【群馬】「カレンダーで命と自然環境の大切さを」 サケと一緒に成長記録 子ども向けのカレンダー製作

このエントリーをはてなブックマークに追加
1夏まっさかりφφφ ★

◇サケと一緒に成長記録

20年以上にわたり、高崎市の烏川でサケの稚魚を放流し続けている高崎青年会議所の
「ぼくらのサケを育てる会」(清水篤司会長、会員14人)は、サケの生涯を追った子ども向けの
カレンダーを初めて製作した。サケの旅に合わせ、子どもたちの成長を記録できる工夫も凝らした。
約2万5000部を刷り、6日に行う今年の放流の後に市内の全小学生に配布する予定だ。

カレンダーは縦42センチ、横59・4センチで、昨年12月〜2012年10月の約3年分。
卵から孵化(ふか)した稚魚が利根川を経由して太平洋に出て、オホーツク海、ベーリング海、
アラスカ湾で成長し、烏川に戻ってくる過程を月を追って掲載した。

サケの絵は、イラストが得意な会員の千尚二さんが担当。成長過程の説明文も、
一つ一つ会員らが考えたオリジナル作品だ。各月の余白は、子どもたちが
何をしていたかを書き込むスペースとして利用できる。

同会は1988年に放流活動を開始。昨年秋には高崎市内の烏川で海から戻ってきたサケが
10匹以上も目撃されるなど、活動は着実に成果を生んでいる。清水会長は
「1日の放流体験だけでなく、カレンダーを見るたびに子どもたちが命や
自然環境の大切さを考えてくれれば」と話している。

今年の放流は6日午前10時から、高崎市の和田橋下河川敷で行われる。
昨年12月に小中学生らに配った約6万粒の卵から孵化した稚魚を放流するほか、
一般向けに稚魚3000匹を用意する。

ソース(読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100303-OYT8T00115.htm

▽サケの生涯を追ったカレンダーの一部
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20100303-879187-1-L.jpg