東京家政学院大家政学部(町田市相原町)の学生たちが24、31日、立川市柴崎町の
「カフェ・イー・スウィーツ」で、コンニャクの新しい食べ方を提案する。
チーズケーキと肉団子、プリン、みたらし団子の4種類。いずれもヘルシーメニューで、
若者受けしそうだ。
同大は昨年度から、多摩地区の食品企業と連携し、商品開発に取り組んでいる。
今回は同大の呼びかけに、コンニャクメーカー「岡田食品加工」(西東京市)が応じて
材料を提供した。
奈良講師(36)の「食科学実験・実習2」(食品開発)の授業を受けている3年生47人が
4班に分かれ、昨年夏、2か月がかりでメニュー化した。
例えば、チーズケーキは、糸コンニャクを炒って、ミキサーにかけてジェル状にし、
クリームチーズ、卵などと混ぜた。
開発班の岩崎さん(21)は「さっぱり味。口に入れると、とろける感じです」と話している。
また、肉団子のレシピ作りにかかわった石神さん(21)によると、糸コンニャクを1ミリほどに
細かく切り、コンニャクと肉の割合を6対4にすることが、おいしく仕上げるこつ。
同じ班の岩瀬さん(21)は「コンニャクの食感はほとんどなく、若者向きです」とPRする。
岡田食品加工の岡田社長(45)は、「学生たちの料理は、これまでの鍋物、しょうゆ味という
食べ方から抜け出した斬新なものばかり。コンニャクを細かく刻んで使うという発想は、
思いつかなかった」と感心している。
岡田社長が「カフェ・イー・スウィーツ」を会場にしたのは、地元の食材を使った料理を出し、
地域交流のサロンとなっているのを気に入っているからという。
奈良講師は「自分たちが考えた料理に対する生の声が聞けるので、今回のカフェは、学生たちの
勉強の励みになるはず」と楽しみにしている。
「こんにゃくカフェ」と名付けられたイベントは、いずれも午前11時半から午後3時まで。
24日のメニューは肉団子とチーズケーキ、31日はタレにもコンニャク粉を使った
みたらし団子とナタデココの食感がするプリン。
参加費2500円(コンニャクメニューのほか、ランチ、スイーツ、コーヒー付き)。
定員は各日20人で、事前申し込みが必要。
24日分は締め切られた。申し込みは岡田食品加工(TELはソース参照)へ。
ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20100123-OYT8T01171.htm チーズケーキと肉団子のレシピを作った学生たちと奈良講師(後方)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20100123-151675-1-L.jpg ■岡田食品加工
http://www.okada-shokuhin.co.jp/ トップページに貼ってある画像は
http://www.okada-shokuhin.co.jp/041.jpg