【羅臼】厳冬期にも行われるエゾバフンウニ漁が22日、始まった。約70隻の磯舟が上質な羅臼コンブを食べて育ったウニをかごいっぱい
水揚げした。
15日の解禁予定だったが、うねりがあったことなどから、出漁を見合わせていた。この日の漁は午前8時ごろに始まり、漁業者は氷点下の
寒さの中、水中眼鏡で海中をのぞき、タモ網で次々にウニをすくい取った。昼ごろには1かご分約60キロを詰めて帰港した。
幌萌町前浜の通称「ビラ」で操業し、於尋麻布(おたずねまっぷ)漁港に水揚げした高森斉一さん(40)は「身入りはまだまだなので、今後に
期待したい」と話していた。
ウニは殻付きのままか、家族らが手作業で殻をむいて折り詰めや塩水パックにして出荷する。この日は殻付きの2・5トンが競りに掛けられ、
昨年初日に比べて75%高い平均1キロ1400円ほどで取引された。折り詰め、塩水パックでの出荷は23日から。漁期は6月末まで。(伊藤美穂)
ソース(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/587835.html 写真=かごいっぱいのエゾバフンウニを水揚げする漁業者=22日午前11時40分、於尋麻布漁港
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/photonews/image/6290_2.jpg