飼い主に捨てられたケヅメリクガメが、あきる野市雨間の会社員、丸山久雄さん(47)が自宅裏庭に作った
「ケヅメ牧場」で余生を過ごしている。
「甲羅の形がキレイ」と魅せられ、牧場を整備したところ、同種のカメの保護を依頼されるようになった。
現在、知人宅にいる分を含めると、19頭に上る。ノソノソと動く姿に、近所の人らはいやされている。
丸山さんがカメに興味を持ったのは1995年、静岡県にあるカメのテーマパークを家族と訪れた時。
目がクリクリしているゾウガメを見て、気に入り、自宅で飼い始めた。
翌年には、ペットショップで見つけたケヅメリクガメを購入し、同種のみ飼育するようになった。
当初に買ったカメの甲羅の長さは35センチほどだったが、今では約90センチ、体重も約90キロあるという。
家の中で飼えなくなった約7年前、「近所の人にも見てもらいたい」と、自宅の裏庭に「ケヅメ牧場」を作った。
面積は約330平方メートル。今は暖房が入る小屋が二つあり、室温は27度を維持している。周囲は鉄パイプで囲まれている。
牧場の存在が知られるようになると、室内では飼いきれなくなったり、
警察に保護されたりしたケヅメリクガメの引き取りを依頼されるようになった。
「カメを救いたい」との一心で引き受けてきた。
現在、この牧場で16頭を世話している。暖房費のほか、1週間で200キロのセロリや小松菜などの餌代がかかる。
経費は年間約200万円になるが、自腹で賄っている。ほかに知人が3頭の面倒をみている。
通信事業会社で働く丸山さんは、自分のブログ上でカメを24時間観察できるライブカメラを設置している。
また、幼稚園や老人ホームにカメを連れていき、子どもたちをカメの背中に乗せたり、お年寄りに触ってもらったり。
亀は縁起がいいと、お年寄りは喜んでいるという。
カメの輸送を手伝ってくれるボランティアが13人いる。「ケヅメリクガメを通して色々な出会いがあった」と語る丸山さんは、
「2年以内に八王子市内で、ケヅメリクガメのテーマパークを作りたい」と話している。
問い合わせは丸山さん(連絡先はソース参照)へ。
ケヅメリクガメ アフリカ原産の大型リクガメの一種。
ケヅメ(蹴爪)の名の通り、後ろ足の根元に爪状の突起がある。
甲羅の長さは、大きいもので80センチほどあるという。
▽ソース:読売新聞(2010/01/15)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20100115-OYT8T00101.htm?from=os2 ▽公式HP:
丸山ケヅメ所長のブログ
http://ameblo.jp/m-kezume/ ※ライブカメラが見れません(´;ω;`)
▽画像:
「こんなにカメにはまるとは思わなかった」と話す丸山さん
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20100115-992215-1-L.jpg ▽依頼あり
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1262774879/75