滋賀大経済学部(彦根市馬場1丁目)の学生でつくる「農業ビジネス研究会」が10〜12月に大学内で、県が認証する環境こだわり
農産物などを販売する直売市「滋賀大マルシェ 秋の収穫祭」を開く。
滋賀大社会連携研究センターとNPO法人彦根景観フォーラムの主催で、センターの石井良一教授の指導で研究会の学生9人が
企画した。
環境こだわり農産物は、農薬や化学肥料の使用を通常の5割以下に抑えるなどの基準をクリアして県から認証される。直売市では、
県内や京都市内の農産物直売所や農園などが出店し、こうした農産物を中心に米や野菜、そば、創作おにぎりのほか、菓子、マコモダケ
などを販売する。
開催日は10月5日、19日、11月9日、30日、12月14日の計5回を予定し、いずれも金曜日の午後2時半から約2時間。
会場では、野菜の食べ比べをする「利き野菜」や「農家と語る会」のイベントも開く。
石井教授は「国内の製造業は空洞化が進み、これからは農業や食品を扱うビジネスが重要となる。学生には、農業現場の実態を知って
ほしい」と話す。実家も農家という研究会リーダーの前田葉羽(よはね)さん(25)は「害虫や不作などにも負けず、苦労して収穫された野菜
は価値がある。農家のために、こだわり農産物を販売できる場所を提供したい」と話している。
ソース(朝日新聞)
http://www.asahi.com/food/news/OSK201209290047.html?ref=rss 写真=環境こだわり農産物の直売市を開く滋賀大農業ビジネス研究会の学生と、指導する石井良一教授(左から2人目)
http://www.asahi.com/food/news/images/OSK201209290046.jpg