野菜ソムリエ44人 コミュニティ発足…三重
「生産者と消費者橋渡しを」
野菜や果物の正しい知識やおいしさを広めようと、三重県内の野菜ソムリエたちが、
「野菜ソムリエコミュニティみえ」を発足させた。
会員は20〜60歳代の44人。情報交換や勉強会などを通じて、知識を深めながら、
野菜や果物の魅力を地域の人たちに伝える活動を始める。
野菜ソムリエは、日本野菜ソムリエ協会(東京)が、野菜などの選び方や食べ方、
保存方法の専門知識を持つスペシャリストを認定する民間の資格で、3段階に分かれている。
県内の有資格者は3月末現在、初級の「ジュニア野菜ソムリエ」と中級の「野菜ソムリエ」の
計223人で、上級の資格者はいないという。津市をはじめ四日市、松阪、伊勢、伊賀市などの
主婦や農業、青果卸業ら様々な人が資格を得ているが、公認団体は全国で三重県だけ誕生していなかった。
津市の県男女共同参画センター「フレンテみえ」で今月15日に開かれた設立総会と懇親会で、
会員約30人が新鮮な野菜などを食べて交流を深めた。発起人代表で、ジュニア野菜ソムリエの
会社員藤川和彦さん(56)(玉城町)は「野菜や果物を旬の時期においしく食べてもらうために、
生産者と消費者の橋渡し役として、正しい情報を伝えたい」と、新たな活動に意気込みを見せた。
コミュニティみえでは、多くの県民に参加を呼びかけていくほか、子育て世代を対象にした
イベント開催も計画している。
(2010年5月18日 読売新聞)
画像:野菜や果物を食べながら交流を深める会員たち
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20100517-283385-1-L.jpg ソース:
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/cooking/20100517-OYT8T00855.htm