【食】昭和40年代の給食パン再現 ちびまる子とコラボ、山崎製パン[10/06/25]
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やまとななしこ:
給食で、キャベツが入ったオカズには、必ず芯が入っていた。
全力で歯牙んでも噛み切れない固くてデッカイ芯が入っていた。
残すと怒られて、全部食べ終わるまで残されるので、しょうがないから飲み込んでいたが、
どうしても飲み込めない女の子が、本気で泣いていたのが辛かった。
ある日、社会見学で給食センターに連れていかれた。
そこでは、ガッシリしたオッサンが、コンクリートミキサーにそっくりな鍋の中の焼きソバを
シャベルで掻き混ぜていた。
教師は、清潔な環境をなぜか自慢げにしゃべっていたが、食い物の話はしなかったし、
何より、そこは決して厨房ではなかった。
自分は、なぜ噛み切れないキャベツが、食事にまぜられるのかがやっと分かった気がした。
自分達が、言葉とは別に本質的にどう扱われているかが分かった気がした。
ちなみに、今でもキャベツのコールスローは食えないが、これは給食で噛み切れないほど固いキャベツの芯に
酢とカレー粉をまぶしたものを無理やり食わされたせいだ。
いい大人になった今でも、見るだけで気持ち悪くなる食べ物があるが、それはほとんど全部給食で出たメニューだ。
この国がダメになったのは最近じゃないと思う。