愛媛県清酒鑑評会が8日、松山市の県工業技術センターで行われ、県内の21醸造蔵が
130点を出品し、新酒の出来栄えを競った。
県内の醸造元の約9割は年間醸造量90キロリットル(一升瓶5万本)以下の小規模経営だが、
高度な醸造技術が必要な大吟醸酒も41点出品され、9部門に分けて審査が行われた。
国税局鑑定官2人と醸造関係者ら8人が、1点ずつ口に含んでは香りと味のバランスを
5段階で評価した。
審査委員長で高松国税局鑑定官室の野本秀正室長(53)は「全国的にトップレベルの
醸造技術に加え、酒造期間は比較的寒冷な気候に恵まれたことなどから、まれにみる
いい酒ができた」と講評した。
主催した県酒造組合の中井充専務理事(67)も「各蔵元が個性を生かし、一生懸命
作った酒が出そろった。自信を持って消費者の皆さんにお届けしたい」と話した。
◎ソース:産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/ehime/100309/ehm1003090341002-n1.htm