那須塩原市の那須野が原博物館で、企画展「明治の浮世絵〜文明開化を彩る錦絵」が
開かれている。来年1月24日まで。
同展は同博物館が開館以来収集してきた浮世絵(多色摺木版画である錦絵)約70点が
公開されている。
明治の錦絵は江戸時代から続く木版画の高い技術に“赤”に代表される鮮やかな化学染料を
使用し近代を象徴するテーマが特徴。
浮世絵といえば、主に木版画をさすが、明治には飛躍的な技術の向上で多色摺り木版画が
制作され錦繍(きんしゅう)のように美しいことから錦絵と名づけられ、以後浮世絵の大勢を
占めることになる。
主な作品は、3代目歌川広重の「東京築地ホテル館表掛之図」、2代目歌川国貞の
「東京高縄品川口蒸気車往来之図」、橋本貞秀の「日光道中細見図」など。
文明開化を象徴する西洋風の建物や蒸気機関車などが鮮やかな色彩で描かれ「明治」という
時代を表現している。
同博物館では「時代の息吹を感じさせる華やかな明治の錦絵を楽しんでほしい」と話している。
問い合わせは同博物館。
※お問い合わせ先電話番号は、ソースでご確認ください。
ソース:MSN産経ニュース(2009年12月24日)
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/091224/tcg0912240210001-n1.htm