俺はオーガズムの余韻でぼうっとなっている紹子の手を取り、椅子から立たせる。
腰の後ろに手を回し、スカートのホックを外す。そしてジッパーも下げると
ピンク色のスーツのスカートはストンと足首に落ちた。紹子の体を守っている
ものは、もはや白のガーターベルトとストッキング、そして紹子の牝汁で濡れた
ショーツだけだ。
「俺の誕生日プレゼントを出してきてくれる?」
紹子は恥ずかしそうに肯いた。彼女は仕事机の一番下の引き出しから赤い
首輪を出した。それはお洒落としてのチョーカーではなく、皮でできた犬用の
首輪だった。赤く塗られた皮に銀色のプレートが打たれ、そこには特注で
「Syoko」と刻印されている。刻印した店の人は犬の名前と思ったに違い
ない。この首輪は紹子を俺だけのものにしたいという気持ちを込めて誕生日に
贈ったものだ。紹子はそれを俺に手渡した。
「じゃあ着けるよ」
紹子は首輪をしやすいように何も言わなくても顎を上げ、白い首を見せる。
その従順な姿がいじらしい。俺は彼女に首輪を巻いてやり、緩めな所で
バックルを止めた。少しダランとした赤い首輪が眼鏡をかけた紹子の顔を
いっそう可愛く引き立てた。