◇レッスンの成果を披露オーケストラキャンプコンサート
豊橋市がドイツからブランデンブルグ国立管弦楽団の演奏家ら15人を招き、
地元中高生らに指導してもらう青少年オーケストラキャンプのコンサートが24日、
ライフポートとよはしで開かれた。「マエストロと夢見る若者たちのコンサート」と
銘打った晴れ舞台で、6校の計約180人が4日間レッスンを受け、成果発表した。
参加各校の演奏に続き、ブランデンブルグ管弦楽団の五重奏などあり、
最後に同楽団と各校選抜メンバー150人がドボルザークの交響曲第8番
「イギリス」をエネルギッシュに奏でた。
マエストロ(指揮者)の浮ケ谷孝夫さん=ベルリン在住=がタクトを振り、息の合った
曲が終わると、ほぼ満席1,000人から拍手と歓声が上がった。客席後方では、
感極まって数十人がスタンディングオベーション。マエストロや楽団奏者から握手を
求められた中高生たちも、みんな満足そうな表情だった。
アマチュアオーケストラが盛んで、ドイツとの結びつきが強い豊橋らしいこの企画は、
豊橋日独協会(神野信郎会長)が後援。浮ケ谷さんはこれまで数回、
日独協会の招きで豊橋公演を行っており、「ボランティアで指導する」と
申し入れ実現した。
演奏後に浮ケ谷さんは「中高生がこれだけの演奏をしてくれてうれしい。
うれしくて仕方ない。ドイツから来た仲間たちも一生懸命。感激した」と話した。同市では、
全国でも珍しいこのオーケストラキャンプを、来年度以降も継続開催するという。
ソース(東愛知新聞)
http://www.higashiaichi.co.jp/today_news/100725t/10072501.html ▽写真
http://www.higashiaichi.co.jp/today_news/100725t/100725p/10072501.jpg