【静岡】めざすは300万票、市職員に「投票は公務」と浜松市長、全職員が家族も含めて複数の端末で投票すれば100万票は堅い

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1ベガスφ ★
"市職員に「投票は公務」…「国政」顔負け選挙戦"

「とにかく1位。めざすは300万票」。全国のご当地キャラクターが人気を競う「ゆるキャラグランプリ(GP)」
(オフィシャルメディアパートナー・読売新聞)での1位獲得に向け、浜松市が市のマスコットキャラクター
「出世大名家康くん」の“選挙運動”に異例の態勢で臨んでいる。

鈴木康友市長を本部長とする選挙対策本部を設置し、市長自ら各地で街頭演説を行うほか、
市職員には「公務」として投票を呼びかけるなど、国政選挙も顔負けの力の入れようだ。

浜松市は8月27日、特別職、部局長以上の幹部職員の計36人による「ゆるキャラ選挙対策本部」を発足。
市長は結成式で、2011年のGPで1位となった熊本県の「くまモン」の経済効果を例に挙げながら
「1位にならないと結果が得られない。とにかく1位を目指したい」と熱弁。
幹部からも「経済界の票集めは任せてください」(産業部)などの決意表明があった。
「必勝」の鉢巻き姿で全員が「エイエイオー」と拳を突き上げ、気勢を上げた。

31日には、“大票田”として浜松市中区葵東の「ホンダ浜松製作所」で開かれた「夏まつり」に家康くんが登場、
投票を呼びかけた。

市は今後、担当部局ごとに関係機関や市内の企業などにも投票を呼びかける。
また、大型商業施設などで開かれる60近いイベントに家康くんを登場させるほか、市長がJR浜松駅前で
2回にわたり街頭演説するなど、全庁態勢で取り組む。

865キャラクターが参加した昨年のGPで1位だった愛媛県今治市の「バリィさん」の獲得票数は約55万票。
これに対し、7位の家康くんは約13万票だった。浜松市担当者は「ゆるキャラブームの中、
1位になるためのハードルは高くなる」とみており、300万票を目標に掲げた。

今年の投票期間は9月17日〜11月8日と53日間。投票方法はまだ公表されていないが、
昨年はパソコンや携帯など一つの端末から1日1票、投票できた。
同市は、職員が業務用パソコンなどからの投票を「公務」として認めることにした。
同市の職員数は約5500人だが、担当者は「期間中の毎日、全職員が家族も含めて
複数の端末で投票すれば100万票は堅い」(担当者)と“票読み”する。

一方、磐田市のイメージキャラクター「しっぺい」も8月27日、GPにエントリーした。
しっぺいは、妖怪を退治した霊犬「しっぺい太郎」の民話が由来のキャラクターで、
昨年のGPでは151位と健闘。同市も60項目を超える「GP1位獲得計画」を策定するなど、必勝態勢でGPに臨む。

http://www.yomiuri.co.jp/photo/20130831-482387-1-L.jpg
2013年9月1日17時27分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130831-OYT1T00894.htm