南蔵王町の公園で移動図書館を利用する市民
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn20130603000501.jpg 広島県内で最も長く続いている福山市の移動図書館が今年、開設50年を迎える。
全国では小規模図書館の増加や経費削減を受けて廃止傾向。しかし市中央図書館は
「ニーズはある」として継続の方針だ。12日〜7月16日には、同館で半世紀をたどる写真展を開く。
1963年10月、約300冊を積むライトバンでスタートした。今の車は5代目。
約4千冊とともに、職員3人が乗って、貸し出しや返却を担う。市全域58カ所を巡回。
出動は月約15日間で、1日に3〜5カ所を訪れる。
利用者は、1世帯15冊まで1カ月間借りることができる。昨年度は6万6588冊の利用があった。
南蔵王町の公園で5歳の次女と利用した主婦(35)は「毎回楽しみにしている」。
このほか「車がなくても利用できて便利」「小さな子どもが泣いても公園なので気が楽」などの声もある。
写真展は、歴代の車や各地での移動図書館の利用の様子など約70点を展示する。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201306030005.html