(
>>1からの続き)2/2
約80人が「子どもたちと動物たちの楽しい幼稚園」をテーマに、
伸び伸びと動物や草花を描き、園内の壁を彩った。
富大の学生が、40年の節目に合わせ制作を申し出た。
廊下や柱に描いた壁画は全長約50メートル。
ライオンなど動物の周囲に手形やスタンプなどで
模様をちりばめる作風が特徴となっている。
富大芸術文化学部4年の田中大覚(もとよし)さん、
大学院芸術文化学研究科2年の多智彩乃さんが
7月下旬に描いた高さ2メートルのゾウやロバの周囲を、
園児が思い思いの花や動物の絵で彩った。
年長児は筆でツルや魚、クラゲ、草を描き、
動物たちのにぎやかな世界を表現した。
年中児はスタンプで花の模様を無数に描き、
年少児は手のひらに絵の具を付け、手形をちりばめた。
水たまりやセミを描いた年長の廣野咲紀ちゃん(6)は
「大変だったけど、見る人に楽しくなってほしい。
幼稚園と一緒に、ずっと絵が残ってほしい」
と願った。壁画はこの後、動物の目など細部を着色して13日の完成を目指す。
大沢野幼稚園は1973(昭和48)年10月1日、
大沢野町立幼稚園として開園した。
壁画は9月29日に開催する創立40周年記念運動会で披露される。
40周年を祝う記念誌も発刊する。
(終わり)2/2