和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は14日、繁殖のため中国に
行くジャイアントパンダ「幸浜(こうひん)」(雄、4歳)の歓送会を開き、最後の姿を見ようと
多くのファンが詰めかけた。
飼育員がササやパンダの形をした雪だるまをプレゼント。来園客は、日中の国旗や
「いってらっしゃい『幸浜』」と書かれた旗を振り、写真撮影して別れを惜しんだ。
公募での名付け親、大阪市のパート従業員梅本好美さん(50)は「中国に行っても、
お父さんパンダのような立派なパンダになってね」とはなむけの言葉を送った。
幸浜は2005年8月、雄の「永明(えいめい)」と雌の「梅梅(めいめい)」との間に誕生。
中国動物園協会の要請で、15日に中国・四川省の成都ジャイアントパンダ繁育
研究基地へ向かう。
これまでに同園から中国に行った3頭のうち雄の「雄浜(ゆうひん)」が繁殖に成功。
幸浜が旅立つと同園のパンダは6頭になる。
◎ソース:河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/2010031401000606.htm