◇喜連川公方太鼓10周年 10日に記念コンサート
【さくら】市内の太鼓愛好者らで組織する喜連川公方太鼓(手塚良作会長)の
結成10年を記念したコンサートが10日午後1時30分から、市氏家公民館ホールで
開かれる。手塚会長(67)は「あっという間の10年でした。多くの人に活動の成果を
見てほしい」と話している。
同グループは2000年10月、足利氏の流れをくむ喜連川地区の歴史と伝統を
創作太鼓で表現しようと発足。旧黒羽町出身の和太鼓作曲家で、昨年5月に
亡くなった藤田正典さんから指導を受けた。同年9月には東京・渋谷で開かれた
第8回東京国際和太鼓コンテストで最優秀賞に輝いている。
「公方太鼓」は現在メンバー30人。10年間、週3回の練習を欠かさず続けている。
昨年10月には6歳から15歳までの子ども中心のチーム「喜連川公方太鼓さくら」も
結成し、後継者育成にも取り組む。
コンサートのメーンは「公方太鼓」を結成した時に、藤田さんがグループのために
作曲した「天王祭(あばれみこし)」。「公方太鼓」と「公方太鼓さくら」が合同で
演奏する。
チームリーダーの平松祐一さん(57)は「藤田先生の死や『公方太鼓さくら』の結成、
コンテストでの入賞などいろんなことがあった。人とのきずなを大事にし、公方太鼓を
後世に伝えていければ」と話す。
10日の本番に向け、手にまめをつくりながら練習に励んでいた
杉之内蛍ちゃん(6)は「まめは痛くない。太鼓の音がみんなと
合ってくるのが楽しい。本番も楽しく演奏したい」と話していた。
記念コンサートには群馬県太田市の「新田太鼓保存会」がゲスト出演する。入場無料。
ソース(下野新聞)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20101008/394142 ▽写真
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