◇宇宙カボチャ鈴なり 鳥大フィールドサイエンスセンター
宇宙カボチャ、こんなに育ったよ−。昨年末に鳥取大学に届けられ、
3月に種まきをした「宇宙カボチャ」の生育状況が7日、鳥取市湖山町南4丁目の
栽培ハウスのある農学部付属フィールドサイエンスセンターで公開された。
種まきをした松本有未さんがハウスを訪れ、目の前に広がるカボチャの
トンネルに大喜び。成長ぶりに目を丸くして驚いていた。
種はスペースシャトル「エンデバー」で若田光一さんらと国際宇宙ステーション
「きぼう」に運ばれ、宇宙空間で約8カ月過ごした。宇宙への夢をはぐくんでもらう
プロジェクトに参加した、鳥大を含む全国16カ所に届けられた。
鳥大に分けられ、有未さんが育苗トレーにまいた種は15粒。
発芽後に畑に植え付け、センターのスタッフらが5月末に交配。
次々と花が咲いて順調に成長した。
ハウス内には、こぶし大から小ぶりなメロンほどの大きさまで
実が鈴なりについた。有未さんは一緒に訪れた兄の崇志君と
「ゴーヤーそっくりの皮だ」「たったあれだけの種がこんなふうになるんだ」
と見比べては、カボチャのトンネルを行ったり来たりしていた。
カボチャはペポカボチャと呼ばれる観賞用。収穫は8月中旬から
9月にかけて行う。採取した新たな種は、周年記念を迎える
小学校に贈られる予定。
ソース(日本海新聞)
http://www.nnn.co.jp/news/100708/20100708056.html ▽宇宙カボチャのトンネルを行ったり来たりする有未さん(後方)と崇志君
http://www.nnn.co.jp/news/100708/images/IP100707TAN000143000.jpg