314 :
風船プー太 :02/12/11 01:27 ID:ArLknkk3
315 :
名無しさん@ピンキー :02/12/11 23:35 ID:dvUoxngO
316 :
風船プー太 :02/12/11 23:43 ID:ArLknkk3
そう!!それで今ネタ切れで困ってるところ。
317 :
名無しさん@ピンキー :02/12/12 01:04 ID:88L2AMCC
318 :
名無しさん@ピンキー :02/12/12 18:55 ID:UELczLwN
319 :
風船プー太 :02/12/12 23:32 ID:sVARySNC
321 :
風船プー太 :02/12/14 01:16 ID:FM/RDswD
良いジャン
age
324 :
風船プー太 :02/12/15 23:18 ID:ZSODdYaU
325 :
:02/12/15 23:19 ID:vImYZ9eh
326 :
風船プー太 :02/12/16 23:00 ID:vS9YdYtK
age
>>328 英語(?)は、ちと、辛い(´・ω・`)
330 :
風船プー太 :02/12/19 00:05 ID:BG2Yh2xb
331 :
風船プー太 :02/12/19 23:28 ID:GcXmnMQl
332 :
風船プー太 :02/12/21 00:07 ID:LKVx9Aoh
334 :
風船プー太 :02/12/21 23:05 ID:TTTQq1aC
336 :
風船プー太 :02/12/25 00:47 ID:Qc9mxCXn
337 :
名無しさん@ピンキー :02/12/25 23:07 ID:P1/uFMG4
age
338 :
風船プー太 :02/12/27 00:35 ID:fwwSF/H+
339 :
風船プー太 :02/12/28 00:52 ID:B+lUAqQC
340 :
風船プー太 :02/12/28 22:45 ID:FSlKOHoK
341 :
名無しさん@ピンキー :02/12/28 23:12 ID:tCz9+bmN
昔バイトでプールの監視員をしていたけど かなり経験がある人でも人工呼吸を実際にしたことある人は あまりいなかったなあ。 海は別だと思う。 訓練大変だったYO!
342 :
名無しさん@ピンキー :02/12/29 23:07 ID:NRrMiPy0
>>341 実体験を聞いてみたいな。まぁ美人相手にした人なんてそれこそ
1000万人に一人位かな?
344 :
風船プー太 :02/12/30 00:26 ID:BrbGTYes
>>341 訓練ってやっぱし人形相手?それとも…。
345 :
名無しさん@ピンキー :02/12/30 00:39 ID:6ou3Bb1W
347 :
風船プー太 :02/12/31 10:48 ID:GWyrEyuO
348 :
age :03/01/02 00:01 ID:FbHTxH06
age
349 :
風船プー太 :03/01/02 22:37 ID:/ttQgV3Q
age
age
352 :
風船プー太 :03/01/05 15:08 ID:PMUjvEME
353 :
風船プー太 :03/01/05 15:32 ID:PMUjvEME
age
小説再投稿期待age
Resusheavenって閉館されたの?
357 :
名無しさん@ピンキー :03/01/12 04:02 ID:YOsLdpKq
>>355 同意。
ところで皆さんは人工呼吸を「したい派」?「されたい派」?
358 :
名無しさん@ピンキー :03/01/12 05:05 ID:pxc/ppve
心臓病の女のコの話、続き見たいです。
360 :
風船プー太 :03/01/12 14:13 ID:KKukvbS5
361 :
山崎渉 :03/01/12 16:03 ID:jKb4Fp8P
(^^)
362 :
名無しさん@ピンキー :03/01/13 23:42 ID:k8QXgSr1
>>355 ,357,359
初めてその意見を聞きますた。久しぶりの駄文書きです。
Resusheavenには期待してたのですが…駄目っぽいですね。
御要望があれば、続きなり、別の話を考えて書きます。
もしお望みなら、ですが…。
僕は「したい派」かな?
363 :
風船プー太 :03/01/15 00:58 ID:uv6xBjHz
洩れはResusheavenに出てきた海でおぼれたコに人工呼吸をする画像の小説バージョンが見たい!
