290 :
銀銀丸:
厨房の時、技術という科目があった。その日はその授業で課題の本棚を作っていた。
皆、友達と喋りながらダラダラ作っていたが、漏れは先週休んでいたので、皆より大分遅れていて、
必死に追いつこうと友達と離れ、一人黙々と作っていた。一人で木を切っていて、なにげなくふと目をあげた。
ちょっと離れた斜め前の床に漏れの片思いの娘がその友達と座って作業していた。
そのころ漏れはその娘を見ているだけでなごんでいた。人を好きになるのってこういうことか、と初めて知ったのだ。
自分の作業に必死になりながら、何度目かに彼女を見た時、漏れは我が目を疑った。
彼女が三角座りをしていた。脚がこっちを向いているので真っ白いパンツが丸見えだった。
漏れは鼻血が出そうなほど興奮し動揺したが、すぐに下を向いた。
ワザとじゃないにしても見てしまったことを知られたら、何を言われるか分からない、そう思ったからだ。
でも、周りをよく見てみると、彼女のパンツが見えるポジションにいるのはどうやら漏れしかいないようだ。
しかも、その事に周りが気付いている気配もないし、何より彼女自身気付いていなかった。
また、彼女の方に目がいく。脚と脚の隙間からパンツが見えていてパンツの布の縫い目まで分かりそうだった。
漏れはどうしたらいいんだろう。と、困ってしまった。
今まで別に女の子のパンツなんて見たいと思った事はなかった。
でも、好きな娘のパンツが目の前に急に現れると、いつまでも見ていたくなってしまった。
彼女は漏れに見られていることに気付かないまま、無意識に揃え気味だった脚をM字状態にしていた。
パンツと太ももの付け根まで丸見えだった。漏れは珍珍が銀銀になった。こんなにも痛いほど銀銀になったのは初めてだった。
前かがみになって、不自然に鋸を使っていた。気付くと、漏れは覗き込むように見ていた。
多分顔が真っ赤になっていたと思う。でも、漏れは一人ひなたにいたのでそんなに不自然ではなかったようだ。
何度目かに盗み見た時、彼女と目が合った。彼女は漏れの顔をじーっと見ていた。
291 :
銀銀丸:02/08/18 00:50 ID:DxNIm3Xs
>290続き。
彼女は、友達を置いて立ち上がり、こちらへツカツカと歩いてきた。
やばい、殴られる!とっさになぜかそう思った。彼女は漏れの顔から目を逸らさなかった。
手をのばしたら届きそうな距離に彼女は立ち止まった。
彼女は漏れに手を伸ばす。漏れは思わず縮こまり、目を逸らした。
すると彼女は、漏れの顔をティッシュで拭き始めた。
漏れは鼻血が出ていたのだ。
彼女は「びっくりしたよ、目の前で鼻血出始めるんだもん」と、はにかみながら言った。
パンティラのことは全然気付いてなかったらしい。それで漏れはホッとした。
漏れは「ありがとう、一瞬殴られるかと思ったよ」と答えた。彼女はそれを聞いて笑った。
それが漏れと彼女が交わした一番最初の言葉だった。
おしまいです。大して面白くなくてスマソ。