◇薄紫のラッパ「ジャカランダ」が開花 淡路
淡路市浦、昆陽圓さん(71)宅の庭で、日本国内での開花は
珍しいとされる南アメリカ原産の花木「ジャカランダ」が、かれんな
花を咲かせている。薄紫色の花と深緑の葉が美しいコントラストを描き、
涼しさを演出している。
ノウゼンカズラ科で、花期は春。キリの花に似ていることから、南米に
移民として渡った日本人が「キリモドキ」と名付けて愛したという。
ユニークな形の幹から伸びる枝にラッパ型の花を咲かせるのが特徴。
亜熱帯の土地に適しているため日本での栽培は難しいが、
開花した例はいくつかあるとされる。
昆陽さんは、勤めていた会社の肥料工場建設のため1968〜70年、
アフリカ南部のザンビアに赴任した際、街路樹として植えられていた
ジャカランダの美しさに魅せられた。約20年前、淡路島内の観光施設で
種を購入し、鉢で育て始めたが、高さ1メートルからなかなか大きくならないため、
5年前に庭に植え替えたところ、一気に成長。幹は高さ5メートルほどに伸び、
今年6月になって初めて花を開いた。
昆陽さんは「晴天が続く日に水を与えただけ。特別な育て方はしていないのに
開花したのは不思議」と首をかしげるが、「ジャカランダを知ったのはアフリカの
赴任地でのこと。サッカーのワールドカップが南アフリカで開催された年に
咲いたことに縁を感じる」と話している。
ソース(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/0003227810.shtml ▽紫色に色付いたジャカランダの花
http://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/Images/03227811.jpg