>>362 キ タ ー ! !
あの、途中までになってる物語のその後、見てみたいです!
365 :
名無しさん@ピンキー :03/01/15 23:40 ID:CmQqSRxf
>>363 ,364
判りますた。時間の余裕がある時に書いてみようと思います。
取り敢えずは…どうしよっかな…(←自分で書いておいて話を忘れてる…)
>>365 ヤッター、今日は枕高くして快眠出来そうでつ。
367 :
名無しさん@ピンキー :03/01/17 00:24 ID:V8OHJKwC
age
368 :
山崎渉 :03/01/17 10:13 ID:Bt/15we9
(^^;
369 :
名無しさん@ピンキー :03/01/17 18:47 ID:TEJ86Yfh
370 :
名無しさん@ピンキー :03/01/19 02:40 ID:5YcvFUCl
てなワケでして…取り敢えず適当に(その場の思いつきで)短い妄想を垂れ流して みますた。 「ねぇ…お姫様を守る王子様になりたいと思った事ある?」 地元の後ろ暗い連中とトラブルを起こして、故郷に居られなくなり、 そして内戦時のイザコザでそこそこの財を蓄えた遠い親戚の伝手でこの国に 逃れて半年。来て1日目で「放っておいても金が転がり込むヤツはいる」 と言う事実と、それを当然に思う人間が居る事を思い知らされた。 2日目には、そういった人間にとって、女がアクセサリーと同レベルに しか見えない事があると言う事実を教えられた。 何処の出身だか言葉も判らないので知りようがないし知りたくもない アクセサリーがあって、その中の誰が本当の母親だか判らないが、 母親から容貌を、父親から性格を受け継いだ娘に海えのドライブに 付き合わされて、突然そんな事を言い放った。言葉が脳を素通りする。 「は?」 「思った事無いの?」 「何が仰りたいんです?」 「誰かを命がけで救うって事をやってみたいと思わない?例えば…そう 鉄砲から身を挺して守る恋人って事をやってみたいと思わない?」 「冗談はやめて下さい。大体こうして貴方を車に乗せている事がバレたら…」 「大した事ないわよ。私の命を助けてくれたなら。例えば溺れた私を介抱 してくれたら、それだけでパパはこの車貴方にあげるわよ」
また小説再投稿か…
ヤッター、ついに始まったー! と思ったら続編じゃ無かったのか、でもイイや。
>>372 まぁ軽く終わる程度の話を書いて、勘を戻してから、アレの続編を、と…
考えています。飽きずに付き合って下さいね。
374 :
風船プー太 :03/01/23 00:34 ID:qE5Rok4u
そう、短いほうがいいよ。文庫本の短編小説集より短いの。 クライマックスはふうふう口移し人工呼吸シーンきぼ〜〜〜〜〜ん! まあ、こういうところで発表する小説投稿なら、ツカミのネタが勝負だよね。
>>374 仰る通りですね。てなワケで色々と続きのお話を考えていたのですが、
すっ飛ばして山場に…
そして今、目の前で、そういった彼女が海面に浮かんでいた。半開きに
なった瞼から半分除く瞳に意思の輝きは無かった。否、意思はその四肢にも
宿っていない。それだけではない、意思とは関係なく、働き続ける筈の
肺は、空気を送り出す事を当に止め、外界に空気を送り出す道は、涙
に近いもの…海水によって塞がれていた。心臓は…鼓動しているのだろうか?
