初の蓄電池車アキュムを公開 JR烏山線
3月15日のダイヤ改正に合わせて、JR烏山線に導入される蓄電池搭載の新型車両EV−E301系
「ACCUM(アキュム)」が29日、宇都宮市川向町のJR東日本宇都宮運転所で報道陣に公開された。
同社によると、蓄電池駆動電車の営業運転は国内初。
アキュムは車体床下に1両当たり5個の蓄電池箱を搭載。
電化された宇都宮−宝積寺駅間走行中などに充電を行い、非電化区間は蓄電池で走行する。
ディーゼルエンジンの気動車のように廃ガスがなく、二酸化炭素排出量や騒音を削減できる。
車体は環境への優しさをイメージして緑と銀でまとめた。
ユニバーサルデザインや、使用電力削減のための発光ダイオード(LED)室内灯を採用。
使用中のエネルギーを示すモニターも設けた。
2両1編成で宇都宮−烏山駅間を1日2往復、宝積寺−烏山駅間を同1往復する。
同社大宮支社は「環境にも人にも優しい車両。架線レス化への第一歩としたい。
烏山線周辺地域の発展にもつながれば」としている。
下野新聞 1月30日 朝刊
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20140130/1489062