【話題】歌うママ「国立クレムリン宮殿」の舞台に立つ、ゴールデン街からクレムリンへ

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1依頼 ◆YKPE/zzQbM @ゆきぺφ ★
東京・歌舞伎町のゴールデン街でバー「ガルガンチュア」を営む歌手石橋幸さん(66)が、
モスクワの劇場「国立クレムリン宮殿」の舞台に立つ。石橋さんは三十年以上、小さな
ライブハウスなどでロシアの俗謡や歌謡曲を歌ってきた。「場違いな感じで腰が引けて
いる」と苦笑いしつつ、晴れの舞台に臨む。 (中沢穣)

約六千人を収容する同劇場は旧ソ連時代には共産党大会が開かれ、現在は大統領就任
式にも使用されている。三、四日にモスクワの放送局が歌謡祭を主催し、ロシアの人気
歌手に交じり、石橋さんが日本からのゲストとして出演する。

俳優でもある石橋さんは独学で歌を学び、ロシア語で歌うことにこだわる。ガルガンチュアは
二十代後半、前の経営者だった作家の立花隆さんから「生活の糧に」と引き継いだ。
十人座れば満席だ。

七○年代から旧ソ連を足しげく訪れ、俗謡や歌謡曲に魅せられた。閉鎖的な社会で庶民が
権力から隠れて歌う歌には、政治犯や孤児など虐げられた人びとの嘆きや悲しみ、社会への
風刺が込められていた。「歌は人間の根源的な欲求。誰かに力を与えたり、悲しみを
共有したり、そういう歌の原点があった」

今回の出演は、二十年来の友人でもあるロシア人演出家が石橋さんを放送局に紹介した
ことがきっかけ。三、四日は、囚人が母への思いをつぶやく「オデッサの監獄から」と、
失恋を嘆く「行かないで」を歌う。

石橋さんは「今は誰も歌っていない歌。私の歌で何かを感じてもらえたらありがたい」と話している。

◎「ガルガンチュア」のママ石橋幸さん。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/images/2010040299135032.jpg

◎ソース:東京新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010040290135032.html
2やまとななしこ
キング・クレムリン