◇トテ馬車応援で期間限定ショップ 塩原温泉街でご当地グルメ4種販売
【那須塩原】わずか1台だけになった塩原温泉名物「トテ馬車」を存続させようと、
門前地区など温泉街の若手商店主らで結成した「トテ馬車応援隊」が7日、
妙雲寺近くの空き店舗に期間限定のアンテナショップをオープンさせる。店名は
「馬並銀治郎商店」。門前の食のプロたちが考案したバーガーやまんじゅうなど
ご当地グルメ4種を販売し、売り上げの一部を老朽化したトテ馬車の
改修費用に充てるのが狙いだ。
ショップはトテ馬車の周知、観光情報の発信や休憩所機能も持たせる。
営業は28日(午前10時〜午後3時)まで。
販売する商品は、馬車を引く12歳の雌馬マリちゃんから「まりちゃんの
落とし物シリーズ」と名付けた。さくらコロッケバーガーは、応援隊代表で
パン店めろん亭経営の上田忠司さん(50)と日本料理松本の渡辺章さん(48)が
コラボした。馬肉(さくら肉)、京都の赤みそとゆずこしょうで味付けした
和風仕立てのコロッケに特製白パン、塩原高原大根の薄切りなどが入り、
1個350円。
塩原温泉栄太楼の君島達己さん(47)はマリちゃんの大好物わらをイメージし、
高原大根の切り干しを入れた「まりちゃんまんぢゅう」(1個100円)、通りの茶
屋藤屋の桜井栄作さん(39)は竹の皮で包んだみそ焼きおにぎり(2個400円)を作った。
上田さんのカボチャとキャラメルのスコーン(3個360円)もあり、いずれも
数量限定で販売する。
「馬並銀治郎」の名は、塩原温泉の湯巡りキャラクター
「塩原湯治郎」の弟として付けた。「昔、馬車馬のように働き、
遊んだことから名が付いた。銀治郎を師と慕う人が集まり
交流拠点として開店した」という設定だ。
上田さんは「観光客にアピールするため、物語性を持たせた。
後継者育成を含めトテ馬車存続に向け、今後も
民間でできる支援を続けたい」と話す。
トテ馬車の今季営業は今月いっぱいの予定。
ソース(下野新聞)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20101105/410616 ▽写真
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20101105/410616/image/J201011050128.jpg