◇御利益2倍?鉄人28号の絵馬が人気…神戸
阪神大震災の復興のシンボルとして、昨年9月末に神戸市長田区に完成した
鉄人28号の巨大モニュメントの人気にあやかり、厄(やく)除(よ)けの宮として
知られる同区の駒林神社が鉄人28号をデザインした絵馬を作り、
ちょっとしたブームになっている。
同神社は「厄神様に加えて長田の守護神・鉄人のパワーで、御利益も2倍になるはず」とし、
「受験シーズンや不況を乗り切るお守りにどうぞ」と呼びかけている。
絵馬は縦8・7センチ、横14センチ。右腕を突き出した鉄人と太陽のほか、
かつて同神社で行われていた左義長祭の「お山」のイラストが描かれている。
お山は竹やわらなどで作られ、高さ20メートル以上もあったといい、
鉄人モニュメント(高さ18メートル)に匹敵する大きさだった。
モニュメントの地鎮祭を取り仕切ったことから、絵馬にデザインすることを思いついた。
モニュメントは完成後3か月で100万人が訪れる人気で、著作権を持つ「光プロ」の
許可を受けて絵馬を製作。元日から授与を始め、既に200個近くが出ている。
記念品として持ち帰る人が多いという。
絵馬には受験の合格や商売繁盛を祈願する内容のほか、「神戸に元気がみなぎりますように」
「家族全員が健康であるように」、開催中のバンクーバー五輪にちなんで「日本がたくさんの
メダルを獲得できますように」などの言葉が並んだ。
同神社本殿は、1988年に焼失し、翌年再建。しかし、95年の阪神大震災で被災し、
参拝客は震災前の約4割にとどまっている。
中山直紀禰宜(ねぎ)(29)は「神社の参拝客も“鉄人効果”で
増えてくれれば」と期待している。(以下省略)
ソース(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100221-OYT1T00476.htm ▽鉄人28号があしらわれ、人気を呼んでいる絵馬
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20100221-674970-1-L.jpg