◇露地物ブドウ収穫始まる 福山・沼隈 猛暑でも色づき、甘み最高
広島県内有数のブドウ産地・福山市沼隈地区で露地物のブドウの
収穫が始まっている。今夏は梅雨明け以降、厳しい暑さが続いているが、
日照時間が長いことから、水の豊富な同地区では色づき、甘みともに
最高の出来で、玉太りも上々という。
同地区では、95戸のブドウ農家が丘陵地の61ヘクタールでピオーネや
ゴルビー、安芸クイーンなどを栽培しており、露地が約3分の2を占める。
約1・3ヘクタールで栽培する同市沼隈町中山南、細川秀紀さん(43)の
畑では、早朝5時から収穫作業。親子3人で黒々とした種なしの
ニューベリーAなどの房を丁寧にはさみで摘み取り、袋詰めしている。
JA広島果実連の技師田村浩太朗さん(32)によると、ブドウは干ばつに
強い植物で、猛暑で野菜に傷みなどの被害が出る中、農業用ダムから
水の供給がある同地区では順調に成熟。糖度は17〜20度に仕上がった。
ブドウは近くのJA福山市沼隈ぶどう選果場で、重さなど3等級別に仕分け。
県内や関西の市場などに1日16〜18トンが出荷されている。
収穫は9月上旬〜下旬に本格化する。
ソース(山陽新聞)
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010083111013199/ ▽たわわに実ったブドウの収穫作業に励む生産農家
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/images/2010/08/31/2010083111013199-1.jpg