家系情報サイトがきっかけ、80年前に生き別れた肉親との再会果たす。
過去の国勢調査資料や各種名簿、膨大な写真、家系図などの情報をまとめ、
一般に公開している米国の家系情報サイト「Ancestry.com」(
http://www.ancestry.com/)。
このサービスの利用がきっかけで、生き別れになっていた家族が80年ぶりに再会するという出来事があった。
◆画像:再会のきっかけは家系情報サイト 「Ancestry.com」。
http://www.narinari.com/site_img/photo/2009-12-13-134134.jpg オクラホマ州に住む82歳のバーバラ・ミラーさんは、今から45年前の1964年に、
欧州旅行にのためパスポートを取得しようと自分の出生証明書を取り寄せた。
そのとき初めて、自分は幼い頃に養子へ出され、以前の名前は“リリアン・クリスマン”だったことを知る。
この時点では兄姉がいることまでは分からなかったものの、以来、バーバラさんは自分のルーツと
肉親の存在を確かめるために、いろいろな手掛かりを探し始めた。
しかし、得られた情報は不確かなものだらけ。役所の対応も厳しく、
養子縁組の書類を見せてもらえるように頼んでも拒否され、捜索は難航を極めたという。
そんなバーバラさんと兄姉たちとの接点ができたのは今年11月と、つい最近のこと。
バーバラさんのために、息子のレスさんがネットで情報収集を始めたのがきっかけだった。
いろいろと情報を探しているうちに、「Ancestry.com」で、
出生時の名前である“リリアン・クリスマン”が記された古い国勢調査資料を発見。
バーバラさんの元の家族関係がわかり、兄姉がいることもわかったそうだ。
そこで、「Ancestry.com」にバーバラさんの情報を載せ、連絡が来るのを待つことにした。
運命的なのは、90歳の姉エクシー・クリスマン・デイビスさんの身内も、
「Ancestry.com」を利用してバーバラさんを探しているうちに、レスさんの存在に気付いたことだ。
これを受けて、デイビスさんの娘サリバンさんがバーバラさんに連絡。
互いの情報を重ね合わせていくとミラーさんとデイビスさんが姉妹であることが判明、
喜びのあまり「何時間も話した」(米放送局ABCより)という。
そして先日、ミラーさんは生き別れていた8人の兄姉のうち、存命のデイビスさん、
87歳の姉と85歳になった双子の兄&姉の計4人と80年ぶりに再会。
ようやく訪れた妹との再会に、兄は「この再会のために長生きしていたように思う」(ABCより)とコメントしている。
この日はデイビスさんの誕生会も開かれるなど、5人にとって最高の記念日になったようだ。
■ソース:Narinari.com 2009/12/13 13:45 Written by Narinari.com編集部
http://narinari.com/Nd/20091212765.html ■関連スレ
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