それを間近で見つめながら、動く事が出来ない自分がいた。時間が戻る。
彼女と2人で海に来た。砂や海が強い日差しを反射する。
慣れていない自分にとって目が痛い。そして海は湿気と塩分を含んだ
風を運び、こちらの不快感を煽る。上着を脱ぎたくなった。
「だめよ、脱いじゃ」いたずらっぽい笑みを含んだ声が響く。
「上着の下のものを誰かに見られたら困るじゃない」と言ってククッと
笑った。脳が泥濘の様になって、その中を何かが這いずり回る感覚を覚える。
「服の下には何も入っていませんよ。詰め物で、らしく見せかけているだけです」
「何言ってるの?それを見られたら困るんじゃないの」
「…わかりまいた」
悪戯を悪戯と思おうとしない、無邪気と紙一重の傲慢さが、その美貌に
よって強調される。
「で、貴方は入らないの?海に?」先ほどまで来ていた、制服を脱ぎ
水着をまとっていた彼女は、片手で軽く胸を押さえて海辺を歩いきながら
問うてきた。
すっ飛ばし過ぎて何がどうなったかわかりません!が、萌える。 心臓マッサージも希望です!
377 :
風船プー太 :03/01/25 22:09 ID:3uJ7qHJE
>>375 で、どうなった?ふうふうは?
続きをきぼ〜〜〜〜ん!!
378 :
七誌 ◆sa6iOspT1E :03/01/25 23:55 ID:Is2wUxI2
眠い
「遠慮します。一応、お嬢様のボディガードと言う立場なので」 「一応でしょ。実際に強いワケでも、武器を持っているワケでも無い。 そんな人が警護の役に立つものですか。貴方は遊び相手よ」 「…かもしれませんが…」 「怖い?私に手を出して、その後どんな目に合うかを考えると」 先ほど交じわされた冗談じみた問答が現実のものになった。 今、自分の腕の中に彼女がいる。 彼女は抵抗しない、一言も発しない。 当然だ。彼女は意識を失っているのだから。
380 :
風船プー太 :03/01/28 00:39 ID:2qHVOYzV
ほら、息入れろ!!
足が底に付いた。左手に抱えていた彼女を両手に抱え直そうとした。 そこで、初めて自分が脱いだ上着を未だ右手に持っている事に気が付いて、 慌てて手放し、彼女の両脇を押すようにして、自分の前の位置に彼女が 浮かぶ様にした。 が、そうはならなかった。競泳用の水着を着た上に海水をタップリと含んだ 白いワンピースを羽織った彼女の身体は、僅かに前に進んだ後、壊れた 船の玩具の様に、沈んでいった。眠る様に半ば開かれた口から気泡が 一つ、二つと漏れ、揺れながら上昇する。 先ほど、目の前で沈んでいった彼女から彼女自身の生命の奔流の様に 噴出したとのは全く違う、気泡。再び記憶がフラッシュバックする 「私に手を出したと知ったら…パパは怒るでしょうね。多分殺されるわ。 貴方も、そして私も」 「そうさせない為に、本来の…」 「帰したわ。水着を買う所まで付き合って欲しくなかったし、それに…」 一瞬何を言っているのか理解出来なかった 「水着?」 「そうよ。だって海ならいるじゃない」そういって彼女は制服のスカートに 手を伸ばした。海水の照り返しを受け、彼女の脹脛が艶を帯び、動きを 強調したかの様に見せた。
何の躊躇いもなく、自分の国では余り見なくなった、脛まで届く紺色 のスカートを脱いだ。一瞬目を奪われるが、直ぐに後ろを振り向き、 一歩退いた。 彼女は下着を着ていなかった。代わりに着ているのは化学繊維特有の、 光を少し乱反射させる、紺色の水着を着ていた。屈託の無い笑いと共に 声が届く 「驚いた?」 「…」返事が出せない。 「何も着てないとか、黒い下着着ているとか考えてたんじゃない?」 「イヤらしい」と言って軽く微笑む声が耳に転がる。 その声を放った口から、今は、機械的に気泡がこぼれていく。 背中を右手で支えて、海面に浮かばせようとする。が水着の上に羽織った ブラウスが彼女の背中を滑っていき、上手くいかない。彼女の顔は浮かんでは 又沈んでいく。両足が地面についているせいで、倒れていく人形 をスローモーションで見る様だった。 もう一度右手で抱えなおす。自分の腕が彼女の両脇で止まる様にして抱き 持ち上げる。上手くいった。漸く水面に上げる事が出来た。黒い滝となった 髪に引かれる様にして、首が大きくのけ反り、彼女の顔が日光に晒される。 彼女の浅く日に焼けた頬を輝かせる。が普段と比べて幾分色あせて見えるのは、 意識を失っているせいか、自分の感覚が狂っているのか、それとも。
383 :
風船プー太 :03/01/30 01:22 ID:VbO0GLzq
そろそろクライマックスに行かないとダレるYO!
