◇かまぼこ板20470まい求ム 「材料」目標の半分 学校や県庁に回収箱 アートな休憩所制作へ 八幡浜港
再開発の進む八幡浜港(八幡浜市沖新田)で、4万枚のかまぼこ板を使って
「あずまや」(休憩所)を建てる計画が進んでいる。魚の町を象徴する素材で
アートなまちづくりをしようという若者と建築家の発案だ。設計した
日本大大学院と8月から制作に入る予定だが、肝心のかまぼこ板が不足気味。
「かまぼこを食べたら、板をまちづくりに生かしませんか!」と呼び掛けている。
あずまや建築は、若手まちづくりグループYGP(八幡浜元気プロジェクト)や
日本建築家協会四国支部などでつくる実行委員会が計画。設計を全国公募し、
公開審査で日大研究室のカーテンのようなあずまやデザインを採用、希望する
住民と一緒に建てることになっている。
5月から集め始めたかまぼこ板の枚数は、9日現在で目標の半分の約2万枚。
YGPは市役所そばの公園に「あと20470枚」とかまぼこ板製の看板を掲げ、
計画の周知と板集めに懸命だ。
若い人たちの熱意に応えようという動きも出てきた。6月以降、
市役所(八幡浜と保内庁舎)、市内の23小中学校、2高校、
スーパーや農協も次々と協力の回収箱を置いた。計画を知った
県南予地域活性化支援チームの呼び掛けで、県庁(松山市)、
3地方局、2支局も回収箱を置き、後押しをしている。
YGPの真田井良子さん(34)は「14センチ以上の板を1枚でも多く
持ち寄ってもらえるとありがたい」と話す。実行委は制作に参加する
ボランティアも募集中。
ソース(愛媛新聞)
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/hotnews/ren111201007127335.html ▽市役所八幡浜庁舎の回収ボックスとあずまやの模型の前で、かまぼこ板の提供を呼び掛けるYGPメンバー
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/hotnews/images/i2010071211133501.jpg