発明品を集めた県創意くふう作品展で小学3年生の平成16年から7年連続入賞した
“富岡のエジソン”と呼ばれる少年がいる。少年は富岡市に住む掛川将君(15)で、
自分が考え工夫を重ねたアイデア作品がいつの日か実用化されることを夢見て
挑戦を続けている。
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掛川君は今年の同展に、ピザを切り分けるロータリーカッターの刃を使った「麺生地カッター」を出品。
児童生徒の部で県知事賞に輝き、今月中旬に県庁で表彰式が行われた。
「麺生地カッター」はうどんやそばを切る際、生地の上を転がすだけで
一定幅の20本以上の麺が出来上がるアイデア作品だ。
来年1月に審査が行われる「全日本学生児童発明くふう展」にも「麺生地カッター」を応募済みで、
上位入賞が期待されている。
掛川君の発明にかける情熱は並大抵のものではない。
小さい頃から物作りが好きだった掛川君は小学3年生のとき、赤ちゃんの転落を防止するベビーベッドを
初出品。県創意くふう作品展で佳作となり、周囲からほめられ「とてもうれしかった」という。
小学5年生のとき、防火シャッターと床の間に児童が挟まれる学校での事故を踏まえ
「安全防火シャッター」を考案。人が挟まれても、降下するシャッターの重みを約10分の1に軽減する
仕組みを作り上げた。
さらに、中学2年生のときには高齢者の交通事故防止をテーマに夜間、横断歩道に人が近づくと
センサーが感知して、ドライバーに光で合図する「安全ポール」を発明した。
いずれも事故のない安全な世の中を目指す掛川君の強い思いが作り出した発明品で、
各作品展で入賞を果たしている。
「将来は技術者になって自分の発明を実用化したい」と掛川君。
誰かの役に立つ発明品を今後も作り続ける。
ソースは
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/101229/gnm1012290143002-n1.htm 群馬県のサイト
http://www.pref.gunma.jp/index.htmlから、児童生徒の部受賞者一覧[PDFファイル:7.68KB]
http://www.pref.gunma.jp/newdl101203/kekka.jidoseito-100767.pdf 画像は見つかりませんでした。