384 :
名無しさん@ピンキー :03/01/30 02:03 ID:8B/ludSa
禿堂
頭を完全に水面上に出てから、左手を腿の下に差し込んで、岸へと進んだ。 水面が浅くなり、彼女の身体にまとわりつく水の抵抗を感じなくなっていく。 そしてその代わりに彼女自身の重みが、腕に直接伝わってくる。 四肢が、髪の先が僅かに水面を撫ぜて、不規則に、力なく揺れている。 そこに如何なる意思も感じられない。 見えるわけではない。両腕にかかる重さの僅かな重心のずれでそれを感じる のだ。自分の目からは、右手に支えられて、存在を誇示する乳房と、大きく 反り返り、ピンと張り詰められた顎と首の肌が見えるだけだ。 漸く岸辺に辿り着き、地面に横たえさせた。 彼女は、水に濡れた和紙の人形となっていた。下手な比喩では無い。実際 そうだったのだ。全く生命を感じさせない。動かない。 寝ている、否意識を喪失した人間でも必ずある、胸の起伏さえ無かった。 青みがかった唇にかすかに触れる部分まで耳を近づける。何も聞こえず、 いかなる空気の流れも感じない。上半身を改めて持ち上げ、口を開かせて みた。駄目だ。呼吸をしていない。 そう察した時、反射的に自分の唇で彼女のそれを塞いでいた。
386 :
風船プー太 :03/01/31 00:46 ID:1+ADP7G2
そして、彼女のほほと胸は? 次に期待。
>>386 今出張から帰ったばかりなんで、明日か明後日にでも続き書きますage
口を塞いだ瞬間、彼女との父親の会話を思い出した。 「彼女の護衛が君の役目だ」 「私は護身術なぞ覚えていません。他に適役が…」 「物理的、肉体的護衛は他の連中に任せてある。君は精神面だ」 「ならば他に適役がいるのでは?」 「消去法的に選んだ。他に適役はいない。知性、肉体、外見全てに於いて 君以上と言う者も両の手で数え切れぬ程いる。私の部下にはな。 だがそういったエリートではアレの気が休まらん。」 「つまり私に、出来損ないの弟役を演じろと」 「そうだ。だが、勘違いをするな。出来損ないだが、弟は弟、そして 代えがきく弟だ。」 「…」 「場合によっては全力で彼女を護衛しろ」 これが、その約束に沿うものなのであろうか? 試験の為に覚えただけだ。ダッチワイフとか揶揄された自動車免許を取る際 の訓練の時が人生で最後の経験だと思っていた。 それをあの時の自分は反射的に行っていた。才能の乏しい脚本家が描いた ドラマそのままに。 何も考えずに強く息を吹き込んだ。それで機能を果たす事を止めた彼女の 肺代わりになると思ったのだ。 だが間違いだった。栓を開けてしばらく放置しておいたペットボトルに 息を吹き込んだ時と似た感覚が襲い掛かる。海水は彼女の肌から体温を奪い、 それによって頬の肌は本来持っていた弾力を殆ど失っていた。 吹き込んだ息はそのまま頬を膨らませる事も無く、流れ込んでいく。 そしてその奥の、彼女の気道を完全に塞いでいる水を刺激し、海水と 唾液が入り混じった妙な匂いの気泡を吐き出した。
急に全身を猛烈な悪寒が襲った。 自らの吐いた息が、彼女の肺に達する事なく、気泡となって 再び自分の口に入ったのだろう。 思わず彼女を放り出して、嘔吐してしまった。彼女が地面に叩きつけられる際の音も耳に 入らない。胃の中のもの全てを吐いても収まらず涙が漏れる。 が、逆にそれが自分に冷静さを取り戻す時間を与えてくれた。 呼吸が落ち着いてから、あたりを見回す。先ほど彼女が言った通りだ。 誰もいない。携帯は彼女を助けた際に落としてしまった。つまり 自分の力だけで彼女を助けなくてはいけない。改めて彼女を見る。 