○宇宙飛行士との交信に子どもたち感激/茅ケ崎
4日夜に開催された、国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士・野口聡一さんと、
母校の茅ケ崎市立浜須賀中学校(同市松が丘)の生徒によるアマチュア無線での交信イベント。
宇宙にいる先輩と無線を通じて実際に言葉を交わした生徒たちは「信じられない」と感激も
ひとしおの様子だった。
イベントでは交信時間までの時間を利用して、宇宙航空研究開発機構の山口孝夫さんが
野口さんのミッションについて説明。「重力がある地球上ではつくることができない薬や材料を
つくっている」などと紹介し、「皆さんの生活がさらに良くなるための実験を行っており、医療や
科学の進歩に貢献している」とたたえた。
交信は午後7時9分から約10分間、各クラスを代表して15人の生徒が直接、野口さんに質問した。
「宇宙で変化球を投げたらどうなりますか」との質問に、野口さんは「面白い質問ですね」と答え、
「たぶん変化球でも真っすぐ進むんじゃないかな。今度やってみます」と応じた。
また「地球を見て浮かんだ曲は?」との質問には、「美しく青きドナウ」を挙げた。最後に野口さんは
「浜須賀中の皆さんと直接、話せてうれしかった」と感想を述べ、「(滞在する)6月まで応援して
ください」と呼び掛けた。交信は一時、1分ほど途絶えたものの、生徒全員が質問して終了した。
同校1年の平田良樹君(13)は「宇宙にいる人と話したなんて信じられない」と感激した様子。
同じく1年の飯田洋太郎君(12)は「野口さんは会ったことがあるような親しみやすい人だった。
話せてうれしかった」と笑顔で話していた。
□ソース:神奈川新聞
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003050033/