躍るアユ、響く歓声
新城市只持地内、豊川上流の寒狭川で4日、広見ヤナのヤナ開き式が行われた。
毎年、寒狭川鮎ヤナ組合(青木守組合長)が行っているもので、今年は家族連れなど約450人が参加。地元の子どもたちは
元気いっぱいに川に入り、跳びはねるアユのつかみ取りを楽しんだ。
広見ヤナは、 40に同じく豊川の上流に当たる巴川で、 寒狭川中部漁協がヤナ場などを設置したのが始まり。
今年は客の出足などを考慮して、 例年より1カ月遅い6月から営業を開始。 また昨年は、 落ちアユの時期に合わせて11月下旬まで
営業を延長したが、 実際には漁獲量が少なかったことから、 今年は一昨年までと同じ11月上旬までとした。
昨年は期間中に1万4000人が訪れた。 青木組合長が掲げる今年の目標は 「1万5000人」。
ヤナ開きは、 夏の本格的な行楽シーズンを前に、 毎年この時期に行っている。 この日は組合役員らが参列して神事を執り行い、
シーズン中の安全を祈願した。 アトラクションでは地元のよさこいチーム 「おどら舞鳳来」 が華麗なダンスを披露し、 ヤナ開きに花を添えた。
アユは水中に取り付けたパイプを通してヤナ場の直前に放流する仕組みで、 注文すれば誰でも体験できる。 料金は約13匹
(1キロ) が5300円、 7〜8匹 (0・5キロ) が2900円。 加工料を払えば、 つかみ取りしたアユをその場で刺し身や塩焼きなどに
調理してくれる。
問い合わせは寒狭川広見ヤナ=電話(省略)=へ。 (中嶋真吾)
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=32597&categoryid=1 ヤナ場でアユのつかみ取りを楽しむ子どもたち(新城市只持で)
http://www.tonichi.net/news.php?mode=binary&orders=0&id=32597&categoryid=1&a=.jpg