◇“幻の味”焼きスパ復活へ
地域おこしを検討する住民団体「直方市賑(にぎ)わいまちづくり推進協議会」
(永冨政英会長)は、懐かしの地元の味「焼きスパ」を、ご当地グルメとして
売り込もうとしている。グルメイベントにも出品して、将来的には直方の
定番メニューとして復活させたい考えだ。(木崎俊勝)
「焼きスパ」は、豚肉やキャベツ、タマネギといった具をパスタと一緒にいため、
トマトソースで味付けした料理。市中心部の商店街で営業していた
喫茶店「夕やけ」の人気メニューだったが、十数年前に閉店したため、
“幻の味”となっていた。
同協議会は、観光振興につながるようなご当地グルメを開発しようと、
「食の発掘部会」を設け、ブログなどを通じて市民からアイデアを募った。
焼きそばやお好み焼き、カレー焼きなどが候補として寄せられ、
その中から直方オリジナルの焼きスパに絞り込んだ。
10日は、ご当地グルメの開発などを盛り込んだ市の観光基本計画案を
向野敏昭市長に提出。今後、焼きスパの味を知る市民や飲食店関係者に
協力を求めて料理を再現し、7月初めに試食会を開く。
さらに、各地のグルメコンテストへの出品も検討している。
同協議会は「焼きスパをあちこちの飲食店のメニューに加えてもらい、
観光の目玉に育てたい」と話している。(以下省略)
ソース(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20100610-OYT8T01233.htm ▽売り込みを図ることになった「焼きスパ」のイメージ図
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20100610-732817-1-L.jpg