「和歌山の柿の歌」大ヒットの予感
お正月には串柿 あんぽ柿は中とろり――。
柿の生産量日本一・和歌山の県職員が作詞作曲したキャンペーンソング「和歌山の柿」が人気を呼んでいる。
昨秋、地元農協がDVDとCD計2000枚を全国のスーパーなどに配ったところ、注文が相次ぎ、今年は2100枚を追加配布。
動画投稿サイト「ユーチューブ」も再生件数が2万回を超えた。鮮魚売り場からヒットした「おさかな天国」に迫るか。
作詞作曲は県職員の林清仁さん(48)。食品流通課にいた昨夏、
スーパーで流れていた「おさかな天国」をヒントに、歌で県の柿をPRしようと思いついた。
音楽活動の経験はないが、市販のソフトを使って制作。4拍子のメロディーに「甘柿といえば富有柿(ふゆうがき)」
「平核無(ひらたね) 種がなくって食べやすい」と柿の特徴を詞に織り込んだ。歌うのは小学6年の次男貴洋君(11)。
カラスとサルが「かあ」「きい」と鳴くサビは親子で合唱した。
県農協連合会が歌のCDと、柿、カラス、サルのゆるキャラが登場するアニメ入りDVDを制作。
売り場で聞いた主婦からは「歌が耳について離れない」「子どもがアニメにくぎ付けに」との声が寄せられている。
林さんは「反響の大きさに驚いている。歌をきっかけに、柿好きな子が増えてくれたら」と話している。
和歌山県の主力品種は富有柿で、昨年の生産量は5万3900トンで全国1位、2位の奈良県(2万9200トン)を引き離している。
◆画像:「和歌山の柿」を歌う林清仁さん(左)と貴洋君
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20091202-261094-1-L.jpg ■ソース:YOMIURI ONLINE (2009年12月3日21時03分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091202-OYT1T00646.htm ■YouTube - ♪和歌山の柿♪
http://www.youtube.com/watch?v=L4IBV1VJICA