長野県・木曽地域の製麺会社や製薬会社、酒造会社などでつくる異業種グループ「木曽製造業ネットワークの会」が、
地域の特産品を集めて一つのパッケージに詰め込んだお土産セットシリーズ「まるごと木曽」を開発し、話題を集めている。
同会の家高敏彰会長は「これこそ木曽だとアピールできるお土産ができた。木曽を訪れた人たちに旅の思い出を強く刻む
ことができる」と胸を張っている。
街道沿いに江戸時代の面影を残す古い宿場町が残り、県内外から多くの観光客が訪れる木曽地域だが、「旅の思い出
を強く印象づける土産品が少なかった」と家高会長。工場や酒蔵、木材加工現場の見学を行う企業などが3年前に産業
観光による地域振興を目的に同会を設立したのを機に、土産品開発に向けた取り組みが始まった。
商品構成やパッケージングなどについて試行錯誤を重ねる中で、「木曽の自然や歴史を醸し出して物語性のある商品と
することで、観光客に木曽の観光産業を印象づける土産品を目指し、実現することができた」(上野俊実同会事務局長)
といい、売れ行きも好調だという。
販売するのは、酒蔵2社の自慢の地酒を組み合わせた「飲んべえセット」をはじめ、そばとそば焼酎の「蕎(そ)麦(ば)で
一杯セット」、入浴剤と地酒の「いい湯だな♪セット」、黒ビール風味のノンアルコール飲料と木曽ヒノキで作ったマグカップの
「週に一度は休肝日セット」などちょっとひねりがきいた7種類。いずれも会員企業の自慢の製品を詰め合わせ、価格は
2300〜4200円に設定した。
家高会長は「個々の商品単独ではインパクトに欠けるが、組み合わせることによって何倍もの魅力が生まれる。木曽の
地域特性から生まれた土産だという認識が広まってくれればうれしい」と話す。
問い合わせは「道の駅『木曽福島』」。
(※問い合わせ先省略。ソース元でご確認下さい)
ソース(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120607/ngn12060720590003-n1.htm 写真=木曽の特産品を詰め合わせた土産セットシリーズ「まるごと木曽」をPRする関係者ら
http://sankei.jp.msn.com/images/news/120607/ngn12060720590003-p1.jpg