彼女は顔を背けた状態で、横たわっていた。踝が波に洗われ、その度に 小さく転がった。それ以外全く動いている部分は無い。 彼女の額に手をまわす。真夏である事を忘れさせる程の冷たさに 一瞬強張るが、それに耐えて彼女の顔をこちらに向けさした。 苦悶の痕跡が全く無い。だがそれを安らかな表情だと言う事は 出来なかった。僅かに垣間見え、眩しく輝く白い歯を覆う唇は 紫色に染まり、褐色の肌と不釣合いなコントラストを見せていた。 片方の手で、瞼に触れる。睫の先に露となって付着していた海水が 指に付き、睫が微かに指に刺さ感触を覚えながら、瞼を開け瞳孔を露にした。 彼女はブラウスを脱ぐ事無く、沖に進んでいく。腰まで海水に浸かっていた。 「ねえ、私の事、どう思う?イヤらしい事考えているんだから、当然 したいとか思っているでしょ」 「思いません。それよりも危険です。お戻り下さい」 「じゃ嫌い?パパを怖れているんでしょ?大丈夫よ。だってパパ にとって私はそこまで大事でないもの」 そういって両手で軽く泳ぎだしていた。こちらも海に入る靴の間から入る海水が不快だ 「裏切ったら、パパは私だって殺すわ。妹とやらも姉とやらも そうやって死んだもの」 「冗談は言っていないで、さぁ!」声を荒げる。早く帰りたかった。
で、続きはどったの?
391 :
風船プー太 :03/02/06 22:54 ID:jJn5BwbM
周りの状況描写が多すぎて肝心の人工呼吸がかすんでるYO! やっぱり800字か1200字ぐらいで1話完結しないとね…。
>>391 ゴメンなさいね…文才の無さ故か、それとも人工呼吸が必要となる迄の
シチュエーションに萌えるせいか否か、どーしても長文化してしまう
みたいです。後5回、いや3回位で完結させます。
てなわけで続き。
彼女の声が途切れ途切れになる。余り泳ぎが得意でない様だ。優雅とは言い難い
動きで沖に進み、話し続ける。
「私ね、誰かに命がけで守られてみたいのよ。今みたいに中途半端に
囲われているのでなく。全力で救われるって気分を味わいた…」
声が途切れる。口に海水が入ったのか、濁った声が聞こえる。
「止めろ!いい加減にしないと。」
「どう…する。見捨てる…パみたいに」
もう少しで手が届く。
「助ける!だから!」
だが限界が来た
「命…がけでね。」そう言って彼女は沈んだ。溺れたわけではない。最後の
余力を絞って潜ったのだ。
「何てバカな事を!」慌てて潜る
無理やりこじ開けられた瞼から除く、虚ろな瞳を見て、先ほどまでに記憶を
思いこす。彼女の瞳は真昼の全てを白く塗りつぶす光を浴びても全く
反応する事が無かった。それが意味する事は
「…バカな」
やや乱暴に彼女を仰向けに寝かせ直し、そのまま鳩尾を強く押した。
喉を潰したカエルの泣き声に似た音と共に、彼女の口から唾液と混じり
白く濁った海水が溢れた。
age
age
395 :
名無しさん@ピンキー :03/02/13 02:33 ID:5tz2stcU
age
しばらくぶりに帰ってきました。age続けてくれた人ありがとうございます。 また明日あたりから続きを書いてきます。 「ツマラネー」 とか 「止めろ」 とか 「ナゲーよ」 とか感想御願いします。
397 :
名無しさん@ピンキー :03/02/16 14:15 ID:8C4Ke6xb
続きキボンヌ。
age
399 :
風船プー太 :03/02/18 00:07 ID:cysGGkjP
あと一回で完結してね!! やっぱさ、回想シーンが多すぎると読みにくいかもね。
400 :
風船プー太 :03/02/19 01:14 ID:qyMmDnwx
400ゲット!!
