国外で開かれる最大規模の日本酒利き酒イベント「全米日本酒歓評会(THE JOY OF
SAKE)」(米国・ハワイ、8月17、18日)で、県内から出品された32銘柄のうち、15銘柄
が金賞を獲得した。去年に続き、都道府県別の金賞獲得数は本県が全国最多で、県産日本酒の
レベルの高さをあらためて国内外に印象づけた。
また、今年から大吟醸A、大吟醸B、吟醸、純米の各部門で、金賞受賞酒の中からそれぞれ
上位ベスト3の酒も発表され、本県からは吟醸部門で出羽桜酒造の「純米吟醸酒 出羽燦々
(さんさん)」と、月山酒造の「銀嶺月山 純米吟醸 月山の雪」が選出された。
同イベントは、米国の日本酒愛好者団体の国際酒会(本部・ハワイ)が2001年から開いて
おり、今年で10回目。日米から計10人の専門家がバランス、味、香り、全体の印象などを
基準に審査、特に優秀な酒を金賞として選出した。
今回は、日米などから大吟醸酒A(精米歩合40%以下)、大吟醸酒B(同50%以下)、
吟醸酒(同60%以下)、純米酒(同70%以下)の4部門に、去年より58銘柄多い計329銘柄
が集まった。県内からは15蔵元の32銘柄が出品され、金賞に15銘柄(7蔵元)、銀賞に9銘柄
(8蔵元)が選ばれた。都道府県別の金賞受賞数は15の本県がトップとなり、福島県が11で続いた。
中でも出羽桜酒造は、県内の金賞15銘柄のうち6銘柄を占めたほか、県内では唯一、10回
連続の金賞獲得となった。また、吟醸酒部門では、ベスト3のうち本県の銘柄が2つを占める
など、水準の高さを証明した。
今年は10回目の節目を記念し、11月に初めて東京で試飲イベントが行われる予定で、日米の
一流レストラン12店も参加する。
ソース:山形新聞
http://yamagata-np.jp/news/201009/05/kj_2010090500477.php