◇しょうゆ使った和風プリンいかが 8店が同時発売
県内の八つの菓子店が、県特産の湯浅しょうゆを使用した和風プリンを
共同開発した。店舗の垣根を越えた取り組みで、パッケージや価格のほか、
レシピも統一。15日から各店で販売を開始する。
全国に誇れる和歌山ならではの菓子を作ろうと、県菓子工業組合青年部に
所属する有志8人が開発に取り組んだ。和洋どちらの菓子店でも製造しやすく、
子どもからお年寄りまで幅広い年齢層になじみがあることからプリンにしたという。
北は和歌山市や橋本市から、南は串本町までのメンバーが定期的に集まり、
各自の試作品を持ち寄ったり、アイデアや意見を出し合ったりしながら試行錯誤を重ね、
約半年がかりで商品化にこぎつけた。
商品名は「将軍プリン」。8代将軍・徳川吉宗にちなんでいる。ほんのりと香ばしい
しょうゆの味わいが楽しめる和風プリンで、湯浅しょうゆのほかには生クリームや豆乳、
和三盆を使用。陶器に入っていることから、見た目にも和の雰囲気が楽しめる。
メンバーの一人、「菓匠 二宮」(田辺市下屋敷町)の二宮専務によると、
レシピは統一しているものの材料の仕入れ先は各店によって違うため
「それぞれ微妙に異なる味が楽しめるかも」という。
二宮さんは「皆で意見を出し合って一つの商品を作り出す過程が楽しく、
自分自身にとっても刺激になった。これほど広範囲にまたがる店舗が、
共同で商品を開発する取り組みは珍しいのではないか。今後もこういった
機会が持てれば」と話している。(以下省略)
ソース(紀伊民報)
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=193275 ▽県菓子工業組合青年部の有志が共同で開発した「将軍プリン」
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/newsphoto/1932751.jpg