俺もむしろ途中経過に萌えるクチですが。 次は心臓病の女の子の話(続き)希望!
了解しました。後1話は無理かもしれませんが、なるたけ早く(2,3話?)で 完結させて次行きます。
403 :
名無しさん@ピンキー :03/02/22 11:38 ID:lFZi4f6/
age
404 :
名無しさん@ピンキー :03/02/22 12:23 ID:bwvIGdzc
しょーせつは萌え萌えするのでありがてーのですが、 文学スレではないわけですし、ポイントになる、 女のコの苦悶シーンと、人工呼吸シーンさえ 萌えれば、どういう人物構成か、とかは別にいーのですよ 長くなる要因はそれだし でも、小説投稿がないと、やはりここでのオカズに 乏しいので、できれば要所、ポイントを整理して 投稿していただければウレシイ
405 :
名無しさん@ピンキー :03/02/23 17:06 ID:OjU+bWq8
406 :
風船プー太 :03/02/23 23:07 ID:maoKgY7x
>>404 同感!!人工呼吸の瞬間の描写だけで充分に萌え萌えです。
そこんとこヨロシク。
駄文書きッス 了解なんですが…忙しくて続きかけニャイ…しかも近日中に英国に出張…
408 :
風船プー太 :03/02/25 00:35 ID:OryQ4KJO
409 :
風船プー太 :03/02/26 01:40 ID:demtogrk
410 :
風船プー太 :03/02/27 00:28 ID:DbdCgAPu
411 :
名無しさん@ピンキー :03/02/27 00:57 ID:1iJnIO0B
Resusheaven前と多少違うけど復活してないか? 動画も見れるし・・・
412 :
風船プー太 :03/03/01 01:52 ID:iS5d2nsK
413 :
風船プー太 :03/03/02 00:59 ID:RoWLaxSl
414 :
風船プー太 :03/03/03 01:23 ID:9qBZBk5N
415 :
風船プー太 :03/03/03 23:01 ID:9qBZBk5N
416 :
名無しさん@ピンキー :03/03/04 02:49 ID:bDzaRje9
>>414-415 ホッペが膨らんでいるのは、吹き込みながら、胸を押すからでは?
・・・というか、やられてみたい・やってみたい(w
age
418 :
風船プー太 :03/03/05 01:07 ID:kEYaXQid
419 :
風船プー太 :03/03/06 01:09 ID:wT+vSQd1
420 :
名無しさん@ピンキー :03/03/06 06:51 ID:b2G7fbvV
あ、こないだのNHK首都圏ローカルの「首都圏ネットワーク」見た人いる? 特集で防災関連のことをやってたんだけど、その中で小学生が人工呼吸を学ぶ ってのがあって、小学生の女の子が人形の口にティッシュ当ててその上から 息を吹きこんでた。で、そのティッシュはどうなっていたかというと・・・ 後のお楽しみ。 漏れは前の日の予告で見て、ビデオ撮った。 早速ビデオ見てみると、やっぱり期待通り。 ティッシュは女の子の唾液で確実に濡れてました。 しかも、その女の子が人形から口を離す時、唾が糸引いてたYO!! あと他の女の子では人形に口を当てるのが恥ずかしい子もいて、 講師に「口をいっぱいに開けろ!じゃないと死んじゃうぞ」 と言われて恥ずかしながらも軽く口を当てているという場面も。 他には見た人いない? ビデオだけあってちょっと画質が悪いのが残念だが、このビデオは一生物だね。 絶対に大切に保存しなきゃ。何回でも(;´Д`)ハァハァできるぞ。
422 :
風船プー太 :03/03/07 23:55 ID:3wz1kNx0
423 :
風船プー太 :03/03/09 01:32 ID:o6s2h4qb
424 :
風船プー太 :03/03/10 00:11 ID:nfSAbBJ8
425 :
風船プー太 :03/03/11 00:33 ID:+v6RwngL
426 :
名無しさん@ピンキー :03/03/11 01:22 ID:JLliaBDA
>>425 を見ると、スゴイ頑張って吹き込んでそう・・・肺が破裂してしまいそうに感じる
ふと思ったこと
人工呼吸で吹き込みすぎて肺が破裂なんてこと、ないのかな?
