ロシアでは11日から1週間にわたる謝肉祭のマースレニッツァがスタートした。古くからのお祭りであるマースレニッツァには
7日それぞれに名前がある。
■初日の月曜日は「迎え入れ」
月曜日はマースレニッツァの始まりを告げる日。朝、舅、姑は嫁を実家へと送り出し、夜にはそろって嫁の実家を訪れた。
マースレニッツァ初日までにどこの広場で縁日がたち、お祭りが行なわれるかは公表された。そうした場所には雪山や
ブランコ、芝居小屋が作られた。マースレニッツァには太陽を象徴したロシア版クレープ「ブリヌィ」が焼かれるが、最初の
ブリヌィは追善供養用にと貧者にふるまわれた。
初日の月曜日には冬を象徴するわら人形「マースレニッツァ」が作られ、古着や有り合わせの材料で飾られた。人々は
わら人形を棒の先に突きたて、そりに乗せ、町中を練り歩いた。
■2日目の火曜日は「遊び始め」
朝から若者らは雪山でそり遊びをし、ブリヌィを食べた。また互いに親戚や友人らを家に呼んだ。
この日、見合いが行われた。マースレニッツァで行なわれる様々な儀式は見合いに関連したものだといえる。これは
マースレニッツァが終わり、大精進が終わったあと、春に「美しの小山(クラースナヤ・ゴルカ)」の日にで結婚式を行なうため。
「美しの小山」とは異教時代から東スラブ人の間で行なわれていた春の民間行事。キリスト教受容のあとはパスハ(復活祭)
の後の最初の日曜日が春が完全に訪れた時とされ、これにあたった。
ソース(The Voice of Russia)
http://japanese.ruvr.ru/2013_03_12/107730253/ 写真
http://m.ruvr.ru/data/2013/03/12/1342035871/4RIA-376846-Preview.jpg