東日本大震災からもうすぐ1年。職場で、ご近所で、あのときを思い出して語り合いませんか――。
宇都宮大学が県内在住者を対象に、3月中に身近な人々と話し合いの場を持つよう呼びかけている。
防災意識を高め、地域で助け合いの心が芽生えるきっかけにしようとの取り組みだ。
宇大の学生支援課と学生ボランティアグループ「UP」が「Remember3.11 in とちぎ
〜私たちは決してあの日を忘れない〜」と題して企画した。主体となる広瀬隆人教授(社会教育学)と
学生らは、被災地の東北にボランティアとして何度も足を運んでいる。
例として、地元のコミュニティーセンターや職場などで都合のつく時間に集まり、6〜8人のグループに分け
(1)3.11で見たこと、体験したこと
(2)節電や災害対策に何を購入したか
(3)日々の暮らしや近所、家族、友人、知人との関係がどう変わったか
(4)今後のために何をしておかないといけないか、
について2時間程度、自由に語ってもらう方式を提案している。
3月10、11日を中心に学生や教授が無料で出向き、東北の被災状況を語ることも可能という。
今月10日には、モデルケースとなる先行体験会が宇都宮市役所であり、生涯学習コーディネーターや
市職員ら72人が参加した。上三川町の主婦、吉沢啓子さん(44)は震災後にラジオ、水、乾パンを
常時持ち歩くようになったといい「また大地震が来たらどうすればいいのか、不安から逃れようと
必死だったが、みんな不安を抱えて暮らしていることを知った。気持ちが楽になった」と話した。
広瀬教授は「栃木はすぐに日常が戻ったが、震災を忘れてはいけない。
もう一度記憶を呼び起こすことが、防災やまちづくりにつながる」と訴えている。
問い合わせは宇大生涯学習教育研究センター(028・ソース元参照)へ。
(大津正一)
(2012年02月14日)
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10日に開かれた「先行体験会」では、参加者がそれぞれの震災体験を振り返り、防災への意識を問い直した
=宇都宮市役所
http://mytown.asahi.com/tochigi/k_img_render.php?k_id=09000001202140002&o_id=4239&type=kiji 朝日新聞
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001202140002 依頼がありました。
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1329491931/3