◇宮前小の「けん玉先生」、フリースタイルで日本一
和歌山市立宮前小学校教諭の向井さん が、 今月名古屋で行われた
全日本フリースタイルけん玉選手権に出場、 初優勝を果たした。
本格的なけん玉歴はたった1年半。 先月、 初段から1年5カ月で現役として
最高位の6段を取得。 これは世界最短という。 次の目標は5月の
日本最高タイトルの全日本けん玉道選手権での優勝。 向井さんは
「自分の技量をしっかりと上げたい」 と意気込んでいる。
全日本フリースタイルけん玉選手権は、 予選と決勝トーナメントで構成。
予選は 「宇宙一周」 や 「つるしとめけん」 など技10種目を格種目3回ずつ行い、
成功回数の多い16人が決勝進出。 決勝では互いに種目を提示して勝敗を競った。
向井さんは難なく予選を通過、 決勝は1ミスのみと正確なけん玉さばきを見せて優勝した。
向井さんは小学4年から大学4年まで野球に打ち込んできたスポーツマン。 引退した4年生の
6月に友人の山地和孝さんから 「けん玉教えて」 と頼まれたのがきっかけ。 小学生の時に
何度か触ったことがあるだけでほとんど素人だったが、 インターネットで見た
フリースタイルけん玉のダイナミックな空中技に一目惚れし、 「どうせなら特技にしたい」 と
本格的に練習を開始した。
今では向井さんが開発した技 とめけん持ちのロウソク金魚すくい も生まれた。
これは日本で唯一向井さんだけが成功できる難易度の高い技。 向井さんは
「野球で培ったバランス感覚か動体視力が良かったのかも」 と話す。 現在は
子どもたちにその楽しさや集中力を学んでもらおうと、 担任するクラスで教えたり、
学生時代に立ち上げたけん玉の和歌山北支部で月2回教室も開く。 今では小学校内では
「けん玉先生」 としてちょっとした有名人にもなった。
向井さんは 「けん玉は粘り強く頑張った方が勝つ。 子どもたちには、 けん玉だけでなく
好きなことを一生懸命する大切さなどを伝えたいです」 と話している。 (一部省略)
ソース(わかやま新報)
http://www.wakayamashimpo.co.jp/news/10/02/100221_6204.html ▽フリースタイルでチャンピオンに輝いた向井さん
http://www.wakayamashimpo.co.jp/news/img/1002215.jpg