>>426 相手がボブ・サップクラスなら有り得るかもしれませんが…肺って基本的に
非常に柔軟な筈なので、余り問題にはならないと思いますね。
…てなワケで出張から帰ってきた駄文書きです。dat落ちしてなくて良かった…。
428 :
風船プー太 :03/03/12 00:29 ID:YA9LLqHq
429 :
426 :03/03/12 01:17 ID:NqV2FvJ2
430 :
名無しさん@ピンキー :03/03/12 01:17 ID:AsD4VULz
>>427 ボブサップの呼気で胸がパンパンになってる
女性ってシチュエイションも萌えるかもしれないですね。
私と言えば、心臓系が好みですが。
432 :
風船プー太 :03/03/13 00:13 ID:ZEk9rqzc
433 :
名無しさん@ピンキー :03/03/13 00:14 ID:ran4eHGv
http://www.media-0.com/user/gotosex/ モロ見えワッショイ!!
\\ モロ見えワッショイ!! //
+ + \\ モロ見えワッショイ!!/+
+
. + /■\ /■\ /■\ +
( ´∀`∩(´∀`∩)( ´ー`)
+ (( (つ ノ(つ 丿(つ つ )) +
ヽ ( ノ ( ノ ) ) )
(_)し' し(_) (_)_)
434 :
426 :03/03/13 01:33 ID:AL5DJ/vL
>>432 吹き込むパワーないかもしれないけど、浜崎あゆみ
435 :
名無しさん@ピンキー :03/03/13 13:27 ID:uSbyf7kf
436 :
風船プー太 :03/03/13 22:53 ID:ZEk9rqzc
>>434 吹き込むパワーなら有坂来瞳なんてどうよ。ブラバンのトロンボーンパート出身だから、
それなりに肺活量があるものと思われ…。
437 :
426 :03/03/14 01:17 ID:RyB1fljQ
おー、いいかもしれない 苦しくなるくらい、吹き込んでほしいものだ (;´д`)
438 :
風船プー太 :03/03/15 01:11 ID:dfjPirWW
439 :
炭谷 :03/03/15 01:14 ID:TP3AsLQw
あげ
440 :
炭谷 :03/03/15 01:15 ID:0Sq4yPmD
あげ
441 :
炭谷 :03/03/15 01:15 ID:JIgpUj9N
あげ
心臓発作起こしちゃってる女の子の画像とかナイでしょうか?
>>442 画像でみても多分苦悶しているだけの女の子としか思えないのでは?
一応Resus Heavenにらしき動画はありますが…。
444 :
風船プー太 :03/03/17 00:13 ID:xehTNR4l
445 :
名無しさん@ピンキー :03/03/17 00:15 ID:xehTNR4l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,__ | 二度とこのスレに炭谷が来ませんように... / ./\ \_______________ / ./( ・ ).\ o〇 ヾ!;;;::iii|//" /_____/ .(´ー`) ,\ ∧∧ |;;;;::iii|/゙  ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄ (,, ) ナモナモ |;;;;::iii| || || || ||./,,, |ゝ iii~ ⊂ ヾwwwjjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃 | ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 ( ,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
446 :
あげ :03/03/17 10:42 ID:fEEhLsFj
溺れてる女に心臓マッサージとかするときブラとかはずさないとだめなのか?
