◇双子のパンダ誕生 アドベンチャーワールド
和歌山県白浜町のサファリパーク「アドベンチャーワールド」は12日、
同園生まれのジャイアントパンダ「良浜」(ラウヒン、9歳)が雄と
雌の双子を出産したと発表した。同園では2年ぶりのパンダの
赤ちゃん誕生で、この約10年間で12匹が生まれている。
赤ちゃんの公開は秋ごろの予定。
双子が誕生したのは11日で、午前7時44分に雄、午前8時3分に雌が生まれた。
雄は全長21センチで体重158グラム、雌は全長19センチで体重123グラム。赤ちゃんとしては
標準的な大きさという。母子ともに元気で良浜は双子に授乳を始めている。
3月に雄の「永明」(エイメイ、17歳)と良浜の間で自然交配が成功し、出産が期待されていた。
良浜は7月20日ごろから食べる量が減り、睡眠時間が長くなったため展示を控えていた。
8月10日には落ち着きがなく歩き回り始めたため、出産が近いと判断したという。
良浜は2000年9月、同園で初めて誕生したパンダ。2年前に永明との間に
雄の永浜(エイヒン)と雌の梅浜(メイヒン)の双子を産んでいる。
同園では今回を含めて12匹が誕生し、このうち11匹が育っている。双子は5組目。
現在、同園にいるパンダは永明、良浜、明浜(3歳雄、メイヒン)、
愛浜(3歳雌、アイヒン)、永浜、梅浜と今回の双子の計8匹。
国内最多の飼育数となっている。
同園の石川唯史広報担当(44)は「双子の赤ちゃんの
順調な成長を温かく見守ってください」と話している。
ソース(紀伊民報)
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=194997 ▽〈上〉赤ちゃんを抱く母親パンダの良浜▽〈下〉双子の赤ちゃんパンダ
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/newsphoto/1949972.jpg