豊橋市の老舗和菓子店「若松園」が今春オープンした穂の国とよはし芸術劇場プラットの要望で、歌舞伎にちなんだ上生菓子を
つくった。18日に同劇場で行う市川猿之助襲名披露の松竹大歌舞伎公演にあわせて猿の顔などをかたどった。当日、土産として
販売するほか、味わえる茶席も設ける。
5月上旬、同劇場の中島晴美プロデューサーから「公演を記念する菓子を」と求められ、試作を重ねて完成させた。
土産は4個セットで上製の箱入り。猿の顔をかたどった2種類と、烏帽子および、きんと雲の焼き印を押したのを詰め合わせた。
烏帽子は「猿に烏帽子」のことわざから、きんと雲は孫悟空との連想から決めた。
当日は劇場2階で400箱(一箱1500円)を販売するほか、茶席も設けて抹茶と菓子1種(セット500円)を提供する。
今回は和菓子ほか、同市のレストラン、コスタリカがつくった幕の内弁当も販売する(予約制、1575円)。中島プロデューサーは
「今年4月にリニューアルオープンした東京の新歌舞伎座は、公演記念の土産を充実させて喜ばれている。豊橋でも今回を第一弾に、
機会があれば積極的に取り組みたい」と意欲をみせる。
ソース(全国郷土紙連合・東愛知新聞)
http://www.kyodoshi.com/news/10252/ 写真=若松園が販売する「4代目市川猿之助襲名披露」生菓子セット
http://www.kyodoshi.com/media/news/photo/higashiaichi/2013/07/14/41bbe9c2ffd888a1d8b6e284c1eff500.jpg