>>446 昔の医学書だと「外せ」と書いてあるのがありましたね。
ただ最近のを見ると外さなくても良いみたいですけど、
私が垂れ流している駄文ではなるたけ外す様にと心がけてます(w
448 :
風船プー太 :03/03/18 00:06 ID:ib+H8mCE
449 :
風船プー太 :03/03/18 23:56 ID:ib+H8mCE
450 :
風船プー太 :03/03/20 01:52 ID:9otjV87u
451 :
風船プー太 :03/03/21 23:39 ID:qUW1SA+X
452 :
風船プー太 :03/03/22 22:46 ID:iwoUoRKh
453 :
名無しさん@ピンキー :03/03/22 22:47 ID:g7kbEcmz
454 :
風船プー太 :03/03/23 22:56 ID:1cEBs60z
455 :
名無しさん@ピンキー :03/03/23 22:59 ID:6cZzAR0T
456 :
風船プー太 :03/03/25 00:59 ID:vWuk+iB0
457 :
風船プー太 :03/03/26 00:58 ID:7dSR7AIG
458 :
風船プー太 :03/03/27 01:00 ID:QhvUx3m8
459 :
風船プー太 :03/03/28 23:54 ID:rbEEXJh6
460 :
名無しさん@ピンキー :03/03/30 23:51 ID:tYBX5Buz
age
461 :
風船プー太 :03/03/31 00:02 ID:7fhzfNpz
462 :
名無しさん@ピンキー :03/03/31 02:18 ID:Uvt30QyI
necrobabes のオッサン、顔が赤くなるほど、力入れないと吹き込めないのか? もしくは、女性の方が、拒否状態? マウストウマウスで拒否って、簡単には出来んような気がしなくもないし。 ・・・と、ここ最近の漏れの疑問でつ
463 :
風船プー太 :03/04/01 00:05 ID:UgnNIMVG
464 :
風船プー太 :03/04/02 01:16 ID:sTw3/85r
465 :
名無しさん@ピンキー :03/04/02 11:31 ID:cTIyH3Oi
肺活量1800CCが4500CCを助けた例があるぞ。 うちの近所で。
466 :
名無しさん@ピンキー :03/04/02 23:01 ID:095kmSB4
resusheavenに新作キタ―――――――!!!!!! でもちと無理あるかな。
467 :
名無しさん@ピンキー :03/04/02 23:01 ID:BSvm/j02
468 :
風船プー太 :03/04/02 23:51 ID:sTw3/85r
469 :
名無しさん@ピンキー :03/04/03 00:57 ID:su+VJKlv
470 :
風船プー太 :03/04/04 01:28 ID:cagGZ2xu
471 :
名無しさん@ピンキー :03/04/04 01:29 ID:ALp0i6zG
うちの彼がそうです
473 :
風船プー太 :03/04/04 23:54 ID:Da6mNz9N
474 :
名無しさん@ピンキー :03/04/05 00:22 ID:HA671395
475 :
風船プー太 :03/04/06 23:51 ID:a3gD9Pf/
476 :
風船プー太 :03/04/08 00:34 ID:Puq6LyLD
age
478 :
名無しさん@ピンキー :03/04/08 23:45 ID:H37t0LFy
479 :
風船プー太 :03/04/09 00:29 ID:PFcYvyBR
480 :
風船プー太 :03/04/09 23:50 ID:PFcYvyBR
481 :
風船プー太 :03/04/11 00:53 ID:k/V/R241
482 :
名無しさん@ピンキー :03/04/11 15:45 ID:47GEGdmJ
483 :
風船プー太 :03/04/12 02:34 ID:7nX0VYXA
484 :
風船プー太 :03/04/12 22:22 ID:7nX0VYXA
485 :
風船プー太 :03/04/14 01:20 ID:q/riP+m1
486 :
名無しさん@ピンキー :03/04/14 01:21 ID:wvE9+JWE
487 :
風船プー太 :03/04/15 00:22 ID:mRYg+B7w
やはり小説ないとつらいな…
489 :
風船プー太 :03/04/16 04:01 ID:TBxrfupJ
同感。
490 :
風船プー太 :03/04/16 23:44 ID:4i5Qhrfd
駄文書きの人はどこ逝っちゃったの?
491 :
風船プー太 :03/04/20 01:09 ID:495zP/DF
492 :
山崎 渉 :
03/04/20 04:16 ID:w/+r/tNW ∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)