◇豊鉄がお客様感謝祭
豊橋鉄道開業85周年を記念した「とよてつ感謝祭in赤岩口」は25日
、市内線(路面電車)の赤岩口車庫で行われ、朝早くから親子連れや
鉄道ファンなど2000人でにぎわった。現役の路面電車を身近に見てさわって
運転して、頑固さや魅力を再発見し、満喫した。運転体験したチビっ子は
「運転士になったみたい」と大満足だった。約70人が体験した。
豊鉄の前身は豊橋電気軌道で、路面電車が本業。
大正末に開業し、85年走り続けてきた。
水野忠之社長は「途中、何度か危機もあったが、お客さんに支えられて85年。
ただ感謝あるのみだ。原点に立ち返り、会社の総力を挙げて、感謝祭を企画した。
小さな子どもたちが電車に触れ、再発見してもらえれば最高だ」。
車庫で、時間待ちする列車まで開放して、休憩所などに用意。
テントでは軽食、各種販売コーナー。
催しで1番人気は「運転体験コーナー」。チビっ子運転士が実際に本物の
路面電車を運転し、大満足した。同市東郷町、会社員、高柳行伸さん(44)の
長男、結鶴君(6)=ゆづる、東田小1年=は、運転士から動かし方を教えてもらい、
その通り実行。実際に動き出すと、やや緊張した表情で「運転士になったみたい」。
終わって「楽しかった」。
ほか「ミニほっトラム乗車体験」「わくわく電車はかせツアー(ピット内見学)」なども
大人気で、終日ごったがえした。
とよはし市電を愛する会の伊奈彦定会長は「駐車場がないこともあって、
市電で来るお客さんが圧倒的に多い。市電に親しめるすばらしいイベントだ」
と絶賛した。
ソース(東日新聞)
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&categoryid=1&id=32858 ▽写真
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